【推しの耳まで見てますか?】アーティストのイヤモニを勝手に特定・分析してみた
ライブ映像や音楽番組を見ると、アーティストが耳につけている「イヤモニ」。アーティストがなぜイヤモニを使っているかわかりますか…?アーティストの耳元、じっくり見たことありますか…?推しの耳元のこと本当に知っていますか…?
かつてオーディオ専門店でイヤモニを販売したこともある「マイベスト」社内のオーディオ専門家・原が、人気アーティストの耳元をじっくり観察・特定・分析!イヤモニのこと、徹底解説いたします。

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
こんにちは
みなさんこんにちは。原です。
商品比較サービス「マイベスト」でオーディオ関連のコンテンツを担当しています。もともとはオーディオ専門店で働いていて、イヤホンやヘッドホンの販売に携わっていました。
10万円のイヤホンを普段から使っていたり、家にイヤホンとヘッドホンが合計10個以上あったり、ワイヤレスイヤホンが流行っているにもかかわらず最近までイキって有線イヤホンしか使っていなかったりします。皆さんも、こういう経験ありますよね。
ということで、イヤホンやヘッドホンにはその辺の人よりは詳しい方です。よろしくお願いします。
イヤモニって知っていますか?
突然ですがイヤモニって知っていますか?そう、歌手が音楽番組で耳につけているアレ。
イヤモニとは、ひとことでいうとライブをサポートしてくれる遮音性の高いイヤホンのこと。アーティストが自分の歌っている声や、周りで演奏している楽器の音や、一定のリズムで流れるクリック音をリアルタイムで聴きながら、それに合わせて歌ったり演奏する目的で使われています。
ドームやホールといった大きな会場だと音が凄まじく反響するので、イヤモニがないと歌いづらかったり、演奏がぐちゃぐちゃになってしまう恐れも。大音量が飛び交うライブ会場で聴覚を保護できるメリットもあり、アーティストにとっては大事な仕事道具です。イヤモニってすごいですね。
イヤモニは2種類ある!
イヤモニは大きく2種類に分けられ、人それぞれの耳の型に合わせて作る「カスタムIEM」(IEMはインイヤーモニターの略)と呼ばれるものと、一般的に売られている「インイヤーモニター」に分けられます。
前者のカスタムIEMが、主にイヤモニとして知られているもの。耳の形に合わせて作るほか、イヤモニの外側である「フェイスプレート」や耳の中に入れる「シェル」という部位の色を変えたりデザインを変えることで、オリジナルのイヤモニにカスタマイズできるのが特徴。音楽番組を見ると、アーティストの耳がキラキラしていたりしますよね。アレがそうです。
後者のインイヤーモニターは、主にオーディオ専門店や楽器屋で「モニターイヤホン」として売られていることが多いのが特徴。壊れても買い替えればすぐに使えるのが嬉しいポイントです。カスタムIEMだと納期もかかるし、修理に時間がかかるので、インイヤーモニターを支持しているアーティストもいます。
このコンテンツでは、耳に合わせて作るカスタムIEMを紹介していきます!カスタムしないタイプのイヤモニが気になる!という人は有線イヤホンを集めて徹底比較したコンテンツがあるので以下のリンクを要チェックです!
調査!あのアーティストはどのイヤモニを使っているの?
イヤモニのこと、なんとなくわかりましたでしょうか。実はイヤモニっていろいろなメーカーから出ていて、アーティストによってまったく違うものを使っていたりします。あれって全部一緒じゃないんですよね。
ライブ映像や音楽番組でちらっと見えたときに一瞬気になるイヤモニ。筆者である原はもはやイヤモニしか見ていないわけですが。自分の推しがどんなイヤモニをつけているか気になりますよね?
というわけで、ここからは調査タイム。あのアーティストがどんなイヤモニを使っているのかを調べていきましょう!
イヤモニをじっくり観察するための環境
アーティストのイヤモニを会社の自分のデスクで調査します。ヘッドホンやらイヤホンやらがいっぱい置いてあるので、誰の席かすぐわかるのが特徴。基本的にごちゃごちゃしています。
動画サイトでアーティストのライブ映像を見ながら、イヤモニが出てきたシーンでストップ。イヤモニのメーカーを特定し、メーカーの説明と、アーティストがなぜそのメーカーを使っているのかを分析。なるべく細かいところまで特定はしますが、あくまで予想の範疇なのでご了承くださいませ。ライブ映像を見るときは自前のイヤモニを使用しています。
なお、ライブ中の画像はお見せできないためリンクから動画を見ていただけると幸いです。皆さんも原と一緒にイヤモニを観察してみましょう。
以下、調査したアーティストの一覧です。(敬称略)
- YOASOBI
- 新しい学校のリーダーズ
- サカナクション
- スピッツ
- BiSH
- King Gnu
- 宇多田ヒカル
- BTS
- NewJeans
- Snow Man
- SixTONES
- Red Hot Chili Peppers
- ビリー・アイリッシュ
なお、確認した一部のアーティストのメーカーにいくつか被りがあったので、この中から抜粋して紹介していきます!
【勝手に調査その1】YOASOBI編
出典:YOASOBI「アイドル」(Idol) from 『YOASOBI ARENA TOUR 2023 "電光石火"』2023.6.4@さいたまスーパーアリーナ
「夜に駆ける」で一世を風靡し、アニメや映画のタイアップで人気を博し続けるYOASOBI。確認した動画は「アイドル」のライブ映像です!今回はボーカルのIKURAさんのみ確認しております。サポートメンバーは見えづらかったので割愛します…サポートメンバーのファンの皆様、申し訳ございません。
YOASOBIのライブは凄まじく、演奏の安定感に感動しました。とにかくIKURAさんの歌唱力がすごい!
ボーカルのIKURAさんは定番のFitEar!
映像を楽しみつつ確認していると、2:05あたりでしっかりと確認できるのですが、耳の外側にうつるフェイスプレート(イヤモニの外側)が特徴的。これはFitEarですね!
シェル(耳にいれる部分)を青くカスタマイズしているのも特徴的。今回確認したところ、右側はフェイスプレートとシェルともにクリア、左側はフェイスプレートがクリアでシェルはスカイブルーでした。シンプルかつかわいい差し色でよいですね。
FitEarとは
FitEarは、日本有数のオーディオブランドです。歯科技工業のノウハウを活かして代表の須山氏が立ち上げたブランドで、日本の多くのアーティストに支持されています。
全体的にフラットな音質のモデルが多く、モニター用途として非常に使いやすい点が特徴。とくにボーカルが該当する中音が聴きやすいため、アイドルやバンドのボーカリストが使用していることが多い印象です。テレビ番組を見ると結構見かけます。すごい。
専門店のスタッフだった当時、ずっとオーダーしてえ…!と思いながら聴いていました。いまもちょっとほしい。誰か買ってくれないかな…。
公式サイト記載の制作実績を見ると、日本の名だたるアーティストがずらっと。新しい学校のリーダーズ、サカナクション、スピッツ、BiSHなどなど。日本のアーティストを網羅する勢いで載っています。すごい…。

FitEarはシンプルで飽きのこないデザインが特徴的。カラーも結構豊富なので、自分の好きな色に合わせてカスタマイズできますよ。詳しくはカラーリストをチェック!
【勝手に調査その2】King Gnu編
出典:King Gnu - SPECIALZ (King Gnu Dome Tour THE GREATEST UNKNOWN in TOKYO DOME)
お次はKing Gnu!アニメやドラマのタイアップで、King Gnuの曲を聴かない日はないほどお茶の間を賑わせている人気ロックバンドです!曲のジャンルが多岐に渡っていてかっこいいですよね。
確認した動画は「SPECIALZ」のライブ映像。血眼になりながらメンバー全員分確認していきます。
ボーカル2人は定番のUltimate Ears!リズム隊はマニアックなあのメーカー
ライブ映像が全体的に暗いのとテンポが結構速いうえ、メンバーが4人いるので結構目が疲れました。ショボショボです。映像はとてもかっこいい。好きです。
ギターボーカルの常田さんのイヤモニは0:55あたりで確認。これはUltimate Earsっぽい!コネクタの形状が細く丸いのが特徴で、筐体がクリアで緑の配線がイヤホンの中に見えます。Ultimate Earsのなかでも高額なモデルかも。
キーボードボーカルの井口さんのイヤモニは1:45あたりで確認が取れ、これもUltimate Earsですね!イヤモニの本体部分がクリアでかっこいい。クリア筐体のいいところって、イヤホン内部の配線が見えるところなんですよね。スケスケ最高。
ベースの新井さんのイヤモニは3:12で確認。これはおそらくVISION EARSっぽい…?。コネクタが2Pinという比較的メジャーなものを採用しているのですが、見分けたポイントとしてはケーブル側のコネクタの付け根にへこみがあること。VISION EARSの純正ケーブルの特徴です。
追記:後ほど調べたら、新井さんの使用モデルは「EMPIRE EARS」とのことでした。失礼しました。見分けるのむずかし〜
ドラムの勢喜さんのイヤモニは0:54で確認しましたが、なんともいえません。おそらくCTMのものかなと!これもコネクタ周りを見るとケーブルが耳に沿うような斜めの形状になっており、このケーブルを採用しているのはCTMだけのはず…。
新井さんも勢喜さんもキラッと光る金属のようなフェイスプレートでかっこいいですね。ライブの照明が反射して非常にきれいです。
Ultimate Earsとは
Ultimate Earsはアメリカに本社を置くオーディオメーカーで、カスタムIEMを製造するメーカーでは草分け的な存在。略して「UE」として親しまれており、プロ向きのイヤモニのほかにも、Bluetoothスピーカーが人気のメーカーです。
今はプロ向きのイヤホンメインですが、かつてはコンシューマー向きの名機をバンバン出していたオーディオオタクが大好きなメーカーです。原も大好きです。
音質は、モデル全体を通して透明感のある音が特徴的。とくに中高音がしっかりと伸びるため、ギターやボーカルのモニタリングにぴったりです。King Gnuのなかでもボーカル2人が使用しているのも納得のサウンドといえます。

私自身、Ultimate EarsのUE6Proというモデルを所有しています。UE6ProはUltimate Earsのなかでもとくに低音の再生に長けたモデル。ダイナミックドライバーが2つ搭載されているため、かなりどっしりとした低音が出ます。
このイヤモニは低音にめちゃくちゃハマっていた時期にオーダーしました。そういう時期、ありますよね。
あのアイドルもUltimate Earsユーザー!
出典:NewJeans (뉴진스) 2023 Billboard Music Awards (Super Shy+OMG)
Ultimate Earsの特徴として、脱着が可能なケーブルの接続部がIP67相当の防塵・防水性能に対応しているのが特徴。そのため、パフォーマンス中に汗をかくことが多いダンサーやアイドルが使用していることも。オプションで選べるフェイスプレートのカラーも多いため、メンバーカラーに合わせてカスタマイズできるのも特徴です。
実際に映像を確認したところ、NewJeansやSnow Man、SixTONESといった名だたるアイドルグループが使っていました。アイドルのライブを確認すると、結構Ultimate Earsを使っているかも?ぜひチェックしてみてくださいね!
VISION EARSとは
VISION EARSはドイツで2013年に設立されたオーディオメーカー。高い技術と精巧さを兼ね備えており、アーティストだけでなくオーディオオタクにも広く愛されているメーカーです。原もVISION EARSのイヤモニを1つ持っています。オーディオオタクなので。
VISION EARSのイヤモニは音の立ち上がりが速く実際に鳴っている音を正確にモニタリングできるので、主にベースやギターといった楽器を担当するアーティストが多く使っています。
速い音が得意なので、メタルにぴったりのサウンド。専門店のスタッフだった頃はメタル好きのお客さんにはとりあえずおすすめしていた覚えがあります。もちろんメタル好きじゃなくてもおすすめです。

今回の検証で使用した自前のイヤモニも、VISION EARSのモデルの1つ。ビルドクオリティが高く、つやつやとした宝石のような仕上がりのイヤモニがオーダー可能です。公式サイトでは、どのような組み合わせでオーダーするのかがリアルタイムで表示されるシミュレーターが使えるため、仕事の息抜きにたまにイヤモニを作って遊んでいます。ぜひやってみてくださいね。
CTMとは
CTMはアメリカに本社を置くオーディオメーカーです。主にイヤモニを販売しており、世界中のアーティストから広く愛されています。
音が太めでどっしりとしており、味つけの少ないフラットなサウンドが特徴。とくにベースやドラムをモニタリングするのにぴったりのメーカーです。
「ザ・モニター」な音なので、1回聴いただけだと「つまらない音」と思われがちですが、聴けば聴くほどその魅力に取りつかれるスルメメーカーだと個人的には思っています。CTMはいいぞ。
【勝手に調査その3】宇多田ヒカル編
出典:宇多田ヒカル『BADモード』 Live ver.
次は日本を代表するアーティスト、宇多田ヒカルさん。ジャンルレスに時代を彩る楽曲を多く発表し、世界的にも人気のあるアーティストですよね。個人的には「traveling」がめちゃめちゃ好きです。あ、椎名林檎さんとの共作、「二時間だけのバカンス」もよいですよね。BADモード収録の「Find Love」もめっちゃいいんだよな。全部かっこいい。
今回確認したのは、「BADモード」のライブ映像。音が柔らかくて心地よい音源です。アレンジも素晴らしい。
世界の宇多田ヒカルは、あのJHユーザー!
心地よい音源に聴き惚れつつイヤモニをチェック。宇多田さんがメインで抜かれるため、わかりやすい映像です。1:18あたりで確認。ケーブルの接続部の筒のような形状からするとJH Audioですね!!純正ケーブルが太くてかっこいい!
左右で色を変えていて、右が黒っぽいシェル、左は白っぽいシェル、フェイスプレートは左右ともクリアです。中にドライバーがいっぱい詰まっているので、結構上位モデルかも…?
よく見ると熊のようなロゴがみられます。オリジナルロゴが入れられるのもイヤモニのよいところですね。
JH Audioとは
JH Audioはアメリカで2007年に設立されたオーディオメーカーです。創設者は、上記でも触れたUltimate Earsを立ち上げたジェリー・ハーヴェイ氏。メーカー名は彼の頭文字から付けられています。
サウンドは、どのモデルも音が太く立体感のあるサウンドが特徴的です。音の輪郭や細かな音もクリアに拾うため、解像度の高さも随一。リスニング用途としてオーディオタクからも人気のメーカーです。とにかく濃い音のイヤモニがほしい!!という人はまずJH Audioを検討しましょう。
JH Aduioの特徴としては、オーダーできるカラーやオプションがとにかく多いこと。カーボンや木をあしらったシェルや、金属をもちいたゴテゴテのフェイスプレートが選べ、バリエーションはかなり豊富です。
アメリカでは人気のメーカーで、Red Hot Chili Peppersやビリー・アイリッシュも使用。公式サイトでは、実際に使っているアーティストを確認できます。とにかく多い…。
【勝手に調査その4】BTS編
出典:[2021 FESTA] BTS (방탄소년단) BTS ROOM LIVE #2021BTSFESTA
最後はBTS!イヤモニを見すぎて目がしょぼしょぼですが、最後までやりきります。頑張るぞ。
いわずとしれた韓国発のアイドルグループ!全員歌がうまいし、ダンスもうますぎる。すごい。
確認したのは、BTSが座りながらゆったりとライブをする映像です。キレッキレに踊っている動画も確認しましたが、速すぎて目がつらかったのでこちらの映像に。確認しやすいと思ったら終盤めっちゃ動いていました。
メンバーが7人いるのと、みんな自由に動くので結構追いづらく大変。頑張った。メンバーの名前も覚えました。えらい。
全員個性のあるイヤモニ!すごい!
まずSUGA・RM・J-HOPE・JINの4人が64 Audioでした!フェイスプレートに銀色のフィルターが付いているのが特徴です。
Vは前述のJH Audioです。ケーブルの接続部が特徴的でわかりやすい。
残りのJIMINとJUNG KOOKはUltimate Earsのようです。JIMINは、旧タイプのUltimate Earsを使っていますね。旧タイプのケーブル接続部は現在のUltimate Earsの規格と異なり、中国のオーディオメーカーであるqdcが採用しているタイプの接続部のためqdcの可能性もありますが、フェイスプレートのカラーを見るとUltimate Earsのようです。
それぞれがメンバーカラーやメンバー自身のオリジナルロゴ・デザインを採用していて、見応えがありました。ほかの動画をみると別のイヤモニを使っていたりするので、耳元の確認しがいのあるグループでした。面白い。
64 Audioとは
64 Audioはアメリカのオーディオメーカー。ここまで紹介したメーカーのほとんどがアメリカですね。アメリカすごい。
64 Audioのイヤモニには「apexテクノロジー」という独自技術が採用されており、apexモジュールという金属製のフィルターがフェイスプレートに埋め込まれているのが特徴です。このモジュールのおかげで、耳の聴覚的な疲労を軽減して長時間つけていても疲れにくいそうです。すごすぎ。
サウンドは、どのモデルも解像度が高く、音の情報量がかなりあります。モニタリング用途としてではなく、普段から音楽を聴く用途としてオーダーする人も多いほど。
64 Audioのイヤモニのなかには、片側18個のBAドライバーが入ったモデルもあり、かなり細やかな音がします。とにかく細かい。この曲こんな音鳴ってたっけ?と感じるレベルです。値段はだいたい50万円ほど。いつかほしい…。
【知ってました?】あなたも推しと同じイヤモニをオーダーできる!
いかがでしたか。意外と推しの耳元事情までは知らなかったのではないでしょうか。いろいろなアーティストがいろいろなイヤモニを使っていて面白かったですよね。私はめちゃくちゃ楽しかったです。
実は、みなさんも推しと同じメーカーのモデルがオーダーできちゃうんです。日本だと原が働いていたようなオーディオ専門店がいくつかあるので、そこでオーダーするのが基本です。
ここからは、ざっくりオーダー方法をお伝えしたいと思います。かつて専門店でオーダーを受けていたので、ほぼ正確です。よろしくお願いします。
オーダーするには?
オーダーしたいモデルを決めて、デザインを決めましょう。今回は上記の64 Audioの公式サイトでデザインのシミュレーションをしていきます。
決めるべき内容としては、イヤホンの外側に該当するフェイスプレートのカラーと、耳に入れる部分のシェルのカラー。アーティストのほとんどがカスタマイズしているのはフェイスプレートです。外に見える箇所なので、メンバーカラーを採用したり、好きなデザインを入れたりしています。
版権の問題もあるので、オーダー時に同じデザインを使っていいかどうかは必ず確認しましょう。
カスタマイズしてみよう!
結構いろいろな色や素材が選べます。
ラメっぽくしたり…
木目調にしたり…
愛猫の画像を使ったり…
上記のように、自分の好きなようにカスタマイズできるのがうれしいポイント。今回紹介したイヤモニを参考に、ぜひカスタマイズしてくださいね。
なんで原はアーティストじゃないのにイヤモニを使うの?
原自身もイヤモニを実際にオーダーしたことがあり、気づけば3つも持っています。オーダーの流れとしては
- オーダーするモデルを決める
- デザインを決める
- 耳の型を採取してメーカーに提出する
- 支払い
- 2〜3か月ぐらい待つ(メーカーによってムラがあります)
- 完成
ざっくりこんな感じ。オーダーメイドかつ海外のメーカーが多いので結構時間はかかるし、耳に合わない場合は調整する必要があります。メンテナンスもこまめに行わないと故障してしまいます。
なぜ原は3つもイヤモニをオーダーしているかというと、まず圧倒的な遮音性です。耳にぴったり合うものを物理的に押し込んでいるので、耳がほぼ完璧に塞がる状態になります。昨今のイヤホンに搭載されているようなノイズキャンセリング機能よりも、かなり静かになります。音楽を流してしまえば周りの音はほとんど聞こえません。
ほかにも、イヤーピース(イヤホンのさきっちょにあるゴム)がないので、音が吸収されることなくダイレクトに耳に届くというメリットも。オーダーメイドのモデルのほうが、一般的なイヤホンよりも音の広がりを感じやすいんですよね。不思議。
なにより、推しと同じ音が聴けるのが最大のメリットです。だって推しが使っているんだから。推しが同じイヤモニを使って歌っている楽曲を推しと同じイヤモニで聴けば、推しが聴いている音を実質的に体験できるはずです。できるはずです。仕組み上。
最後に
いかがだったでしょうか。皆様の推しのイヤモニはわかりましたでしょうか。皆様の知識欲を満たせていたら幸いです。
今回の検証で様々なアーティストのイヤモニを見続けた結果、めちゃくちゃイヤモニが欲しくなりました。いろいろなカラーやいろいろなメーカー、いろいろなモデルがあって面白いですよね。面白いですよね?
このコンテンツを参考に、音楽番組やYouTubeを見るときはぜひ推しの耳元に注目してみてください。メーカーがわからない場合は原のXでDMをいただけると幸いです。できる限りお答えします。
イヤモニが特定できた暁には、ぜひオーダーしてみてください。推しと同じ音で音楽が楽しめますし、自分だけの唯一無二のイヤホンが手に入ります。ぜひ。
ちなみに、普段の原はマイベストで検証コンテンツを制作しています。原が関わったコンテンツは以下のリンクから。イヤホンやヘッドホンを探している人にぜひみてほしい…!
汚いデスクから原がお送りしました。よきイヤモニライフを。
(執筆/マイべマガジン編集部・原豪士)
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