アイシア 健康缶パウチ 免疫サポート まぐろペーストをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

次に、使いやすさの検証です。パッケージに使われている素材・容量・保存方法などをチェックし、飼い主にとって使いやすいかを判断しました。

その結果、内容量40gと食べ切りやすいサイズである点が高ポイント。個包装されたパウチタイプで、開封後は冷蔵庫での保管が推奨されています。なお、賞味期限は製造日より2年間です。

比較したほかの商品には、ドライフードと混ぜるときの給餌量がわからないものもありましたが、本品は1日1〜2袋と目安の量が記載されていました。食事の準備に手間はかかりませんよ。

続いて、食いつきの期待度の検証です。獣医師の彦坂道子先生にご協力いただき、病気の回復期にも使用される療養食「a/d缶」を嗜好性が高く食いつきのよいフードの基準とします。におい・かおり環境アドバイザーの石川英一さんが各商品を嗅ぎ、a/d缶ににおいが近いものほど高評価としました。

実際に嗅いだところ、まぐろそのもの香りはするものの、全体的ににおいは薄め。比較したほかの商品には猫の興味をひく脂っこさ・香ばしさをにおいから感じられたものもあったなか、本品はどちらも物足りません。

口に入れると香ばしい風味は広がりましたが、専門家からは「ミンチみたいに加工されている感じが強い」との指摘が。食が細い猫には、食いつきがあまり期待できない可能性があります。

療法食とは獣医師の指示のもと与える特別な栄養バランスのフードであり、適切でないタイミングで飼い主の自己判断で与えると体調不良の原因になる可能性があります。今回は嗜好性の高いフードの基準としてa/d缶を設定しましたが、食いつきが悪い猫にa/d缶を与えることを推奨する意図ではありません。

最後は、食べやすさの検証です。各商品の水分量・フードのテクスチャをチェックし、水分量が多くてなめらかなものほど高評価としました。

その結果、固形物のないなめらかなペーストタイプで食べやすさは高評価に。比較したほかの商品には水分量が80%に満たないものもあったなか、89.2%以下と非常に高い数値でした。舐めて食べられるため、子猫や老猫が喉に詰まらせる心配が少なく、水分補給にも活用できますよ。