歯周ポケットの歯垢除去にこだわったドルツシリーズの電動歯ブラシ、パナソニック ドルツ 音波振動ハブラシ EW-DP35。ハイグレードモデルとして人気を集めており、「細かい部分にもブラシが届く」「機能が充実している」といった口コミを見かけます。しかし、なかには「歯垢が落ちない」「振動が強い」など気になる評判もあるため、購入を悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、パナソニックのドルツ 音波振動ハブラシ EW-DP35を含む電動歯ブラシ全21商品を実際に使って、歯垢の落としやすさ・磨き心地・使いやすさ・機能性を⽐較してレビューします。購⼊を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ビューティ系の編集・ライターとして編集プロダクションで7年間従事。マイベスト入社後は薬事法管理者の資格を活かし、医薬品や介護用品をはじめレディースインナーや寝具にいたるまで、1000商品以上に及ぶヘルスケア系の商材の検証に携わっている。
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目次
パナソニックのドルツ 音波振動ハブラシ EW-DP35は、細かい部分までしっかり磨ける商品を探している人におすすめです。
検証ではブラシが大きい商品が奥歯を磨くのに苦戦するなか、細く薄いブラシが細かい部分の歯垢まで除去。奥歯だけでなく歯の裏・歯周ポケットにも入り込み、磨き残しを防ぎます。実際に使用したモニターからも、「口内で動かしやすい」「すっきりした磨き上がり」と称賛の声が寄せられました。
やや重量感がありますが、ほどよい太さなため問題なく持てるでしょう。防水・過圧防止機能や3種類のブラッシングモードを備え、機能性もトップクラスです。アプリ連動機能があるので、ブラッシング技術向上を目指す人にも向いています。
一方で、口コミで懸念されていたとおり振動は強めです。W音波式は振動がやさしい傾向があるなか、「圧が強めで痛い」「頭に響く」といったコメントが集まりました。振動音も大きめです。歯医者での治療が苦手な人・静かな場所で使いたい人は、ほかの商品も含めて検討してみてください。
大手家電メーカーのパナソニックが手がける電動歯ブラシシリーズ、ドルツ。日本人の口内環境に合ったオーラルケアを追求し、40年以上にわたって研究開発を続けています。
今回ご紹介するのは、毎分31000ブラシストロークで横磨きができるW音波式電動歯ブラシ。歯垢をパワフルに除去すると謳うドルツシリーズのハイグレードモデルです。
ブラシには、約0.02mmの極細毛を採用。ヘッド約3.2mm・ネック約4.2mmと厚みを抑えたつくりもポイントです。奥歯の歯周ポケットまで入り込み、振れ幅1mmの繊細な振動で汚れをかき出すよう設計しています。
電源タイプは、フロート形状のスタンド兼充電器に差し込む充電式。1時間の急速充電で約22日(約90分)、2分のクイックチャージで1回(約2分)磨けます。AC100-240Vの電圧に対応しているので、海外でも使用可能です。
付属品には複数のブラシがあるため、使い分けもできます。
<付属品>
電動歯ブラシは、歯に当てるだけで効率よく汚れを落とせるのが特徴。手磨きでは取りづらい歯垢を除去し、磨き残しを防げるのもメリットです。
歯垢が歯石に変わると毎日のお手入れでは落とせなくなるので、その前にしっかり口内をケアしておきましょう。
今回は、パナソニックのドルツ 音波振動ハブラシ EW-DP35を含む電動歯ブラシ全21商品を用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人工プラークを塗った歯列模型を用意し、歯1本あたり5秒ブラッシングします。その後、磨き残しが気になる部分に注目して、汚れの落ち具合をチェックしました。
同シリーズの音波式商品と比べても、W音波式のこちらのほうが歯周ポケットの磨き残しは少なめでした。
続いて、歯の溝に注目。すると、深い溝の汚れは少し残ったものの、ほかはほとんど除去できました。
検証では回転式が歯垢除去力に優れた傾向がありましたが、引けを取らない優秀な結果です。
歯間の歯垢は、場所によって取れやすさが異なりました。
毛先1本1本が歯の間に入って細かく振動することで、前歯部分はほぼきれいに。一方、ほかの商品と同様に、奥歯や犬歯には多少の磨き残しが見られます。
歯の裏・奥歯の歯垢は7割ほど落とし、満足のいく磨き上がりに。ブラシが大きめな商品は奥歯まで届きにくい傾向がありましたが、こちらはメーカーこだわりの薄型ブラシが功を奏したといえるでしょう。
比較した商品を見ると、回転式・W音波式・音波式・超音波式の順に歯垢が落ちやすい傾向がありました。W音波式のこちらも、しっかり汚れを取り除いて磨き残しを防げます。口コミでは「歯垢が落ちない」と指摘されていましたが、さほど気にする必要はなさそうです。
次に、磨き心地の検証です。
モニター5人が商品を使い、実際に2分間歯磨き。歯茎や歯への圧が強くないか・口の中で動かしやすいか・使用後に不快感はないかをチェックしました。
歯茎や歯にかかる圧の強さに「満足」と答えたモニターは、5人中1人のみでした。W音波式は回転式より振動がやさしい傾向がありますが、こちらは異なる結果に。口コミの懸念どおり振動が強く、「かゆいを通り越して痛い」「口の外側まで震える」といったコメントが集まっています。
過圧防止機能付きのため「圧をかけすぎるとしっかり止まる」と評価した人もいますが、できれば店頭で動作を確認しておくとよいでしょう。とくに、電動歯ブラシ初心者の人・歯医者で治療時の振動が苦手な人は要注意です。
コメントは一部抜粋
一方で、細くて薄いブラシは、「口の中で動かしやすい」「細かいところまで磨ける」と好印象。太かったり大きかったりする商品と比べて扱いやすく、モニター5人中4人がプラスのコメントを寄せています。
振動をうまくコントロールできるようになれば、スムーズに磨けるでしょう。
コメントは一部抜粋
磨き終わりの感想を聞いてみると、「磨ききった感覚」「きれいになった感じ」と喜びの声が並びました。すっきりした磨き上がりを重視する人にぴったりです。
検証では、手が小さい人はグリップのまわりが9cm未満・手が大きい人は9cm以上のものを握りやすいと感じる傾向が。こちらは8.5cmで、鉛筆持ちも可能な太さです。なかには「持ちにくいほどではないが少し太い」という声もあったので、手が小さめの人は店頭で一度持ってみてくださいね。
重さは103g。130gを超える商品も多いため特別重いわけではありませんが、「重量感がある」「ずっしりしている」といった声があがっています。疲れるほどではないものの、時間をかけて磨きたい人は少し不自由に感じるかもしれません。
振動音も大きく、全員から「頭に響く」「家族から音を指摘された」といったコメントが寄せられました。音が控えめで使いやすい商品もあるなか、こちらは使用する時間や場所に配慮が必要です。
コメントは一部抜粋
最後は、機能性の検証です。毎日効率よく使うために欠かせない、防水機能・過圧防止機能・モード切り換え機能について調べました。
比較した商品は、約4割が防水機能あり・約6割が過圧防止機能ありです。こちらは防水機能付きで、お風呂での使用も可能。歯や歯茎への負担を抑える過圧防止機能も搭載しています。モードは全部で3種類。Wクリーンモード・ノーマルモード・ソフトモードから選んで、口腔内のコンディションや目的に合わせたブラッシングができますよ。
ほかにも、歯磨き時間お知らせタイマー・モード記憶・充電催促・アプリ連動など、プラスαの機能が充実しています。機能性の高さはトップクラスです。
ボタンは1つのみ。5秒以内にボタンを押すことで、モードの切り換えが可能です。
使いやすさを調べた5人のモニターは、ほとんどが「スイッチを入れやすい」「問題なく使える」と回答。一部で「押している感がない」「立ち上がりが若干遅く、タイムラグがある」という指摘がありましたが、慣れればそこまで気にならないでしょう。
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パナソニックのドルツ 音波振動ハブラシ EW-DP35は、全国の家電量販店で購入できます。
また、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど、大手ECショップでも販売が確認できました。家で手軽に買いたい人は、こちらもチェックしてみましょう。
メーカーでは、口内を均等にブラッシングする使い方を推奨。口の中を上下左右に4分割し、1か所につき30秒かけて磨いていきます。ずらすように、ゆっくり動かすのがコツです。
<磨く順番>
①歯の表側
②嚙み合わせ面
③歯の裏側
毛先が届きにくい場所は、ブラシの角度を変えて丁寧に磨きましょう。公式サイトでは、動画でも磨き方を説明しているので参考にしてみてください。
ドルツのアプリと連動すれば、専門家監修の歯磨きレッスン動画を見ながら磨くことも可能。ブラッシング技術の向上にもつながります。
最後に、磨き心地がよいと好評だった商品をご紹介します。
ブラウン オーラルB iO6は、トップクラスの歯垢除去力とやさしい磨き心地が好評。歯・歯茎を傷める心配が少なく済みます。試したモニターからは、振動が控えめで音も気にならないと高評価を得ました。防水・過圧防止機能やアプリ連動など機能性が高く、ワンランク上のブラッシングを目指す人におすすめです。
MIRISEのinfly PT02は、55dB以下の静音設計を採用。実際に使用したモニターからも、頭に響くような振動音は気にならないと好評です。4種類のブラッシングモードや防水機能を搭載し、歯垢除去力も上々。ブラシが細いため動かしやすく、ほとんどの汚れを落とせました。低価格帯で試しやすいのも魅力です。
駆動方式 | 回転式 |
---|---|
振動数・回転数 | 不明 |
過圧防止機能 | |
持ち手の太さ | 9cm |
本体幅 | 3cm |
本体奥行 | 3cm |
本体高さ | 24cm |
重量 | 132g |
交換ブラシの値段 | 1,364円(1本あたり) |
電源 | 充電式 |
使用時間 | 約48分 |
充電時間 | 約12時間 |
スタンドサイズ(設置面積) | 2.4×5×6.5cm |
搭載モード | 標準クリーン、しっかりクリーン、やわらかクリーン、歯ぐきケア、ホワイトニング |
付属ブラシ数 | 2個 |
対象 | 不明 |
機能 | ホワイトニング 、 歯茎ケア |
ブラシの年間コスト | 5,456円(3か月に1回交換した場合) |
スマホ連携機能 | |
防水機能(風呂対応) | |
素材 | 不明 |
静音設計 | |
LEDライト付き | |
トラベルケース付き | |
海外対応 | |
携帯用 |
ブラウン オーラルB iO6をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
駆動方式 | 音波式 |
---|---|
搭載モード | ノーマル、ソフト、クリーン、ディープクリーン |
良い
気になる
振動数・回転数 | 約35,000〜42,000回/分 |
---|---|
本体幅 | 2.7cm |
本体奥行 | 2.4cm |
本体高さ | 24cm |
重量 | 96.5g |
交換できるブラシの種類 | 1種類 |
電源 | 充電式(スタンドなし) |
使用時間 | 約120分 |
充電時間 | 約4時間 |
スタンドの幅 | |
スタンドの奥行き | |
スタンドの高さ | |
付属ブラシ数 | 1本 |
替えブラシ1本あたりの定価 | 660円 |
海外対応 |
MIRISE infly PT02 リニア音波振動式高速電動歯ブラシをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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