持ち手に粘着クリーナーを内蔵し、仕上げまで済ませられるHOMEASY 毛玉取り M02。「小さな毛玉まできれいに取れる」「持ちやすいうえ軽量で扱いやすい」と評判です。しかし、「溜まった毛玉が取りにくい」といった口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のテスコムや無印良品などの毛玉取りとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、毛玉取り選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
HOMEASY 毛玉取り M02は、仕上げまでサッと済ませたい人におすすめです。比較した商品のなかでも少数派だった粘着クリーナーがついており、毛玉取りと同時にホコリも処理できるのがメリット。クリーナーのシートは切りやすいよう斜めにカット加工が施され、使い勝手も良好でした。
肝心の仕上がりも優秀。毛玉があるニット生地に使うと、ほぼすべての毛玉を除去しきれいに仕上がりました。比較した結果、ブラシ式の手動タイプより電動タイプのほうがきれいに毛玉を取れる傾向がありましたが、なかには電動でも毛玉残りが目立つものも。本品は「小さな毛玉まできれいに取れる」との口コミどおりといえます。
風合いガードと掃除ブラシつきで、機能性も高評価です。人気の「テスコム 毛玉トレタ 1台で家じゅうキレイ」のように、着用中のタイツに使えるデリケートガードはないものの、比較した商品の約4割にしかない風合いガードを搭載。回転速度や刃の高さを変えることで衣類を守る機能で、刃の高さは3段階あり多様な衣類に対応できるでしょう。
一方、本体重量が440gと重いうえ持ち手が太く、取り回しにくいのはネック。比較した手で包み込んで持てる丸いフォルムの商品と並ぶと、手が小さい人には使いにくいといえます。本体が大きいぶんゴミポケットにも幅があるので、お手入れ時には毛玉が散らばらないよう注意することも必要です。
動作音も、静かな毛玉取りの目安とした70dB以下を大幅に上回る85.9dBを記録。比較した電動タイプの平均値81.28dB(執筆時点)もオーバーするほど音が大きく、使用場所や時間を選びそうです。音の大きさや操作性を重視するなら、上位商品も検討してみてください。
HOMEASY 毛玉取り M02は、毛玉取り器に粘着クリーナーが付属した2in1デザインが売り。毛玉を取ったあと、持ち手に内蔵された粘着クリーナーで服を撫でると、ホコリなどを除去できて1台できれいに仕上げられます。
刃には、ステンレス製の6枚大型カッターを採用。大きなカッターと最大約8500回/分のパワフルな高速回転により、頑固な毛玉や大量の毛玉も手軽に取り除けるとしています。外刃はなめらかに仕上げられており、衣類をやさしく保護しながら毛玉にアプローチする設計です。
1400mAhの大容量バッテリーを採用した、USB充電式の電動タイプ。3時間充電すれば、最大3時間コードレスで使用できる設計です。LEDディスプレイがあり、電池残量や充電表示がひと目でわかるのもうれしいですね。
替え刃や掃除ブラシつきで、お手入れをしながら長く使えるのも魅力のひとつ。そのほか、USBケーブル・収納袋・日本語取扱説明書が付属します。
本体サイズは21.6×13.2×11.2cmで、重量は440g。カラーはホワイトの1種類です。
今回は、HOMEASY 毛玉取り M02を含む毛玉取り全36商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、仕上がりのよさの検証です。レーヨン50%・ポリエステル30%・ナイロン20%のニットに毛玉を作り、実際に商品を使用します。使用後の生地の表面の状態を確認し、毛玉がどれだけ取れたか、毛玉をとり切るスピードという2つの観点でチェックしました。
検証の結果、ニット生地についた毛玉をほとんど残さず取り除き、高評価を獲得。毛玉取りには本品のような電動タイプのほか、ブラシ式の手動タイプもあります。比較したところ、電動タイプのほうが小さな毛玉まで取りやすいことがわかりました。
とはいえ、比較したなかには電動タイプでも毛玉が残ったものが複数。対して本品は「小さな毛玉まできれいに取れる」という口コミどおり、なめらかに仕上がりました。人気の「テスコム 毛玉トレタ 1台で家じゅうキレイ」に並ぶほど優秀で、きれいな仕上がりにこだわる人におすすめです。
次に、取り回しのよさ・ゴミ処理のしやすさの検証です。
取り回しのよさは、商品を実際に手に持ってチェック。手に収まるか、持ちやすいか、操作しやすいかを確認します。
ゴミ処理のしやすさは、ゴミポケットは開けやすいか、ゴミはすんなり落ちるか、毛玉が周りに散らばってしまわないか、ゴミポケットは十分なサイズであるかを確認しました。
取り回しやすさは低評価に。ヘッドが大きくて重いため安定感がなく、手に収まりにくいのがネックです。比較した結果、200g以下だと30分程度の作業時間であれば疲れにくく、快適に取り回しやすい傾向がありました。本品は約440gあり、快適な使用感とはいえません。
持ち手も太いので、手が小さい人は握りづらさを感じるでしょう。ボタンは電池残量などを表示するディスプレイ直下にあり、手の小さい人だと操作しにくいのも難点です。「持ちやすいうえ軽量で扱いやすい」との口コミには頷けない結果でした。
ただ、持ち手内部に収納されている粘着クリーナーの使い勝手は良好。シートに斜めカット加工がされていて、切れ目を探しやすく切りやすいのが利点です。比較した商品内でも粘着クリーナーつきは珍しく、ホコリ取りも一緒に行いたい人にはぴったりです。
ゴミ処理のしやすさも評価はいまひとつ。ゴミポケットは開けやすいものの、取れた毛玉が刃に残る点が気になりました。「溜まった毛玉が取りにくい」との口コミ同様の結果です。ただ付属の掃除ブラシを使えば取り除けるので、そこまで大きな問題ではないでしょう。
また、ヘッドの直径が大きいぶんゴミポケットにも幅があり、お手入れ時に毛玉が散らばりやすいのも難点。比較したところ、ゴミポケットが大きいとゴミ捨ての頻度が少なく楽な傾向がありましたが、ポケットに幅がある本品は毛玉の散らばりによってお手入れに少し手間がかかりそうです。
続いて、機能性の検証です。実際に商品を手に取り、風合いガード機能の有無・デリケートガード機能の有無・掃除ブラシの有無を確認しました。
検証の結果、タイツを履いたまま毛玉を処理できるデリケートガードはないものの、風合いガード・掃除ブラシが備わっていました。風合いガードは比較した全商品の約4割にしかなく、回転速度や刃の高さを調整することで衣類に合わせて使い分けできる便利な機能。本品はカットする高さを3段階から選べるので、さまざま衣類に対応できるでしょう。
掃除ブラシが付属しているので、お手入れしやすいのも魅力です。比較した商品の約2割には掃除ブラシがなかったため、細かく掃除したい人はチェックしてみてください。
最後に、静音性の検証です。騒音計を使用して作業中に発生する音量を測定。静かなものほど高評価としました。
調べたところ、動作音は85.9dBと大きめで静音性も低評価に。比較した電動タイプの平均81.28dB(執筆時点)を上回りました。普通の会話と同程度の騒音値は約60dBで、静かな毛玉取りを使用したいなら70dB以下がよいとされています。本品はどちらも大幅にオーバーしました。
音が大きいので、夜間やテレビ視聴中などは避けるのが無難でしょう。場所や時間を選ばず使いやすいものにこだわるなら、「無印良品 ブナ材洋服ブラシ」のような手動タイプを検討するのも手ですよ。
HOMEASY 毛玉取り M02は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといった大手ECサイトで購入可能。本体価格は税込約3,000円~4,500円程度(執筆時点)と取扱店舗によって値段が異なるので、比べながら検討しましょう。送料やポイントも加味しながら選んでみてください。
まずは、毛玉を取りたい衣類をアイロン台など平らな場所に置いて、シワを伸ばしましょう。生地を巻き込んで傷めないよう、しっかり伸ばすことが大切です。着用したまま使える毛玉取りを使用する際も、生地を張りながら行ってください。
使用時のポイントは、軽く当てながら、小さい円を描くようにくるくると回し動かすこと。強く押しつけると生地を傷める可能性があるため、注意してください。高さ調節機能がある場合は、毛足の長さに合わせて設定を変更しましょう。使用後は内部に溜まった毛玉を取り除き、お手入れすることも大切です。
毛玉を取ることはもちろん大切ですが、衣類にやさしいのは毛玉を発生させないこと。そもそも毛玉は毛羽立った服の繊維が絡まってできるものなので、毛玉を取ると服の一部を切り取ることにもなってしまいます。大切な服を傷つけないよう、予防方法も押さえておきましょう。
ポイントは、普段からこまめにブラッシングをすること。とくにウールなどは毛玉ができやすいので、定期的なケアを心がけましょう。以下のリンクでおすすめの洋服用ブラシ・ホコリ取りをご紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。
最後に、多機能ながらも取り回しやすい商品をご紹介します。
TORRAS 毛玉取りは、とにかくきれいに仕上げたい人におすすめ。実際に使ったところ、小さな毛玉までほぼきれいに取り除けました。持ち手は太めですが、マット加工により手にフィットするため、取り回しやすいといえます。掃除ブラシがあるうえ、回転スピードは3段階に調整でき、機能性も良好です。
使い勝手重視なら、MIITOの毛玉取りをチェック。大型ディスプレイを採用し、回転スピードや電源残量をひと目で確認できるのが魅力です。肝心の仕上がりも良好で、実際に使うと全体的にきれいに毛玉を取り除けました。回転スピードは3段階で調整でき、衣類の状態に合わせて使い分けられます。
タイプ | 電動 |
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電源タイプ | 充電式 |
アタッチメント付き | |
高さ調節段階数 | 1段階 |
良い
気になる
本体素材 | ステンレス鋼 |
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幅 | 6.5cm |
奥行 | 7.3cm |
高さ | 17.8cm |
刃の直径 | 50mm |
消費電力 | 5.0W |
掃除用ブラシあり | |
海外使用可能 | 不明 |
フローティングブレード |
TORRAS 毛玉取りをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 電動 |
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本体素材 | 不明 |
幅 | 7.4cm |
奥行 | 11.3cm |
高さ | 18.2cm |
重量 | 282g |
刃の直径 | 不明 |
毛の素材 | 不明 |
電源タイプ | 交流式、充電式 |
ブラシタイプ | 不明 |
消費電力 | 5W |
充電時間 | 3時間 |
連続使用可能時間 | 120~180分 |
掃除用ブラシあり | |
ゴミポケット | 不明 |
海外使用可能 | 不明 |
アタッチメント使い分け可能 | |
風合いガードあり | |
アタッチメント付き | |
騒音値(実測値) | 76.6dB |
騒音値(公称値) | 不明 |
保証期間 | 不明 |
水洗い可能 | 不明 |
MIITO 毛玉取りをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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