ダイソー くるくる毛玉取り L873をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
服にできた毛玉をきれいに取り除けると謳う、ダイソー くるくる毛玉取り L873。インターネット上では、「スッキリきれいに取れた」とよい口コミがある一方で、「少しうるさく感じた」と気になる評判も存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか？
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
- 仕上がりのよさ
- ゴミ処理のしやすさ
- 取り回しのよさ
- 静音性
- 機能性
さらに、人気のニトリやティファールなどの毛玉取りとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。毛玉取り選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
- はじめに結論！手頃な価格は魅力だが、性能はいまひとつ。毛玉を取り切れず、ゴミも捨てにくい
- ダイソー くるくる毛玉取り L873とは？
- 実際に使ってみてわかったダイソー くるくる毛玉取り L873の本当の実力！
- 仕上がりはいまひとつ。毛玉の取りこぼしが目立った
- 手に収まるサイズはGOOD。ゴミ処理はやや手間取る
- 便利な機能は少ない。風合いガード・デリケートガードは非搭載
- 音は80.7dBと大きめ。使用場所や時間に配慮が必要
- ダイソー くるくる毛玉取り L873は、どこで買える？
- ダイソー くるくる毛玉取り L873の使い方をご紹介！
- 毛玉を予防するには、ブラッシングが重要！
- 毛玉をしっかり取り除きたいなら、こちら！
はじめに結論！手頃な価格は魅力だが、性能はいまひとつ。毛玉を取り切れず、ゴミも捨てにくい
ダイソー くるくる毛玉取り L873は、価格は手頃ですが毛玉を除去する性能はいま一歩。ニットに毛玉を作り本品を使用したところ、十分に取り切れず仕上がりは低評価でした。小さな毛玉もしっかりキャッチしきれいな見た目になった上位商品と並ぶと、「スッキリきれいに取れた」との口コミには頷けない結果です。
持ち手がなく、取り回しにくいのも気になる点。手に収まるコンパクトサイズではあるものの、滑り落とさないよう気をつける必要があります。「少しうるさく感じた」との口コミどおり、稼動音も80.7dBと大きめ。比較した電動タイプのなかでは標準的ですが、夜間やテレビを見ながらの使用にはあまり向かないでしょう。
たまった毛玉を捨てる際、ゴミポケットが外しにくいのも難点です。どの方向に引き抜けばよいかがわかりづらく、開閉にコツが必要でした。ゴミポケットが曲線を帯びているため中身はスルッと捨てられますが、周りに少し毛玉が散らばるのもネック。後処理にはやや手間取りそうです。
機能面では掃除ブラシを付属していたのみで、それ以外の機能はなし。ティファールの「充電式毛玉クリーナー JB7000J0」などが搭載していた風合いガード機能はなく、衣類に合わせて使い分けたい人には不向きです。タイツを履いたまま使えるデリケートガード機能もありませんでした。
ただし、税込110円のリーズナブルな価格は大きな強み（※執筆時点・公式サイト参照）。重量もわずか96gで持ち運びやすく、外出先で袖口などをさっとケアしたいときに活躍しそうです。とはいえ毛玉をしっかり取り除きたい人や、さまざまな衣類に使いたい人は、ほかの商品も検討してください。
ダイソー くるくる毛玉取り L873とは？
今回ご紹介するくるくる毛玉取り L873は、その名のとおり小さく円を描くようにくるくる動かすだけで、衣類の毛玉を取り除けると謳う商品。電池式の電動タイプで、スイッチを入れるだけで手軽にケアできます。大きめの毛玉ポケットを装備し、ゴミを頻繁に処理する必要がないのも特徴です。
本体のサイズは8cm×7.5cm×4cm。カラーは検証で使用したブルーのほかに、ピンク・灰色を展開しています。
100均でおなじみのダイソーが販売しており、価格は税込110円とリーズナブル（※執筆時点・公式サイト参照）。全国に店舗展開をしているため、購入しやすいのも利点です。
実際に使ってみてわかったダイソー くるくる毛玉取り L873の本当の実力！
今回は、ダイソー くるくる毛玉取り L873を含む毛玉取り全36商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
- 仕上がりのよさ
- ゴミ処理のしやすさ
- 取り回しのよさ
- 静音性
- 機能性
仕上がりはいまひとつ。毛玉の取りこぼしが目立った
まずは、仕上がりのよさの検証です。レーヨン50%・ポリエステル30%・ナイロン20%のニットに作った毛玉をどれくらい取り除けるかをチェックしています。
すると、「スッキリきれいに取れた」との口コミに反して取り残しが目立ち、評価は伸び悩みました。比較した結果、電動タイプはブラシなどの手動タイプより毛玉をきれいに取り除ける傾向がありましたが、本品は電動式ながら十分な効果を得られず。
袖口などについた少しの毛玉を取るときにはよいですが、毛玉をしっかり取り除いて、見た目をきれいに仕上げたいときには向かないでしょう。
手に収まるサイズはGOOD。ゴミ処理はやや手間取る
次は、取り回しのよさ・ゴミ処理のしやすさを検証しました。
実際に商品を使用し、持ちやすさや操作のしやすさ、手に収まるサイズかをチェック。取り回しやすさを評価しました。
ゴミ処理のしやすさでは、毛玉取りを終えた後にゴミポケットの開けやすさや毛玉が散りばっていないかなどに着目して評価を行っています。
軽量で手に負担がかかりづらい。持ち手がなく握りにくいのが惜しい
一方、持ち手が設けられていないため、握りにくいのは難点です。比較したほかの商品には、滑りにくい素材の持ち手を装備していたものもありました。本品は、うっかり本体を落とさないよう気をつける必要があります。
ゴミポケットが扱いにくく、捨てる際に周りに若干散らばる
スライド式のゴミポケットは独立していて曲線を描いているため、たまったゴミはスルッと落とせますが、本体の凸凹部分に毛玉の一部が付着。ニトリの「毛玉取り器 KCNB39H」のようにきれいに捨てられる商品と違い、定期的にブラシなどで手入れが必要でしょう。
口が広いため、ゴミを捨てる際に毛玉が周りに少し散らばったのも、低評価となった要因です。スムーズに捨てられないうえ別途掃除も必要なので、ゴミ処理が億劫になる人もいるかもしれません。
便利な機能は少ない。風合いガード・デリケートガードは非搭載
続いて、機能性の検証です。毛玉を取るうえで便利な機能があるか調べたところ、比較したほぼすべての商品で搭載していた掃除ブラシはついていたものの、それ以外の機能はありませんでした。詳細は以下のとおりです。
- 風合いガード機能｜×
- デリケートガード機能｜×
- 掃除ブラシ｜◯
タイツを着た状態で毛玉を取れるデリケートガード機能には非対応。人気の「ティファール 充電式毛玉クリーナー JB7000J0」など、比較した約4割の商品が搭載していた風合いガード機能もついていません。
風合いガードは、生地の毛足に応じて仕上がりを変えられる便利な機能です。靴下やニット・コートなどさまざまな衣類に使用したい人は、ほかの商品も検討してみてください。
音は80.7dBと大きめ。使用場所や時間に配慮が必要
最後は、静音性の検証です。騒音計を用いて作業中の音を測定したところ、80.7dBと大きめでした。環境省によると約80dBは航空機の機内程度の音とされており、「少しうるさく感じた」との口コミ同様に音が気になる人もいるでしょう。
比較した電動タイプの平均が81.28dB（※執筆時点）だったことを思うと、本品が目立って大きくはありません。ただなかには、「テスコム 毛だまトレタ」のように約60dBほどだった商品も。テレビを見ながら使いたい人や家族が寝静まったあとに使うことがある人は、そちらも検討してみてください。
ダイソー くるくる毛玉取り L873は、どこで買える？
ダイソー くるくる毛玉取り L873は、全国にあるダイソーの店舗で購入可能。取り扱いがない店舗や在庫切れの店舗もあるので、事前に確認して行くことをおすすめします。
また、ダイソーの公式オンラインショップでも取り扱いが確認できました。送料はかかりますが、店舗で見つからない場合は活用してもよいですね。
なお乾電池は付属していないので、本体を購入する際は単三乾電池が2本あるかも確認しておきましょう。
ダイソー くるくる毛玉取り L873の使い方をご紹介！
ダイソーのくるくる毛玉取り L873の正しい使い方は、以下のとおりです。
＜使い方＞
①電池ボックスカバーを開け、電池の＋と－の向きを確認しながら入れる
②平らな面に衣類を置き、小さく円を描くように毛玉取り器を動かしながら毛玉を取る（網の端ではなく中心部だけが衣類に当たるよう気をつける）
③ゴミを処理するときは、本体の刃を上に向けゴミポケットだけを斜めに引き上げ取り外す
パッケージ裏面に詳しく記載されているので、使用前に必ず目を通してくださいね。
毛玉を予防するには、ブラッシングが重要！
毛玉取りを紹介してきましたが、もちろん一番よいのは毛玉自体を作らないこと。毛玉は、ニットなどの毛羽立った繊維に摩擦が加わることで発生します。毛玉を取り除くということは、服の一部を削ぎ落しているということなので、できるだけ避けたいですよね。
そのためには、こまめなブラッシングが大切。とくにウールなどの毛玉ができやすい素材は、日頃からブラッシングを習慣化するとよいでしょう。
毛玉をしっかり取り除きたいなら、こちら！
最後に、毛玉を十分に取り除き高評価を得た商品をご紹介します。
TORRAS 毛玉取りは、さまざまな衣類に使える万能な一台。回転速度を3段階から選べ、衣類に応じて調整ができます。さらに、高速回転の6枚刃が毛玉をしっかりキャッチ。持ち手がフィットし取り回しやすさも良好です。1万円程度と高価ですが、大切な衣類のケアに役立ちますよ。
カシムラのリントクリーナーは、スピーディに毛玉を取れるのが魅力。直径52mmの大型刃を搭載し、お出かけ前など時間がないときでもさっとケアできるのが利点です。性能も申し分なく、使用後は毛玉がほぼなくなり表面がなめらかに。稼動音が74.8dBと控えめな点もメリットです。
TORRAS毛玉取り
| タイプ | 電動 |
|---|---|
| 電源タイプ | 充電式 |
| アタッチメント付き | |
| 高さ調節段階数 | 1段階 |
- 重量
- 230g
- 充電時間
- 不明
- 連続使用可能時間
- 180分
- パワー調節段階数
- 3段階
- ゴミポケット
- マグネットタイプ
- アタッチメントの形状
- 騒音値（実測値）
- 50.8dB
良い
- ・ニット・コートについた毛玉が素早く取れた
- ・生地を傷めにくく、デリケートなカシミヤ生地も擦り減らなかった
- ・表示がわかりやすく、説明書を見なくても操作しやすい
気になる
- ・ゴミポケットが独立していないため、ゴミ処理には手間がかかる
- ・高さ調節機能がないため、ざっくりニットには不向き
| 幅 | 6.5cm |
|---|---|
| 奥行 | 7.3cm |
| 高さ | 17.8cm |
| 刃の直径 | 50mm |
| 本体素材 | ステンレス鋼 |
| 消費電力 | 5.0W |
| 掃除用ブラシあり | |
| 海外使用可能 | 不明 |
| フローティングブレード |
TORRAS 毛玉取りをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
カシムラリントクリーナー 毛玉取り器
| タイプ | 電動 |
|---|---|
| 電源タイプ | 充電式 |
| アタッチメント付き | |
| 高さ調節段階数 |
- 重量
- 210g
- 充電時間
- 8時間
- 連続使用可能時間
- 1時間
- パワー調節段階数
- ゴミポケット
- 不明
- アタッチメントの形状
- 騒音値（実測値）
- 74.8dB
| 幅 | 8cm |
|---|---|
| 奥行 | 8cm |
| 高さ | 13cm |
| 刃の直径 | 不明 |
| 本体素材 | ABS樹脂 |
| 消費電力 | 不明 |
| 掃除用ブラシあり | |
| 海外使用可能 | |
| フローティングブレード |
カシムラ リントクリーナー 毛玉取り器をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証
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