ボタニカルシャンプーの火付け役のボタニストから発売されている「ボタニスト ボタニカルシャンプー モイスト」。高評価な声がある一方で、「髪がベタつく」「使用感が悪い」という口コミや評判もあり、不安で購入をためらっている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回はネット上での声の真偽を確かめるべく、ボタニスト ボタニカルシャンプー モイストを実際に使って、使い心地・低刺激性・泡立ち・滑らかさ・洗浄力を検証レビューしました。さらに、柔らかい髪質の人におすすめな「スムース」タイプも一緒に紹介するので、購入を検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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低刺激性では優れている反面、洗浄力が低い結果になってしまった「ボタニスト ボタニカルシャンプー モイスト」。すっきり洗うというよりも、肌に負担をかけにくいシャンプーを探している人には好適といえます。
1mlあたりの価格も2.20円と、ボタニカルシャンプーの中では比較的コスパが良好。知名度も抜群なので、ボタニカルシャンプー初心者の人も一度試してみる価値はあるでしょう。
香りの好みも極端にわかれるので、甘くフルーティな香りが苦手な人は注意が必要。ダメージケしたい人、髪にやわらかさやしっとり感を求めている人におすすめです。
一大ボタニカルブームを巻き起こしたといっても過言ではない、ボタニストから発売されている「ボタニスト ボタニカルシャンプー モイスト」。雑誌でも見かけることが多い人気商品です。
インターネットの口コミには、使用感に関してさまざまな意見が寄せられていますが、やはり気になるのは実際の評価ではないでしょうか。
そこで今回は、実際に購入したボタニスト ボタニカルシャンプー モイストを使って、以下の5項目を中心に検証していきます!
検証①:使い心地
検証②:低刺激性
検証③:泡立ち
検証④:滑らかさ
検証⑤:洗浄力
まずは、シャンプーを選ぶうえで欠かせないポイントである使い心地について検証していきます。
ブランド名や商品のボトルにある情報が評価に影響しないよう、全てのシャンプーを別容器に移し変えてから、mybestコンテンツ制作チームのメンバーに配布。香り・泡立ち・すすぎやすさ・指通りの良さの4つのポイントを5.0点満点で評価し、その平均点を使用感の総合評価として集計しました。
総合評価では平均的でしたが、香りはアプリコットの主張が強め。「食べごろの梨のよう」という意見もあったほど甘い香りなので、人によって好みが分かれるところです。
泡立つまでに時間がかかりますが、豊富な泡で髪を包み込むように洗うことができ、泡切れの良さもピカイチ。香りで評価を落としまたが、「この香りが好き!」という口コミも多数あるので、甘い香りが好きな人には抵抗なく使えるでしょう。
次に、刺激の強さを評価するため、刺激性のある成分を混ぜると濁りが出る性質を持つ卵白を使用した「タンパク質変性試験」を行います。
一定の比率で薄めたシャンプーを卵白に垂らし、泡が立たないようにやさしく混ぜた後、一定の時間を置いたうえで黒い紙の上で濁り具合を観察しました。
卵白はほぼ濁らずにクリアなままで、極めて刺激性の低いシャンプーであることがわかります。
ボタニスト ボタニカルシャンプー モイストの洗浄成分は、赤ちゃん用シャンプーにも使われることが多いベタイン系が主成分。ベタイン系は頭皮・毛髪に負担をかけにくく、刺激がマイルドという特徴があるので、低刺激性なのも納得です。
次に、頭皮の汚れをしっかり落とすために必要な泡立ちを比較検証。
同じ倍率で薄めたシャンプーを大きめのプラスチックカップに入れ、ハンドミキサーで一定時間泡立てます。今回は泡がどれだけ発生したかを見極めるために、定規と一緒に撮影し、目安となる高さを決めて評価しました。
低刺激性の成分にこだわってつくられているボタニカルシャンプーの中では、泡立ちが良いタイプといえます。
ただし少しネックなのが、十分な量の泡を作るためには時間がかかること。時間をかければたっぷりの泡でやさしく髪を洗うことができますし、泡立ちが良い割に泡切れはいいので、すすぎの時間が短縮できてプラマイゼロといったところでしょう。
次は、嫌なキシキシ感やもつれがないかどうかをチェックするため、指通りの滑らかさを検証していきましょう。
絡まりやすい長めの毛束を用意し、シャンプーをしたときと同じような摩擦によるダメージを与えるため、毛束をクシでとかしながら洗うのを10回、全て同じ温度・風速の熱風を当てて乾かすのを10回ずつ繰り返します。その後、毛束が濡れた状態で指通りのよさを計測できる機械に10回ずつ通して平均値を元に1.0~5.0点で評価しました。
指通りのなめらかさについては平均的な仕上がり。ややしっとりする程度の滑らかさで、可もなく不可もないという印象でした。
指通りや使用感を良くするために配合されるグリセリンの量が洗浄成分よりも多く含まれている割には、感動するほどのしっとり感はありません。シャンプー後の髪に滑らかさを求める人には物足りないかもしれません。
最後に、シャンプーを選ぶうえでとくに重要な洗浄力について検証しました。
皮脂の主な成分であるステアリン酸やオレイン酸を混ぜたものに赤く着色した人工皮脂を用意し、ガラスプレートに塗布。同じ希釈率で薄めたシャンプー液に、人工皮脂を塗ったガラスプレートをくぐらせて、人工皮脂がどれだけ落ちるか目視で評価しました。
シャンプー液にくぐらせるだけではほぼ落ちませんでした。低刺激性にこだわってベタイン系やアミノ酸系の洗浄成分をメインに使用しているために皮脂を落としづらく、洗浄力に過度な期待はできません。
特に頭皮の皮脂汚れやニオイが気になる人は、シャンプー前にぬるま湯での予洗いを徹底するなどの対策が必要でしょう。
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ボタニストのボタニカルシャンプーには、今回の記事で検証した「モイスト」タイプの他に、「スムース」タイプもあるので、「なりたい質感や洗い心地」に合わせて使い分けることも可能です。
モイストタイプは保湿効果が高いので、少々重たく感じてしまうこともありますが、スムースタイプは軽くサラサラな仕上がりに。特に、髪質が細めで猫毛な人はボタニカルスムース シャンプーを使うと、髪がぺったりとすることなく、ふんわりとしたスタイリングしやすい髪に仕上がりますよ。
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