




パワフルな吸引力ですき間のゴミもしっかり吸い取ると謳うスティッククリーナー、エレクトロラックス UltimateHome 700 軽量コードレス掃除機 EFP71525。ネット上では「軽いのにパワフル」「音が静か」などと評判ですが、「充電の持ちがあまり長くない」という口コミも存在し、購入しようか迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のスティッククリーナーとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、スティッククリーナー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
エレクトロラックス UltimateHome 700 軽量コードレス掃除機 EFP71525は、階段や棚がないお部屋の掃除にうってつけです。ければカーペットとフローリングにゴミをまいて吸ったところ、ヘッドが部屋の隅にフィットして大小のゴミをパワフルに吸引。比較したなかには壁際にゴミを残す商品もあったなか、砂や髪の毛もほとんど取りこぼしがありませんでした。
お手入れも手軽です。ゴミの自動吸引など特別な機能はないものの、ダストカップは洗いやすい円柱形。細かい部品も水洗いできます。髪の毛が絡みにくいローラー型のヘッドも好評です。比較したなかには、繊維が絡まってピンセットを使わないと取れない商品もありました。本商品にお手入れブラシは付属していませんが、不便は感じにくいでしょう。
実際に仕様を確認すると、使い勝手も良好。紙パック式と比較するとゴミ捨ては手間取りますが、そのほかのつくりは優秀です。LEDライトを搭載したヘッドは幅22.4cmとコンパクトで、狭い場所もラクに掃除できます。バッテリーは残量に応じて表示され、スタンドに戻すと充電できる点も好評でした。
高い吸引力をふまえると、稼働音も許容範囲。騒音計で測定した通常モードの音量は約62dBと、博物館程度の騒音値でした(参照:環境省)。強モードは少し騒々しいので、時間帯に気をつけましょう。一方で、メーカー史上最軽量を謳っているものの、本体は約1.9kgと口コミに反して重さがネック。国内メーカーの商品と比べると重く、階段掃除には不向きです。
口コミのとおり、バッテリー持ちも通常モードで約20分と長くありません。重さも相まって2階建て住居を丸々掃除するのには向かないでしょう。階段がない住居ならおすすめですよ。値段は税込78,100円(※執筆時点・公式サイト参照)と高価格帯だけあって、交換ノズルも豊富です。長時間使えるものを選びたい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
UltimateHome 700 軽量コードレス掃除機 EFP71525は、2023年2月に発売された商品。重さわずか1.9kgと、エレクトロラックス史上最軽量を謳う(※執筆時点)のコンパクトなスティッククリーナーです。(※)
パワープロフロアノズルをフルスティックで使用した場合。自社基準に基づく
エレクトロラックスは、スウェーデンに本社を置く家電メーカー。日本では特にスティッククリーナーで知られ、北欧ならではのおしゃれなデザインが人気を集めています。
ハンディクリーナーとしても使える2wayタイプ。充電ステーションにセットした状態でも、ボタンを押しながら本体を持ち上げるだけでハンディタイプに早変わりします。別売のパワープロモップノズルを取りつければ水拭きも可能ですよ。
運転モードは最大・通常・低電力の3段階。床の種類によって吸引力を自動で調整するオートモードも搭載しており、より効率的に吸引できると謳っています。
バッテリー容量は4000mAhで、1回の充電で最長50分の連続使用が可能(※)。バッテリーは取り外せるので、別売りバッテリーを購入して予備を用意しておけばさらに長時間使えますよ。
ハンディクリーナーとして低電力モードで運転した場合
フロアノズルは、床面によって使い分けができる2種類が付属。ソファやベッドに付着したダニの死骸・フンといった微粒子を除去できる、UVベッドノズルなどアタッチメントが豊富にそろっています。いずれも充電ステーションに収納できるので、収納場所にも困りません。
本体サイズは幅22.4×奥行23.5×高さ100.8cm、重さ1.9kg。ボディカラーはウォルナットブラウン・シェルホワイトから選べます。カラーによって付属するノズルの種類が異なるため注意してください。
<付属品>(ウォルナットブラウンの場合)
マイベストでは「フローリングの中央部は完璧で、部屋の隅にわずかな取りこぼしはあるがほぼ気にならない」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下のそれぞれの項目のスコアの加重平均でおすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「1往復でカーペットの表面だけでなく、奥にあるゴミもある程度吸える」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準をカーペットで吸い込めたゴミの量が60%以上と定めて以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「本体は軽量でヘッドは安定しており、ストレスを感じることなく操作できる」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下のそれぞれの方法のスコアの加重平均でおすすめ度をスコア化しました。
マイベストでは「ホコリが舞うことなくゴミを捨てられ、お手入れ箇所も少なめでストレスが抑えられる」ものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「2LDK程度の部屋を一度に掃除してもバッテリー切れを起こす心配がない」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準をバッテリーの持続時間が40分以上と定めて以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「掃除中にバッテリー残量を気にする必要がなくどこでもある程度スムーズに掃除でき、掃除後も簡単に充電が可能」なものをユーザーが満足できる商品とし、以下の方法で検証を行いました。
マイベストでは「離れていればうるさく感じにくい」ものをユーザーが満足できる商品とし、その基準を標準モードの運転音が70dB以下と定めて以下の方法で検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
はじめに、吸引力の高さを検証しました。
実際にフローリング・カーペットの上にゴミをまいて、商品を使用。自動モードか標準モードで運転し、1往復します。ゴミを引きずらないか・壁際に残らないか・奥に押しやらないか・全体的に残っていないかを確認しました。なお、枠は15×40cmの大きさに作成し、散布するゴミの量も一定量に統一して検証しています。
吸引力は良好です。本商品は2種類のフロアノズルが付属していますが、検証ではカーペットに適したパワープロマルチサーフェスフロアノズルを使用。その結果、フローリングにまいたゴミを大小を問わずほとんど吸い取り、高評価を獲得しました。
比較したなかには壁際のゴミを吸いきれなかった商品もありましたが、本商品はたった1往復で端のほうのゴミまで除去。謳い文句どおりのパワフルな吸引力で、短時間でしっかりお掃除できそうです。
カーペット上のゴミもパワフルに吸引。壁際や手前に細かいゴミが残っているものの、それ以外はきれいになりました。
ゴミに密着し、細かい砂や繊維に絡みやすい髪の毛もしっかりと吸引。比較したほかの商品ではカーペット上では吸い残しが目立つものも多かったなか、1往復でも十分にゴミを取り除きました。
続いて、疲れにくさ・使い勝手の良さの検証です。
本体重量と実際に使用するときの手元の重さを計測し、使っていて負担を感じないかどうかチェック。使い勝手については、電池残量のわかりやすさや充電スタンドの有無、ヘッドのコンパクトさなどから評価しました。
メーカーでは最軽量(※執筆時点)を謳っていますが、比較すると重さが気になりました。ローラーヘッドを付けた状態での重量は約1.93kg。比較した国内メーカーの商品には1.5kg以下と軽い商品も多数ありました。持ち上げると手元に1.31kgの重みがダイレクトに伝わり、階段や棚の上の掃除では手が疲れそうです。
モーター内蔵型のパワーブラシを採用したヘッドも重量があります。とはいえ、階段がない家ではデメリットはそれほど気になりません。自走しないので評価を落としましたが、床を走らせている間はさほど重さが気になりませんでした。
電源がボタン式なのも便利です。比較したなかには使用中握り続けなくてはいけないトリガー式の商品もありましたが、柔軟に握る角度を変えられます。なお、重量は軽すぎても重すぎても使いにくかったため、掃除しやすいものを選びたい人は1.4kg前後の商品を検討してみてください。
使い勝手はおおむね良好です。紙パック式を採用した商品と比べて、ダストカップの取り外しに少し手間どるのは惜しいところですが、つくりや機能性は優秀でした。
ヘッドには白色のLEDライトがついており、暗いところのゴミが見やすい設計です。小回りが効くサイズも好評。幅は22.4cmとコンパクトで、机・イスの下などの狭い場所の掃除も簡単です。
本体は自立しませんが、充電スタンドが付属します。比較したなかにはスタンドに充電機能のない商品もあったなか、置くだけで充電できるのはうれしいポイント。付属のノズル類もすっきりと収納できますよ。バッテリー残量は3段階で表示されるので、ある程度の残量を確認しながら掃除をすすめられます。
次に、お手入れのしやすさを検証しました。
ダストカップ・フィルターを水洗いできるか、ヘッドブラシが絡まりにくいかなどをチェックし、楽にお手入れできるものを高評価としています。
お手入れのしやすさは高評価を獲得しました。ヘッドは水洗いできませんが、ダストカップ・排気フィルターなどの細かくて汚れやすいパーツは水洗い可能。ダストカップは円柱形のシンプルな形状で、サッと水で流すだけできれいにできます。
比較したなかにはヘッドに繊維が絡まり、ハサミやピンセットで取り除かなければならない商品も。対して本商品は、フローリング・カーペットの両方で髪の毛はまったく絡みませんでした。検証で使用したパワープロフロアノズルは凹凸のないローラー型のため、絡みにくかったものと思われます。
お手入れを楽にする工夫はとくに見られません。詳しい検証結果は以下のとおりです。
本商品は、別売のパワープロモップノズルを購入すれば水拭きができます。ただし、モップの自動洗浄・乾燥といった付加機能はありません。
比較した一部の商品が搭載していた、ステーションに戻すだけで自動でゴミを収集する機能も非搭載。お手入れブラシも付属していませんが、上述したとおり髪の毛は絡みにくいため、それほど必要性は感じませんでした。
最後に、バッテリーの持続時間・静かさを検証しました。
バッテリー持ちは、メーカーが公表している連続使用時間を見て判断。静かさについては、本体から1.5m離れたところに騒音計を配置し、稼働音が静かなものほど高評価としました。
メーカーが公表している連続使用時間は、通常モード使用時で約20分と短め。比較した商品のなかには、通常モードで30〜50分以上使える商品も多数あったので、口コミどおりやや物足りなさを感じます。
一方で、低電力モードで運転した場合、スティックとして使うと約40分、ハンディとして使うと約50分まで使用可能。汚れ具合に応じて低電力モードに切り替えるとよいでしょう。バッテリーは簡単に取り外せるので、家中を一気に掃除したい人は予備バッテリーを用意しておくのも1つの手ですよ。
稼働音は通常モード時で約62dB、強モード時で約70dBでした。特別静かなわけではありませんが、吸引力のわりには音が抑えられています。
60dB前後は博物館の中、70dB前後はバスや新幹線の中と同じくらいの騒音値(参照:環境省)。居住環境にもよりますが、使う時間帯には注意しましょう。
比較したなかには、通常モードで50dB前後とかなり静かな商品もありました。とはいえ、いくら静かでも吸引力が弱いと意味がありません。静音性・吸引力のバランスを見ながら選んでくださいね。
2023/02/17 発売
| バッテリー着脱可能 | 不明 |
|---|---|
| 集じん方式 | サイクロン式 |
| 標準モードの連続使用時間(実測値) | |
| ヘッド種類 | パワーヘッド |
| ダストステーション付き | |
| 本体重量 | 1.93kg |
| 操作方法 | ボタン |
|---|---|
| 液晶ディスプレイあり | |
| HEPAフィルター付き | |
| ダストケース丸洗い可能 | |
| フィルター丸洗い可能 | |
| ヘッドライト付き | |
| 水拭き対応 | |
| 付属品 | すき間ノズル、布団用ヘッド、ハンディ用ノズル、充電コード、収納スタンド |
| 本体幅(公称値) | 22.4cm |
| 本体奥行(公称値) | 23.5cm |
| 本体高さ(公称値) | 100.8cm |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
69,067円
(最安)
販売価格:69,067円
ポイント:0円相当
送料無料

(2,858件)
69,068円
(+1円)
販売価格:69,068円
ポイント:0円相当
送料無料

(795件)
69,253円
(+186円)
販売価格:69,888円
ポイント:635円相当
送料無料
エレクトロラックス UltimateHome 700 軽量コードレス掃除機 EFP71525は、公式オンラインショップで購入可能です。別売りバッテリーや、水拭きができるパワープロモップノズルも販売しています。
そのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも購入可能。取扱店舗によって値段が異なるので、お得に買えるところを探してくださいね。
最後に、お手入れのしやすさ・疲れにくさでより高評価を獲得した商品をご紹介します。
お手入れの楽さで選ぶなら、シャークのEVOPOWER SYSTEM NEO+がおすすめ。ゴミの自動吸引ができるダストステーションつきの珍しいモデルで、お手入れの手間を大幅に軽減できます。パワフルな吸引力を誇りつつも重さを1.68kgに抑えており、ほとんど欠点のないクリーナーです。
疲れにくさで選ぶなら、日立のパワかるスティック PV-BL30Kがおすすめ。1.4kgとちょうどよい重さなうえ、標準モードで約40分使えるスタミナも魅力です。自走式ヘッドでフローリング上をスイスイと進むので、掃除のわずらわしさを軽減できますよ。
| バッテリー着脱可能 | |
|---|---|
| 集じん方式 | 不明 |
| 標準モードの連続使用時間(実測値) | 不明 |
| ヘッド種類 | パワーヘッド |
| ダストステーション付き | |
| 本体重量 | 約1.7kg |
| 操作方法 | ボタン |
|---|---|
| 液晶ディスプレイあり | |
| HEPAフィルター付き | |
| ダストケース丸洗い可能 | |
| フィルター丸洗い可能 | |
| ヘッドライト付き | |
| 水拭き対応 | |
| 付属品 | すき間ノズル、収納スタンド |
| 本体幅(公称値) | スティック時:22.8cm/ハンディ時:9.1cm |
| 本体奥行(公称値) | スティック時:16cm/ハンディ時:7.1cm |
| 本体高さ(公称値) | スティック時:104cm/ハンディ時:51cm |
Shark EVOPOWER SYSTEM NEO+ LC351Jの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
| バッテリー着脱可能 | |
|---|---|
| 集じん方式 | サイクロン式 |
| 標準モードの連続使用時間(実測値) | |
| ヘッド種類 | 自走式パワーヘッド |
| ダストステーション付き | |
| 本体重量 | 1.39kg |
| 操作方法 | ボタン |
|---|---|
| 液晶ディスプレイあり | |
| HEPAフィルター付き | |
| ダストケース丸洗い可能 | |
| フィルター丸洗い可能 | |
| ヘッドライト付き | |
| 水拭き対応 | |
| 付属品 | すき間ノズル、ハンディ用ノズル、充電コード、収納スタンド、お手入れブラシ |
| 本体幅(公称値) | スティック時:23cm/ハンディ時:9cm |
| 本体奥行(公称値) | スティック時:23cm/ハンディ時:33.1cm |
| 本体高さ(公称値) | スティック時:101cm/ハンディ時:18.6cm |
日立 パワかるスティック PV-BL30Kをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。