今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、テスコムやティファールなどの毛玉取りとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行ったので、毛玉取り選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ADVANCE 毛玉取り PR-01は、肝心な仕上がりがいまひとつな商品です。実際にニットに20秒間使用したところ、小さな毛玉までは取りきれませんでした。比較した同じ電動式の商品には、新品に近い状態に仕上がったものもあったのに対し、素早く生地の表面を整えるのには力不足です。「毛玉が取れない」という口コミは払拭できませんでした。
稼働音が大きいのも気がかりです。騒音計で測定した稼働音は80.4dBと、夜間やテレビを見ながらの使用には不向きなレベル。スティック形状のテスコム KD601-Wは59.5dBと普通の会話レベルの騒音だったなか、使用する時間帯を選ぶのがネックです。
持ち手がやや薄く、指との間に隙間ができやすいのも気になりました。コードが2mと長いため、作業中に引っ掛からないように注意も必要です。機能は豊富で、タイツの毛玉を処理できるデリケートガード、3段階で調整できる風合いガードが付属します。比較した商品にデリケートガードを備えたものは少なく、タイツのケアに使いたい人にはよいでしょう。
ゴミ処理も楽ちんです。ゴミポケットが独立していて、刃に毛玉が付着しにくいのが魅力。ゴミポケットは簡単に開閉できるスライド式で、「溜まった毛玉が簡単に捨てられる」という口コミどおり、スムーズにゴミを捨てられました。ポケットには1.5gの毛玉が入るため、ゴミ捨ての頻度も抑えられるでしょう。
総合的にみて使い勝手はおおむね良好ですが、毛玉が取りきれないのは惜しいところです。執筆時点で2,000円台と値段も特別安くはないため、よりきれいに仕上がった商品を検討してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介するのは、ステンレス製の大型カッターを搭載し切れ味にこだわった、ADVANCEの毛玉取り PR-01です。靴下やセーターなどの衣類はもちろん、絨毯やカーテンなどの繊維の太い毛玉にも対応できると謳っています。
生地を傷めにくいふんわりガードつきなのも特徴。生地の種類に合わせて高さを3種類に設定できるため、服の風合いをそのままに自然な仕上がりへ整えられるとしています。
サイズは105×60×170mm。重量は約230gです。替刃や掃除用ブラシ・収納袋・取扱説明書・保証書と
付属品も充実しています。
今回は、ADVANCE 毛玉取り PR-01を含む毛玉取り全36商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、仕上がりの検証です。レーヨン50%・ポリエステル30%・ナイロン20%のニットに毛玉を作り、実際に商品を使用しました。
その結果、20秒連続で使用しても小さな毛玉が多数残ってしまい、仕上がりはいまひとつ。比較した電動式は仕上がりがきれいな傾向がありましたが、本商品は電動式ながら目立つ毛玉しか取れません。人気のテスコムのKD901-Wは生地がなめらかになったのに対し、素早く生地の表面を整えるのには力不足です。「毛玉が取れない」という口コミにも頷けます。
次に、取り回しのよさとゴミ処理のしやすさを検証しました。
ニットの毛玉取りに使用し、持ちやすさや操作のしやすさをチェック。また、使用後にゴミが捨てやすいかも確認しました。
ただし、持ちやすいとはいえず。比較したなかでは包み込むように持てる丸いフォルムのものが握りやすかったのに対し、本商品は持ち手がやや薄いため、指との間に隙間ができやすい形状でした。
コードが2mと長く、作業中に邪魔になってしまうのも気になるポイント。大きく動いたり、衣類をずらしたりしたいときは引っ掛からないよう注意してください。
ゴミポケットが独立していて、刃に毛玉が付着しにくいのも魅力です。人気のティファール「充電式毛玉クリーナー」のように刃の掃除に手間取りません。ゴミポケットには1.5gの毛玉が入るため、ゴミ捨ての頻度も抑えられますよ。捨てるときに毛玉が散らばることもありませんでした。
次に、機能性の検証です。搭載機能を確認すると、風合いガード機能・デリケートガード機能・掃除ブラシのすべてがそろっており、高評価を獲得しました。
比較したなかで約1割(※執筆時点)しか搭載していなかったデリケートガード機能により、タイツを履いたままでの毛玉処理も可能です。
刃の高さは素材や生地に合わせて3段階に調整でき、衣類の風合いを残したまま毛玉だけを処理できます。なお、詳細は以下のとおりです。
最後は、静音性の検証です。
使用中に発生する音量を騒音計で測定したところ、80.4dBとやや大きめでした。比較した商品の平均値81.28dB(※執筆時点)とほぼ変わらない音量でしたが、一般的に静かと感じる70dBを大きく上回っており「音が大きい」という口コミにも頷ける結果です。
最小値の59.5dB(※執筆時点)を記録したテスコムのKD601-Wは普通の会話と変わらない騒音値だったのに対し、こちらは夜間やテレビを視聴しながら使うには少しうるさく感じそうです。
まず、衣類を平らな面に置いて伸ばします。高さ調節機能がついている場合は、衣類の毛足の長さに合わせて高さを選んでおきましょう。
準備ができたら電源を入れ、生地を張らせながら小さく円を描くようにやさしく動かします。長時間の使用は避け、使い終わったら溜まった毛玉を取り除いておきましょう。
毛玉は毛羽立った繊維の塊なので、毛玉取りを使用すれば服の一部を切り取ることになってしまいます。そのため服へのダメージを抑えるには、なるべく毛玉を発生させないことが大切です。
とくに毛玉ができやすいウール製品は、普段からこまめなブラッシングをし、繊維を整えておきましょう。
最後に、細かな毛玉までしっかり取れた商品をご紹介します。
TORRASの毛玉取りは、仕上がり重視の人におすすめです。高速回転6枚刃を搭載しており、ニットの毛玉をほぼ取り除くことができました。回転スピードは衣類に合わせて3段階調整が可能。風合いをキープし、きれいに仕上げられます。ゴミポケットがワンタッチで開け、ゴミ捨ても楽でした。
カシムラのリントクリーナー 毛玉取り器は、素早く毛玉を処理したい人にぴったりです。直径52mmの大型刃で一気に毛玉を除去でき、ニットの表面がなめらかに整いました。ドーム型で持ちやすく、取り回しも良好です。動作音が抑えられているため、時間帯を気にせず使えるでしょう。
タイプ | 電動 |
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電源タイプ | 充電式 |
アタッチメント付き | |
高さ調節段階数 | 1段階 |
良い
気になる
幅 | 6.5cm |
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奥行 | 7.3cm |
高さ | 17.8cm |
刃の直径 | 50mm |
本体素材 | ステンレス鋼 |
消費電力 | 5.0W |
掃除用ブラシあり | |
海外使用可能 | 不明 |
フローティングブレード |
TORRAS 毛玉取りをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 電動 |
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電源タイプ | 充電式 |
アタッチメント付き | |
高さ調節段階数 |
幅 | 8cm |
---|---|
奥行 | 8cm |
高さ | 13cm |
刃の直径 | 不明 |
本体素材 | ABS樹脂 |
消費電力 | 不明 |
掃除用ブラシあり | |
海外使用可能 | |
フローティングブレード |
カシムラ リントクリーナー 毛玉取り器をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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