カシムラ リントクリーナー 毛玉取り器をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まずは、仕上がりのよさの検証を行いました。レーヨン50%・ポリエステル30%・ナイロン20%の素材のニットに毛玉を作り、毛玉取りを使用する前後の生地の状態をチェックしています。

その結果、毛羽立った部分や毛玉はきれいに取り除かれ、全体がなめらかな仕上がりになりました。「あまり毛玉が取れない」という口コミに反し、比較したなかでもトップクラスの仕上がりです。

毛玉取りには本商品のような電動タイプとブラシタイプがあり、比較すると電動タイプのほうがきれいに仕上がる傾向がありました。ブラシタイプはよく取れるものでも小さな毛玉が残りがち。確実に毛玉を取り除くためには電動タイプがよいでしょう。

続いて、取り回しのよさ・ゴミ処理のしやすさの検証です。

実際に毛玉を取ってゴミを捨てるまでの動作を行い、手に収まって持ちやすく操作しやすいか、ゴミポケットの開けやすさや捨てやすさなどをチェックしました。

次に、機能性を検証しました。確認したポイントは以下の3つです。

1. 風合いガード機能｜✕
2. デリケートガード機能｜✕
3. 掃除ブラシ｜◯

機能面では掃除ブラシが付属しているのみで、評価は伸び悩みました。比較した商品の4割が搭載していた風合いガード機能がなかったのは惜しいポイント。風合いガードがあると回転速度や刃の高さを調整できるため、さまざまな衣類に使用できます。

なお、タイツを履いたまま毛玉を取れるデリケートガード機能は珍しく、テスコムの毛玉トレタ KD901など比較した商品の1割にしかありませんでした。タイツをよく履くならチェックしてみてくださいね。

騒音計を用いて静音性を検証したところ、騒音値は74.8dBでした。比較した電動タイプの平均値81.28dB（※執筆時点）は下回っていますが、夜間に使用するなら70dB以下を目安にしたいところ。うるさすぎるほどではないものの、稼働音はやや大きめです。

電動タイプでも会話レベルの騒音に抑えていたのは、59.5dBのテスコムの毛玉トレタKD601。一方、同じテスコムでも毛玉トレタKD901は95.6dBを計測するなど、商品によって大きな差がありました。