ソニー INZONE H7 WH-G700/WZの口コミ・評判は？実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー！

カスタマイズ性は充実しており高評価を獲得！商品を手に取って実際にチェックした以下の項目、すべてを搭載していました。比較した商品内ですべて備えていたものは少なかったため、優秀な結果です。

1. ソフトウェア有無｜◯（PCソフトウェアのINZONE Hub）
2. イコライザー｜◯
3. バーチャルサウンド｜◯
4. マイクノイズキャンセリング｜◯
5. マイクの音量調節｜◯

専用PCソフトウェア「INZONE Hub」を利用すれば、ゲームや環境に合わせた音響・マイクにカスタマイズが可能。ゲームやアプリと紐づけるので起動しただけで音響が切り替わります。ほかにも小さい音は大きく、大きい音を小さく調整するDRC設定など、ゲームサウンドの聴き取りやすさを向上させる機能も備わっていて便利です。

バーチャルサウンドに対応しているだけでなく、自分専用にカスタマイズできる点も注目したいところ。スマホアプリ「Sony 360 Spatial Sound Personalizer」で自分の耳を撮影し、PCソフトウェア「INZONE Hub」で設定すると、耳や頭の大きさ・音の聴こえ方などの個人差に合わせたゲームサウンドを楽しめます。

FPS・TPSゲーマー10人が実際に商品で音声を聴いたことろ、音質の評価も上々。高音から低音までしっかりと響いたため、聴き取りづらさを感じる音域はほとんどありませんでした。

なかでも好評だったのは、中音域の音質。比較した一部商品にはセリフが聴き取りづらいと感じたものもありましたが、こちらは明瞭でした。モニターからも「クリアに聴こえる」と評されています。

低音はやや厚みに欠けたものの、ほかの音域を邪魔しにくい点はメリット。高音も耳障りにならない程度にしっかりと鳴り響き、モニターから「聴き取りやすい」との声が相次ぎました。「低域から高域まで、ゲーム内の全ての音を余すこと無く再生する」という謳い文句にも納得です。

1. 「低音はすっきりとして聴こえ、中音も聴き取りやすかった」
2. 「低音に迫力がないのが気になったが、中音がクリアに聴こえる」
3. 「中音は聴き取りやすく、満足できる」
4. 「少々低音に物足りなさはあるが、ぼやけることはなかった。高音がしっかり聴こえた」
5. 「中音と高音のバランスは悪くなく、人の声などは明瞭に聴こえる。ただ低音が薄いので全体のバランスがよくない」

コメントは一部抜粋

音の解像感も良好です。比較した商品内にはBGMにセリフが負けて聴き取りづらさを感じたものもあったのに対し、モニターから「音量の区別がしっかりしていた」「音がクリアに聴こえて、聴き分けやすい」と評されました。

音は迫力や臨場感も十分。比較したなかには音量を上げないと高揚感を得にくい商品もあったなか、こちらはモニターから「迫力がありダイナミックで映画のような感覚になれる」「動画の迫力も伝わってきた」とのプラスの声が寄せられました。ゲームの世界観に没入した人にぴったりでしょう。

＜解像度・臨場感についてのモニターコメント＞

1. 「動画の展開が臨場感からしっかり伝わってくる。音量の区別がしっかりしていてクリアに伝わった」
2. 「迫力を感じられる。音質はクリア」
3. 「音がクリアに聴こえて、聴き分けやすい。動画の迫力も伝わってきた」
4. 「音がクリアで一言一言に満足できる。迫力がありダイナミックで映画のような感覚になれる」
5. 「全体的にかなりよいと感じたが、若干高音がこもっているような気がした。もう少し臨場感がほしい」

コメントは一部抜粋

実際に10人のFPS・TPSゲーマーが、商品を使って「Apex Legends」の距離感・定位感のテスト動画を視聴。すると、前後左右の位置は大まかに聴き分けられました。モニターには「前後左右でしっかり方向がわかる」とコメントした人もいて、敵がいる位置を察知するのはさほど難しくないでしょう。

ただし、左右と正面の音の切り替わりや距離が離れた際に、モニターから「違和感があった」「距離感がわかりにくくなった」と指摘の声もあがっています。前後左右だけでなく上下や斜めの音の違いがわかりやすかった上位商品ほど定位感には優れていないため、FPSやTPSではよく耳をすませて使用してください。

＜方向のわかりやすさにつていのモニターコメント＞

1. 「前後左右でしっかり方向がわかる」
2. 「音質がすごくよいわけではないが、中音高音がよく出ているからか方向はわかりやすい」
3. 「音の方向はしっかり聴こえる。微細な音までしっかりと拾えた」
4. 「左右と正面の音の切り替わりに少し違和感を覚えるときがあった」

コメントは一部抜粋

＜距離のわかりやすさについてのモニターコメント＞

1. 「少し距離感がつかみにくい」
2. 「分からなくはないが強調が弱いように感じる」
3. 「遠くなっていくとしっかり距離感がわかった」
4. 「距離は意識すればわかりやすいが、全体的な音質があまりよくないと感じた」
5. 「近場の距離感は把握しやすいが、ある一定まで距離が離れるとわかりにくくなった」

コメントは一部抜粋

イヤーカップのフィット感が高く、装着感はおおむね良好。イヤーカップがしっかりと耳を覆うため、比較したカップが小さいタイプの商品より違和感を覚えにくいのが利点です。FPS・TPSゲーマーからも「フィット感があり軽さもちょうどよい」と好評で、「長時間使用しても耳が痛くならない」という口コミにも頷けます。

耳を覆うタイプでフィット感が高いと蒸れが気になるところですが、本商品はイヤーカップにさらさらしたナイロン素材を採用。長時間使用しても快適に過ごせるように配慮されています。

イヤーバンドも調整が可能でフィットしやすい設計。柔らかく厚みがあるヘッドクッションで、頭部に負担がかからないよう工夫されています。試したFPS・TPSゲーマーからも、「締めつけがあまりなくてよかった」などプラスの声が多くあがりました。

しかし、頭が大きめのゲーマーのなかには圧迫感を訴えた人も。頭のサイズによっては長時間プレイすると負担に感じることもあるので、不安な人は一度試してから購入することをおすすめします。

＜イヤーカップのフィット感についてのモニターコメント＞

1. 「調節ができフィット感がある。カップも柔らかめで耳が痛くならなかった」
2. 「イヤーパッドの圧迫感はなく、押さえる力がちょうどよいのでフィット感がある」
3. 「若干クッションが薄く感じる」
4. 「つけたときのフィット感はとてもよかった」

コメントは一部抜粋

＜バンドのフィット感についてのモニターコメント＞

1. 「締めつけがあまりなくてよかった」
2. 「本体はそこまで重くなく調節もできるので使いやすい」
3. 「頭が大きいからか頭部からの圧迫感が否めない。もう少しバンドが大きいとよい」
4. 「バンドの形状のせいなのか頭頂部に負担を感じる」

コメントは一部抜粋

マイク音質は、ノイズがあまり気にならないレベル。実際にマイクからの音声を聴いたFPS・TPSゲーマー10人中5人が、満足と回答しています。「音が少しこもっている」と指摘する人もいて、全員が「満足」とまではいきませんでしたが、ほとんどのモニターがノイズが抑制されているのを感じました。

＜マイクのノイズキャンセリング性能についてのモニターコメント＞

1. 「環境音などはあまり気にならないが、少しマイクに乗っている音声のこもるようなノイズが気になる」
2. 「ノイズを感じなくてよかった。声も聴き取りづらさがなくしっかりと拾えている」
3. 「ノイズはやや気になるが、声は聴き取りやすい」
4. 「ノイズを制御されてるのは認識できてるが、若干音声が聴き取りにくく、音量が小さく感じた」
5. 「多少のノイズは感じられる。音は少しこもっている」

コメントは一部抜粋

さらに、ダミーのヘッドマイクを用いてマイクの音質も測定。ヘッドセットをPCに接続し、ダミーのヘッドマイクの口部分に内蔵されたスピーカーからテスト用音声を流して、ヘッドセットのマイクを経由した音声の周波数特性を分析しました。

その結果、人の低い声から高い声までの周波数帯である80Hzから4,000Hzまでの平均の音量は41dBを記録。比較した商品の平均値約37dB（※2024年11月時点）を上回り、人の声がある程度ブーストされていることがわかりました。

高評価の基準とした45dBには惜しくも及ばなかったものの、「マイクの音質が悪い」という口コミほどではありません。マイクに特段こだわりがなければ使用中に不満に思うことは少ないでしょう。