




耳をふさがずクリアなサウンドを届けると謳う、Philips 骨伝導ワイヤレスイヤホン TAA7607。口コミや評判が少なく、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のShokzなどの骨伝導イヤホンとも比較。検証したからこそわかった、ほんとうのメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較を行いましたので、骨伝導イヤホン選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
2,011円
おすすめスコア
低音
ボーカル
楽器
装着感のよさ
騒音下での聞き取りやすさ
防水性能
利便性
バッテリー性能の高さ
音漏れのしにくさ
| 装着方法 | ネックバンドタイプ |
|---|---|
| 音漏れdB数 | 10.0dB |
| 防水性能 | IPX6(IP66) |
| マルチポイント対応 |
良い
気になる
Philips 骨伝導ワイヤレスイヤホン TAA7607は、屋外などの雑音の多い環境で使うことが多い人におすすめです。実際に使用するとボーカルの声がよく聴こえ、ハキハキとしたサウンドを楽しめました。騒音下でも歌声はもちろん、比較した多くの商品で苦戦していたラジオの会話まで「息づかいや笑い声も聴き取れた」と満足するモニターが多数。場所を問わず、人の声を明瞭に聴き取るのが得意なアイテムでしょう。
防水性能はIP66と高く、屋外でも水濡れを気にせず使えます。バッテリーも9時間持つので、外出中に充電切れになるリスクは少ないでしょう。同時に2台接続できるマルチポイントにも対応しており、マイクも内蔵。スマホで音楽を聴いている最中にPCでのミーディングに参加するなど、多彩な用途で活躍します。
一方で、低音・楽器の表現に長けているとはいえず、評価が伸び悩みました。モニターからは「低音が軽く、厚みがない」「個々の楽器の音に耳を傾けると粗が目立っている」との指摘が。音漏れも9.97dBと、比較した全商品の平均値7.09dB(※執筆時点)を上回る数値だったため、近くに人がいる環境では音量に配慮が必要です。音楽鑑賞メインで使用したい人には不向きでしょう。
加えて装着時のこめかみへの圧迫感が強く、モニターからは「長時間つけると痛くなりそう」との声が複数寄せられました。装着したまま走った際には「上を向くとズレる」「後ろのバンドがパカパカして気になる」とのコメントも。長時間快適に着用したい人・音楽鑑賞を楽しみたい人は、どちらもクリアできていたShokzのOpenRunシリーズを検討してみてはいかがでしょうか。
実際にPhilips 骨伝導ワイヤレスイヤホン TAA7607と比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
Philips 骨伝導ワイヤレスイヤホン TAA7607よりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
Creative
歌声が際立っていて聞き取りやすい。タフな設計も魅力
今回ご紹介するPhilips 骨伝導ワイヤレスイヤホン TAA7607は、風の影響を受けないクリアなサウンドを追求し、おもに屋外での使用を想定して作られた商品です。AIマイクの組み合わせによって、環境音によるノイズを低減できると謳っています。
夜間の使用でも後方からの視認性を高められるよう、ネックバンドにはLEDセーフティライトを搭載。IP66規格の防水性能も備えているため、サイクリングやランニングでの使用にも活躍するでしょう。
手がけているのは、ヘルスケア製品をおもに販売しているオランダの電機メーカーPhilips(フィリップス)。日本で馴染みのあるシェーバーや電動歯ブラシなどの理美容製品のみならず、スピーカーやヘッドフォンなどのオーディオ関連機器も多く展開しています。
音質がよい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「20代までのモニターがどの楽曲を聴いても低音やサウンドのクオリティが優れていると感じるもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
装着感がよい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「長時間つけて動いても外れにくいうえ、装着中にストレスを感じないもの」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
騒音下でも音が聞き取りやすい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「20代までのモニターがノイズを再現した環境でも、音楽やラジオをはっきりと聞き取れる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。なお、楽曲の低音・ボーカル、ラジオの音声に着目し、それぞれの音源の聞きやすさを総合的に評価しています。
防水性能としてユーザーがとても満足できる基準を「一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水しない基準である防水性能IPX7以上を満たす商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
利便性が高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「基本的な機能に加え、イコライザー機能やマルチポイント接続などの実用的な機能に対応している商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
バッテリー性能の高い商品としてユーザーがとても満足できる基準を「使用している途中で充電しなくてもイヤホンだけで1日中使えるうえ、充電がない場合も急速充電ですぐに使える商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
音漏れがしにくい商品としてユーザーがとても満足できる基準を「音漏れがほとんどなく、人目を気にせず使える商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
すべての検証は
マイベストが行っています
各商品を実際に使用してみたところ、Philips 骨伝導ワイヤレスイヤホン TAA7607には主に5つのメリットがありました。1つずつ紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
モニターからも「ボーカルの厚みを感じ、曲全体のイメージが伝わりやすい」「声の余韻を感じられて満足度が高い」と絶賛の声が相次ぎました。リモートワークや勉強中のながら聴きだけでなく、ときおり音楽も楽しみたい人にうってつけでしょう。
<ボーカルについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋

輪郭がハッキリとしたクリアなサウンドです。とくにボーカルは一歩前に出ているので、ボーカルのクオリティを重視する人やラジオの音声をクリアに楽しみたい人にもおすすめです。
周囲が騒がしい環境でも音がかき消されにくいので、賑やかなカフェでの作業・大通りでのランニングなどにも重宝するでしょう。
コメントは一部抜粋

中高域に注力されたハキハキとしたサウンドなうえ、音自体の輪郭があるので、外音に負けずにクリアに音楽を楽しめます。ランニング中でもクリアなサウンドを楽しみたい人におすすめといえます。
マイクも内蔵されているので、オンライン会議にももってこい。スポーツシーンでもリモートワークでも活躍する1台といえます。

防水性能が高いため、ランニング後や汗をかいた後でもしっかりと水洗いできる性能です。衛生面が気になる人にもおすすめの商品。洗った後はよく乾かしてから使いましょう。
急速充電にも対応しており、わずか15分の充電で60分再生可能。充電を忘れやすい人や忙しい朝にも短時間で使えるようになるのは助かりますね。
Philips 骨伝導ワイヤレスイヤホン TAA7607にはたくさんのメリットがある反面、デメリットもありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
楽器の再現性もいまひとつ。まとまりがある一方で個々の音の粒を感じられないのが気になりました。モニターからも「それぞれの楽器の音に耳を傾けると粗が目立っている」とのコメントが。音楽鑑賞メインで使用したいと考えている人には、音楽を楽しみきれない可能性もあります。
コメントは一部抜粋
<楽器についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋

中高音と比べると低音は弱め。ベースやバスドラムの音が埋もれてしまうので、楽曲の迫力やノリ、臨場感は感じづらい音質です。
コメントは一部抜粋

使用中にこめかみに痛みを感じるようであれば、無理せずに耳から外して休むようにしましょう。耳への負担を減らして快適に使うのがおすすめです。
| 装着方法 | ネックバンドタイプ |
|---|---|
| 音漏れdB数 | 10.0dB |
| 防水性能 | IPX6(IP66) |
| マルチポイント対応 |
良い
気になる
| タイプ | イヤホン |
|---|---|
| 接続タイプ | ワイヤレス |
| イヤホン形状 | 耳掛け型、オープンイヤー型 |
| 充電端子 | マグネット式 |
| 重量 | 38g |
| マイク付き | |
| 内蔵メモリ |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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音漏れがかなり少なめなのもうれしいポイント。周囲の人がいる環境でも適正音量で音楽を楽しめるでしょう。装着時のこめかみへの側圧も少なく、モニターからも「長時間着用していても気にならなさそう」と好評でした。
音質も申し分なく、個々の音を聴きわけられるほどのクリアな低音が楽しめました。楽器や歌声の繊細な表現も得意で、音の広がりや響きも感じます。騒音下でも楽器やラジオの会話が難なく聴き取れたため、騒がしい場所でも使いやすいでしょう。
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