アディゼロ ジャパン5をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
雲の上を走るような履き心地を追求した、アディゼロ ジャパン5。インターネット上の口コミでは高評価が多い一方で、「足幅が広すぎた」「クッション性が少し邪魔だった」といった気になる評判もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか？
そこで今回は、アディゼロ ジャパン5を含むレディースランニングシューズ15商品を実際に使って、クッション・反発性・安定性・走りやすさを⽐較してレビューしたいと思います。購⼊を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね！
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
マイベストが行っています
【総評】ランニング初心者・足幅が狭い人には向かないが、経験者には扱いやすい
良い
- ・日本人の足型に合わせた設計
- ・反発性が高く、経験者に向いている
- ・フィット感があり走りやすい
気になる
- ・初心者にはソールが薄く物足りない
- ・アッパーとアウトソールのやわらかさが安定性を損ねる
- ・足幅が狭い人にはフィット感が足りない
アディゼロ ジャパン5は、ランニング初心者にはあまり合わない商品です。ソールが薄くクッション性に欠けるため、走り慣れていないと足に負担がかかる可能性があります。
また、足幅が比較的狭い人も避けたほうがよいでしょう。日本人の足型に合うように幅が広く作られているため、フィットしない人は足が安定せず走りづらさを感じます。
一方、ランニング経験者は検討してもよいアイテムです。優れた反発力は、走り慣れている人の筋肉なら自在にコントロールできます。スピードアップに一役買ってくれますよ。
また、足幅が広くかかとが細めの人も、足にしっかりフィットするのでおすすめです。しかし、走り慣れていない人や自分の足の形に合わないと感じる場合は、検証したほかの商品も検討してみてください。
アディゼロ ジャパン5のデメリットが気になる人におすすめの商品を紹介
実際にアディゼロ ジャパン5と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
アディゼロ ジャパン5よりも高い評価を獲得した商品も！ぜひこちらも検討してみてくださいね。
アディゼロ ジャパン5とは
スポーツに特化したシューズ・ウェア・アクセサリーなどを幅広く展開している、adidas。扱っているアイテムには、パフォーマンスを最大限に引き出す設計がなされています。
今回紹介するアディゼロ ジャパン5は、軽やかな履き心地でスピードアップを目指せるランニングシューズです。
ミッドソールには、クッション性と反発性に優れた素材を採用。着地時の衝撃を吸収し、スピードサポートを行います。
耐熱・耐寒・耐久性に優れており、温度や天気によって性能が変化しない点も特徴。機能性を長く維持できます。
また、高いグリップ力を持つアウトソールも魅力です。
レース用の自転車にも使われるコンチネンタルラバーを採用。どんな状況下でも地面をしっかりつかむので、スリップによるエネルギー消費や怪我を防ぐ働きが期待できますよ。
足なじみがよく通気性に優れているため、足の動きを妨げず、快適な履き心地を叶えます。
カラーは全2色。今回紹介したコアブラックのほか、ハイレゾイエローがあります。どちらの色もかわいいので、自分のファッションに合わせて選んでみてください。
実際に使ってみてわかったアディゼロ ジャパン5の本当の実力！
今回は、アディゼロ ジャパン5を含むレディースランニングシューズ全15商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①：クッション・反発性
検証②：安定性
検証③：走りやすさ
検証① クッション・反発性
まずは、クッション性・反発性の検証です。
ランニングシューズアドバイザーの藤原岳久さんご協力のもと、ミッドソールの構造・衝撃吸収性をチェックしています。
この検証での評価は、以下のようにつけました。
- クッション性がない
- クッション性・反発性に乏しく、関節への負担も大きそう
- クッション性・反発性ともに普通
- クッション性・反発性ともによい
- 非常にクッション性と反発性が適度で、関節の負担が起こりにくい
初心者には物足りないクッション性。優れた反発性は上級者向き
クッション性が物足りず、初心者には向かない構造。つま先のソール部分が1.4ミリと薄く、走り慣れていない人には着地時の衝撃が負担になります。
しかし、反発性は優れているので、経験者には扱いやすい印象です。
ランニングを普段からしている人の筋肉なら、反発性を上手くコントロールできるので、スピードアップの助けになるでしょう。
検証② 安定性
次に、安定性の検証です。
引き続き、ランニングシューズアドバイザーの藤原岳久さんに見てもらい、かかとの安定感・アッパーの剛性・ソールのねじれ剛性を評価しています。
この検証での評価は、以下のようにつけました。
- 安定性がない
- 安定性がやや低く、バランスがやや保ちにくく、ねじれ剛性もややない
- 安定性は高いほうで、バランスもまあまあ保てて、ねじれ剛性が許せる範囲にある
- 安定性は高いほうで、バランスもそれなりに保てて、ねじれ剛性がそれなりにある
- 非常に安定性が高く、バランスを保ちやすく、ねじれ剛性が強い
やわらかいアッパーやアウトソールがネック。日本人の足にフィットしやすい点は◎
アッパーやアウトソールのやわらかさで減点されたものの、靴底にコンチネンタルラバーが使われている点で評価を伸ばしました。耐久性が期待できます。
また、日本人の足に合わせた木型を使用しているため、かかとを細く足幅を広く作られています。そのため、フィット感は優秀でした。
検証③ 走りやすさ
最後に、走りやすさの検証です。
ランニング初心者のモニター3人に協力してもらい、推進力（35%）・クッション・反発性（35%）・安定性（30%）の観点から評価しています。評価の重みづけは（）内のとおりです。
この検証での評価は、以下のようにつけました。
- 推進力がなく、クッション・反発性がなく、安定性に劣る
- やや推進力がなく、ややクッション・反発性がなく、やや安定性に劣る
- まあまあ推進力があり、まあまあクッション・反発性に優れ、まあまあ安定性に優れている
- 推進力があり、クッション・反発性に優れ、安定性に優れている
- 大変推進力があり、大変クッション・反発性に優れ、大変安定性に優れている
足幅がフィットすれば走りやすいが、合わない場合は注意が必要
走りやすさは、2.3点と平均を下回る結果に。幅の広い作りなので、足幅の狭い人は足が靴の中で泳いでしまいました。足が安定しないため靴ずれや痛みに注意が必要です。
一方、足にフィットしたモニターには走りやすいと好評でした。自分の足に合うかどうか、事前に試着するとよいでしょう。
アディゼロ ジャパン5の詳細情報
初心者でも走りやすいランニングシューズは、こちらをチェック
初心者にも走り慣れた人にもおすすめできるのが、onのクラウドスウィフトです。反発性が優秀で、弾むように心地よく走れますよ。つま先とかかとが跳ね上がった形なので、推進力も抜群でした。衝撃吸収性が高く、足が疲れにくいところも魅力。初心者でも走る楽しさを感じられる一足です。
ASICSのGT-2000 9なら軽い走り心地を実感できます。従来のモデルに比べ軽量なのが特徴。その分足の負担になりにくいでしょう。つま先には反発性、かかとにはクッション性が備わっていて、走りやすさも好評でした。やわらかい履き心地ながら安定感もあるので、軽快に足を運び出せます。
オン・ジャパンCloudswift
| アッパーの素材 | エンジニアードメッシュ |
|---|
- アウトソールの素材
- ラバー
- 重量
- 240g
良い
- ・硬い路面でも軽やかな走りを保てる
- ・反発性と着地時の衝撃吸収性に優れる
- ・安定性が高く、疲れにくい走りをサポート
気になる
- ・硬めのソールでやわらかい履き心地は得られない
| ヒールドロップ | 7mm |
|---|
クラウドスウィフトをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
| アッパーの素材 | 合成繊維、人工皮革 |
|---|---|
| アウトソールの素材 | ラバー |
| 重量 | 235g |
| ヒールドロップ | 10mm |
GT-2000 9をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
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