栄養バランスにこだわったフードを手掛けるヒルズのサイエンス・ダイエットシリーズ。猫ちゃんの健康を大切にする飼い主さんから人気を集めています。その一方で、ネット上では「ちっとも食べない」「かなり匂う」という不満の声もあり、購入を迷っているという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は口コミの真偽を確かめるべく、ヒルズ サイエンス・ダイエット アダルト シーフードを実際に使って、原材料の信頼度とこだわり・食いつき・価格の手頃さを検証してみました。購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね!
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
サイエンス・ダイエットのアダルトシーフードは、リーズナブルでまとめ買いしやすいお手頃価格の商品です。しかし、強烈な生臭さのため猫ちゃんによって好き嫌いが分かれることがわかりました。
試食してもらった3匹の猫ちゃんのうち、2匹は完食しましたが1匹は匂いを嗅いだだけでした。匂い移りが気になる飼い主さんにもおすすめできません。ただし、フード自体はパテのように非常に柔らかいため取り出しやすく、他のフードと混ぜるのも簡単です。
ビタミン・ミネラル・アミノ酸など栄養価を高める成分も豊富に含まれるので、1~6歳の元気な猫ちゃんの健康を維持するのに役立ちます。好き嫌いしない猫ちゃんの飼い主さんは、試してみる価値があると言えるでしょう。
サイエンス・ダイエットはその名の通り、ペット栄養学に基づいた豊富な栄養素を含むのが特徴です。総合栄養食のカテゴリーに分類されており、毎日のご飯として与えれば飼い猫の健康維持が期待できます。
学術的な臨床データに基づいた高品質なタンパク質や適切なミネラルバランスで、骨と筋肉を健康に整えてくれるでしょう。また最近注目のオメガ3&6脂肪酸は、丈夫な皮膚と美しい毛並みの維持をサポートしてくれます。
猫ちゃんの健康が気になる方や、壮年期までの栄養バランスに適したフードを与えたい方におすすめ。ご褒美やおやつとしてウェットフードを与える場合にもぴったりです。
愛猫が夢中になる食感もこの商品の魅力。自然素材の豚肉と魚がメインで、猫ちゃんが好む柔らかさと舌触りを備えています。
いつものドライフードに飽きてしまった子や、硬いフードが苦手な子のメインフードとしてもおすすめです。中に薬を埋めて与えやすいので、毎日のお薬を嫌がる猫ちゃんに試してみるのも良いでしょう。
飼い猫の健康を保ってくれると好評なこちらのウェットフード。しかし、インターネット上には購入するのが不安になってしまうような口コミも見られます。そこで、実際にどのような口コミがあるのか調査してみました。
最も目立っていたのは、食いつきがよくないという声です。複数飼いをしている飼い主の口コミでは、個体によって好き嫌いが分かれるというコメントも多く見られます。購入する前に、フードが飼い猫の好みに合うか気になるところですね。
好き嫌い以前に、猫ちゃんが匂いを嫌うという声がありました。飼い主さん側でも、強い匂いに堪えられないという感想が見受けられます。
愛猫の健康を気遣う飼い主さんには魅力的なヒルズのサイエンス・ダイエットシリーズ。栄養価は高いものの、ネット上の評価や口コミを見て、購入を迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ヒルズ サイエンス・ダイエット アダルト シーフードを実際に使って、以下の3点を検証してみました。
検証①:原材料の信頼度とこだわり
検証②:食いつき
検証③:価格の手頃さ
初めに、原材料の信頼度とこだわりをチェックします。健康に気をつかうヒルズ社の商品だからこそ、高得点であってほしい項目ですね。
検証方法は、メーカーサイトや商品パッケージの記載を確認し、原材料表記の詳しさや商品独自の特徴やこだわりの有無を中心にチェックします。加点対象の記載があれば持ち点にプラスし、表記ガイドラインの違反などの減点対象があればマイナスして総合点で評価しました。
総合評価は5点中3.3点となりました。飼い猫の健康を高める栄養成分を取り入れているのは評価したいポイントです。ビタミンEやオメガ3&6脂肪酸を配合しており、メーカーのこだわりが見られるとして加点しました。
しかし、その他のビタミン類・ミネラル類の表記に具体的な説明がないのはマイナスポイントです。どちらも健康に必要な栄養素であるため過度な心配はありませんが、表記の信頼度としてはイマイチという結果になりました。
ただ総合栄養食というだけあり、ポーク・フィッシュなどいろいろな素材が盛り込まれていて、十分な栄養の摂取が期待できる商品です。
次は、猫用フードに大切な食いつきの期待度についてのチェックします。
検証では3匹の猫ちゃんををランダムに選んで、フードを食べている様子を観察させてもらいました。また、食欲を刺激する要素となる匂いの強さについてもチェックします。
3匹のうち1匹はとても美味しそうにペロリと完食するほど気に入ったようです。しかし他の2匹は微妙な反応…。うち1匹は匂いを嗅いだだけで口を付けませんでした。猫によって好みが分かれるので、主食にする場合は従来のフードに少量を混ぜながら試すのが良さそうです。
口コミでも飼い主さんが強い匂いに耐えられないとありましたが、確かに匂いがかなり強烈で、肉と魚の生臭さが凝縮された匂いがします。強い匂いは猫ちゃんに好まれる傾向がありますが、生臭い匂いは苦手な子もいるため食いつきに個体差が出たのでしょう。
フード自体はミンチ状のパテで柔らかく、取り出しやすかったです。取り扱いは簡単ですが、匂いに癖があるので飼い猫の好みに合わせて購入を検討する必要があります。
最後は「価格の手頃さ」です。検証したウェットフードには、トッピングとしても使われる一般食を含むため、100kcalあたりのコストを計算して比較しました。
コストは比較的安価で、100kcalあたり101.6円でした。栄養が豊富でリーズナブルな総合栄養食を求めている方向きのフードと言えます。
主食として与えるのはもちろん、カリカリのドライフードに少し足して、食事のバリエーションを増やしてあげるのもよいでしょう。
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