2通りの使い方ができると人気の10,000mAhモバイルバッテリー、Anker 633 Magnetic Battery。インターネット上では「使いやすくて便利」と評判です。しかし、「充電速度が遅い」「重たい」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の10,000mAhモバイルバッテリーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、10,000mAhモバイルバッテリー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」を心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
4,890円
おすすめスコア
変換ロスの少なさ
充電の速さ
持ち運びやすさ
使いやすさ
変換ロス率 | 27.89% |
---|---|
最大出力(実測値) | 18.37W |
良い
気になる
Anker 633 Magnetic Batteryは、モバイルバッテリーを毎日持ち運びたい人におすすめです。商品を確認したところ、便利に使えるための機能が充実。比較したなかでは少数だったワイヤレス充電に対応し、MagSafe対応のiPhoneなら背面にくっつけるだけで充電ができます。また、スマホを充電しながらスタンドとして使えるのも利点です。
電圧変換によって起こる電力ロスは少なめ。実際に使える容量を計測すると、表記の10,000mAhに対して7,211mAhで、ロス率は27.89%と低めでした。比較した商品には実容量が7,000mAhを超えるものは少数だったなか、iPhone14ならフル充電が2回できる容量です。有線充電と併用すれば、最大3台の機器を同時充電できますよ。
「充電速度が遅い」という口コミに反して、充電の速さも良好。充電出力を計測した結果、18.37Wを記録しました。比較したなかでは20W出力の商品で実際にiPhone14を充電すると、30分で0%から約60%まで充電できましたが、こちらも同程度の速さで充電ができるでしょう。「急速充電を可能にする」という宣伝文句どおりです。
持ち運びがしやすい点もメリット。面積は70.62cm2・厚さ18mmと、スマホと重ねた状態でも片手に収まりやすい大きさです。口コミには「重たい」とありますが、重量は約218gと比較した商品のなかでも軽量で、持ち運びにくさはあまり感じないでしょう。ポケットにも入れやすいサイズ感です。
価格は税込7,990円(※価格は執筆時点・公式サイト参照)と、比較したなかでは高価格。値段は高めですが、「使いやすくて便利」という口コミどおり、日常生活で快適に充電できるための機能が豊富にそろっているのが魅力です。長時間の外出でスマホのバッテリー切れが心配な人は、購入をぜひ検討してみてください。
実際にAnker 633 Magnetic Batteryと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
Anker 633 Magnetic Batteryよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
UGREEN
大容量で高速充電するならコレ。ケーブル内蔵でかさばらない
CIO
30Wを超える高出力。厚さ16.2mmの薄型で持ちやすい
10,000mAhのモバイルバッテリーには、スマホを約2回充電できる容量があります。20,000mAhのモバイルバッテリーに比べるとサイズがコンパクトなので、ちょっとした外出や旅行でも持ち運びやすいのがメリットです。
Anker 633 Magnetic Batteryは、家でも外出先でも使いやすい仕様のモバイルバッテリー。家ではスタンドを利用してマグネット式ワイヤレス充電器として、外出先ではマグネット式ワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーとして2WAYで使えます。
Ankerは、世界No.1のモバイル充電ブランド(※)を謳うメーカーです。製品に独自の急速充電テクノロジーPowerIQを搭載しているのが特徴で、それぞれの機器に適したスピードでの急速充電を可能にすると謳っています。
ユーロモニターインターナショナル2021年の小売販売額ベース、2022年10月に実施された調査に基づく。
パススルー充電はUSB-Cポートからの入力、かつワイヤレス出力時のみ可能です。お使いの機器へUSB-Aポートからの同時充電はできません。
強力マグネットによるマグネット式ワイヤレス充電機能を備え、外出時もiPhoneがズレにくく安定して充電できると謳っています。本品は、iPhone 14 / 13 / 12 シリーズ専用です。
価格は執筆時点・公式サイト参照
サイズは約107× 66×18mm、重さは約218g。片手に収まるコンパクトなデザイン謳い、充電中でもiPhoneの操作を邪魔しにくい設計です。0.6mのUSB Type-C to Type-Cケーブルおよび、取扱説明書を付属しています。
カラーはブラック・ホワイト・ブルーの3色展開。スマホや好みに合わせて好きなカラーを選べますよ。
今回は、Anker 633 Magnetic Batteryを含む10,000mAhモバイルバッテリー全49商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、変換ロスの少なさの検証です。
フル充電状態の商品が空になるまで、電子負荷抵抗器と電圧電流チェッカーを使ってバッテリーの実容量を計測。パッケージに記載されている容量に近い数値であるかをチェックしました。
比較したなかでは実用量が7,000mAhを超える商品はかなり少数でしたが、こちらはiPhone14ならフル充電が2回できる容量です。長時間の外出で、充電切れが心配なシーンでも重宝するでしょう。
続いて、充電の速さの検証です。
商品を使用してMacBook Pro 16インチを電池残量が30%から60%になるまで充電。充電時の最高出力を電圧電流チェッカーで測定し、出力が高く充電が速いかをチェックしました。
なお、充電出力のW(ワット)が大きいものほど充電速度は速いといえます。
検証の平均値の19.24W(※執筆時点)にはわずかに届きませんでしたが、高評価基準の15Wよりも高い数値です。比較したなかでは20W出力の商品で実際にiPhone14を充電したところ、30分で0%から約60%まで充電できました。こちらも同程度の速さで充電ができるでしょう。
最後に、持ち運びやすさ・使いやすさの検証です。
商品を確認して、面積・厚さ・重量の観点から持ち運びやすさをチェック。また、充電残量の表示方法や同時に充電できる機器台数を調べて、使い勝手のよさを検証しました。
比較したほかの商品には、サイズが大きくてポケットに入れづらいものもありました。それに対してこちらは、持ち運びやすいコンパクトさです。
さらに、有線充電との併用で最大3台の機器を同時充電できるのも強み。本体にはスタンド機能もあり、スマホを充電しながらスタンドとして使えるのも利点です。
変換ロス率 | 27.89% |
---|---|
最大出力(実測値) | 18.37W |
良い
気になる
入力端子 | USB Type-C×1 |
---|---|
出力端子 | USB Type-C×1、USB Type-A×1 |
ワイヤレス時の最大出力(公称値) | 7.5W |
ケーブル内蔵 | |
ACプラグ内蔵 | |
ワイヤレス充電(Qi)対応 | |
付属品 | USB Type-C to Type-Cケーブル、取扱説明書 |
保証期間 | 24か月+6か月(会員登録後) |
幅 | 10.7cm |
奥行 | 6.6cm |
高さ | 1.8cm |
重量 | 約218g |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
4,841円
(最安)
販売価格:4,890円
ポイント:49円相当
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(18,032件)
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287,689円
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販売価格:287,689円
ポイント:0円相当
送料別
(5,069件)
価格は執筆時点・公式サイト参照
また、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングや家電量販店のECサイトでも販売が確認できました。普段利用しているサイトがある場合は、そちらもチェックしてみてくださいね。
最初に注意したいのが、必ず機内持ち込み荷物に入れること。預け荷物の中に入れてしまうと、X線検査で引っかかって破棄される場合もありますよ。
また、持ち込める容量や個数の制限をチェックしておくのも大切。制限の基準は航空会社によっても違うため、搭乗する航空会社の公式サイトで事前に調べておきましょう。国内線の場合は、容量が27,027mAh以下であれば何個でも持ち込みができ、27,027mAh以上43,244mAh未満なら2個まで持ち込みが許可されています(※執筆時点)。
モバイルバッテリーは、一般ゴミとして捨てることはできません。内蔵されているリチウムイオン電池は発火や爆発の恐れリスクがあるため、処分には注意が必要です。
リチウムイオン電池はリサイクル可能な二次電池に分類されているので、処分する場合は家電量販店やホームセンターにある電池用のリサイクルBOXを利用しましょう。
最後に、使いやすいデザインが人気のモバイルバッテリー10,000mAhをご紹介します。
ポケットに入れやすいサイズ感にこだわるなら、CIOのSMARTCOBY Pro SLIMがうってつけ。厚みがわずか16.2mmの超薄型設計で、スマホと重ねても邪魔になりにくいのがメリットです。比較した商品のなかでも充電スピードが速く、忙しい合間にサッと充電したいシーンにもおすすめですよ。
Zendureのモバイルバッテリー SuperMini GOは、カメラ型のユニークなデザインが特徴です。デザインがかわいいだけではなく、ワイヤレス充電や同時に3台の機器を充電できるなど機能性も充実。カラーはシルバーやシアンも選べ、スマホのアクセサリー感覚で持ち運びたい人に向いています。
変換ロス率 | 32.29% |
---|---|
最大出力(実測値) | 33.55W |
良い
気になる
入力端子 | USB Type-C×2 |
---|---|
出力端子 | USB Type-C×2、USB Type-A×1 |
ワイヤレス時の最大出力(公称値) | |
ケーブル内蔵 | |
ACプラグ内蔵 | |
ワイヤレス充電(Qi)対応 | |
付属品 | USB Type-C to Type-Cケーブル、取扱説明書 |
保証期間 | 12か月+12か月(会員登録後) |
幅 | 6.9cm |
奥行 | 9.76cm |
高さ | 1.62cm |
重量 | 約180g |
CIO SMARTCOBY Pro SLIMの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
変換ロス率 | 28.90% |
---|---|
最大出力(実測値) | 20.57W |
良い
気になる
入力端子 | USB Type-C×1 |
---|---|
出力端子 | USB Type-C×1、USB Type-A×1 |
ワイヤレス時の最大出力(公称値) | 7.5W |
ケーブル内蔵 | |
ACプラグ内蔵 | |
ワイヤレス充電(Qi)対応 | |
付属品 | USB Type-A to Type-Cケーブル、保証書、取扱説明書、ストラップ、オリジナルステッカー |
保証期間 | 24か月 |
幅 | 6.7cm |
奥行 | 9.5cm |
高さ | 2.8cm |
重量 | 約224g |
Zendure モバイルバッテリー SuperMini GOをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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