美しいデザインと調理を楽しくするメロディが特徴的な、バルミューダ The Range K04A。インテリアとしての満足度が高いと評判です。しかし、「均一に焼くのが難しい」「解凍に時間がかかる」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、バルミューダ The Range K04Aを含むオーブンレンジ全27商品を実際に使って、料理の手間と仕上がり・加熱ムラの少なさ・使い勝手のよさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
入社後3年半、調理家電・調理雑貨・健康食品・サプリ・ドリンクなど、人々の食生活に関わるコンテンツの制作を担当している。2021年にヘルスケア担当として健康グッズ・寝具など400商品以上を検証し、現在はキッチンチームに所属。これまでのヘルスケアでの経験を活かして「健康を支える"食"に関わることだからこそ、よりこだわりのある選択肢を」という思いでコンテンツ制作に取り組んでいる。週末は幅広いジャンルの飲食店を巡り、美味しいお店を探すのが趣味。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
バルミューダ The Range K04Aは、オーブンレンジで手早く料理を作りたい人におすすめです。ローストビーフを作るときにかかった予熱時間は2分34秒と、比較した商品のなかでもトップクラスの短さ。専門家から「スチームオーブンと変わらない仕上がり」と好評です。肉じゃがは味が薄いものの、10分でどの野菜にもしっかり火が通りました。あともう一品ほしいときにパパッとおかずを作れるでしょう。
オーブンの性能も優秀。「均一に焼くのが難しい」という口コミに反して、オーブンでの焼きムラはほとんどみられませんでした。比較したほかの商品には、まだらになったりほとんど焼き目がついていないものもあったなか、全体的においしそうなきつね色の焼き目に。オーブンでお菓子作りをすることが多い人でも満足できるでしょう。
使い勝手にも工夫がうかがえます。ダイヤルを回すだけのシンプルな操作と、調理が楽しくなるメロディ機能が魅力。しかし、操作がダイヤル1つに集約されているため、モニターによっては「何をするにもつまみを回すのが手間に感じる」との声も。比較した商品のなかにはボタン1つでモード選択できるタイプもあったため、高評価には一歩届きませんでした。
庫内全体がフラットなため、お手入れもしやすいとモニターから好評。「拭き取りやすい」との声が多く聞かれた一方で、上部に汚れが落ちにくい部分があることもわかりました。汚れは放置せず、こまめに掃除したほうがよいでしょう。
オーブン機能はよかっただけに、あたためムラと解凍モードの性能がいまひとつだったのが惜しいところ。電子レンジでのあたためには奥側と手前側でかなり温度差がありました。加えて「解凍に時間がかかる」との口コミどおり、1度の解凍ではほとんど凍った状態のまま。解凍もあたためもムラなく高い性能を発揮した上位商品に比べ、評価が伸び悩みました。
価格は5万円台のハイグレードモデルで、品格のあるおしゃれなデザインが印象的。しかし、比較した同価格帯の商品にある温度・湿度センサーなどが搭載されておらず、機能面はやや物足りなく感じます。時短調理やお菓子作りにはうってつけですが、解凍モードを頻繁に使う人・あたためムラが気になる人はそのほかの商品もチェックしてみてくださいね。
そもそも、オーブンレンジとは加熱とグリルの両方を兼ね備えた調理家電。金額が2倍ほどするスチームオーブンレンジと迷う人もいると思いますが、オーブンの機能に違いはほとんどありません。価格の差はオートメニューの数にあるため、普段自分で料理をする人はオーブンレンジで十分といえるでしょう。
今回紹介するThe Range K04Aは、洗練されたデザインのキッチン家電を手がけるバルミューダから2017年12月に発売されました。
デザイン性が高いのはもちろんのこと、ダイヤルを回すたびにメロディが流れるのが特徴です。プロのミュージシャンの生演奏をサンプリングし、操作や調理中の音、調理完了を知らせる音に採用。調理を楽しく豊かにしてくれると謳っています。
電子レンジの出力は100W、500W、600W、800Wの4段階。冷凍ごはんのモードでは杯数を、解凍モードではg数を選択できるなど、より食材に適した加熱ができるように工夫されています。飲み物も、コーヒーやミルクなどの種類や杯数を細かく選択できますよ。
オーブンは100〜250°Cまで10℃単位で調整可能。パンやピザを作るときに重宝する発酵機能も搭載しています。付属品として深さ4cmの深角皿がついてくるので、チキンの丸焼きやパエリアなど幅広い調理に挑戦できるでしょう。
特別モデルのステンレスカラーには、本体の表面に指紋がつきにくいパウダーコートが施されているので、美しい見た目を長くキープできるでしょう。
キッチンに溶け込む洗練されたデザインは、2018年に「グッドデザイン賞」を受賞しています。
カラーはブラック・ホワイト・ステンレス・ダークグレー(ダークグレーのみオンラインストア限定)の4色展開。品格がありインテリアに馴染みやすいカラーラインナップです。
本体のサイズは、幅 450× 奥行412 × 高さ 330mm。排気口が上部についているので、背面や側面を壁にぴったりつけて設置できます。
今回は、バルミューダ The Range K04Aを含む、オーブンレンジ全27商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、調理の手間と仕上がりの検証です。
実際にローストビーフと肉じゃがの2品を調理。料理家の風間章子さんのご協力を得ながら、火の通りや味の染み具合を確認しました。
ローストビーフは表面の焼き具合が均一で、専門家からも「スチームと変わらない仕上がり」と称賛されました。しかし、中心部の火の入り方が弱く、ややレア気味。調理直後の芯温は38.4℃と、比較した商品のなかでもそこまで低くはありませんが、気になる人は加熱時間を追加するとよいでしょう。
予熱時間は2分34秒と、トップクラスの短さを記録。比較した商品には予熱に9分かかるものもあったなか、調理の時短にうってつけです。
肉じゃがは、じゃがいもや人参など大きめに切った野菜にもしっかりと火が通っています。味の染み具合は弱いですが、10分でそこそこ満足できる仕上がりになりました。
比較した商品のなかには40分~60分かかったものもあったため、調理時間もかなり短いといえるでしょう。材料をボウルに入れて加熱するだけで手間もかからないため、あと一品足りないときも気軽に作れそうです。
次に、加熱ムラの少なさの検証です。あたためムラ・焼きムラ・解凍ムラの3点を、実際に食材を加熱して確認しました。
オーブンの性能はよいものの、電子レンジ機能が足を引っ張る結果に。「均一に焼くのが難しい」という口コミに反し、オーブンはこんがりと全体的に焼き色がつきました。一方、電子レンジ機能は「解凍に時間がかかる」という口コミどおりの結果に。比較した商品のなかでは、あたためと解凍のムラが気になります。
卵白を500Wで6分間加熱してみると、奥側の左右がほとんど固まっていませんでした。比較した多くの商品では全体的に白く固まっていたため、電子レンジの加熱ムラはかなり気になる結果です。
卵白の表面温度を測定すると、温度差が最大26℃もありました。上位商品の温度差は10℃前後のものが多かったのに対し、本商品は場所によってかなり温度差が出ています。
しかし、あたため直後の卵焼きの表面温度は62.5℃と、おかずによってはかなり熱さを感じるものもあるため注意が必要です。しっかりあたたまっているため、少し時間をおいてから食べ始めてもよいかもしれませんね。
ホットケーキのタネを200℃で予熱したオーブンで20分間加熱したところ、若干手前の焼き色が薄いものの、ほとんどムラなく仕上がりました。比較した商品のなかには、焼き目がほとんどつかないものもありましたが、均一においしそうな焼き目がついています。
スポンジケーキなど、お菓子作りにもうってつけのクオリティで「均一に焼くのが難しい」という口コミの指摘とは異なる結果でした。
冷凍の豚薄切り肉を解凍してみましたが、「解凍に時間がかかる」という口コミどおり、ほとんど解凍ができていません。比較したなかには冷凍前に近い状態まで戻った商品もあったため、本商品は解凍に不向きといえるでしょう。
比較した上位商品の多くが湿度センサーが搭載されたタイプだったのに対し、こちらはセンサー機能がまったく搭載されていないタイプ。メーカーによると、追加の解凍は手動で行う必要があるとのこと。解凍をよく使う人にとっては手間に感じるかもしれません。
最後は、使い勝手のよさの検証です。
30代から50代の主婦5名が実際にオーブンレンジを使用して、パネルが見やすいか・直感的に操作できるかなどをチェック。同時にお手入れのしやすさも確認しています。
操作性の結果はまずまずです。操作ボタンがほとんどないシンプルなデザインで、ダイヤルに機能が集約されているため直感的に操作できます。
しかし、モニターのなかには、何をするにもつまみを回す必要があることを手間に感じる人も。比較した商品のなかには、ボタン一つでモード選択できるタイプもあるため、家電の操作に慣れていない人はボタンつきの商品もチェックしてみましょう。
<操作性についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
お手入れのしやすさもおおむね良好です。ヒーターは内蔵されているため、庫内全体がフラットな構造。比較した商品のなかには、ターンテーブルが障壁になり奥まで拭けないものもありましたが、「拭き取りやすい」という声がモニターから多く聞かれました。
しかし、「上部の断熱素材は汚れが取れにくそう」という声もあったため、汚れは放置せず、こまめに掃除をしたほうがよいでしょう。
メーカーでは、庫内やフラットテーブルは固く絞ったふきんなどで水拭き、付属の角皿は柔らかいスポンジに中性洗剤をつけて洗うことを推奨しています。金属たわしやナイロンたわしは使えないため注意してくださいね。
<お手入れについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
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最後に、あたためムラが少なく、解凍モードの性能が優れている商品をご紹介します。
均一にあたためられるオーブンレンジなら、シャープのRE-SD18A-Bがおすすめ。電子レンジでのあたためにはムラがなく、とくにお弁当は食べやすい熱さに仕上がりました。解凍は全体が薄く焼けたものの火が通るほどではありません。オートメニューが豊富で毎日使いやすい優秀な一台でしょう。
解凍の性能がとくに優秀なのはシャープのRE-WF183。冷凍の豚肉を解凍したところ、1度で冷凍前に近い状態に。オーブンやあたためのムラもほとんどなく、お弁当もオートメニューを1回選択するだけで、中までしっかりあたたまりました。シンプルな操作パネルで使いやすさにも優れています。
庫内容量 | 18L |
---|---|
幅 | 455mm |
奥行 | 375mm |
高さ | 330mm |
良い
気になる
設定可能レンジ出力 | 900W、 600W、 500W、 200W |
---|---|
オーブン・グリル機能 | オーブン、グリル、トースト |
自動あたため機能 | |
オーブン最低温度 | 110℃ |
オートメニュー数 | 43 |
ヘルツ | ヘルツフリー |
発酵機能 | |
お手入れ機能 | |
庫内コーティング | |
電源コードの長さ | 1.4m |
待機時消費電力ゼロ | |
定格消費電力 | レンジ:1,420W/オーブン・グリル:1,350W |
付属品 | ワイド角皿、メニュー集 |
ドア開閉方向 | 縦 |
重量 | 14kg |
最大出力 | 900W |
庫内形状 | フラット |
チャイルドロック機能 | |
特徴 | おしゃれ |
最高温度 | 250℃ |
シャープ オーブンレンジ RE-SD18Aをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
設定可能レンジ出力 | 900W、600W、500W、200W |
---|---|
庫内容量 | 18L |
オーブン・グリル機能 | グリル、トースト |
自動あたため機能 | 不明 |
オーブン最低温度 | 110℃ |
タイプ | オーブンレンジ |
ヘルツ | ヘルツフリー |
オートメニュー数 | 41 |
発酵機能 | |
幅 | 455mm |
お手入れ機能 | 不明 |
奥行 | 375mm |
庫内コーティング | 脱臭クリーンコート |
高さ | 330mm |
電源コードの長さ | 1.4m |
庫内有効高さ | 不明 |
待機時消費電力ゼロ | |
庫内有効奥行 | 不明 |
定格消費電力 | レンジ1420W、 オーブン1350W、 グリル1350W |
庫内有効幅 | 不明 |
付属品 | ワイド角皿×1枚、取扱説明書 |
自動お手入れ機能 | 不明 |
ドア開閉方向 | 縦開き |
ドア面メニュー表示あり | 不明 |
重量 | 14kg |
最大出力 | 900W |
庫内形状 | フラット |
操作方法 | ダイヤル式、ボタン式 |
オートメニュー | 不明 |
ノンフライ機能 | 不明 |
センサー種類 | らくチン!(絶対湿度)・温度センサー |
ミラー仕上げ | 不明 |
アプリ連携可能 | 不明 |
チャイルドロック機能 | 不明 |
庫内の段数 | 不明 |
特徴 | おしゃれ |
最高温度 | 250℃ |
特徴 | 不明 |
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