バッテリー搭載で家でも屋外でも使用できるモバイルプロジェクター、ASUS ZenBeam L2。しかし、ネット上には口コミが少なく、実際の評判がわからなくて購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の11個の観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のモバイルプロジェクターとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、モバイルプロジェクター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
ASUSのZenBeam L2は、モバイルプロジェクターがほしいすべての人におすすめです。投影した映像を分析して数値化したところ、色の再現性・正確性に優れており、コントラスト比も高いことがわかりました。視聴時にとくに重要となる明るさも、実測値で336ANSIルーメンと好記録です。比較した商品には150ANSIルーメン以下のものもあったのに対し、薄暗い部屋でもくっきり見えますよ。
解像度が高い点も魅力です。実際にコンテンツを試聴した映像の専門家からは、「きめ細かな人肌の質感や映画らしい奥行きが再現されている」と好評でした。比較した一部商品のようなぼやけはなく、細かな描写や陰影も見事に表現されています。視聴したモニターからは「動きが速いと残像感が気になる」との声もありましたが、映像のなめらかさはプロジェクターとしては十分なクオリティです。
音質も優れています。画面サイズ以上の迫力を感じられ、臨場感も十分満足できるレベルでした。比較した一部商品のようにセリフがこもることもなく、外部スピーカーがなくても問題なく映像を楽しめます。Google認定Android TVボックスが付属している点もポイント。Netflix・YouTubeなどの主要コンテンツを視聴できます。
天井投影には三脚が必要ですが、スムーズに設置できて置き場所を選びません。自動で画面の歪みを修正する台形補正機能や障害物回避機能を搭載しており、物が多いリビングでもきれいな長方形で投影できます。起動は平均45.07秒と特別速くありませんが、電源を入れると音が鳴るなので、暗闇でも動作はわかりやすいでしょう。
バッテリー持ちも優秀です。フル充電で3時間21分も映像を再生できたので、映画1本を余裕持って視聴できます。家の中はもちろん、キャンプなどで映画感気分を楽しみたい人にもぴったりです。モバイルプロジェクター選びで迷った際は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
<おすすめの人>
今回ご紹介するASUS ZenBeam L2は、960ルーメン(400ANSIルーメン)の明るさのLEDを搭載した4K対応のモバイルプロジェクターです。1メートルあれば40インチの画面を投影できる短焦点レンズを内蔵しており、狭いスペースでも大画面を楽しめます。バッテリーが内蔵されているので、好きな場所へ持ち運んで使用できますよ。
さまざまデザインを投影できる、26種類のシネマグラフ機能も楽しいポイント。光と照明によるデザインで、部屋を華やかに彩ります。本体自体も洗練された高級感あるデザインで、モダンなインテリアになじみますよ。なお、詳細なスペックは以下を参照してください。
販売元は、PCやスマホ・その関連機器を手掛ける台湾の総合エレクトロニクスメーカー、ASUSです。プロジェクターの種類も豊富で、明るい場所でも見やすいホームプロジェクターも取り取り扱っています。
今回はASUS ZenBeam L2を含む、モバイルプロジェクターを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
ASUS ZenBeam L2には10個のよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
十分な明るさがあり、薄暗い部屋はもちろん、明るい部屋でもはっきりとした映像を映し出せる性能です。実際に投影して投写面の明るさを測定したところ、最大輝度は336ANSIルーメンを記録しました。比較したなかには150ANSIルーメン以下の商品も複数あったのに対し、満足の基準値とした250ANSIルーメンを大きく上回る好スコアです。
輝度のムラも96%を記録しており、ほとんど誤差はありませんでした。画面全体の明るさが均一なので、違和感なくきれいな映像を楽しめますよ。
明るい部分と暗い部分の輝度の比率を表す、コントラスト比が高い点もポイント。実際に測定したところ、約54:1を記録しました。比較したなかには30:1以下の商品もあったのに対し、こちらはとても満足の基準とした50:1を上回る記録です。
暗室で投影すれば液晶テレビと同等のレベルで黒を表現でき、暗いシーンでの階調もしっかり出せます。立体的で迫力のある映像を楽しめますよ。
表現できる色の幅が広い点も特徴です。表示できる色の鮮やかさを示す色域を測定したところ、超広色域であるBT.2020を74.05%もカバーできました。満足の基準値とした60%を大きく上回っており、鮮やかに映し出せるスペックといえます。
色の再現性にも優れており、色差を示すΔE値も実測値で8.25と低めでした。比較したなかには20ΔE以上の差異が生じた商品もありましたが、こちらは満足の基準値とした10ΔEを下回る好スコアを記録しています。本物に近い色を表現できるため、リアルさを追求したい人におすすめです。
1920×1080フルHDの高解像を謳うだけあり、解像度は十分です。実際に視聴した映像の専門家からは、「きめ細かな人肌の質感や、映画らしい奥行き感が再現されている」とのコメントが寄せられました。
モニターからは「ノイズが気になる」「暗い部分の表現力に欠ける」との指摘もあがりましたが、モバイルプロジェクターであることをふまえると満足できる性能です。比較した一部商品は映像のぼやけが気になったのに対し、こちらは細かな描写や陰影の表現もはっきりしているので、映像に没入できますよ。
<解像度の高さについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方、モニターからは「速い動きは残像感がかなり気になった」「引きで見ると少しぼんやりしている」との指摘もありました。テレビ感覚で見ると不満を感じる可能性も。とはいえ、ボールや選手の動きはしっかりと追えるので、動きの多いスポーツ中継なども見やすいでしょう。
<映像の滑らかさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
モニターからは「ジェット機のエンジン音の音割れが気になった」との指摘もありましたが、「声のニュアンスが表現されている」「音の余韻を楽しめる」とおおむね好評でした。外部スピーカーの音質には及ばないものの、プロジェクターだけでも満足できるレベルです。
<音質についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
プロジェクター1台で満足できる音質ですが、体に響くような迫力や音が迫り来るような立体感がほしい人はサウンドバーやスピーカーを併用することをおすすめします。
ネット機能が充実しているので、いろいろなコンテンツを楽しめます。NetflixをインストールしたGoogle認定Android TVボックスが付属する点が特徴。簡単にNetflix・Amazon Prime Video・Hulu・YouTubeなど、主要サービスのコンテンツを視聴できます。
比較した一部商品は非対応だった、アプリショートカットボタンが搭載されている点もよい点です。リモコンからワンタッチで、NetflixとYouTubeに接続できますよ。また、iPhoneとのミラーリングにも対応しており、スマホの画面を投影することも可能です。
<検証結果>
設置の自由度が高い点もよいところです。30度まで角度を調整できるので、小さめのテーブル上にも置きやすいといえます。
障害物回避機能や、斜めから投影しても映像の歪みを自動で補正する台形補正機能も搭載されていました。比較した商品には手動で細かく設定しないとならないものもあったのに対し、物が多いリビングなどでも簡単にきれいな長方形で投影が可能です。
ただし、天井に投影するには別で三脚を用意しなければなりません。寝転びながら映像を見たい人は、三脚を購入しておきましょう。
本体には取っ手があり、カバーも付属しています。カバンに入りやすいコンパクトなサイズで、持ち歩きやすいでしょう。
リモコンの電源ボタンを押すとピーッと音が鳴るので、暗闇でも動作がわかりやすいでしょう。
2024/01/26 発売
解像度 | フルHD |
---|---|
明るさ(ANSIルーメン) | 336ANSIルーメン |
対応ネットサービス | Netflix、Amazon Prime、YouTube、Hulu、Disney+、DAZN |
良い
気になる
連続再生時間 | 201分 |
---|---|
投影方式(光源) | DLP方式 |
60インチ投影に必要な距離 | 1.5m |
80インチ投影に必要な距離 | 2.0m |
100インチ投影に必要な距離 | 2.5m |
OS搭載 | |
オートフォーカス | |
コントラスト比 | 54:1 |
障害物自動回避 | |
台形補正 | 自動 |
入力端子 | HDMI端子、USB |
Bluetooth対応 | |
バッテリー搭載 | |
HDR対応 | HLG |
幅 | 132mm |
奥行 | 132mm |
高さ | 172mm |
重量 | 1.57kg |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここでは天井にも投影しやすい商品をご紹介します。
天井に投影したい人には、BenQの天井プロジェクター GV31がおすすめです。本体が360度回転するので、上に向ければ簡単に天井をスクリーンにできます。角度を細かく調節でき、台がなくてもぴったりの高さに合わせられる点も魅力です。
明るさは十分で、最大輝度は194ANSIルーメンを記録しました。日中の明るい部屋でも映像が見やすいでしょう。均一な明るさで投影でき、色の再現性にも優れています。画面全体が見やすく、立体感も感じられました。映像が滑らかなので、スポーツ映像なども見やすいでしょう。
音の広がりも良好で、迫力がありつつも明瞭なサウンドが楽しめます。YouTube動画は約3時間半も再生でき、バッテリー性能も優秀でした。Android TV内蔵であるため、主要サービスに簡単にアクセスできます。
ASUSのZenBeam L2は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで購入できます。
価格は125,000~130,000円台(※2024年11月時点)と店舗により差がありました。お得に購入できるよう、事前にリサーチしておきましょう。
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