Francfranc フレ ハンディファン 2023をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

風量の測定結果の画像を見ると、風が広範囲に当たるのもポイント。比較した結果、ファン幅と送風範囲は比例する傾向があり、幅8cm未満のものは中央に風が集中していました。本商品は幅約10cmと大きいため、合計9マスと広範囲に送風できています。屋外でも顔全体で涼しさを感じられそうです。

「大きくてかさばる」との口コミに反し、それほど持ち運びにくさは感じません。

本体サイズは、幅10.3×奥行3.7×高さ21.8cm。比較したなかには厚さが7cmを超えるものもあったのに対し、3.7cmと薄型でした。ファンの下にある電源は一度押しで運転するタイプですが、凹んだ形状のためカバンに入れても誤作動は起きにくいですよ。

ただし、比較したほかの商品のようにポケットに入る幅ではありません。長さが21.5cmあるうえに折りたたみができないため、ある程度カバンのスペースは必要でしょう。スタンド内蔵型の商品とは異なり、出先で卓上で使いたい場合にスタンドを別で持ち歩かないとならないのも惜しい点でした。

機能性では、付属のスタンドに差し込むと充電しながら卓上ファンとして使える点が高評価に。ただし、やや固いのでグッと押し込むようにしてくださいね。スタンドが小さく洗面所などもで使いやすいのも魅力的です。

ただし、比較したほかの商品のように首の角度調整はできません。送風方向を変えたい場合には、別売りの回転スタンドを購入しましょう。本体正面に電源ボタンがあるので卓上使用時も操作は簡単にできました。

ファンのガード部分が細かく、手を挟む心配が少ないのもよいところ。小さな子どもが使ってもケガのリスクが少ないですよ。首掛けストラップ用のホールは本体に3か所あり、ストラップを購入すれば手持ち・首掛け・卓上と3Wayで使えます。

運転音を測定した結果、シーンに合わせてモードを変えれば気にならない程度の騒音値でした。最大モードは53.3dBと高評価の基準とした50dBを上回っているものの、比較した商品の平均58.7dB（※執筆時点）以下です。

微弱モードにすれば43.3dBまで抑えられます。環境省によると、最大モード時は役所の窓口周辺、微弱モードは美術館内の騒音レベルと同程度とのこと。比較した結果、パワフルな商品ほど音が大きい傾向があり、最も大きかった商品は75dBを超えていました。

本商品は謳い文句どおり、パワーと静音性が両立しているといえます。「音が気になる」との口コミに反し、比較したなかでは静かなのでどんな場所でも使いやすいですよ。