豊かな高音質を楽しめると謳うカナル型の有線イヤホン、ソニー 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-EX155AP。「イヤーピースが豊富で自分の耳に合わせやすい」と評判です。しかし、「音楽を聴くには物足りない」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のKiwi Earsやqdcの有線イヤホンとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、有線イヤホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ソニー 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-EX155APは、パワフルな低音が魅力です。実際に楽曲を視聴した10名のモニターからは、「低音の存在感がある」「厚みがあり、迫力を感じる」と好評でした。低音が強いあまり、ほかの音域は埋もれがちでしたが、比較した一部商品のような迫力不足は感じません。どっしりとした安定感のあるサウンドを楽しめます。
一方で、解像感や臨場感はいまひとつ。モニターからは「曲全体にモヤがかかったような感じ」「音全体が薄っぺらい」といった声が相次ぎました。「高音質を楽しめる」という謳い文句とは異なり、「音楽を聴くには物足りない」という口コミどおりの聴こえ方です。繊細なニュアンスやライブ感は再現しにくいでしょう。
リケーブルに対応しておらず、断線すると使えないのもネックです。比較したなかでリケーブル対応商品は1万円を超えるものが多く、税込3,410円(※執筆時点・公式サイト参照)という価格をふまえれば納得ですが、買い替え頻度が多いと負担になるでしょう。持ち運び用のケースやメンテナンスグッズなどもなく、別途購入する必要があります。
耳掛けできないのも気がかりです。口コミで評価されていたようにイヤーピースはSS~Lまで4種類と豊富ですが、耳掛け対応のKiwi Earsやqdcの商品とは異なり、タッチノイズが気になる場合がありそうです。イヤホン本体も耳に沿うデザインではなく、安定感に欠けました。
とはいえ、比較した半数以下の商品は非搭載だったマイクがあるのは便利なポイント。オンライン授業やWEB会議などでも使いたいなら候補となるでしょう。お気に入りの曲を高音質で楽しみたい人は、ほかの商品もぜひチェックしてみてくださいね。
昨今はワイヤレスイヤホンが主流ですが、有線イヤホンにはワイヤレスにはないメリットがたくさんあります。最大の魅力は、バッテリーを気にせず使える点。ケーブルで直接音声データを伝送するため、音の劣化も避けられます。音の遅延もなく、動画視聴や音ゲーにもぴったりです。
今回ご紹介するのは、ソニーの密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-EX155AP。コンパクトながら豊かな高音質を奏でられると謳っています。
ソニーは、日本の大手総合電機メーカーです。映像・オーディオ・カメラ・スマートフォンなど、あらゆる機器を製造。「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というポリシーを掲げています。
豊かな高音質を実現するため、高感度9mmドライバーユニットを搭載。音の解像度を高め、クリアな中高音と重厚でパワフルな低音が楽しめると謳っています。音漏れに配慮しているのもポイントです。空気の通気量を調整し、中高音が外部に漏れないよう工夫しています。
ケーブルには、マルチファンクションボタンとマイクを内蔵したリモコンを搭載。スマホでのハンズフリー通話や音楽再生・一時停止ができます。Xperia(TM)ユーザーなら、専用のSmartKeyアプリを使用してマルチファンクションボタンによるリモコン操作のカスタマイズも可能です。
ケーブル表面に細かい溝を入れることで絡みにくくしたセレーションケーブルは、ケーブルスライダーつき。左右のケーブルの長さ調節が可能です。スタイルに合わせてケーブルの長さを調節できる、ケーブル長アジャスターも付属しています。
スペック詳細は以下のとおりです。
<カラーバリエーション>
今回は、ソニー 密閉型インナーイヤーレシーバー MDR-EX155APを含む有線イヤホン全13商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
10代~20代の男女10名が、イヤホンを使ってさまざまなジャンルの楽曲を視聴。低音・中音・高音の質と、解像度・臨場感をチェックました。検証に使用したサンプルは以下のとおりです。
<検証サンプル>
太く芯のある音が出やすいダイナミック型のドライバーを採用しており、低音はパワフルで迫力がありました。モニターからは「低音の存在感がある」「低音がずしりと耳を通り越して体までくる」などと好評です。比較したなかには低音らしい厚みを感じない商品もありましたが、こちらはどっしりとした安定感がありました。
しかし、モニターの半数以上から「若干ぼやけ気味」「中音域に音が少し被っている」と指摘されています。重たい音が好きな人に向いているサウンドですが、ほかの音域とのバランスはいまひとつです。
<低音についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
中音域についても、「低音に負けてしまう」「少し奥に引っ込んでいる感じ」といった声が複数ありました。比較したなかでとくに音質がよいとモニターに人気だったKiwi EarsのOrchestra Liteはどの帯域もバランスよく楽しめたのに対し、こちらは中音域が控えめです。
ボーカルの声は十分に聴こえるものの、細かいニュアンスが伝わってこないと感じたモニターもいました。息遣いや声の抑揚までは伝わりにくいため、ライブ感を楽しみたい人には満足感に欠けるでしょう。
<中音についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
高音域は、ある程度の響きを感じました。モニターからは「抜けがよい」「パーカッションなどにもしっかりと伸びがある」などと支持されており、キンキンした感じはしません。
ただし、「細かい音がまとまってしまう」「もう少し一つひとつの音をはっきり聴きたい」という指摘も。比較した商品には一つひとつの音が分離して聴こえたものもあったのに対し、流れるように聴こえるのが惜しいところです。「音楽を聴くには物足りない」という口コミにも頷けます。
コメントは一部抜粋
解像度もいまひとつで、モニターからは「何がなんの音が把握することは難しい」との声が聞かれました。人気のqdc SUPERIORは音がクリアに聴こえたのに対し、とくに高音域は聴き分けが難しいとの意見が多く寄せられています。楽曲の繊細なニュアンスを楽しみたい人には不向きです。
<解像度についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
臨場感に満足したモニターも少数でした。音の広がりや立体感の物足りなさを指摘する声が多く、「少し薄っぺらい感覚」「ライブ感のような音の広がりは少ない」といった意見が多数を占めています。比較した商品には音の距離感まで正確に再現できたものもあったのに対し、臨場感はあまり得られないでしょう。
<臨場感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、耳への合わせやすさを検証しました。本体に付属しているイヤーピースの種類とサイズ展開をチェック。耳掛け対応か・イヤホン本体が耳に沿う形かという点も含めて、耳にフィットさせやすい商品かどうかを調べました。
イヤーピースは耳穴を塞ぐカナル型を採用。「自分の耳に合わせやすい」という口コミどおり、SS・S・M・Lの4種類とサイズは豊富です。
ただし、耳掛けには対応していません。人気のKiwi Earsやqdcの商品は耳掛けできたのに対し、こちらはケーブルが動きやすくタッチノイズが気になる場合があるでしょう。イヤホン本体が耳に沿った形状ではなく、やや安定感に欠けるのも気になりました。使用中に耳から外れるのが気になる人は、別途イヤーフックを用意してくださいね。
最後に、利便性の高さを検証しました。リケーブル対応やマイクの有無、付属品やケーブルの長さなどを確認しています。
最大の魅力は、マイクを搭載している点。比較した商品の3分の1はマイク機能がなかったのに対し、こちらはオンライン授業やWEB会議などの際にも便利ですよ。なお、詳細は以下のとおりです。
リケーブルには対応しておらず、断線したら本体ごと買い替えが必要です。ケーブルの長さを調節できるアジャスター以外に、付属品もあまり充実していません。持ち運び用のケースやメンテナンスグッズが付属しないので、別途用意する必要があります。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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楽天市場・Yahoo!ショッピング・Amazonなど、大手ECサイトでの販売も確認できました。取扱店舗によって値段が少し異なるので、普段お使いのサイトで比較してみてくださいね。
最後に、臨場感あるクリアなサウンドが楽しめた有線イヤホンをご紹介します。
質の高い音を堪能したいなら、Kiwi EarsのOrchestra Liteがおすすめ。ボーカルの息遣いや打楽器の小さな音まで見事に再現できて、音の距離感も正確。まるでライブ会場にいるかのような臨場感が楽しめました。リケーブルに対応しているので、断線してもケーブルを交換して長く使えますよ。
qdcのSUPERIORは、予算1万円台で買える高音質なイヤホンです。深みのある低音と厚みのあるボーカルが、クリアな音質で楽しめます。どの音域も質が高くて迫力があり、幅広いジャンルの音楽に対応できますよ。イヤーピースの種類が豊富で、本体も耳に沿う形状なので、フィット感にも期待が持てます。
ドライバーの数 | BA型ドライバー×8 |
---|---|
連続再生時間 (イヤホンのみ) | |
連続再生時間 (充電ケース込み) | |
おすすめのジャンル | 不明 |
イヤホン形状 | カナル型・耳掛け型 |
連続再生時間(ノイズキャンセリングなし) | 不明 |
連続再生時間(ノイズキャンセリングあり) | 不明 |
ドライバー構成 | BA型 |
タイプ | イヤホン |
接続タイプ | 有線 |
コネクタ | IEM 2pin |
最大入力 | 不明 |
イヤホン形状 | カナル型・耳掛け型 |
再生周波数帯域 | 20~20kHz |
Bluetoothバージョン | |
Bluetoothクラス | |
対応コーデック | |
Bluetoothのプロファイル | |
ドライバー構成 | バランスドアーマチュア型 |
ドライバーサイズ | 不明 |
プラグ形状 | 3.5mmミニプラグ |
インピーダンス | 16Ω |
再生周波数帯域 | 20~20kHz |
音圧感度 | 112dB |
連続再生時間 | |
充電時間 | |
充電端子 | |
防水性能 | 不明 |
操作方法 | 不明 |
ケーブルの長さ | 1.25m |
重量 | 40g(ケーブル含む) |
幅 | 不明 |
奥行 | 不明 |
高さ | 不明 |
MFi認証モデル | 不明 |
マイク付き | |
リモコン付き | |
ノイズキャンセリング機能 | 不明 |
空間オーディオ機能 | 不明 |
外音取り込み機能 | 不明 |
自動パーソナライズ機能 | 不明 |
選択式パーソナライズ機能 | 不明 |
選択式イコライザー機能 | 不明 |
自由調整式イコライザー機能 | 不明 |
着脱検知機能 | 不明 |
内蔵メモリ | 不明 |
急速充電 | |
接続安定性機能 | |
急速充電対応 | |
自動電源ON機能 | 不明 |
自動電源OFF機能 | 不明 |
マルチペアリング対応 | |
マルチポイント対応 | |
AIアシスタント | 不明 |
紛失防止機能 | 不明 |
リケーブル対応 | |
ハイレゾ対応 | |
ハンズフリー通話対応 | 不明 |
再生/停止操作可能 | 不明 |
音量調整操作可能 | 不明 |
曲のスキップ操作可能 | 不明 |
音漏れ抑制機能 | |
電車の騒音のカット率 | 不明 |
電車の走行音の低減dB数 | 不明 |
立ち上がりの速いノイズの低減dB数 | 不明 |
特徴 | |
製造国 | 不明 |
Kiwi Ears Orchestra Liteを徹底レビュー!実際に使ってわかったメリット・デメリットは?
イヤホン形状 | カナル型・耳掛け型 |
---|---|
プラグ形状 | 3.5mmミニプラグ |
リケーブル対応 |
良い
気になる
コネクタ | 2pin |
---|---|
ケーブルの長さ | 1.32m |
リモコン付き | |
ノイズキャンセリング機能 |
qdc SUPERIORを徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になった点は?
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