myAur.0 OriMouseは、持ち運びしやすいものの、フィット感はいまひとつです。折りたたみ式なので、比較したほかの一般的なマウスと違ってクリック・ホイールボタンが独立していません。クリック・ホイールは傾斜があるだけで、左右の側面に指を支える窪みなどもついておらず、手のひらのフィット感に欠けました。慣れるまでは違和感があるでしょう。実際に使用したところ、モニターの多くがクリック感やクリック音に物足りなさを感じました。「押し込みが浅く、力が必要」「音が小さくて、押したかわかりにくい」と指摘され、口コミに「操作感は通常のマウスに及ばない」とあったとおりの結果でした。ホイールは押し込めず、高速スクロール・横スクロールもできません。接続方法はBluetoothのみで機能は少なく、カスタマイズ性もいまひとつです。サイドボタンはなく、マルチペアリングにも対応していません。しかし機能を削ぎ落としたぶん、本体はコンパクトかつ軽量です。比較した商品の大半が厚さ20~50mmだったなか、わずか11mmとスリム。ノートパソコンと重ねて持ち運べます。センサー感度がよく、いろいろな机の上で使えるのも強みです。木や布の上はもちろん、比較した商品の約半数が苦戦した光沢加工の板・ガラス板の上でもスムーズに反応しました。カフェ・出張先・旅行先などのテーブルでも、感度不良に悩まず使えそうです。本体の形状は左右対称なので、右利きでも左利きでも使えます。価格は11,800円(※2025年2月時点・公式サイト参照)で、カラーは全12種類と豊富です。独特のデザインや、持ち運びやすさを重視する人にはうってつけですが、操作性や機能性にこだわるならほかの商品もチェックしてみてくださいね。<おすすめな人>コンパクトで持ち運びやすいものを探している人感度がよくスムーズに動くものがほしい人<おすすめできない人>軽快なクリック感やフィット感を求める人高速スクロール・横スクロールできるものを探している人ボタンに機能を割り当てて作業効率をアップしたい人
エレコム EX-G M-XGM10DBは、握りやすさを重視する人におすすめです。流線型の傾斜のある左右非対称のデザインで、左右のくぼみには手が滑りにくいゴム素材を採用。比較したくぼみがなく平べったい形状の商品とは異なり、手になじみなすくフィット感はトップクラスの高評価です。サイズはS・M・Lの3種類があり、右利きなら自分の手に合うものを選びやすいですよ。センサーにはBlue LEDを採用し、机の材質を問わず作業しやすい点も魅力。ガラス板ではややカクついたものの、木製の机・白黒の布・光沢加工の板の上では感度がよく、作業に支障はありませんでした。ポケットにギリギリ入るサイズで持ち運びの負担にもなりづらく、外出先で作業したい人にも向いています。カスタマイズ性はそこまで高くないものの、普段使いには十分。比較したなかにはサイドボタン非搭載の商品もいくつかありましたが、こちらはサイドボタンが2つあり、頻繁に使う「進む」「戻る」の操作に対応。ドライバを使えば機能の割り当ても可能です。ただ、カーソルの速度調整やマルチペアリングには非対応でした。クリック感もおおむね良好で、モニターからは「自然な力加減で反発する」「連続でクリックしてもレスポンスが速い」などの声が寄せられています。一方「クリック音が大きい」との口コミどおり、音が大きく左右で音の高さが異なる点は気がかり。比較した半数以上の商品は静音設計でしたが、本品は静かな環境では周囲の目が気になるかもしれません。細かいスクロールに適したラチェット機能はあるものの、高速スクロールや横スクロールには非対応。ボタン数は全部で5つありますが、カスタマイズ性の高さを求める人には物足りないでしょう。「ありそうでなかった握りやすさを実現」との謳い文句どおりのフィット感は魅力ですが、機能性を求める人はほかの商品を検討してくださいね。
静音 Bluetooth5.0マウス "EX-G"5ボタン
静音 Bluetooth5.0マウス EX-G 5ボタン M-XGS30BBSKBKは、長時間デスクワークをする人におすすめです。本体の側面には親指・小指を置く支えがあり、小指側が低くなる傾斜によって手を置くと自然な角度に。凹凸のある素材のため、滑らずに動かせます。右利きの人しか使えませんが、比較したなかにはサイズ展開のない商品も多かったなかS~XLからぴったりサイズを選択可能。自然にフィットし疲れを感じにくいでしょう。クリックは浅めで反応し、軽い力で操作できます。パナソニック社製の静音スイッチは「上品な音」と使用したモニターから好評でした。また、口コミを覆しセンサーの感度は非常に優秀。比較した本商品と同じBlue LEDセンサーの商品のなかには、ガラスの上で反応が悪くなる商品もあったのに対し、デスク・布・光沢加工の板・ガラスのどれもが良好な反応でした。カスタマイズ性も良好です。最大2台の機器に同時接続できるマルチペアリングに対応。5ボタンタイプで、親指側のサイドボタンでは進む・戻るの操作が行えます。ボタンの機能を自分好みにカスタマイズできるところも魅力。一方で、感度・速度の変更はできません。比較したなかには感度を3段階に調整できる商品もあったなか、画像編集のような細かい動きの必要な作業には向かないでしょう。ホイールには滑り止めがあり、カチカチと少しずつスクロールすることが得意。ただし、高速移動ができるフリースピン・資料が閲覧しやすくなる横スクロールは非対応で、上位商品にあと一歩およびませんでした。横移動をするときと、スクロールを速くしたいときは、バーをつかんで動かしましょう。実測サイズは、幅は70×高さ53mm・電池を含む重量は104.5g。コンパクト&軽量とはいえず、ポケットに収まりにくいサイズ感でした。公式サイトの価格は税込4,679円(※執筆時点)とやや高価格です。しかし一般的な事務作業やネットサーフィンなどの使用には十分な機能を備えています。ワイヤレスマウス選びに迷ったら、ぜひ検討してみてください。
サンワサプライ Bluetoothマウス 400-MABT192は、さまざまな場所へ移動して作業することが多い人におすすめです。カバーをスライドさせると小型化できるのが本品の最大の特徴。比較したなかにはサイズが大きくPCと一緒に手で持ち運ぶ必要があるものも多かったのに対し、ジャケットやズボンのポケットにサッとしまえて「持ち運びにかさばらない」との口コミどおりです。落下による故障リスクも低減できますよ。多少の底打ち感は気になったものの、クリック音が静かで作業に集中しやすい点も魅力です。実際に使用したモニターからも「コツコツと響きのない上品な音で好み」「静かで心地よい」と好評。Blue LEDセンサーの感度もよく、木製デスク・布の上では問題なく反応しました。光沢加工の机・ガラスの机でも使えたレーザーセンサーには劣るものの、一般的なデスクであればマウスパット不要で使えますよ。ノートPCのタッチパッドのように操作できるタッチスクロール機能も便利。縦に長いページのブラウジングに役立ちます。公式サイトでの価格も税込3,980円(※執筆時点)とリーズナブルなので、外出・持ち出し用のサブ機を導入したいと考えている人にもうってつけでしょう。一方で、側面に指を支える窪みがなくフィット感は得られず。カバーを開くと奥行111mmと手のひらを乗せられるほど大きくなるものの、疲れにくい工夫が施されているとはいえません。比較したロジクールの多くのモデルやエレコムのMXGM10DBBKには左右に凹凸や滑りにくいラバー加工があったのに対し、長時間の使用には向かないでしょう。機能面もシンプルで、カスタマイズ性も物足りない結果に。ロジクールの多くのモデルには6~7ボタンが搭載されており、マウス1つでさまざまな動作が行えました。対して本品はサイドボタンが1つのみで戻る操作しかできません。とはいえ、多機能な商品はサイズも大きくなりがちなので、携行性を重視するなら本品がおすすめ。サイズが多少大きくても機能性を求める人は、そのほかの商品もあわせてチェックしてみてくださいね。
Rapoo M600mini Silentは、マウスをスマートに持ち運びたい人におすすめです。高さ22×幅46×奥行73mmとAirPodsと同程度のコンパクトさが魅力の本品。比較した商品の多くがポケットに入らないサイズだったのに対し、服やカバンのポケットからサッと取り出せます。無線2.4GHzのほかBluetooth接続も対応しており、Macで使用する際にもドッキングステーションは不要。カフェや新幹線などの狭い卓上でも使いやすいでしょう。マウスとは思えないスタイリッシュな見た目も特徴的です。アルミ合金のシンプルな筐体で「高級感がある」との口コミが寄せられるのにも納得。実際に使用してみるとクリック音も静かで、モニターからは「主張が抑えられたしっとり系の音。安っぽい感じもしない」「カフェや図書館でも周りを気にせず使える」と好印象でした。センサーは光学式で、木製の机・布の上ではマウスパットなしでもしっかり反応しました。光沢加工の机・ガラスの机では反応しなかったものの、マウスパッドを併用するなら問題ありません。価格も執筆時点で2,000円台と非常にお手頃です。携帯用のサブ機として、常にバッグにしのばせておくといった使い方もできるでしょう。一方で、指を支える凹凸などはなくフィット感が得られないのは惜しいところ。意外にも指先での細かい操作がしやすかった点はプラスですが、長時間の使用にはあまり向かないでしょう。スクロールを快適にする工夫や、作業効率をアップさせるサイドボタンなどの機能も非搭載。移動中や会議など、短時間で簡単な操作ができればよいという人向きです。総合的に見て、長時間メインで使えるマウスとしては機能や握り心地が物足りないものの、携帯性やデザインを重視する人にはうってつけ。気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。多彩な機能を使いこなして作業を効率化したい人は、そのほかの商品もあわせて検討してみましょう。
ロジクール MX MASTER 3S MX2300は、自宅や仕事場専用に作業効率が上がるマウスがほしい人におすすめです。高機能ボタンを7つも搭載。比較した約半数の商品が非対応だった、ドライバを用いたボタン機能への割り当てができます。アプリごとに設定でき、ポインターやスクロールの速度調整も可能。好みの作業しやすい環境に整えられますよ。接続方法は、BluetoothとUSBレシーバーに対応。比較した商品の7割以上がマルチペアリングできなかったのに対し、3つのデバイスを登録できます。センサー感度もかなり優秀です。比較した多くの商品が反応しづらかった、ガラス板や光沢加工された板の上でも快適に使えました。実際に使用すると、スクロールは非常にスムーズ。親指でスクロールするサムホイールを採用しており、比較した約3割の商品しかできなかった横スクロールが直感的に行えます。左右ボタンの間には、高機能ホイールを搭載。細かく停止できる「ラチェットモード」、WEBページを素早く回覧できる「フリースピンモード」を自動で作業に合わせて使いわけられますよ。ボタンのクリック感は浅く、反発感は少なめでした。実際に使用した一部のモニターから「クリック感が物足りない」という口コミ同様の指摘がありましたが、軽い力で操作できるのはメリットです。上品かつ静かなクリック音で、オフィスやカフェなどでも気兼ねなく使えます。気になったのは、小指側が不安定なところ。支えがあって親指側は置きやすいものの、口コミにあたように激しい動作はしにくい場合がありそうです。ポケットに入れにくいほどの大きさで、重量141gと重たいのも惜しい点でした。中央が高く反り上がっていてかぶせ持ちはしやすい形状ですが、手が小さい人や持ち運び用にしたい人には不向きです。公式サイトの値段は、税込16,940円(※執筆時点)。多機能なハイエンドモデルゆえに値段は高いものの、細かくカスタマイズできて効率よく作業進められる一台です。ロジクール史上最も精密なセンサーという謳い文句どおり感度も高いので、自宅やオフィスで据え置き用のマウスをお探しなら、ぜひ候補としてみてくださいね。