26,800mAhの大容量が人気のSURIA モバイルバッテリー。インターネットでも評判が高い一方で、「重い」「サイズが大きい」と気になる口コミも見られ、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、SURIA モバイルバッテリーを含むモバイルバッテリー全31商品を実際に使ってみて、実容量・使いやすさ・持ち運びやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
SURIAのモバイルバッテリーは、カバンにいつも忍ばせておきたい・小さなカバンに入れて持ち運びしたい人にはおすすめできません。サイズが大きく、特に厚みは3cmもあるため、スマホと一緒に持つとかなりかさばります。
さらに、重量も390gと比較した商品の中でも重め。容量を考慮すれば特別重いわけではないものの、持ち運びやすいとは言えません。また、充電速度も最大出力2.0Aといまひとつ。インジケーターも角度によっては見にくいと感じました。
一方、ケーブル内蔵タイプをお探しなら選択肢には入ります。Type-C・micro USB・Lightningの3本が内蔵されており、対応の機器ならケーブル不要で充電可能。さらにUSB Type-Aポートもあり、同時に4台まで充電できます。
実容量は公称の45%だったため評価は低くなりましたが、12,086mAhとiPhone12なら約4回分の大容量。サイズさえ気にならなければ購入検討の余地はあります。しかし、持ち運びやすさを重視する人は、レビューを参考に他商品もチェックしてみてくださいね。
ドライブレコーダー・Bluetoothイヤホンなどを主軸商品とする中国のメーカー、SURIA(スリア)。
今回検証するのは、26,800mAhと大容量のモバイルバッテリーです。
本体の蓄電方法は、micro USB・Type-Cの2通り。約13時間で満充電できます。また、電池残量がわかるLEDランプがついており、残量を25%刻みの4段階で表示。急な充電切れに慌てる心配もありません。
本体の側面には、スマホを立てられるスタンドも内蔵。充電しながら動画やゲームを楽しめるよう工夫されています。
電気用品安全法を満たし、PSEマーク認証取得済みです。さらに、耐熱・耐衝撃に優れたUL94規格の難燃素材を採用。過高温防止機能も搭載し、充電による本体・デバイス類の損傷を防いで長く使えるように配慮されています。
機内持ち込みも可能。表面は傷が付きにくく滑りにくいよう加工されているので、快適に使用できますよ。
今回は、SURIAのモバイルバッテリーを含むモバイルバッテリー全31商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1~5点の評価をつけています。
検証①:変換ロスの少なさ
検証②:使いやすさ
検証③:持ち運びやすさ
最初は、変換ロスの少なさ検証です。
電流負荷装置・電流計測機・フル充電のモバイルバッテリーを用意します。バッテリーが空になるまで稼働させ、実容量を算出。パッケージ記載の容量に対してどの程度の割合かを確認しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
実容量の検証は、3.3点と奮いませんでした。計測の結果、実容量は12,086mAh。記載容量26,800mAhの45%にとどまりました。
変換ロスが生じるため、実容量は記載の60~70%が一般的とされていますが、残念ながら遠く及ばない結果です。そもそもの容量が多いため、スマホを約4回フル充電できる十分な実容量ですが、ほかの商品と比較しても変換効率の悪さが気になります。
次は、使いやすさの検証です。
ポート数・急速充電への対応・内蔵ケーブルやコンセントの有無・インジケーターの見やすさの4点をチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
使いやすさの検証は、5.0点と優秀でした。出力ポートは4つ。USB Type-A・Type-C・micro USB・Lightningが1つずつあり、最大4機器の同時充電が可能です。
さらに、Type-C・micro USB・Lightningはケーブル内蔵式。あらゆる機器に対応できるので、何本もケーブルを持ち歩く必要がなく非常に便利です。
しかし、出力が2.0Aまでなのはいまひとつ。極端に遅くはないものの、体感で充電の速さを感じられる2.4Aには届きませんでした。急速充電規格のQuick Charge・Power Deliveryにも非対応です。
また、インジケーターの光も、角度によっては見づらいと感じました。きちんと確認するには、正面から見る必要があります。
最後は、持ち運びやすさの検証です。
実際に手に持って、重さ・サイズ感をチェック。電池容量も考慮したうえで評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
持ち運びやすさの検証は、3.2点。平均点には届きませんでした。重量は390gと比較した商品の中でも重たいほうですが、容量が大きいことを考慮すれば仕方ないといえます。
しかし、サイズがあまりにも大きすぎました。縦横も14.3×7.6cmと大きめですが、なにより厚みが3cmもあるのがネック。気軽に毎日持ち歩こうとは思えない大きさが、評価の足を引っ張りました。
最後に、ケーブル内蔵で持ち運びやすい商品をご紹介します。
このモバイルバッテリーは、急速充電規格のPower Delivery ・Quick Chargeに対応。PC・タブレットの充電にもぴったりです。実容量も7,095mAhあるため、スマホなら約2.5回フル充電できます。さらに、Type-Cケーブルを内蔵。一般的なスマホサイズな上に、215gと容量の割に軽量なのも魅力です。
オシャモバのモバイルバッテリーは、薄型で軽いのが特徴。厚さ13.0mm・重量190gと、比較した商品の中でもコンパクトです。さらに、内蔵ケーブルは2本、USBポートも2つあります。実容量は5,610mAhなので、スマホなら約2回分。急速充電はできませんが、手頃な価格のモバイルバッテリーをお探しの方におすすめです。
バッテリー容量 | 10,000mAh |
---|---|
充電可能回数の目安(※iPhone12の場合) | 約2回 |
実容量 | 5,610mAh |
出力端子 | USB Type-C端子×1、microUSB端子×1、USB端子×2 |
フル充電までの時間 | 不明 |
同時充電可能台数 | 4台 |
最大出力(公称値) | 12W |
急速充電対応 | 不明 |
急速充電の規格 | 不明 |
対応機種 | iPhone7、iPhone7 Plus、iPhone8、iPhone8 Plus、iPhoneX、iPhoneXS、iPhoneXS Max、iPhoneXR、iPhone11、iPhone11 Pro、iPhone11 Pro Max、iPhoneSE(第2世代)、iPhone12 mini、iPhone12、iPhone12 Pro、iPhone12 Pro Max、Galaxy S10、Galaxy S10+、Galaxy S9、Galaxy S9+、Google Pixel Pixel 5、Google Pixel 4、Google Pixel 4a (5G)、Google Pixel 4 XL、Google Pixel 3、Google Pixel 3 XL、Nexus 6P、Nexus 7、その他 |
生産国 | 中国 |
付属品 | microUSBケーブル、説明書 |
特徴 | 小型 |
USB PD対応 | 不明 |
ケーブル内蔵 | |
ワイヤレス充電(Qi)対応 | |
幅 | 135mm |
奥行 | 70mm |
高さ | 13mm |
重量 | 190g |
オシャモバ モバイルバッテリーをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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