トレッキングやツーリングで活躍するシングルバーナー、イワタニ カセットガス ジュニアコンパクトバーナー CB-JCB。「コンパクトに収納できる」「火力を調整しやすい」と評判です。しかし、「安定感がいまひとつ」といった気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のEPIガスやSOTOなどのシングルバーナーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、シングルバーナー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
イワタニ カセットガス ジュニアコンパクトバーナー CB-JCBは、火の扱いに慣れていない人におすすめ。実際にモニターが使ってみると、大きな点火装置がついており、「スイッチを押すだけで簡単に点火できた」と好評でした。比較したガスを出してライターで点火する商品よりも、火傷のリスクが少ないといえます。
「火力を調整しやすい」との口コミと相違なく、弱火~強火まで思いどおりに調整できたのもよい点。比較したなかには細いレバーをつまむ必要があるものがあったのに対し、丸いつまみを回すだけで調整できました。料理の火加減にこだわる人も満足できるでしょう。
火力の強さも申し分なく、200mLの常温水を約61秒で90℃まで温めました。比較した商品全体の平均時間69秒(※執筆時点)よりもスピーディで、すぐに温かいドリンクや食べ物を用意できます。
「コンパクトに収納できる」との口コミどおり、携行性も高評価。重量274g・体積607.784㎤と、比較した商品の平均重量301g・平均体積約710㎤(※執筆時点)よりもコンパクトかつ軽量でした。ザックのどのスペースにも収まるのはうれしいですね。
モニターが小~大サイズのクッカーを置いてみると、五徳の大きさがほどよく、どのサイズのクッカーも比較的安定していました。一部、ガス缶と地面の接地面に「安定感がいまひとつ」という口コミと同様に感じた人がいたものの、大きな懸念には繋がっていません。
惜しかったのは、風で炎が煽られて火力が落ちた点。横から風を当てながら水を加熱すると水温が70℃までしか上がりませんでした。強風にも負けないバーナーを探している人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
実際にイワタニ カセットガス ジュニアコンパクトバーナー CB-JCBと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイシングルバーナーと、携行性・火力の強さ・耐風性・使い勝手・安定感それぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
イワタニ カセットガス ジュニアコンパクトバーナー CB-JCBの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
Newell Brands
火力が強いうえ安定感もある。ストレスなく料理したいならこれ
そもそもシングルバーナーとは、キャンプで使う燃焼器具のなかでもとくに携帯性に優れているアイテム。持てる荷物が限られる登山やソロキャンプで重宝するでしょう。
今回は家庭用ガスコンロでおなじみの岩谷産業が販売している、イワタニ カセットガス ジュニアコンパクトバーナーをご紹介。スーパーやコンビニで入手できるカセットガスを燃料としています。
使えるガスは通常のイワタニカセットガス・イワタニカセットガスジュニア・イワタニカセットガスパワーゴールドの3種類です。
ハイキングやトレッキング、二輪のツーリングなど幅広いシーンで役立つ小型設計。収納時のサイズは幅8.2×奥行6.8×高さ10.9cm、重さは約274gです。持ち運びしやすいよう専用のハードケースが付属します。
五徳がバーナーを囲むように設計されており、風よけの役割も果たします。公式サイトでは水温20℃の水1リットルをほんの4分10秒ほどで95℃まで温められるとアピール。屋外での調理をより快適にする工夫が感じられますね。
なお、使用できるのは18cm鍋(鍋底16cm以下)までです。
使い方は五徳を開いて組み立て、点火するだけとシンプル。詳しい手順は以下のとおりです。
<使い方>
1.五徳を上方向に持ち上げる消火後は完全に火が消えたことを確認し、十分に冷えてからガス缶を抜いてください。
今回ご紹介するジュニアコンパクトバーナー CB-JCBのリニューアルモデルとして発売された、「COMPACT CAMP STOVE」にもご注目。器具栓つまみがプラスチックからステンレスに変更されており、よりスタイリッシュな装いになっています。
また、専用ケースもプラスチックからEVA素材へと変更されました。
キャンプでは主に、シングルバーナー・ツーバーナー・カセットコンロが活躍します。それぞれのメリット・デメリットをしっかり理解し、用途に合ったものを選びましょう。
<シングルバーナー>
<ツーバーナー・カセットコンロ>
別の選択肢として、焚き火台を使うのもアリ。火加減の調整は少し難しいものの、それもアウトドアの醍醐味です。キャンプらしさを堪能したいならぜひ検討してみましょう。
今回はイワタニ カセットガス ジュニアコンパクトバーナー CB-JCBを含むシングルバーナー14商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめは、携行性の検証です。重量や体積から持ち運びやすさを評価しました。
その結果、持ち運びやすさは高評価に。重量は平均274g・体積は平均607.784㎤です。比較した商品の平均重量・体積である約301g・約710㎤(※執筆時点)に比べて軽くコンパクトだとわかりました。ザック内に余裕を持って収納でき、「コンパクトに収納できる」との口コミどおりといえます。
本商品はガス缶とバーナーを直接つなぐ一体型。比較したなかでも、一体型の商品はガス缶と本体をホースで連携する分離型よりも携行性に優れていました。持ち運びやすさを重視する人は、ガス缶との接続方式も要チェックですよ。
次に、火力の強さと耐風性を検証しました。200mLの常温水を加熱し、90℃に達するまでの時間を計測。加えて、横から風速4m/sの風を当てながら同条件で加熱し、水の上昇温度を調べています。
火力の高さは申し分なし。200mLの常温水は開始からわずか61秒で90℃まで達しました。比較した商品の平均時間69秒(※執筆時点)より速く、すぐに温かい飲み物や食べ物を用意できるといえます。
一方で、風を横から当てると火力が弱まったのが懸念点。風速4m/sの環境下では水の温度が70℃までしか上がらず、比較した商品の平均72℃(※執筆時点)に届きませんでした。
比較したなかでは、最大出力3.8kW以上の商品は風の影響を受けにくい傾向が。対してこちらは最大出力2.7kW(2,300kcal/h)のため、やや煽られやすいといえます。
五徳が風よけになるとアピールしているものの、風の強い場所で使うときは風防を用意したほうがよさそうです。
さらに、使い勝手も検証しました。モニター5人が実際に使い、点火や火力調整がスムーズにできるかを確認しています。
目を惹いたのは、点火ボタンつきでとても簡単に使えたところ。モニター5人全員が満足しており、使い勝手のよさは高評価です。
点火についてのユーザーコメントを見てみると、「強めに押さなくても点火しやすかった」「ボタン式で簡単に点火ができた」との声が並んでいます。
比較した点火装置のない商品に比べてライターを使う必要がなく、火傷のリスクを軽減できるのが強みでしょう。
<点火しやすさのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
火力の調整についてのコメントも、好意的な声が続出しています。モニターからは「火力調整が非常に楽」「簡単に好みの火力に調整できた」と回答。5人全員が口コミと同じように「火力を調整しやすい」と感じています。
比較したシングルバーナーには火力を調整する際、ダイヤルのようなつまみを回すタイプとレバーを操作する2タイプありました。レバータイプは細くて回しにくかったため、使いやすさはつまみタイプに軍配が上がる結果に。
手元の細かい作業が苦手な人は、火力調整をするパーツの形状にも注目してみてくださいね。
<火力調整しやすさのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
最後は、安定感の検証です。モニター5人が水を入れたクッカー大・中・小を順番に置き、五徳の安定感と全体の重心バランスをチェックしました。
本商品の五徳は4本脚で、比較した3本の商品よりもしっかり鍋を支えられていました。小さいクッカーから大きなクッカーまで比較的安定しており、スムーズに調理が進みそうです。
モニターからは「五徳のサイズほどよく、大きい鍋も置ける」「小さい鍋にも対応できる」と、どのサイズのクッカーを置いても好意的な声が出ました。なかでも好評だったのは中サイズのクッカーを置いたときで、5人中4人が安定感に満足しています。
<クッカー中の安定感のモニターコメント>
コメントは一部抜粋
全体的な重心バランスについても、なかなかの評価です。CB缶(横型のガス缶)を使うタイプはややスペースをとるものの、「ガスを横向きに装着するので安定感がある」とメリットに感じた人もいました。
一方で、ガス缶と地面の接地面を支えるスタビライザーに、滑り止めがない点をモニターが指摘。スタビライザーが安定しにくい点では、「安定感がいまひとつ」との口コミにも頷けます。安全に調理するためにも、足場のよい場所を選んで設置しましょう。
<重心のバランスのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
形状 | 一体型 |
---|---|
燃料 | CB缶 |
最大出力 | 2.7kW(2,300kcal/h) |
火力調節方法 | つまむタイプ |
五徳の脚の本数 | 4本 |
重量 | 274g |
良い
気になる
点火装置付き | |
---|---|
収納ケース付き |
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イワタニ カセットガス ジュニアコンパクトバーナー CB-JCBは公式サイトか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。
税込価格は4,980円(執筆時点・公式サイト参照)です。なお、公式サイトで購入できるのは1人1点までなので注意してくださいね。
便利なシングルバーナーですが、使い方を誤ると爆発などの事故につながる可能性も。ここでは6つの注意点をご紹介します。
<注意点>
1.ガス缶とバーナーに隙間ができないよう装着する
2.炭の火起こしで使わない
3.2台以上並べて使わない
4.ガス缶を覆うほど大きな鉄板などを置かない
5.ガス缶が加熱される場所(夏の砂浜など)で使わない
6.ほかの熱源の近くに置かない
大切なのは、ガス缶を熱さないこと。加熱するとガス缶内の圧力が増し、爆発の原因になります。シングルバーナーを使うときは取扱説明書を読み、正しく使うことを心がけてください。
最後に、風の影響を受けにくかった商品をご紹介します。
EPIgasのREVO-3700は火力が強いだけでなく、耐風性に優れた一品。風を直接当てても炎が揺れず、通常時と変わらない速さで100℃に到達しました。ガス調節つまみが持ちやすく、強火からとろ火まで火力の微妙な調整も可能。バーナー選びに迷ったら、ぜひ検討してみてください。
持ち運びしやすさを重視する人には、SOTOのアミカス SOD-320がおすすめです。収納時は手のひらに納まるほどコンパクトになるため、バッグ内のスペースをとりません。火力も強く、通常時・送風下でも短時間でお湯を沸かせました。点火も簡単にできるため、初心者でも扱いやすいですよ。
ブランド | EPIgas |
---|---|
形状 | 一体型 |
燃料 | OD缶 |
使用時幅 | 8.6cm |
最大出力 | 4.88kW(4,200kcal/h) |
使用時奥行 | 15.2cm |
200mLの水が沸騰するまでの秒数 | 55秒 |
使用時高さ | 不明 |
風を当てているときの水の温度 | 90℃ |
収納時幅 | 5.4cm |
火力調節方法 | つまむタイプ |
収納時奥行 | 5.2cm |
五徳の脚の本数 | 4本 |
収納時サイズ | 89×52×54mm |
収納時高さ | 8.9cm |
最大発熱量 | 4200kcal/h |
本体素材 | シンタードファイバーポーラスメタル(バーナーヘッド) |
耐荷重 | 不明 |
ダッチオーブン対応 | 不明 |
点火装置付き | |
風防付き | 不明 |
風防の取り外し可能 | 不明 |
収納ケース付き | |
重量 | 111g |
特徴 | 登山向け |
EPIgas REVO-3700 STOVE S-1028をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
形状 | 一体型 |
---|---|
燃料 | OD缶 |
最大出力 | 3.0kW(2,600kcal/h) |
火力調節方法 | レバータイプ |
五徳の脚の本数 | 4本 |
重量 | 81g |
良い
気になる
点火装置付き | |
---|---|
収納ケース付き |
SOTO アミカス SOD-320をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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