海外ビールのおすすめ人気ランキング【2025年】

ラガーの魅力は、すっきりとした喉ごしと軽快な味わい。低温でじっくりと発酵・貯蔵されるため苦味が抑えられ、マイルドで飲みやすい口当たりに仕上がります。おもに、シュバルツ・アメリカンラガー・ピルスナーなどの種類に分けられるので、それぞれの特徴をチェックしましょう。

ドイツ語で黒を意味するシュバルツは黒ビールの一種で、ロースト麦芽による濃厚な香ばしさやコクを楽しめます。アメリカンラガーは炭酸が強く爽快感がある一方で、苦味が弱いので飲みやすいと感じる人が多いことが特徴です。ピルスナーはラガーの代表格ともいえ、クセのないクリアな味わいを堪能できます。

日本国内で製造されているビールの多くはラガー系です。日本の味わいに近い海外ビールから挑戦したいなら、まずラガータイプから試すとよいでしょう。

芳醇な香りと深い味わいを堪能したいなら、エールがおすすめです。常温に近い温度で発酵させる製法によって、果実感やスパイシーさなどの豊かな風味が生まれ、奥深い味わいに仕上がります。種類はおもに、ペールエール・ポーター・IPA（インディアペールエール）などです。

エールの代表格であるペールエールは、豊かな香りとフルーティな味わいを楽しめます。ポーターはブラウンエールとペールエールをブレンドしたもので、ロースト麦芽のコクが特徴的。IPAは強いホップの苦味と華やかな香りが魅力です。

軽快で飲みやすいラガーとは対照的に、エールは味と香りの個性が際立っています。初心者であればペールエールから挑戦し、徐々にポーターやIPAなどの濃厚なタイプへ広げていくと、好みを見つけやすいでしょう。

ドイツのビールは、麦芽由来のしっかりとした甘みと、まろやかな飲み口が特徴です。全体的にバランスにすぐれており、飲みやすさと深いコクを兼ね備えています。代表的なスタイルはすっきりと飲みやすいラガーやピルスナーで、初心者でも楽しみやすいといえます。

また、小麦を使ったヴァイツェンはフルーティな香りが特徴で、食事とも合わせやすいことが魅力です。一方で、濃色のダークビールは香ばしさや奥行きのあるコクを堪能できますよ。まろやかな甘さを味わいたいならラガーやピルスナーを、華やかな香りを求めるならヴァイツェンを選びましょう。

代表的な銘柄は、ラーデベルガー ピルスナー・シェッファーホッファー ヘフェヴァイツェン・ヴァルシュタイナー ピルスナーなど。とくにおすすめの銘柄や選び方を知りたい人は、以下のコンテンツをチェックしましょう。

イタリアのビールは、軽やかで飲みやすく、淡泊で爽やかな味わいが特徴です。とくにラガーが主流で、クセの少ないすっきりとした飲み口と喉越しのよさを重視したスタイルが多く見られます。冷やして飲めば清涼感が際立つので、暑い季節やリフレッシュしたいときにぴったりです。

代表的な銘柄は、ペローニ・モレッティ・メナブレアビールなど。ペローニは苦味・甘み・酸味のバランスがよく、爽快感があります。モレッティは麦芽の甘みが感じられて上品な印象です。メナブレアビールはほのかなバニラとハーブの香りが特徴的な、力強い味わいを堪能できます。

どれも共通して軽やかな口当たりが特徴で、とくに食事と一緒に楽しみたいときにおすすめ。豊かなホップの香りと軽やかな麦芽の風味が、料理の脂っこさを和らげて風味を引き立てます。おすすめのイタリアビールを知りたい人は、以下のコンテンツもチェックしてくださいね。

アメリカはとくにクラフトビールが盛んな国で、ホップの芳醇な香りと強い苦味が特徴的です。フルーティやスパイシーな風味を感じさせるものも多く、個性的な味わいが楽しめます。多くの醸造所が独自のレシピで作り出しており、個性を感じられることも魅力です。

とくにIPA（インディア・ペールエール）は、華やかな香りとしっかりとした苦味が絶妙なバランスを作り出しています。また、同じく代表的なインペリアルスタウトは、チョコレートやコーヒーのようなコク深さでスイーツにもマッチしますよ。

代表的な銘柄は、シエラネバダ・バドワイザー・コナビールなど。シエラネバダは、柑橘系の香りとほどよい苦味で、IPA初心者にもおすすめです。バドワイザーは軽い飲み口で、日本人にも馴染みやすいといえます。コナビールはトロピカルな爽やかさが魅力です。おすすめの銘柄は、以下のコンテンツでも紹介しています。

イギリスのビールは豊かな香りとコクが特徴的で、アルコール度数はやや低め。ビール本来の風味や深い味わいを楽しめるように、ぬるめの温度で飲むことを推奨されています。

イギリス発祥のペールエールやポーター、黒ビールの一種であるスタウトなどが主流で、まろやかながらコクのある味わいが人気です。料理と合わせることも多く、肉料理・チーズ・デザートなどと一緒に味わうことが多いとされています。

フラーズ・バス・グリーンキングなど、伝統的な醸造会社が多いことも特徴です。フラーズは伝統的なエールを中心に製造し、数々のビールコンテストで受賞歴があります。バスは英国王室御用達の銘柄としても有名で、グリーンキングは国内外で広く流通している醸造所です。とくに人気が高い銘柄は、以下のコンテンツでチェックしてくださいね。

ベルギーのビールは種類の豊富さが特徴です。発酵方法や原材料に対する銘柄ごとのこだわりが、独特の個性を与えています。果実感がありスパイシーなものから、酸味の効いたものまで幅広いバリエーションを楽しめるので、ビール愛好者も飲み飽きることがありません。

伝統的なトラピストビールや、強い酸味が特徴的なランビック、爽やかな飲み口のゴールデンエールなど、どれも個性豊かで飲みごたえがあります。独自の香りと味わいを持ち、歴史的な背景や製法に根ざしていることも特徴です。

代表的なビールは、シメイブルー・デュベル・ヒューガルデンホワイトなど。シメイブルーは、濃厚かつスパイシーな味わいのトラピストビールです。デュベルはアルコール度数が高めながら飲みやすさがあります。ヒューガルデンホワイトは、ほろ苦いフルーティさが魅力。おすすめのビールや選び方は、以下のコンテンツからチェックしてくださいね。