ヤマダ 1升炊き W 一升 YECM18G1をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

炊き上がったごはんの味はそこそこの評価に。「お米の味を生かしきれない」という口コミのとおり、甘みや旨みが少なく特別なおいしさは感じられませんでした。比較したなかには艶やかな光沢や香りを楽しめたものがあったのに対し、見た目にも特徴がない仕上がりです。

一方で、炊きムラがほとんどなかったのはよいところ。IH式やガス式より火力が少ないマイコン方式にもかかわらず、どこを食べても味に差がありませんでした。

保温や冷凍で味が落ちにくいのもメリットです。12時間保温後も、冷凍ごはんを解凍したあとも、大きな劣化は見られませんでした。

比較したなかには保温によってごはんの表面が乾燥したり、冷凍によって食感が落ちてしまった商品もありました。本商品は時間が経っても一定のクオリティをキープできており、炊き上がった直後の味とのギャップも少ないといえます。

機能性は比較した全商品のなかでも低評価です。保温・エコ炊飯など基本的な機能はありますが、比較した多くの商品についていた調理モードや食感の炊き分けには非対応。価格が安いぶんプラスαの機能はなく、炊飯のレパートリーを楽しみたい人には不向きです。

0.5〜1合の少量炊飯もできないので注意が必要。少しだけごはんを炊きたいときは、土鍋や電子レンジでご飯を炊けるグッズなどを使いましょう。

操作性は悪くありません。ボタンも液晶画面も大きめのつくりで、「直感的に操作できる」と主婦モニターから好評でした。ボタン表記もシンプルで、老若男女を問わず使いやいデザインといえます。

本体重量は約4kgと、比較した一升炊き炊飯器のなかでは非常に軽いのもメリットです。持ち運びに便利な取っ手もあり、食卓に移動させるときも楽に持って行けますよ。

ただし、液晶画面に炊き上がりの時間が表示されない点はネック。ごはんの仕上がりに合わせておかずを完成させたいシーンには、使いにくい可能性があります。

お手入れのしやすさは、今回比較した商品のなかでもかなり優秀。内釜が軽くて取り回ししやすく、手首に負担をかけずに洗えるのがうれしいポイントです。

お米もこびりつきにくいので、スポンジでゴシゴシこする必要なくお手入れが短時間で済みますよ。