つまむだけで立体化する折り紙構造のワイヤレスマウス、myAir.0(マイエアゼロ)OriMouse(オリマウス)。ネット上では「とても軽くて薄い」と評判です。その一方、「クリックやカーソルの操作感は通常のマウスには到底及ばない」と気になる口コミも見られ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
myAur.0 OriMouseは、持ち運びしやすいものの、フィット感はいまひとつです。折りたたみ式なので、比較したほかの一般的なマウスと違ってクリック・ホイールボタンが独立していません。クリック・ホイールは傾斜があるだけで、左右の側面に指を支える窪みなどもついておらず、手のひらのフィット感に欠けました。慣れるまでは違和感があるでしょう。
実際に使用したところ、モニターの多くがクリック感やクリック音に物足りなさを感じました。「押し込みが浅く、力が必要」「音が小さくて、押したかわかりにくい」と指摘され、口コミに「操作感は通常のマウスに及ばない」とあったとおりの結果でした。ホイールは押し込めず、高速スクロール・横スクロールもできません。
接続方法はBluetoothのみで機能は少なく、カスタマイズ性もいまひとつです。サイドボタンはなく、マルチペアリングにも対応していません。しかし機能を削ぎ落としたぶん、本体はコンパクトかつ軽量です。比較した商品の大半が厚さ20~50mmだったなか、わずか11mmとスリム。ノートパソコンと重ねて持ち運べます。
センサー感度がよく、いろいろな机の上で使えるのも強みです。木や布の上はもちろん、比較した商品の約半数が苦戦した光沢加工の板・ガラス板の上でもスムーズに反応しました。カフェ・出張先・旅行先などのテーブルでも、感度不良に悩まず使えそうです。本体の形状は左右対称なので、右利きでも左利きでも使えます。
価格は11,800円(※2025年2月時点・公式サイト参照)で、カラーは全12種類と豊富です。独特のデザインや、持ち運びやすさを重視する人にはうってつけですが、操作性や機能性にこだわるならほかの商品もチェックしてみてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にmyAur.0 OriMouseと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのワイヤレスマウスと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
myAur.0 OriMouseの操作感が気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
ロジクール
総合力が極めて高い、新定番を掲げた静音シリーズ
ナカバヤシ
PDFや表計算を多用する人におすすめ。高機能な静音マウス
myAir.0のOriMouse(オリマウス)は、折りたたみ式のワイヤレスマウスです。平面の状態から指先で軽くつまむだけで内蔵されたマグネット同士がくっつき、立体的なフルサイズマウスへ変形します。変形時には自動で起動するので、すぐに使用可能です。
人間工学に基づいてデザインされており、「自然な手のポジションで作業できる」と謳っています。斬新なデザインにより、2023年にはグッドデザイン賞を受賞。日本ではクラウドファンディングサービスのMakuakeにて総額約7,000万円の支援を獲得し、2024年7月から一般販売が開始されました。
充電時間は2時間で、最大使用時間の公称値は約3か月です。1分間の充電で約3時間使用できる急速充電にも対応しています。付属品は、取扱説明書・保証書の2点です。
今回はmyAir.0 OriMouseを含む、人気のワイヤレスマウスを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のワイヤレスマウスを比較検証したところ、myAir.0 OriMouseには4つの気になる点がありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
手のひらにフィットしやすい形状とはいえません。サイズは幅72×奥行き115×高さ42mmとコンパクトで、ほかのサイズは販売されていないので、手の大きさによっては握りにくい可能性があります。また、表面には滑り止めや、指を支えるためのくぼみもありません。
<クリックの押し心地についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ホイールの押し込みはできず、高速なスクロールを可能にするフリースピン機能がないので、縦に長いページを見るときは少しずつスクロールする必要があります。横スクロール機能もなく、横に長いExcel・スプレッドシートなどを見るときにはクリックボタンや矢印キーで操作する手間がかかります。
専用ドライバがなく、機能の割り当てもできません。比較したなかには機能をサイドボタンに割り当てたり、縦横スクロールを切り替えたりと、あらゆる操作をマウス1つで完結できる商品もあったことをふまえると、作業効率をアップしたい人には不向きです。
myAir.0 OriMouseには気になる点がある反面、よい点もありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
重量も37gと、比較した商品の多くは90~100g程度だったなか軽量です。出張や旅行などに持って行きたい人にはうってつけの、コンパクトかつ軽量なワイヤレスマウスといえます。
<カラーバリエーション>
チルトホイール | |
---|---|
ボタン数 | 3 |
サムホイール | |
ホイール切り替え機能 |
良い
気になる
解像度 | 4,000dpi |
---|---|
接続インターフェース | Bluetooth |
利き手 | 両手 |
マルチペアリング対応 | |
電源 | 充電式 |
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myAir.0 OriMouseは、ROAの公式オンラインストアであるMy Case Shopから購入できます。価格は11,800円(※2025年2月時点)です。
そのほかの取扱店舗は、Amazon・楽天市場などの大手ECサイト、ヨドバシカメラ・ビックカメラなどの家電量販店です。よく使うサイトであれば、貯まったポイントで安く購入できますよ。
最後に、myAir.0 OriMouseより使い勝手がよく、フィット感の高い商品をご紹介します。
長時間快適にデスクワークしたい人には、ロジクールのM750 SIGNATUREワイヤレスマウス M750MGR。2サイズ展開で、いずれも左右にくぼみがあり手にフィットしやすい形状です。クリックの押し心地は軽く、音も控えめ。6ボタンタイプで機能を割り当てられ、横スクロールも可能なので、効率的に操作できます。
高性能なものがほしいなら、ロジクールのMX ANYWHERE 3S MX1800GR。レーザーセンサーを採用しており、どんな板の上でも使えました。本体は小さめの左右対称型で表面には凹凸があり、滑りにくくつかみやすい形状。6ボタンタイプで機能の割り当てができ、速度変更・スクロールの縦横切り替えも可能です。
チルトホイール | |
---|---|
ボタン数 | 6 |
サムホイール | |
ホイール切り替え機能 |
良い
気になる
解像度 | 400~2,000dpi |
---|---|
接続インターフェース | 無線2.4GHz・Bluetooth |
利き手 | 両手 |
マルチペアリング対応 | |
電源 | 乾電池 |
ロジクール SIGNATUREワイヤレスマウス M750をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
チルトホイール | |
---|---|
ボタン数 | 6 |
サムホイール | |
ホイール切り替え機能 |
良い
気になる
解像度 | 200~8,000dpi |
---|---|
接続インターフェース | Bluetooth |
利き手 | 両手 |
マルチペアリング対応 | |
電源 | 充電 |
ロジクール MX ANYWHERE 3S MX1800GRをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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