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final E500を徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?

ASMRやVRコンテンツ向けに作られた有線イヤホン、final(ファイナル)E500。ネット上では「ボーカルの声が聴き取りやすい」「音に立体感がある」と評判です。一方で、「耳から外れやすい」などの気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。


  • 音質
  • 耳への合わせやすさ
  • 利便性の高さ

さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の有線イヤホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、有線イヤホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2025年05月27日更新
原豪士(Goshi Hara)
ガイド
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。

原豪士(Goshi Hara)のプロフィール
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本コンテンツに記載の検証結果は2025年05月までの情報です

目次

【結論】迫力あるサウンドを楽しみたい人には不向き。低価格なイヤホンで気軽に音楽を聴くにはよい

final
E500 カナル型イヤホンFI-E05PLBL

1,980円

E500 カナル型イヤホン

finalのE500は手頃な価格で買えますが、肝心の音質はいまひとつ。実際に楽曲を聴いたモニターからは、低音の厚み・迫力不足を指摘されました。ライブのような臨場感もなく、「曲の盛り上がりに欠ける」「空間の広さが伝わってこない」などの声があがっています。比較した商品には、音場が広く低音の響きも感じられるものもあり、物足りなさを感じました。


とはいえ、普段使いやASMR・VR・ゲーミング用としては十分な音質です。「ボーカルの声が聴き取りやすい」との口コミどおり、解像度は十分で高音の音割れも見られません。音の歪みやノイズもなく、音の定位感に優れていました。音質に特別こだわりがないのであれば、コスパのよい商品といえます。


ただし、リケーブル非対応のため、断線したら本体ごと買い替えが必要です。付属のケーブルバンドは固定されていないので、紛失しないように気をつけてくださいね。比較した約半数の商品に搭載されていた、マイクがついていないのも惜しい点です。通話やWEB会議などには使用できません。


耳掛けは非対応ですが、付属のイヤーピースのサイズが豊富なのは魅力です。比較したなかにはS・M・Lの3種類のものが多いなか、こちらはSS・S・M・L・LLの5種類が用意されています。「耳から外れやすい」との口コミはあったものの、耳穴に合ったサイズを見つけやすいでしょう。


価格は税込1,980円(※2024年9月時点・公式サイト参照)と、比較したなかでも低価格です。気軽に音楽を楽しむ分には十分な音質なので、購入コストを抑えたい人には候補のひとつになるでしょう。迫力ある音を楽しみたい人やリケーブル対応の商品がほしい人は、ほかも検討してみてください。


おすすめの人
  1. 値段の安いイヤホンがほしい人

おすすめできない人
  1. 音質重視で選びたい人
  2. 持ち運びやすい工夫がなされたイヤホンを探している人
  3. リケーブル対応で長く愛用できるイヤホンがほしい人

final E500とは?

final E500とは?

final E500は、音の方向感を再現するゲームやVRコンテンツを楽しむために設計された有線イヤホンです。「自然な音色により、音源そのものに集中することが可能」と謳われています。


音を鳴らすドライバーには、直径6.4mmのダイナミック型を搭載。耳道の傾きにフィットしやすいスウィングフィット機構のイヤーピースを採用しており、ダイレクトに音が伝わる構造です。左右が見分けやすいよう、軸色はグレーと赤に色分けされています。


販売元は、神奈川県に本社があるヘッドホン専門ブランド、final。ハイエンドからエントリーモデルまで、幅広い価格帯の商品を手掛けています。有線イヤホンはもちろん、完全ワイヤレスイヤホン・ゲーミングイヤホンなども人気です。

Eシリーズの特徴は?それぞれの違いをチェック!

Eシリーズの特徴は?それぞれの違いをチェック!
出典:final-inc.com

Eシリーズは、長く愛用されることを目指した定番シリーズ。検証したE500のように税込1,980円と安価な商品から、E5000のように税込32,800円と高価格なモデル(2024年9月時点・公式サイト参照)まで展開されています。Aシリーズ・Bシリーズより値段の安いモデルが多く、初心者も手に取りやすいですよ。


Eシリーズは、今回ご紹介したE500を含む全6機種がラインナップE1000C・E2000C・E3000Cには、マイクが付属しています。それぞれの特徴は以下のとおりです。


特徴

  1. E500:シリーズで最も安価なエントリーモデル。音源特有の違和感が少ない自然な音色
  2. E1000/E1000C:低音から高音までクリアでバランスのよいサウンド
  3. E2000/E2000C:強調した音域を作らず、クリアな音質を実現
  4. E3000/E3000C:解像度が高く、フラットでナチュラルな音質
  5. E4000:全帯域がクリアで、リアリティのある臨場感が特徴
  6. E5000:シリーズ最上位モデル。全帯域がクリアで、音楽に包まれるような没入感が魅力

検証してわかったよい点・気になる点をもとに向いている人を詳しく解説!

検証してわかったよい点・気になる点をもとに向いている人を詳しく解説!

今回は、finalのE500を含む、有線イヤホンを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。


具体的な検証内容は以下のとおりです。


  1. 音質のよさ
  2. 耳への合わせやすさ
  3. 利便性の高さ

final E500の気になった点は3つ!

final E500の気になった点は3つ!
final E500を実際に試した結果、3つの気になる点がありました。購入を考えている人はぜひ最後までチェックしてくださいね!

低音の迫力・厚み不足が惜しい。ボーカルは聴こえやすく、高音も音割れしにくい

低音の迫力・厚み不足が惜しい。ボーカルは聴こえやすく、高音も音割れしにくい

実際に商品を使って楽曲を聴いたところ、低音の厚みや迫力が物足りなく感じました。比較したなかには低音の響きまで感じられる商品もあったのに対し、こちらは少しぼやけていて締まりがありません。とはいえ、楽曲全体の音は破綻しておらず、楽器の音はきちんと聴き分けられました。


口コミで「ボーカルの声が聴き取りやすい」と評価されていたように、ボーカルの細かなニュアンスもしっかりと伝わってきます。実際に試聴したモニターからは、「声の抑揚やふくよかさも再現されている」との声があがりました。


高音の音割れ・ノイズも気になりません。伸びや響きは少し物足りないものの、聴き疲れしにくい音質でした。

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

本商品は直径6.4mmと小口径のドライバーを採用していますが、ドライバーの大きさはそこまで音質に影響を及ぼしません


税込1,980円(※2024年9月時点・公式サイト参照)とお手頃価格ということをふまえると、十分な音質といえます。ゲームをメインに音楽や動画を楽しむ分には、不足はないでしょう。

低音・中音・高音のモニターレビューまとめ

以下では低音・中音・高音に対するモニターコメントをそれぞれまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。

低音・中音・高音についてのモニターコメント
  1. 「高音の楽器の音が若干詰まっているように聴こえる。伸びやかさがあまり感じられず、全体的に窮屈さがある」
  2. 「トランペット、ボーカルの声の音の響きを感じる。音割れやノイズ感もなく、しっかり高音を再現している」
  3. 「ボーカルの細かい息遣いや抑揚がしっかりと再現されている」
  4. 「声の芯やカッティングの心地よさを感じる中音。厚みはありつつ歪まず、クリアさを感じるクオリティ。声のふくよかさや抑揚まで割とちゃんと再現している」
  5. 低音の厚みや迫力は弱いが、それぞれ独立した音して聴きき分けることができる。低音が弱いので全体的に締まりがない
  6. 低音を構成する楽器の音は細かく聴こえ、他音域との調和も感じられたが、迫力が足りなかった
コメントは一部抜粋

ライブのような臨場感を求める人には不向き。音の歪み・ノイズは気にならない

ライブのような臨場感を求める人には不向き。音の歪み・ノイズは気にならない

音に迫力や厚みがなく、ライブ感を得にくいのもネックです。楽曲によって感じ方が変わり抑揚がきれいに聴こえるシーンもあるものの、空間の広がりは控えめでした。「音に立体感がある」との口コミもありましたが、実際はやや臨場感に欠けます。


比較したなかには音が粒だって聴こえる商品もあったのに対し、こちらは音数が増えたり音が強く鳴ったりすると、音が潰れてしまったのも惜しいポイントです。モニターからは、「音数が増えていくと少し重なって聴き取りにくくなる」と指摘されました。


とはいえ、楽器の音はしっかり分離して聴こえ、歪みやノイズは気になりません。音質に特別こだわりがなければ、普段使いとして十分満足できるクオリティですよ。

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)
音の方向や定位感に優れたイヤホンで、音が左右に移動する感覚も忠実に再現しています。ASMR・VR・ゲーミング用としてはコスパのよい商品といえるでしょう。

イヤホンのシェルが小さく、横向きで寝ても耳に刺さりにくいのも特徴です。寝る時に装着する「寝ホン」としても十分使用できますよ。

解像感・臨場感のモニターレビューまとめ

以下では解像感・臨場感に対するモニターコメントをそれぞれまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。


解像度・臨場感についてのモニターコメント

  1. 「それぞれの音が際立っているわけではないが、音が重なることなく単体でしっかりと聴き取れる」
  2. 「音の移動していく感じなどが伝わってくるものの、音数が増えていくと少し重なって聴き取りにくくなる」
  3. 「音に迫力がなく、こもっているので臨場感も感じられなかった。音に立体感もなく、ちょっと離れてところで弱く鳴っている印象。音に広がりもないので曲の世界にも入り込みにくい」
  4. 「曲が盛り上がるところでグッと勢いが増していく感じがない。空間の広さが伝わってこなかった」
コメントは一部抜粋

断線したら本体ごと買い替えが必要。ケーブルバンドはあるが、紛失しやすいのが気がかり

断線したら本体ごと買い替えが必要。ケーブルバンドはあるが、紛失しやすいのが気がかり

リケーブルには対応していません。断線したら本体ごと買い替えが必要です。ケーブルの長さは1.23mと少し短めなので、取り扱いには注意しましょう。


ケーブルバンドはあるものの固定されておらず、紛失しやすいのも気がかりです。携帯に便利なキャリーケースやイヤホンのメンテナンスグッズも付属しないので、必要な人は別途で購入してください。


比較した約半数の商品と同様にマイクも搭載されていませんでした。通話やWEB会議などに使用したい人には不向きです。

final E500のよい点は1つ!

final E500には気になる点がある反面、メリットもありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。

イヤーピースは5サイズ付属。耳掛けはできないが、耳穴の大きさに合わせやすい

イヤーピースは5サイズ付属。耳掛けはできないが、耳穴の大きさに合わせやすい
幅広い耳の大きさに対応できるのはメリットです。「耳から外れやすい」との口コミもありましたが、イヤーピースはSS・S・M・L・LLの5種類とサイズ展開が豊富。比較した商品には3サイズしか付属しないものも多かったのに対し、自分に合うものを見つけやすいですよ。

装着方法は、耳穴をしっかり塞ぐカナル型を採用しています。イヤーピースは硬さの異なる2種類のシリコン素材で作られており、耳に触れる部分は柔らかめの設計。装着時の安定感を高める耳掛けには非対応なものの、耳穴へのフィット感は得やすいでしょう。


イヤーピースを左右に振り、耳道の傾きにフィットさせる「スウィングフィット機構」を搭載しているのもポイントです。イヤーピースが変形しにくい工夫も見られました

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)
正しく装着すると、耳栓のようなフィット感と遮音性を得られます。軽いつけ心地ながらフィット感は十分なので長時間の使用でも違和感を覚えにくいでしょう。

ただし、耳掛け非対応でタッチノイズが生じやすい点は気になりました。

final E500の価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

  1. 1

    1,960円

    (最安)

    販売価格:1,980円

    ポイント:20円相当

    送料無料

    final公式ストア
    4.76

    (427件)

  2. 2

    2,248円

    (+288円)

    販売価格:2,248円

    ポイント:0円相当

    送料無料

    SAKURAI-Shop
    4.47

    (296件)

  3. 3

    2,267円

    (+307円)

    販売価格:2,267円

    ポイント:0円相当

    送料無料

    あります屋
    4.56

    (237件)

  4. 3

    2,267円

    (+307円)

    販売価格:2,267円

    ポイント:0円相当

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    おいしいみかんA
    4.52

    (309件)

  5. 5

    2,415円

    (+455円)

    販売価格:2,415円

    ポイント:0円相当

    送料無料

    シュティアショップ
    4.23

    (43件)

final E500が向いていない人におすすめの有線イヤホンは?

ここでは、低音に迫力のある商品をご紹介します。final E500の気になった点をカバーできるので、ぜひチェックしてみてください。

低価格ながら、クオリティ高い音楽を楽しめるAcoustune RS THREE Aiiroをチェック!

低価格ながら、クオリティ高い音楽を楽しめるAcoustune RS THREE Aiiroをチェック!
Acoustune RS THREE Aiiroは、初心者から楽曲制作をする玄人まで万人におすすめできます。1万円台とお手頃な価格ながら、完成された高クオリティな音質が魅力です。フラットな音質で、音圧の迫力も十分でした。


視聴したモニターからは、「曲全体を通した効果音の音圧や音質もちょうどよくクリアに聴こえた」「どの音域も輪郭がはっきりしていてリアルだった」と好評でした。


ケーブルが実測値で165cmと長く、扱いやすいのも魅力です。安定感を高める耳掛け対応のため、タッチノイズも気になりにくいでしょう。

フォームタイプのイヤーピースは、耳に合ったサイズが選べるS・M・Lの3種類が付属しています。キャリーケースつきなので、携帯するのにも便利です。

もう少し予算を下げたいなら、FIIO JD1がおすすめ

もう少し予算を下げたいなら、FIIO JD1がおすすめ
さらに購入コストを抑えたい人には、FIIO JD1も要チェックです。4,000円以内と安価ながらも音質は良好でした。非常に力強い低音が特徴で、迫力がありつつ主旋律の邪魔をしません。ボーカルの歌声もパワフルでした。

視聴したモニターからは、解像度の高さも好評です。「声の伸びや抑揚などの細かい表現も十分に感じられた」と、満足度の高い声が寄せられています。


イヤーピースはS・M・Lの3サイズが付属。マイクつきのため、通話したい人にもおすすめです。ケーブルが耳に掛けられる仕様のため、タッチノイズも抑えやすいでしょう。

リケーブルに対応しているのも大きな魅力です。断線時もケーブルのみの交換で済むので、長く愛用できますよ。断線や絡まりを防ぐためにも、携帯時は付属のケーブルバンドですっきりとまとめておきましょう。

final E500の売ってる場所は?

final E500の売ってる場所は?
出典:amazon.co.jp
final E500は、公式オンラインストアで購入できます。別途料金は必要ですが、1年または2年の長期保証プランをつけることも可能です。


Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでも販売しています。店舗により価格が異なるので、事前にリサーチしておきましょう。


なお、ヨドバシやビッグカメラの通販サイトでは、取り扱いがありませんでした。実物を見てみたい人は、店舗に直接問い合わせてみてください。

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