全年齢対応の総合栄養食として人気の猫用缶詰、アズミラのオーシャンフィッシュ。安心の良質成分でネット上でも人気の高い商品ですが、「猫が見向きもしない」「匂いが苦手」など少数ながらネガティブな口コミも見られます。値段も決して安くはないため、購入をためらっている飼い主さんも多いのではないでしょうか?
そこで今回は口コミの真偽を確かめるべく、この猫用缶詰を実際に試して原材料の信頼度とこだわり・食いつき・価格の手頃さを検証レビューしました。購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
猫にとっての最高品質にこだわり、安全性が確認された成分のみを使用したこの商品。多くの人が認める品質の高さは、今回の検証でもしっかりと確認されました。
生後3週間目の赤ちゃん猫から老猫まで全ての年齢に対応しているので、多頭飼いをされている飼い主さんでも与えやすいことも大きな魅力。良質のタンパク質に加えてミネラルやビタミンも含まれているので、これだけでバランスの良い食事を実現できます。
決して手を出しやすい価格ではありませんが、猫の健康を第一に考えて作られた価値ある商品です。一缶に必要な栄養素がしっかり凝縮された総合栄養食なので、毎日の食事はもちろん、体調の悪いときの食事にもおすすめです。
オーシャンフィッシュは、アメリカのナチュラルペットケア製品メーカー・アズミラの製品。厳しい品質基準に基づいたこだわりの原材料で作る猫用缶詰として、人気を集めています。まずはその魅力と特徴をご紹介しましょう。
この商品の大きな魅力は、なんといってもその品質の高さ。ナチュラルペットケア製品メーカーが手掛ける商品だけあって、FDA(米国食品医薬局)・ USDA(米農務省)の基準に基づいて作られており、仮に人間が食べても問題のない品質が保証されています。
飼い主が好む見た目や匂いではなく、食べる猫の健康を優先して作られている点も魅力です。合成保存料・防腐剤・着色料・香料不使用なのに加え、増量剤や砂糖・イーストなども無添加。世界のスタンダードとなっているAAFCO(米国飼料検査官協会)の栄養基準にも適合している点も見逃せません。
全年齢に対応しており子猫や老猫でも安心して食べられるため、ペットにできるだけ良質の食べものを与えたい飼い主の方におすすめです。
商品には、多種類のタンパク質が程よく配合されています。主成分は海洋白身魚・海洋魚煮出し汁・まぐろ・チキンレバーで、魚を成分としたタンパク質を10%も含んでいます。
これに加えて多種類のビタミン類やミネラルも配合しているので、バランスのいい総合栄養食としての利用も可能です。日々の健康維持はもちろん、体調に不安があるときにも活用できることも大きな魅力と言えるでしょう。
猫の好みにもよるようですが、与えても食べてくれないという気になる口コミが少数ながら見られました。
各販売サイトではいい口コミが目立つオーシャンフィッシュですが、少ないながらも悪い口コミが存在するのは事実です。
そこで今回は、この商品を実際に3匹の猫に与え次の3点を検証してみました。
検証①:原材料の信頼度とこだわり
検証②:食いつき
検証③:価格の手頃さ
最も重要な原材料の信頼度とこだわりから見ていきましょう。
まずは、パッケージに表記される原材料表を確認し、表記の詳しさをチェック。原材料の含有量や産地などを明記してあれば加点、曖昧な表示の場合は減点対象とします。続いて、商品の特長とメーカーのこだわり・NG表記があるかどうかに焦点を当てて評価を行いました。
原材料と栄養バランスにこだわりを持つアズミラの猫缶。副産物不使用に加え、人間用の等級グレードAの最高品質の素材だけを使用していることから、5点満点中4点という高得点を獲得しました!
原材料表記だけでなく、合わせる餌や量によって変わる給餌方法についても詳しく記載。アズミラの特長や信念がしっかり記載されているのも好印象です。子猫から老猫までオールステージ対応なのも、加点ポイントでした。
続いては猫がしっかり食べてくれるかどうか、食いつきについての検証を行います。
この検証では保護猫カフェに協力してもらい、3匹の猫が実際に食べる様子を観察した上で、匂い・たんぱく質を含む原材料の数・味のバリエーションを加味して総合的に評価しました。
まず匂いについてですが、缶を開けた瞬間からはっきりと分かる強さ。口コミにもあったように魚の匂いが凝縮されたような特有の生臭さがあります。この匂いが猫の食いつきに繋がっていると思われますが、このタイプの匂いが苦手な飼い主さんには合わないかな、とも感じました。
食べる様子を観察してみると、食いつきは優秀で3匹とも勢いよく完食してくれました。海洋白身魚・まぐろ・チキンレバーと、含まれているタンパク質のバリエーションも多く、オーシャンフィッシュの他にもビーフ・ラムの味付けをした商品もあるので、飽きずに食べてもらえそうです。
以上のようなことから、食いつきの総合評価は平均値よりやや上という結果になりました。
日常的に継続して続けられるかどうか、最後の検証では値段の手頃さを見ていきます。
今回の検証では、100kcalあたりのコストを計算して評価しました。
オーシャンフィッシュの100kcalあたりのコストは481.5円。ほぼ500円に近く、他の猫用ウェットフードと比較しても割高の部類に分類されます。
増量材や副産物を使わず、すべて植物由来で合成食材を一切使用しないなど、原材料へのこだわりがあるメーカーの商品はどうしても価格が高めになってしまいがち。その分信頼感は増すため、より安心できるペットフードを猫に与えたいという飼い主さんにおすすめの商品だと言えるでしょう。
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