食材をまんべんなく温められて、メンテナンスも楽だと評判の東芝 オーブンレンジ ER-V18。冷蔵庫上に置けて単身でも使いやすいとの声も聞かれます。一方で、「操作ボタンが硬くて押しにくい」「オート機能で温めるとぬるい」などの気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、東芝 オーブンレンジ ER-V18を含むオーブンレンジを実際に使ってみて、料理の手間と仕上がり・加熱ムラの少なさ・使い勝手のよさをレビューします。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
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目次
結論からいうと、今回検証した東芝 オーブンレンジER-V18は、シンプルな電子レンジが欲しい人におすすめです。
実際にローストビーフを調理した結果、料理研究家の風間さんから「ムラなく加熱できている」と高評価を獲得しました。肉じゃがは加熱不足でしたが、自動メニューで7分とスピーディ。追加で加熱しても、検証したほかの商品より短時間で調理ができますよ。
検証に参加した主婦モニターからは、使い勝手も評価されました。自動メニューの番号と料理名がわかりやすく表記されていて、操作に迷いません。庫内は撥水・撥油コーティング済みで、調理後の汚れも拭くだけで簡単に落ちました。
オーブン・レンジ機能の加熱ムラもほぼなく、目立った欠点のない商品です。冷蔵庫の上に置けるくらいコンパクトなので、一人暮らしの人もぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
今回紹介する東芝のオーブンレンジ ER-V18は、シンプルな機能性が魅力。多機能だと持て余してしまう…という人向けに、使い勝手を追求して開発されています。
大手家電メーカーでありながら販売価格が2万円台と安く、家電量販店でも売れ筋の商品です。
本体サイズは、幅485×奥行376×高さ302mmと非常にコンパクト。縦開きのドアなので食材を取り出せるかの確認は必要ですが、一人暮らし用の冷蔵庫の上にも置けるサイズ感です。本体は小さいながらも、間口は29.6cmと広々としていて、大きめの弁当の温めにも困りません。
カラー展開はホワイト1色。ドア面だけブラックで、スタイリッシュなデザインに仕上がっています。
レンジの出力は、200・500・600・900Wの4パターンです。低温での解凍から、短時間で加熱できる高出力900Wまで対応しています。
オーブンの設定可能温度は100〜250℃まで。全26種類のオートメニューが搭載されていて、レシピ通りの手順で進めるだけで、手軽においしい料理が作れます。35℃・40℃の発酵メニューもあり、パン生地作りまで楽しめますよ。
今回は、東芝 オーブンレンジ ER-V18を含むオーブンレンジを実際に用意して、検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:料理の手間と仕上がり
検証②:加熱ムラの少なさ
検証③:使い勝手のよさ
せっかくオーブンレンジを購入するなら、オートメニューやレシピを活用したいですよね。まずはじめに、実際に料理を作るのにかかった手間・仕上がりを検証します。
今回の検証では、料理研究家の風間章子さんにご協力いただき、mybestコンテンツ制作チームのメンバーがローストビーフ・肉じゃがの2品を調理します。
各商品のオートメニューやメーカー指定のレシピに従い、ない場合はすべて同じレシピを使用。料理の焼き加減や味の染み具合などをチェックしました。
ローストビーフも肉じゃがともに、まずまずの仕上がりでした。とくに、加熱にムラない点が高評価。庫内は丸皿のないフラットタイプですが、上下ヒーターと湿度・温度センサーにより、均一に加熱されている印象です。
ローストビーフについては、料理研究家の風間さんから「ややレア気味だが、表面の火の入り方はよい」との評価をいただきました。調理後の芯温が31.2℃と同時に検証した他社製品より10℃近く低いことからも、レア気味であることが伺えます。
ただし、余熱時間は約7分と比較的遅め。2~3分で余熱が完了した商品もあるため、早いとはいえません。準備段階で早めに余熱をはじめておきましょう。
肉じゃがは、やや加熱不足でしたが、7分で完成に近い状態にまで仕上がります。自動メニューを使用して調理したところ、じゃがいも・人参が硬く、味も入りきらないという結果に。
+2〜3分を目安に延長して、もう少し加熱するのがよいでしょう。短時間であと1品作りたいときにも便利ですよ。
今回調理した2品は、いずれも好みを選びにくい仕上がりでした。少し加熱が足りない傾向ですが、時間を延長して微調整する・食材を小さめにカットするなどの対策がとれます。同時調理でコンロに空きがないときも活躍するでしょう。
次は、電子レンジの性能を検証します。
レンジ機能の加熱ムラを統一して確認するため、以下の方法で検証を行いました。
【あたためムラ】
卵白を加熱して固まり具合をチェック
幕の内弁当を実際に食べて、ムラを確認
【解凍ムラ】
冷凍の豚薄切り肉を加熱し、解凍具合をチェック
なお、幕の内弁当と冷凍肉は、オートモードがある場合はオートで、ない場合は説明書または幕の内弁当のパッケージに記載の温度・時間で加熱しました。卵白はすべて500Wのレンジで6分間加熱しています。
今回の検証では、大きな加熱ムラは見られませんでした。
加熱ムラを確認するために使用した卵白は、端の加熱が少し弱い程度。計測した表面温度は、隅が52.4℃・中心が64.6℃でした。四隅が液体状のままだった商品もあるなか、比較的均一に温められています。
実際にお弁当をあたためてみると、幕の内弁当は食材によって多少ムラが見られる結果に。卵焼きは適温だったものの、ハンバーグのソース・唐揚げ・ポテトサラダは少しぬるめの仕上がりでした。
とはいえ、上位商品との差はほとんどありません。自動メニューのあたため機能でも良好な仕上がりなので、ちょっと加熱が足りないときは、手動で追加加熱するとよいでしょう。
豚薄切り肉は、箸で1枚ずつ剥がせる状態まで解凍できました。凍ったままの部分や、ほんのりと火が通った部分もありますが、中心以外もしっかりと解凍されています。
操作は解凍専用のボタンを押すだけ。一度に100~300gまで解凍でき、グラム数を10g単位で設定してスタートボタンを押すと、ほどよい加減で解凍されます。出力を200Wにすれば、解凍モードとして利用可能。300g以上の解凍をしたいときは手動で調整してください。
続いて、オーブン機能の性能を検証します。
ホットケーキのタネを200℃で余熱したオーブンで20分間加熱し、表面の焼き加減を確認しました。
ホットケーキは、見るからにおいしそうな焼き色がつきました。ムラが出やすい四隅まで、きれいなきつね色です。庫内温度は均一に保たれているといえるでしょう。
オーブンの設定温度は100~250℃まで、加熱時間は最大90分まで。上下ヒーターで庫内温度を上げ、センサーで温度管理しながら焼き上げます。庫内にある程度高さがあるので、ホールケーキも焼けますよ。
最後に、使い勝手のよさを検証します。
30~50代の主婦5名に参加を依頼し、操作がしやすいか・お手入れがしやすいか等、以下項目を基準として評価しました。
説明書を見ずに、オートメニューを操作できるか
お手入れがしやすい庫内形状であるか
こびりついた汚れでも落としやすいか
主婦モニターからは、機能がシンプルで操作がしやすいと好評でした。「スタートボタンがやや重い」との意見は出ましたが、ボタンには自動メニューと料理名が併記されていて、迷わず作りたい料理が選べます。
ダイヤル式ほど直感的ではないとはいえ、説明書がなくても操作できるのは利点。頻繁に使わない自動メニューも、ドア面に記載があってわかりやすい印象でした。液晶部分はホワイトのバックライト付きで、視認性のよさも考えられた設計です。
手入れのしやすさも、モニターから高く評価されています。庫内は凹凸が少ないフラットタイプ。庫内に撥水・撥油加工が施されており、拭きとるだけで楽に汚れを落とせました。
ほかの検証商品と比べてみても、使い勝手は優秀です。毎日の手入れを楽にしたい人・ボタン操作のほうが使いやすい人にうってつけですよ。
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せっかくオーブンレンジを買うなら、機能を使いこなして料理のレパートリーを増やしたいですよね。ここでは、ER-V18で作れるレシピをいくつかご紹介します。
あと少し野菜が欲しいときには、豆もやしの塩昆布炒めがおすすめです。作り方は非常に簡単で、耐熱ボウルに豆もやしと塩昆布を入れ、ラップをしたら自動メニュー16番で3分間加熱するだけ。
加熱後は黒コショウを少し振りかけ、青ネギをトッピングしたら完成です。塩昆布で味がしっかりつくので、複数の調味料を混ぜ合わせる手間なく作れますよ。
詳しいレシピはこちらから
子どもから大人まで大好きな鶏のから揚げも、オーブンレンジがあれば楽々。8等分にした鶏もも肉をビニール袋に入れ、から揚げ粉を袋の中でまんべんなく付けましょう。後は付属の角皿にクッキングシートを引き、皮面を上にしてオーブンで加熱すれば完成です。
操作は自動メニューの14番を選ぶか、手動でオーブンを230℃に設定して15~20分加熱するだけ。後片付けが大変なから揚げも、オーブン調理で手軽に作れます。油で揚げないので、カロリーが気になるときにもおすすめですよ。
詳しいレシピはこちらから
東芝ライフスタイルのオーブンレンジは料理の仕上がり・使い勝手ともに高評価でしたが、最後にほかのおすすめ商品もご紹介します。
シャープのRE-WF181は、31種類もの自動メニューを搭載しているのが魅力。本体にメニュー番号と料理名の両方を表示しているため、操作に説明書はいりません。庫内がフラットでお手入れがしやすいため、手軽に調理が楽しめますよ。
コスパを重視する人は、ハイアール JM-V16Eをチェックしてみてください。お求めやすい価格ながら、加熱ムラが少なく、料理の仕上がりも十分です。本体のボタンの名称がわかりやすいのもうれしいポイント。容量は16Lとコンパクトなので、一人暮らしの人にぴったりです。
設定可能レンジ出力 | 600W、500W、200W |
---|---|
庫内容量 | 不明 |
タイプ | 不明 |
オーブン・グリル機能 | グリル、トースト |
オーブン最低温度 | 110℃ |
オートメニュー数 | 31 |
幅 | 不明 |
発酵機能 | 不明 |
奥行 | 不明 |
お手入れ機能 | 角皿やトレーの丸洗い可 |
高さ | 不明 |
庫内コーティング | 不明 |
電源コードの長さ | 1.4m |
待機時消費電力ゼロ | 不明 |
定格消費電力 | レンジ1420W、オーブン1350W、グリル1350W |
付属品 | ワイド角皿(366mm × 275mm)、 取扱説明書(メニュー集付) |
ドア面メニュー表示あり | 不明 |
重量 | 不明 |
最大出力 | 不明 |
庫内形状 | 不明 |
ノンフライ機能 | 不明 |
庫内の段数 | 不明 |
特徴 | おしゃれ |
特徴 | おしゃれ |
シャープ オーブンレンジ RE-WF181をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
設定可能レンジ出力 | 650W(60Hzのみ)、500W、200W相当、120W相当 |
---|---|
オーブン・グリル機能 | グリル、トースト |
オーブン最低温度 | 100℃ |
オートメニュー数 | 20 |
お手入れ機能 | 不明 |
庫内コーティング | 不明 |
電源コードの長さ | 1.5m |
定格消費電力 | レンジ900W/1250W(50/60Hz)、オーブン1250W、グリル1250W |
付属品 | 丸皿、回転台(網)、取扱説明書兼調理例集 |
特徴 | 不明 |
ハイアール JM-V16Eをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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