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イヤホンとは別物!散歩好きに「Shokzの骨伝導」がマストバイな理由【21商品比較】

イヤホンとは別物!散歩好きに「Shokzの骨伝導」がマストバイな理由【21商品比較】

「散歩中にラジオを聴きたい」「ランニング中にBGMがほしい」といった“ながら聴き”のアイテムとして、注目されているのがオープンイヤー型イヤホン」。つまり、耳をふさがないイヤホンです。


人の声や足音、車の音など、周りの音が聞こえるので、BGMのように「ながら聴き」することが可能で、散歩やランニングなど、屋外でつけてもより安全性を確保しやすいんです。耳への圧迫感が少なく、長時間つけても疲れにくいのもうれしいところ。


しかし、外音がしっかり聞こえる音量だと、音楽が多少聴きづらくなるという弱点も。これを解決してくれるのが「骨伝導イヤホン」です。骨を振動させて音を伝えるため、小音量でも音楽がしっかり聴こえ、外音も耳から違和感なく入ります


実は今まで、「音質では耳をふさぐイヤホンには敵わない」といわれていた骨伝導イヤホンですが、今回のマストバイ商品は別格! 通常のイヤホンにも負けない音質の最強モデルながら、価格は2万円ちょっと。耳をふさぐイヤホンとはひと味違ったリスニング体験で、“散歩・ランニングの満足度”もアップできること間違いなしです。


本コンテンツの情報は公開時点(2024年5月21日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込で表記しております。
2024.08.08
原豪士(Goshi Hara)
ガイド
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて、オーディオ機器を提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。

原豪士(Goshi Hara)のプロフィール
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使ってないのもったいない!耳をふさぐイヤホンとはまったく別物の「骨伝導」って知ってます?

使ってないのもったいない!耳をふさぐイヤホンとはまったく別物の「骨伝導」って知ってます?

「骨伝導イヤホン」という名前は知っているけれど、使ったことはないという人も多いでしょう。骨伝導イヤホンはその名のとおり、骨を振動させて音を伝えます。耳をふさぐイヤホンとは構造が違うので、「音の聴こえ方」もまったく違うのが特徴です。


とくに、使ったことのない人にとっては新体験といえるのが、周りの音がそのまま耳に入るのに、音楽も一緒に聴こえるという感覚。どこかで流れているBGMを聴いているかのような独特のリスニング体験です。


さらに、耳への圧迫感がないため、長時間つけても耳が疲れたり痛くなったりしづらいのも利点。とくに散歩やランニングで、小一時間つけっぱなしにする、という人にはぴったりです。


「骨を振動させるなんて大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、これは自分の咀嚼音が自分で聞こえるのと同じ原理なので、その仕組みが体へ悪影響を与えることはありません。むしろ、鼓膜を痛めにくいというメリットもあります。


確かに音質や低音の迫力では耳をふさぐイヤホンのほうが上で、外音取り込み機能付きの商品もあります。しかし、マイク越しの外音を音楽と合成するため、聴こえ方は自然とはいえず、安い商品だとまるで聞き取れないことも。


散歩やランニングをより充実させたいなら、ぜひ「骨伝導イヤホン」を試してみることをおすすめします。

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

鼓膜は痛めにくいものの、やはり大音量すぎると難聴になるリスクはあります。また構造上、音漏れしやすく、地下鉄の車内など音が大きすぎる場所での使用には不向きです。

骨伝導イヤホンのマストバイ:Shokz「OpenRun Pro S810」

骨伝導イヤホンのマストバイ:Shokz「OpenRun Pro S810」

Shokz「OpenRun Pro」(2万3,880円)は、アメリカの骨伝導製品製造メーカーから2022年3月に発売された骨伝導イヤホン。新開発の骨伝導テクノロジーにより、これまでの骨伝導イヤホンで弱かった深みのある低音を実現しています


21商品を集めて聴き比べた結果、「低音・ボーカル・楽器」とそれぞれの検証で最高評価を獲得。騒音に負けることなく、音楽もラジオもクリアに聴きとることができました。


また、左右一体型で初心者でも装着しやすい「ネックバンドタイプ」を採用しており、側圧が弱く軽いつけ心地なので長時間でもキツさを感じません。完全ワイヤレスイヤホンのように、落としたりなくす心配が少ないのもうれしいポイントです。


防水性能はIP55であらゆる方向からの噴流に耐えられるので、散歩中やランニング中に雨が降ったり汗をかいたりしても気にせず使えます。水洗いも可能なので、商品を清潔に保てます。


音質・装着性・機能とすべてがそろった骨伝導イヤホンなので、あらゆる人におすすめ。「散歩・ランニングをより充実させたい」という人には、とくにおすすめの商品です。

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

イヤホン本体のみで音量調節や再生・停止ができ、バッテリーも長持ち。PCやスマホとはBluetoothで無線接続しますが、マルチポイントに対応しているため、複数のデバイスで使う場合にもつなぎ直さずに使えて便利です。

21商品・7ポイントの比較で判明! OpenRun Proがマストバイな理由

21商品・7ポイントの比較で判明! OpenRun Proがマストバイな理由

骨伝導イヤホンの検証では、売れ筋21商品をすべて集め、7つのポイントで徹底比較しました。


その結果、ランキング1位のShokz「OpenRun Pro S810」が文句なしのマストバイとなりましたが、その理由は大きく分けて3つあります。


理由①:唯一、「骨伝導だけど音質もいい」を実現したのがコレ!

理由②:圧迫感軽めでもズレない! ランニング中でも使える!

理由③:いちいちスマホを出す必要なし! バッテリーも10時間!


ここからは、上の3つの理由を詳しくご紹介しますが、詳しい検証方法やランキング、ほかのおすすめ商品も知りたいという人は、骨伝導イヤホン検証コンテンツもチェックしてみてください。

理由①:唯一、「骨伝導だけど音質もいい」を実現したのがコレ!

理由①:唯一、「骨伝導だけど音質もいい」を実現したのがコレ!

これまで骨伝導イヤホンは、骨を振動させる仕組み上、とくに低音が弱い傾向があるので、「音質がイマイチ」という感想が一般的でした。


しかし、Shokz「OpenRun Pro」はこれまでの商品とはまるで別格「低音がよい」との口コミどおり、体に響くような迫力のある低音を楽しめます。比較商品の大半が低音は迫力不足だったなか、モニターからも「高音にも負けない迫力を感じる」「低音ボーカルの声もはっきり聴こえた」と好評でした。


骨伝導なので小さな音量でも細部までクリアに聴こえ、街中や電車内などの周囲の音が大きい場面でも使いやすいでしょう。ほかの商品が苦戦したラジオ音源も、会話の内容がおおむね理解できました。


気になる音漏れですが、適正音量で聴いた場合の音漏れは4.5dB。シャカシャカと音が鳴っているのは伝わるものの、ある程度雑音がある環境なら周囲を気にせずに使えます


音質の評価は「低音:★4.60」「ボーカル:★4.54」「楽器:★4.60」で、3項目とも21商品中でトップ。同じShokzの標準モデルとも比較しましたが、音質で予想以上の差がありました。

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

BGMが流れている部屋で周りの音を聞いているような感覚で、音楽も外音も違和感なく自然に聞こえます。検証時にも「音に厚みがある」「スタジオで聴いているような臨場感」と絶賛の声が相次ぎました。

理由②:圧迫感が少ないのにズレない! 激しいスポーツでも使える!

理由②:圧迫感が少ないのにズレない! 激しいスポーツでも使える!

軽い着け心地で側圧も強くなく、キツさを感じません重さはわずか29gで、素材にはフィット感を高めるチタンフレームを採用。


ほどよくフィットする軽いつけ心地ながら、激しい動きでもまったくズレません。モニターからも「上下に跳ねるように走っても落ちない」と驚きの声があがりました。


防水性能はIP55であらゆる方向からの噴流に耐えられ、水洗いも可能なので汗をかいても清潔に保てるでしょう。ハードなスポーツシーンでも活用できるレベルなので、ウォーキングやジョギング、ランニングで使うには十分といえます。


装着感のよさの評価は★4.64で、これも21商品中でトップでした。

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

カラーはブラック・ブルー・ベージュ・ピンクの4色で、普段使いしやすいやさしい色合いです。また、21mm短いミニサイズも2色展開で販売されています。持ち運びに便利なキャリングケース付きなのもうれしいポイントです

理由③:いちいちスマホを出す必要なし!バッテリーも10時間!

理由③:いちいちスマホを出す必要なし!バッテリーも10時間!

イヤホン本体で再生・停止や曲のスキップ操作、音量調節が行えるので、ちょっとした場面でいちいちスマホを取り出す必要がありません。


専用アプリを使えば、簡単な音質モード切り替えも可能です。また、搭載商品が少ないマルチポイント機能にも対応しており、複数のデバイスに同時接続できるため、PCやスマホで使うたびにペアリングし直す手間がいりません。


連続10時間再生とバッテリーの持ちも長めなうえ、急速充電にも対応しているので1時間でフル充電できます。わずか5分の充電でも1.5時間再生できるので、長時間つけっぱなしで散歩する、通勤・ランニングなど1日で何回も使う、といった人にもぴったりです。

原豪士(Goshi Hara)
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ機器担当
原豪士(Goshi Hara)

連続10時間再生で、バッテリー性能の高さも★5.00で文句なしのトップ。急速充電対応なので、急いでいるときやうっかり充電し忘れたときでも、すぐに使えるようになります。

まとめ:ぜひ、耳をふさがない開放感を体感してほしい!散歩のお供には「骨伝導」がイチオシです

まとめ:ぜひ、耳をふさがない開放感を体感してほしい!散歩のお供には「骨伝導」がイチオシです

比較商品含めて1万円台で手に入るものが多いなか、2万円以上と骨伝導イヤホンとしては高級です。しかし、誰が聴いても音の良さを感じられる1台で、マルチポイントや急速充電にも対応と機能も豊富


音楽をじっくり楽しむなら、耳をふさぐタイプの完全ワイヤレスイヤホンのほうが適していますが、高音質・高機能な商品は3〜5万円台とさらに高価です。


一方、散歩やランニングなどの「ながら聴き」メインなら、2万台で音質最強モデルが手に入ります。コレを考慮すれば、2万円台でも十分高コスパといえます。


1万円台の商品を買ったけれど音が物足りなく、結局さらに高いモデルに買い替えた」なんて話もよく耳にします。ならば、最初にちょっとだけ奮発して、最強モデルから使い始めるのがおすすめです。

でもやっぱり2万円超えは高い!もっと安いのが欲しい!という人は、こちらからほかの商品も検討してみてください!

(執筆/マイべマガジン編集部・㓛刀友如)

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