設置してから2階の端の部屋まで電波が届くようになったと評判のWi-Fi中継機・アクセスポイント、バッファロー WEX-1800AX4。「簡単に設定できた」と高評価の口コミがみられる一方で、「高速ではない」といった気になる声もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のWi-Fi中継機・アクセスポイントとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、Wi-Fi中継機・アクセスポイント選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
バッファロー WEX-1800AX4は、家中でネットサーフィンを楽しみたい人におすすめです。比較したほかの商品には、インターネット利用時に重要な下り速度が100Mbpsに満たないものもありましたが、本品の実測値は139.89Mbpsと十分。WEB会議など負荷が大きい作業には物足りないものの、標準画質の動画の視聴やWEBページの閲覧は問題なく行えます。
電波が届く範囲も広めでした。実際に戸建て3階にて使用したところ、下り速度の平均は2階の和室で139.89Mbps、3階の階段で118.60Mbpsを記録。設置場所の1階でも高速の基準となる150Mbpsを超えなかったため、口コミどおり高速とはいえませんが、親機から離れた場所でもネットを使えます。メッシュWi-Fiにも対応していますよ。
初期設定にも手間はかかりません。WPSボタンがついており、親機とワンタッチで接続できます。専用のスマホアプリに加えて、公式サイトにて説明動画が公開されているのも利点。初心者でも手順に迷わないでしょう。コンパクトサイズかつコンセントに直挿しできるため、すっきり設置できるのもうれしいポイントです。
一方で、接続台数を増やすと通信速度が落ちるのは気になります。実際に5台接続時の通信速度は、平均72.08Mbpsをマーク。比較したなかには1台接続時よりも速度が50%ほどしか落ちない商品もあったなか、76.3%も低下しました。スマホとタブレットなど、複数台接続したい人には不向きです。
Wi-Fi6対応ですが、混雑した周波数帯を避けて接続できるバンドステアリングや、複数端末を同時接続しても速度が落ちにくいMU-MIMOなど通信を安定させる機能は少なめ。上位商品には高速通信が可能かつ機能が充実した商品もあったので、より快適にネットを利用したい人はほかの商品もチェックしてみてください。
実際にバッファロー WEX-1800AX4と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのWi-Fi中継機・アクセスポイントと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
バッファロー WEX-1800AX4のデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
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電波が届きにくい部屋でも高速通信!置き場所も自由自在
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家中どこでも・家族みんなが使いやすいおすすめ中継機!
そもそもWi-Fi中継機とは、親機であるWi-Fiルーターの電波を広げるための機器。親機と子機でネットワークを構築して電波を届けるメッシュWi-Fiに比べて、Wi-Fi中継機は通信速度が遅めですが、手頃な価格で導入しやすいというメリットがあります。
今回ご紹介するバッファロー WEX-1800AX4は、周波数帯5GHz・2.4GHzともにWi-Fi6に対応しているのが特徴です。「Wi-Fiルーターの電波を高速中継してエリアを拡張できる」と謳っています。Wi-Fi6以前の規格の機器ともつなげられますよ。
販売元のバッファローは、1975年に愛知県にて創業したパソコン周辺機器メーカー。Wi-FiルーターやHDDなど個人・法事向けの製品を製造しています。
家中のWi-Fi機器と連携できる、Wi-Fi EasyMesh™にも対応。メッシュWi-Fiを構築することで、より速度の速い経路にて通信できます。5GHz・2.4GHzの2つの周波数帯を同時に利用できる、デュアルバンド同時接続方式を採用しているのも魅力です。
本体サイズは幅85×奥行33×高さ141mm・重量は230g。設置のしやすさを考え、スリムに設計しています。本体には電波強度を表現するLEDが搭載されており、電波の状況をひと目で確認できますよ。なお、詳しい商品情報は以下のとおりです。
今回はバッファロー WEX-1800AX4を含む、人気のWi-Fi中継機・アクセスポイントを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
人気のWi-Fi中継機・アクセスポイントを比較検証したところ、バッファロー WEX-1800AX4には4つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
実際に3階建ての一戸建ての1階にWi-Fiルーター・2階に本品を設置し、2階での通信速度を計測します。その結果、上り(アップロード)速度は平均45.21Mbpsと低めでしたが、下り(ダウンロード)速度は平均139.89Mbpsと十分な速さでした。
比較したほかの商品には、インターネットを快適に利用するうえで重要な下り速度が100Mbpsに満たないものも。負荷の大きい作業では動作が重くなる可能性はあるものの、標準画質の動画は難なく視聴できるレベルといえます。
ただし「高速とはいえない」との口コミどおり設置場所付近でも下りの最高速度は144.02Mbpsと、高速の基準となる下り速度150Mbps以上には届きませんでした。WEB会議や高画質動画の視聴を頻繁にする人には物足りないでしょう。
接続範囲も広く、マンション・戸建てともに電波が行き届きます。実際に戸建て3階の1階に親機・2階に本品を設置すると、平均通信速度は1階のダイニングで上りが95.01Mbps・下りが105.96Mbps、玄関で上りが58.85Mbps・下りが136.34Mbpsをマークしました。
2階では寝室だと上りが76.27Mbps・下りが133.08Mbps、和室だと上りが45.21Mbps・下りが139.89Mbpsを記録。3階にある子ども部屋では上り47.42Mbps・下り80.95Mbpsとやや速度は落ちたものの、階段では上り30.72Mbps・下り118.60Mbpsとある程度の速さを保てていました。
比較したなかでも、計測した6地点すべてで180Mbpsだった上位商品にはおよびませんが、標準画質の動画の視聴やWEBサイトの閲覧は問題なくできるため、家中でネットを使えるようにしたいときに役立ちます。
比較したほかの商品にはないものもあった、スマホ用の設定アプリが提供されているのもうれしいポイント。パソコンを用意しなくとも、初期設定や変更を手軽に行えます。IDとパスワードが記載され紙も付属しており、本体を見なくともWi-Fiの登録ができるのも便利です。
コンセントに直挿しでき、配線がごちゃつかないのも利点。本体サイズは幅85×奥行33×高さ141mmとコンパクトです。
比較したほかの商品には、直挿ししたときにもう一方のコンセントを覆ってしまうものもありましたが、下側のコンセントへ挿しても上側を塞ぎません。すっきり設置したい人におすすめです。
バッファロー WEX-1800AX4にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
複数台を同時接続すると通信速度が落ちるのはネックです。実際に5台の機器を接続した際の通信速度は平均72.02Mbpsと、1台のみ接続時と比べて76.3%も低下しました。
比較した商品内には、50%ほどの低下にとどめられたものもあったことをふまえると、複数台接続時には快適な通信速度を維持できないかもしれません。家族が多い・スマホやタブレットなど複数の機器をつなぎたい人には不向きです。
比較した商品の多くが最新の規格であるIPv6に対応していたのに対し、本品は従来のIPv4。IPv6に比べると回線が混雑しやすく、利用者数や時間帯の影響を受ける可能性があります。なお、詳しい結果は以下のとおりです。
しかし、Wi-Fi6対応なのは利点。Wi-Fi7の商品にはおよびませんが、Wi-Fi5よりもおよそ1.4倍の通信速度が期待できます。Wi-Fi EasyMesh™対応により、メッシュWi-Fiの構築も可能です。特定の方向に電波を飛ばすビームフォーミング機能もあるため、障害物の影響を受けにくいでしょう。
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
---|---|
検証時の5GHz下り最大通信速度 | 144.02Mbps |
WPSボタンあり | |
バンドステアリング機能 |
良い
気になる
転送速度(理論値) | 1201+573Mbps |
---|---|
設置方法 | コンセント直挿し |
アンテナの種類 | 内蔵アンテナ |
アンテナ数 | 2×2 |
デュアルバンド接続 | |
ストリーム数 | 2ストリーム |
最大帯域幅 | 80MHz |
幅 | 85mm |
奥行 | 33mm |
高さ | 141mm |
重量 | 230g |
有線LANポートあり | |
ビームフォーミング機能 | |
MU-MIMO機能 | |
メッシュ機能 | |
セキュリティ規格 | WPA3、WPA2、WEP |
メーカー保証期間 | 1年 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここでは、バッファロー WEX-1800AX4のデメリットをカバーする商品をご紹介します。購入を迷っている人はぜひ参考にしてみてくださいね!
TP-LinkのArcher Air E5は、複数台の機器を接続しても通信速度が落ちにくいのが魅力です。下りの最大通信速度は232.55Mbpsと速め。実際に5台の機器を同時接続すると、1台のみのときと比べて通信速度は44.3%しか落ちませんでした。
比較した商品内でもとくに快適な通信速度を維持できていたため、使用する機器が多い人や家族が多い家庭でも問題なくネットを利用できます。
IPv6にも対応しており、使用人数や時間帯による通信速度の低下を抑えられるのも利点です。バンドステアリング・ビームフォーミング・MU-MIMO機能も搭載しているため、通信が安定しやすいでしょう。
バッファローのWEX-5400AX6は、通信速度を重視する人にぴったりです。実際に計測したところ、下りの最大通信速度は347.2Mbpsとかなり高速でした。WEB会議や高画質動画の視聴にも困らないでしょう。
接続範囲も広く、計測した6時点すべてで通信速度は150Mbps以上をマーク。マンション・戸建て問わず、家中に十分な電波を届けられます。
WPSに対応しており、親機とは簡単に接続できます。公式サイトでは接続手順の説明動画を閲覧できるので、はじめてWi-Fi中継機を使う人も手順に迷いませんよ。
バッファロー WEX-1800AX4は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトにて購入できます。ECサイトでの販売価格は税込で6,000円台(※2024年8月時点)とWi-Fi6対応の商品のなかでは手頃なので、検証結果を参考にぜひ検討してみてください。
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