バッファロー WEX-3000AX4EAは、家中どこでも快適に通信したい人におすすめです。実際に木造の戸建て3階建に設置したところ、1~3階までおおむねカバーできました。下りの通信速度は、計測ポイント6つ中4つで300Mbps前後を記録し、180Mbpsを下回ったところはありません。上りも6つすべてで約150Mbpsを維持。上り・下りともにすべての地点で、比較した全商品の平均を大幅に上回りました。電波が届きにくい部屋の通信改善に期待できるうえに、設置場所付近の通信速度はとくに高速でした。下りは311.30Mbpsを記録し、重いデータのダウンロードを快適に行えるレベル。上りも171.71Mbpsとスピーディだったので、オンライン会議などで自分の映像・音声をクリアに届けられるでしょう。複数台で同時に通信した際の速度低下が気になりにくいのもポイント。5台の機器で同時に使った際の通信速度は179.4Mbpsを記録しました。1台接続時に比べて速度の減衰率は44.7%と、比較した全商品の平均が74.17%(※2024年12月時点)だったなかかなり抑えられています。動画視聴程度であれば快適にこなせそうです。口コミに反して、初期設定はWPSボタンを押すだけと簡単。接続方法は説明書にイラスト付きで書かれています。スマホ用アプリからの操作も可能です。安定して通信するための機能が少なく、回線の混雑状況によっては速度低下する可能性があるのは惜しいところ。とはいえWi-Fi 6に対応し、通信速度の実測値も高速でした。価格は9,000円台(※2024年12月時点・ECサイト参照)です。同時期に発売されたWEX-3000AX4より約1,000円高いものの、設置方法をコンセント直挿し・据え置きの2パターンから選べます。コンパクトなので、メーカーが謳うように設置場所を問いません。手軽に通信環境を改善したい人は、ぜひチェックしてみてくださいね!<おすすめな人>家中のどこでも快適にネットを楽しみたい人初期設定が難しくないものがいい人コンセント直挿し・据え置きのどちらで設置するかまだわからない人<おすすめできない人>通信が安定しやすい多機能なものがほしい人
バッファロー WEX-3000AX4は、コストを抑えつつ通信環境を改善したい人におすすめです。実際に木造の戸建て3階建に設置したところ、設置場所付近の通信速度は下り・上りともに比較した商品内でもトップクラスでした。下りは324.4Mbpsと、重いデータのダウンロードをスムーズにこなせるレベル。上りも220.05Mbpsだったので、オンライン会議などで自分の映像・音声を相手にクリアに届けられるでしょう。接続範囲は広く、1~3階をおおむねカバーできました。下りの通信速度は、計測地点6つ中5つで約300Mbps、最も遅い場所でも232.59Mbps。上りもほとんどの部屋で約200Mbpsを記録し、下り・上りともに比較した全商品の平均を上回りました。口コミであったように、電波の死角となる部屋でも高速通信が期待できるでしょう。複数台接続時に速度低下を感じにくいのも強みです。5台の機器と接続すると通信速度は61.6%減衰したものの、元の速度が速いのでそれほど影響はありません。比較したなかには50Mbps前後まで低下した商品もあったなか、本商品は125.6Mbpsを維持しました。動画視聴程度であれば快適に行えそうです。初期設定はWPSボタンを押すだけなので簡単。接続方法はマニュアルにイラスト付きで解説されており、設定の変更はスマホ用アプリからも行えます。しかし、通信の安定性を高める機能は少なめです。複数台で同時に接続したときや、回線の混雑などによる影響を受けて速度が低下する可能性があるので注意しましょう。コンセントに直挿ししてコンパクトに設置できるのも特徴。同時発売されたWEX-3000AX4EAとは違って据え置きはできないものの、その分価格は約8,000円(※2024年12月時点・ECサイト参照)と1,000円ほど安価です。設置する予定の場所にコンセントがあるなら、ぜひ第1候補として検討してみてくださいね!<おすすめな人>コストをあまりかけずに通信環境を改善したい人簡単に初期設定できるものがいい人<おすすめできない人>安定した通信が期待できる多機能なものがいい人コンセントに直挿しで使うとは限らない人
TP-Link RE305は、予算を抑えながら特定の部屋の通信速度を改善したい人におすすめです。3階建ての建物の1階にWi-Fiルーター、2階に本商品を設置。設置場所付近の2階の通信速度を3回計測したところ、上り平均113.72Mbps・下り平均154.94Mbpsと高速でした。規格がWi-Fi 5でありならがら、比較した上位規格のWi-Fi 6対応商品に引けを取らない結果です。オンライン会議もスムーズに行えます。接続範囲も広めで、1階や3階の各部屋の通信速度もさほど遅くありません。チェックしたどの部屋でもネットが快適に使える基準とした上り10Mbps・下り50Mbpsを上回り、「電波が弱い」「範囲が狭い」との口コミを覆しました。オンライン会議などの重い通信を行う場合は中継機に近寄る必要があるものの、SNSやWEB閲覧程度であればストレスに感じることは少なそうです。初期設定は専用アプリの指示に従うだけと簡単。検証では親機との連携が10分で完了しました。ボタン1つで親機と接続できるWPSボタンも搭載しています。困ったときは日本語の説明動画があり「設定が簡単ですぐに使用できる」という口コミどおり、初心者でも利用しやすいでしょう。場所を選ばない直挿しタイプで、上のコンセントに干渉しないのも利点です。ただし、バンドステアリング・ビームフォーミングなどに非対応で、比較したなかでも通信を安定させる機能が少ないのは気がかり。実際に5台接続時の通信速度を計測すると、1台接続時と比べ減少率は91.1%と高めでした。比較した全商品の平均減少率76%(※2024年11月時点)を上回り、「家庭やオフィス全体で確かな接続を実現する」との謳い文句に反して複数人での使用には不向きです。値段は3,000円台(※2024年11月時点・ECサイト参照)とお手頃で、設置場所付近の通信速度は申し分なく、一部の部屋だけ通信速度を上げたいならうってつけの本商品。とはいえ、高速で安定したWi-Fiを家全体に広めたい人や、複数の機器を使う人はほかの商品を検討しましょう。<おすすめな人>特定の部屋の通信環境を改善したい人予算を抑えたい人初期設定が簡単な商品がほしい人<おすすめできない人>接続したい機器が多い人通信の安定性を重視したい人
BUFFALO Wi-Fi中継機 WEX-733DHP2シリーズ
BUFFALO Wi-Fi中継機 WEX-733DHP2シリーズ WEX-733DHP2は、手軽さを求める人におすすめです。コンセントに直挿しするタイプで、上部のコンセントを塞がずに設置可能。初期設定も親機と本品のWPSボタンを押すだけと簡単。管理画面から設定することもできます。比較した全商品の約3割にはなかった説明動画が公式サイトに掲載されており、「設定が簡単」という評判どおりでした。肝心の通信速度は、高画質動画の視聴をギリギリ楽しめるレベル。戸建ての2階に設置したところ、最大通信速度は119.2Mbpsでした。5台同時接続時の通信速度の減少率は44.7%と、比較した全商品の平均67.5%(※執筆時点)に比べて少なめ。複数台接続しても、ネットサーフィン程度であれば快適に行えるでしょう。ただし口コミで懸念されたとおり、接続範囲は広いとはいえません。比較したなかには1~3階まですべての部屋で通信速度が150Mbps以上なものもあったなか、本品は3階の部屋で70Mbps前後を記録。マンションや2階建てであれば比較的使いやすいものの、3階建ての各部屋でWEB会議・ゲームなどするには物足りないでしょう。また、通信の安定性を高める機能も少なめ。接続端末の位置を特定して電波を送るビームフォーミング機能・自動で空いている周波数帯に接続するバンドステアリング機能は非搭載。MU-MIMO・QoS機能もありません。回線の混雑を避けるIPv6には対応しているものの、家族が多い家庭では通信が不安定になる可能性があります。一方、執筆時点の価格は3,000円前後(※ECサイト参照)と比較したなかでもリーズナブルなため、コストを抑えられるのは利点です。とはいえ、本品のWi-Fi規格はWi-Fi 5。Wi-Fi 6に対応している商品には速度は及びません。比較した上位商品にはより高性能なものもあったため、目的に応じて選択してみてはいかがでしょうか。
バッファロー WEX-1800AX4は、家中でネットサーフィンを楽しみたい人におすすめです。比較したほかの商品には、インターネット利用時に重要な下り速度が100Mbpsに満たないものもありましたが、本品の実測値は139.89Mbpsと十分。WEB会議など負荷が大きい作業には物足りないものの、標準画質の動画の視聴やWEBページの閲覧は問題なく行えます。電波が届く範囲も広めでした。実際に戸建て3階にて使用したところ、下り速度の平均は2階の和室で139.89Mbps、3階の階段で118.60Mbpsを記録。設置場所の1階でも高速の基準となる150Mbpsを超えなかったため、口コミどおり高速とはいえませんが、親機から離れた場所でもネットを使えます。メッシュWi-Fiにも対応していますよ。初期設定にも手間はかかりません。WPSボタンがついており、親機とワンタッチで接続できます。専用のスマホアプリに加えて、公式サイトにて説明動画が公開されているのも利点。初心者でも手順に迷わないでしょう。コンパクトサイズかつコンセントに直挿しできるため、すっきり設置できるのもうれしいポイントです。一方で、接続台数を増やすと通信速度が落ちるのは気になります。実際に5台接続時の通信速度は、平均72.08Mbpsをマーク。比較したなかには1台接続時よりも速度が50%ほどしか落ちない商品もあったなか、76.3%も低下しました。スマホとタブレットなど、複数台接続したい人には不向きです。Wi-Fi6対応ですが、混雑した周波数帯を避けて接続できるバンドステアリングや、複数端末を同時接続しても速度が落ちにくいMU-MIMOなど通信を安定させる機能は少なめ。上位商品には高速通信が可能かつ機能が充実した商品もあったので、より快適にネットを利用したい人はほかの商品もチェックしてみてください。
TP-LinkのRE900XDは、フロア全体の通信速度を改善したい人におすすめです。実際に戸建てに設置して測定したところ、中継機の近くでは比較したなかで唯一の400Mbps越えを記録(※2024年8月時点)しました。「超高速接続を実現」との謳い文句にも納得です。親機に高スペックのWi-Fiルーターを使用している場合は、フロア全体の通信速度を改善できるでしょう。通信範囲も広く、1~3階のすべての計測ポイントで上り150Mbps・下り300Mbpsを超えました。比較した商品には上り・下りともに30~50Mbpsとかなり遅いものもあったのに対し、中継機ながらWi-Fiルーターに匹敵するほどの速度が出ています。「設置した階でないと速度が遅くなる」との口コミに反し、3階建ての戸建てもしっかりカバーできるでしょう。初期設定も簡単です。WPSボタンがあるため、接続はワンタッチ。スマホ用アプリが用意されており、機械の設定が苦手な人も扱いやすいですよ。ただし、本体サイズは幅189×奥行59×高さ200mmと、一般的なアンテナ内蔵のWi-Fiルーターと同じくらいのサイズ感です。「大きくて設置に場所をとる」との口コミどおり、場所を選びます。値段が13,000円程度(※2024年8月時点)と高いのもネック。値段的に導入しやすいのがメリットである中継機ながら、安価なメッシュWi-Fiと変わらない価格帯です。とはいえ、使用しているWi-FiルーターがメッシュWi-Fi非対応でも1台だけ導入すればよいので、メッシュWi-Fi非対応の高性能ルーターをお使いであれば、有力候補となります。総合的に見て、性能重視で選びたい人にはおすすめの商品。複数機器を接続すると通信速度の低下が見られたものの、元の速度が速いので5台繋いでもWebサイトの閲覧には困りません。通信速度を改善したいなら、ぜひ検討してみてください。購入コストを抑えたい人・コンパクトなものを探している人は、ほかの商品をチェックしましょう。