スリム&コンパクトなデザインかつ使い勝手もいいと評判なのが、下村工業の「電動包丁研ぎ器 トギパワー」です。ネット上に広がる口コミを見てみると好意的な声が確認できる一方で、期待外れという評判もちらほら…。そのため、実際の品質が気になる方も多いことでしょう。
そこで今回は口コミの真偽を確かめるべく、電動包丁研ぎ器 トギパワーを実際に使って、切れ味の戻りやすさ・使い勝手を検証レビューしています。あわせて、商品を使用する際の注意点もばっちりご紹介!包丁研ぎ器の購入を検討しているなら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
こちらを使っていて気になったのが、やはり電動タイプとは思えないほどの機能性の低さについて。一度研いだくらいではまったく包丁の切れ味が戻らないため、回数を重ねなければなりません。それでいて安定感がなく使用中にズルズル滑ってしまうため、とてもストレスが溜まります。
評価できたのは、コンパクトさです。性能については残念な点が多かったものの、電動タイプにしては小さめサイズで収納に頭を悩ませる心配がないのは◎。また、コードレスで使えるのも嬉しいところです。
本格的な研ぎには向きませんが、コードレスで使えるコンパクトな包丁研ぎ器が欲しいなら、検討してみるのもいいでしょう。
電動包丁研ぎ器 トギパワーは包丁やピーラーなど、さまざまなキッチン用品を展開している下村工業の電動包丁研ぎ器です。
「調理に楽しさ、暮らしにごちそうをデザインする」をコンセプトとしている下村工業は、世界的にも有名な三条刃物の鍛冶技術をベースに製品づくりを行なっているメーカーです。同社の、創業140年の歴史を活かしたモノづくりには定評がありますよ。
そんな下村工業の電動包丁研ぎ器 トギパワーは、砥石にダイヤモンド粒子を使用しているのが特徴的。それほど力を入れる必要もなく、簡単にステンレス製の包丁を研げるのが魅力です。
また縦研ぎで引きやすく、研ぎ方が分かりやすいのもポイント。包丁でものを切る要領で直感的に研げるため、ケガの心配も少なく済みます。
こちらの包丁研ぎ器は約60×205×50mmと、電動タイプにしてはコンパクトなサイズなのも誇れる点です。収納場所に困らず、またキッチンに出しておいても場所を取りにくいのは助かりますね。
電動タイプの研ぎ器ですが、単2乾電池4本で使えるのもポイントです。コードレスで持ち運びがしやすく、使う場所を選ばないのは嬉しいところ。
コードが邪魔にならず、使用の際にもいちいちンセントを探さずに済むので、ストレスフリーで使えそうですね。
電動包丁研ぎ器 トギパワーを使用する際、注意しておきたいのが「使えない包丁がある」という点。誤った使い方をすると故障してしまう恐れもあるため、使える包丁と使えない包丁については、しっかり理解しておく必要があるでしょう。
まず把握しておきたいのが、この包丁研ぎ器で研げるのは、ステンレス製の両刃包丁のみだということ。
その他の材質の包丁やナイフ、またパンスライサーのような波刃、刺身包丁のような片刃タイプなどには対応していないため、注意してくださいね。
刃物づくりの伝統を活かしたメーカーによる製品で、コードレスの電動タイプというのも嬉しい電動包丁研ぎ器 トギパワー。特に悪い口コミも聞かれませんが、そうなると気になってくるのは、実際に使ってみた際の使い勝手等でしょう。
そこで今回は、実際に電動 包丁 研ぎ 器 トギパワーを使用して、以下の2項目を中心に検証してみます!
検証①:切れ味の戻りやすさ
検証②:使い勝手
まず最初の検証は、切れ味の戻りやすさに関する項目からスタートしていきます。
今回は、100円ショップで購入した包丁を説明書の指示に従って研いでいき、その結果をチェック。製品の説明書がないものや回数が明記されていないものは、研ぐ回数を5回に統一しています。
包丁を研いだ後に24枚重ねにした半紙を10回切り、何枚まで切れているかを確認します。なお切る力が一定になるように、包丁には約300gの重りを装着して検証を行ないました。
続いてチェックしていくのは、使い勝手に関するポイントについて。
こちらでは、実際に包丁研ぎ器を使った際の安定感・研ぎやすさ・後片付けのしやすさ・商品の特徴などを使い勝手として評価していきますよ。
実際に使用してみたところ、まず感じたのは全体的に「使いにくい」という印象でした。
まず気づいたのは、安定感に欠けるという点。包丁をセットして使ってみると、とにかく滑りやすいのが気になります。そのため、下に滑り止めなどを敷く等の工夫は必須でしょう。
ただし、持ちやすさについては◎。本体に手を添えやすい部分が設けられているため、しっかり握って研ぎ作業を行えるのは悪くありません。
包丁の研ぎやすさについても、高評価とはなりませんでした。素材はステンレスのみ対応で研ぐ際の抵抗は少ないものの、何度か使わなければ理想の形とするのは難しそうです。
カバーを外して簡単にお手入れすることは可能。しかし水洗いは厳禁でありながら、分解して掃除をすることができないため、メンテナンスにも苦労するのは間違いなし。
唯一大きなポイントとなったのは、収納性に関する点です。モーターを備えるためサイズが大きくなりがちな電動タイプの割に、20.4×5×6cm・本体重量約240g程度のコンパクトなサイズ感は評価できる点でした。
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