RANVOO 毛玉取りをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まずは、仕上がりのよさの検証です。レーヨン50%・ポリエステル30%・ナイロン20%のニットに毛玉を作り、スピーディかつきれいに処理できるかどうかチェックしました。

実際に使うと仕上がりは良好で、全体的にしっかり毛玉を取り除けました。細かい毛玉もほとんど残っておらず、電動タイプならではのパワーがあります。比較したティファール「充電式毛玉クリーナー」など、有名メーカーの商品にも劣らない仕上がりです。

一方で、「繊維が毛羽立つ」という口コミのとおり、生地の表面が少し乱れたのはやや気になるところ。ニットの風合いを保ちたい人には、TORRAS「毛玉取り」など、よりなめらかに仕上げられる商品がおすすめです。

続いて、取り回しのよさ・ゴミ処理のしやすさを検証しました。

本体の持ちやすさや操作のしやすさに加えて、溜まったゴミが手間なく処理できるかをチェックしています。

上位にランクインした商品ほどではないものの、機能はそろっています。詳細は以下のとおりです。

1. 風合いガード機能｜◯
2. デリケートガード機能｜-
3. 掃除ブラシ｜◯

スピードは2段階で調整可能。生地を判別してモーターの速度と刃の角度を自動調整する、風合いガード機能も搭載しています。しかし、実際に使用するとニットが少し毛羽立ってしまったこともあり、機能としてはやや不満を感じました。専用の掃除ブラシがついている点は魅力です。

また、タイツなどデリケートな衣類を着たまま処理できるデリケートガードもついていません。とはいえ、この機能を備えた毛玉取りは、比較した商品の1割程度とごく少数。テスコムの「毛玉トレタ 1台で家じゅうキレイ」などが搭載していました。

最後は、静音性の検証です。騒音計を使用して、作業中に発生する音量を測定しました。

その結果、動作音は78.6dBと大きめです。比較した全商品の平均である81.28dB（※執筆時点）は下回ったものの、特別静かとはいえません。テレビを見ながら作業するにはややうるさく感じるでしょう。

比較した電動タイプの毛玉取りのなかでは、テスコムの「毛だまトレタ」が約60dBと非常に静かでした。静音性を重視するなら、動作音が70dB以下のものがおすすめです。