北欧生まれのミニマルなデザインが魅力の、Enteenly 毛玉取り DSHJ-S-2002。「持ちやすくて小回りがきく」「毛玉がきれいに取れる」と評判ですが、「取った毛玉が詰まりやすい」といった口コミもあり、購入するか迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のテスコムやティファールなどの毛玉取りとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので毛玉取り選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Enteenly 毛玉取り DSHJ-S-2002は、毛玉をしっかり取り除けるコンパクトな電動タイプがほしい人におすすめです。実際にニットに使用すると、6枚刃によって小さな毛玉も取り除いてきれいな仕上がりに。比較したティファール JB7000J0は細かな毛玉が残ったのに対し、仕上がり重視の人も満足度は高いでしょう。
丸みを帯びた形状も取り回しやすさのポイントに。小さく包み込むように持てるうえ、手のひらで軽く上から押さえつける・指先で摘んで持つなど自在に扱えます。比較したなかには400g以上と重く、持ち手が太いため操作しにくいものもありましたが、こちらは150gという軽量さ。力が弱い人も片手でクルクルと簡単に作業できるでしょう。
ゴミ処理も簡単です。ゴミポケットはフタを回転させると簡単に開き、毛玉も散らばりませんでした。比較したスライドタイプのようにさっとは落ちませんが、付属のブラシで簡単に払えます。「取った毛玉が詰まりやすい」という口コミに反し詰まりもなく、カバーは透明で毛玉の溜まり具合も一目でわかりますよ。
一方、機能性は物足りない結果に。掃除ブラシが付属しメンテナンスはしやすいものの、比較したテスコム KD901-Wなどが搭載している風合いガード機能・デリケートガード機能はありません。また稼働音も83.8dBと大きめです。比較したなかには59.5dBと普通の会話程度の騒音値だった商品もあったことを思うと、静かに使いたい人には不向きです。
LEDライト搭載で、薄暗い場所でも毛玉が見えやすいのも便利な本品。1万円前後と高額なTORRASの商品と比べても、仕上がり・扱いやすさともに引けをとらない実力でした。ケアする素材に合わせて刃の調整ができるものを選びたい人は、ほかの商品もチェックしてみましょう。
Enteenly 毛玉取り DSHJ-S-2002は、ステンレスの6枚刃と高出力モーターの回転により、忙しい朝でも短時間で毛玉取りができると謳われている商品。人間工学に基づいた丸みのあるデザインが握りやすく、広範囲の毛玉も効率的に処理できるとアピールされています。
販売元のEnteenlyは、毛玉取りをはじめ携帯扇風機やランタンなどのキャンプ用品などの雑貨を販売するメーカーです。製品はアメリカやヨーロッパでも取り扱われ、日本ではAmazonをはじめ各ECサイトで購入できます。
電源は、交流式・バッテリー式を採用した電動タイプ。付属のUSBケーブルで充電が可能で、コードで充電したままでもコードレスでも使用できます。服を着たまま・ハンガーにかけた状態でも気軽に扱えますよ。
充電時間は2時間で、満充電の状態で最大90分の連続使用が可能。毛玉は収納ボックス内のファンが集め、散らばらないよう工夫されています。毛玉がいっぱいになると動作が停止し、お手入れのタイミングがわかる設計です。安全ロックを搭載しており、刃が固定されていなかったり収納ボックスが緩んでいたりすると自動停止します。
セーターや靴下などの衣類から、カシミヤウールなどの繊細な生地、毛布や寝具など幅広い生地に使用でき、生地本来の風合いを残しながら毛玉だけを取ると謳われています。
溜まった毛玉は4ステップで捨てられます。透明のカバーを外し、網状の外刃を取りはずし付属のブラシで清掃。外刃とカバーを装着して完了です。
本体サイズは高さ7.9×直径8.4cm、重量は150gと軽量かつコンパクトな設計。取り回しやすく、出張やお出かけ先にも持ち運びやすいよう配慮されています。LED照明を内部に搭載していて、薄暗い場所でも小さな毛玉が見えやすいのもうれしいポイントです。
カラーはホワイト・ピンク・グリーンの3種類と、かわいらしいフォルムに合った展開です。
今回は、Enteenly 毛玉取り DSHJ-S-2002を含む毛玉取り全36商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは仕上がりのよさの検証です。レーヨン50%・ポリエステル30%・ナイロン20%のニットに毛玉を作り、毛玉がどれだけ取れたか・毛玉をとり切るスピードの2つの観点を評価しました。
実際に使用すると、小さな毛玉もまったく残さず取り除け、高評価を獲得。ニット生地の表面はとてもなめらかな仕上がりです。比較した結果、ブラシタイプより電動タイプのほうが細かな毛玉まで刈り取り安い傾向がありましたが、なかには電動式でもティファール JB7000J0のように細かい毛玉が残るものも。対してこちらは「毛玉がきれいに取れる」という口コミにも頷ける実力です。
なお、刈り取るスピードにおいても、ブラシタイプより電動タイプのほうが優秀でした。こちらも毛玉をサッと刈り取れたので、忙しい朝にも重宝するでしょう。
次は、取り回しのよさ・ゴミ処理のしやすさの検証です。
手に収まるサイズで、持ちやすく操作しやすいかをチェック。毛玉取りのあと、ゴミが捨てやすいポケットの構造か、毛玉が散らばってしまわないかなどを確認しました。
手にすっぽりと収まるコンパクトな形状で、取り回しも非常に優秀です。比較したなかには400g以上と重いうえ、持ち手にゴミポケットがあり太く持ちづらいもの。対してこちらは150gと比較したなかでもトップレベルの軽さです。誰でも楽に持てるでしょう。
扱いやすさも良好です。上から包み込むだけで簡単に取り回せました。特殊な形状により手のひらで上から押さえつける、指先で摘んで持つなど、好きな持ちかたで作業できるのもよい点です。
手に包み込んで持ったときの人差し指の位置に電源ボタンがあり、操作しやすいのも便利でした。面倒な毛玉取りを片手でスムーズに行えるでしょう。
ゴミ処理も簡単です。ゴミポケットはフタを回転するだけで開き、毛玉も内蔵したファンでまとまっているため散らばりません。
比較したスライドタイプにようにフタを外しただけではすんなり落ちないものの、付属のブラシを使えば払えます。「取った毛玉が詰まりやすい」という口コミに反し、詰まりも見られません。カバーが透明で毛玉の溜まり具合が一目でわかるのもよい点です。たくさん溜まる前に捨てると詰まりにくいでしょう。
比較したなかで、とくにゴミ捨てが簡単だったのはテスコム KD901-W。ゴミポケットが大きいので、ゴミ捨て頻度を減らせますよ。手間を減らしたい人は、ゴミポケットのサイズに注目しましょう。
続いて、機能性の検証です。風合いガード機能・デリケートガード機能・掃除ブラシの有無を確認し評価しました。
機能性の評価は伸び悩む結果に。比較した約4割の商品が搭載している風合いガード機能、約1割が搭載していたデリケートガード機能はありません。掃除ブラシが付属するため、メンテナンスはしやすいでしょう。なお、詳細は以下のとおりです。
風合いガードは、ニットのゲージによって仕上がりを変えられる機能。デリケートガードは、着たままタイツの毛玉を取れる機能です。とくに風合いガードは様々なタイプの衣服に合わせやすいため、あると便利ですよ。比較したなかでは、テスコムのKD901-W・TORRASの毛玉取りなどに搭載されていました。
最後は、静音性の検証です。騒音計を使用して作業中に発生する音量を測定し、静かなものほど高評価としました。
静音性は低評価に。実際の稼働音は83.8dBと大きめでした。比較した電動タイプの平均値は81.28dBでしたが、最小値は59.5dB(※執筆時点)を記録しています。静かな商品であれば普通の会話程度の騒音値なので、本商品は静かとはいえません。夜間の使用には不向きでしょう。
Enteenly 毛玉取り DSHJ-S-2002は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど大手ECショップで購入できます。取扱店舗によって値段が違う場合があるので、安く買えるところを探してみましょう。
電動タイプを使うときは、アイロン台などの平らな面に置き、生地を張りながらかけるのがポイントです。凹凸のある場所でかけたりシワがある状態でかけたりすると、生地を巻き込んでしまう危険性があります。
着用したままかけるときもできるだけ生地を張り、軽く当てながら、小さい円を描くようにくるくると回して毛玉を取りましょう。使い終わったら毛玉を取り除いておくと、詰まりを防止しやすいですよ。
服にとって重要なことは、そもそも毛玉を発生させないことです。毛玉取りは服の一部を切り取ることになってしまうため、やさしいとはいえません。
ウールなどの毛玉ができやすい衣服は、こまめにブラッシングをしておくと毛玉を防ぎやすいですよ。洋服用ブラシなどをひとつ用意しておくのがおすすめです。
最後に、違った魅力のある商品をご紹介します。
繊細なニットなどに使いたいなら、TORRASの毛玉取りがおすすめです。回転スピードを3段階に調整できるため、薄手の生地では低速にするなど、使い分けることで風合いをキープできます。実際に使うと、小さな毛玉もきれいにとれました。ワンタッチでゴミポケットが開き、捨てやすいのも魅力です。
スピーディに仕上げたい人には、カシムラのリントクリーナー 毛玉取り器がぴったり。直径52mmの大型刃で広範囲の毛玉をきれいに取り除けます。丸みのあるボディに指穴があり、長時間使っても疲れにくいのもメリットです。動作音も抑えられており、シーン問わず使いやすいですよ。
タイプ | 電動 |
---|---|
電源タイプ | 充電式 |
アタッチメント付き | |
高さ調節段階数 | 1段階 |
良い
気になる
本体素材 | ステンレス鋼 |
---|---|
幅 | 6.5cm |
奥行 | 7.3cm |
高さ | 17.8cm |
刃の直径 | 50mm |
消費電力 | 5.0W |
掃除用ブラシあり | |
海外使用可能 | 不明 |
フローティングブレード |
TORRAS 毛玉取りをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 電動 |
---|---|
電源タイプ | 充電式 |
アタッチメント付き | |
高さ調節段階数 |
本体素材 | ABS樹脂 |
---|---|
幅 | 8cm |
奥行 | 8cm |
高さ | 13cm |
刃の直径 | 不明 |
消費電力 | 不明 |
掃除用ブラシあり | |
海外使用可能 | |
フローティングブレード |
カシムラ リントクリーナー 毛玉取り器をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。