iFデザイン賞を受賞した、白くて丸いデザインが特徴的なHONEST 毛玉取り器。ネット上では「コンパクトで使いやすい」と評判です。その一方、「毛玉が取れない」「ゴミをためる場所が小さい」と気になる口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のテスコムやダイソーなどの毛玉取りとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、毛玉取り選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掃除用品・衛生器具などの日用品から文房具・ファッション用品など身近な生活で使う幅広い商材のコンテンツ制作を3,000本以上担当。トイレットペーパーやスーツケースなど日常生活に関わる商材を比較検証してきた。「こだわって選ぶものではない生活雑貨こそ、実際に検証しなければわからない情報を届けること」を心がけ情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
HONEST 毛玉取り器は、毛玉をスムーズに取れる商品を探している人におすすめ。コンパクトで丸みを帯びた本体は持ちやすく、取り回しやすさは比較したなかでもトップクラスです。表面にマット加工が施されており、手にしっかりフィットしました。比較した商品の約4割は重量200gを超えていたのに対して、149gと軽量なのも魅力です。複数枚まとめて作業しても疲れにくいでしょう。
実際にニットに使用したところ、20秒ほどでほとんどの毛玉が取れて、表面はなめらかに仕上がりました。比較したダイソー「L873」などを含む、電動タイプの商品の約2割は細かな毛玉を取り残しています。「毛玉が取れない」という口コミに反して、本商品は電動タイプのなかでもしっかり毛玉を捉えられるといえるでしょう。
機能面では「風合いガード機能」を搭載しています。ケアする衣類に応じて、回転速度を2段階に調節可能です。ゴミポケットの取り外しもスムーズで、毛玉が散らばることなく捨てられました。しかし、口コミで指摘があったようにゴミポケットが小さく、刃に毛玉が残りやすいのは惜しいところ。付属の掃除用ブラシで、こまめにお手入れしてくださいね。
動作音は実測値で80.3dBと大きめです。ゲームセンターと同じくらいのうるささ(参照:環境省)なので、夜間は使用を控えるのがよいでしょう。なお、比較したテスコム「KD601-W」は騒音値が59.5dBと、普通に会話するときと同じくらいの静かさでした。
スムーズに毛玉が取れるのはもちろん、充電しながらでも使えるのはメリット。急いでいるときに電池切れで使えないという事態を回避できますよ。ただし、音は大きめなので、夜間も使用したいという人はほかの商品も検討してみてくださいね。
今回ご紹介するHONEST 毛玉取り器は、インテリアにも馴染みやすいコロンとしたデザインが特徴的な電動タイプの商品。世界的なデザイン賞の1つであるiFデザイン賞の受賞歴をアピールしています。
刃には、ステンレス素材の3枚刃を搭載。大きな毛玉だけでなく、細かい毛玉も取り逃さないように、衣類の表面にぴったりと吸いつく、六角形のハニカム構造ネットカバーを採用しています。ケアする衣類に応じて、パワーを2段階に調節できるのも魅力です。
販売元のHONESTは、海外メーカーの正規代理店業務などを行う日本の企業。USBハブ・充電器等のパソコン周辺機器や日用品を販売するネットショップを運営しています。
1,100mAhの大容量バッテリーを搭載しているのも魅力です。USB充電式で、約3時間の充電で1~2時間使用できるとしています。充電しながら使用できるので、届いたらすぐ使えますよ。
LED照明機能がついているのも特徴のひとつです。暗い場所での作業でも、小さい毛玉を見逃さないと謳っています。フタが外れた状態ではスイッチが入らない安全装置も備えていますよ。
毛玉ボックスには、半透明の目盛りがついています。外から溜まった毛玉の量がわかるので、ゴミ捨ての目安として便利です。毛玉ボックスは大容量を謳っており、ゴミ捨ての手間も減らせるでしょう。
本体のサイズは幅7.8×奥行7.2×高さ7.2cm、重量は149gです。比較した商品の約9割は幅・奥行・高さのいずれかが10cmを超えていたことをふまえると、コンパクトなサイズといえます。持ち運んで外出先で使いたい人にも向いているでしょう。なお、付属品は以下のとおりです。
<付属品>
カラーはホワイトの1種類のみですが、画像のように上部がくびれたデザインのTYPE Bも展開していました。TYPE Bには6枚刃が採用されています。
まずは、仕上がりのよさの検証です。レーヨン50%・ポリエステル30%・ナイロン20%のニットの毛玉を実際に取り、取れた毛玉の量や毛玉を取り切るスピードを軸に評価しました。
検証した結果、「毛玉が取れない」という口コミに反して20秒ほどでほとんどの毛玉が取れ、なめらかな仕上がりになりました。本商品は内蔵した刃が回転することで毛玉を刈り取る電動タイプで、ヘッドを生地に当てるだけで素早く毛玉が取れます。比較したなかでは、電動タイプのほうがブラシタイプよりも、よく毛玉を取れる傾向がありました。
とはいえ、同じ電動タイプでもダイソー「L873」・ニトリ「KCNB39H」など約2割は、細かな毛玉までは取り切れない結果に。本商品は小さい毛玉までしっかり捉えたので、電動タイプのなかでも毛玉を取る性能は優れているといえます。
続いて、取り回しのよさ・ゴミ処理のしやすさを検証しました。
手に収まるか・持ちやすいか・操作しやすいかといった3つの観点で、取り回しのよさをチェック。また、ゴミ捨てに関して、ゴミポケットのサイズや開けやすさ、ゴミの落としやすさなども評価しました。
コンパクトで丸みを帯びた本体は持ちやすく、取り回しやすさは比較したなかでもトップクラスです。手にすっぽりと収まるので、上から包み込むように持てます。上部についているフックに指を引っかけることで、より安定感が増すでしょう。
表面にマット加工が施されており、手が滑りにくいのも魅力です。手にしっかりフィットするので、落としそうになることも少ないでしょう。電源ボタンも操作しやすい位置に配置されており、快適に使用できました。
本体の重さは149g。比較した商品の約4割は重量が200gを超えていたことをふまえると、かなり軽量だといえます。比較したなかでは、200g以下の商品は、30分程度作業しても疲れにくい傾向がありました。力に自信がなくても扱いやすいでしょう。
ゴミ捨てはスムーズでした。ゴミポケットは回転させるだけで簡単に開けられ、毛玉が散らばることなく捨てられます。比較したダイソー「L873」は、ポケットの口が大きく毛玉がかなり散らばりました。
一方、口コミで指摘があったように、比較したなかでもゴミポケットが小さく、刃に毛玉が残りやすいのは惜しいところ。メーカーは大容量ポケットと謳っていますが、こまめにゴミを捨てる必要があります。付属のブラシで刃についた毛玉を取らなければならないのも手間です。
比較したなかでも、テスコム「KD901-W」のような刃とゴミポケットが独立したスライドタイプの商品は、刃に毛玉がつきにくい傾向がありました。
続いて、機能性の検証です。機能面をチェックしたところ、ケアする衣類に応じて回転速度を調節できる「風合いガード機能」が搭載されていました。回転速度は弱・強の2段階で調節可能です。比較したなかで、風合いガード機能を搭載していた商品は全体の4割に留まりました。
お手入れに便利な掃除ブラシも付属しています。刃についた毛玉を取るときに活躍するでしょう。また、評価には含まれていませんが、充電しながら使用できるのもメリットです。使いたいときに充電が切れていた…という事態を防げますよ。
なお、タイツを着たまま毛玉取りができるデリケートガード機能は非搭載です。
<検証結果>
最後は、静音性の検証です。騒音計で動作音を測定したところ、80.3dBと大きめでした。ゲームセンターと同じくらいの騒音レベル(参照:環境省)なので、夜間やテレビ視聴中の使用は控えたほうがよいでしょう。
比較した電動タイプのなかで、動作音が静かだったのはテスコム「KD601-W」です。騒音値は59.5dBと、普通に会話するときの音量と同程度の静かさでした。
値段は執筆時点で2,000円台でした。値段はサイトによって異なるので、購入の際はそれぞれ比較してみてくださいね!
毛玉取り器の性能がよくても、誤った使い方だと毛玉が取り切れない場合があります。電動タイプの正しい毛玉取りの方法をご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
電動タイプを使うときは、アイロン台などの平らな場所に置き、できるだけ生地を張りながらかけることを心がけましょう。凹凸のある場所のうえや、シワがある状態でかけると、生地を巻き込んでしまう危険性があります。
スイッチを入れたあとは、強く押しつけないことが重要です。軽く当てながら小さな円を描くように、くるくると回しながら毛玉を取り除きましょう。過度な連続使用を避けるのもポイントです。
使い終わったら、内部につまった毛玉を取り除きます。次回使用するときがスムーズになりますよ。
服にとって最もやさしいのは毛玉を発生させないことです。毛玉は服の繊維が絡まってできたものなので、毛玉取りを使用すれば服の一部を切り取ることになります。
ウールなどの毛玉ができやすい衣服は、普段からこまめにブラッシングして毛玉を防ぎましょう。
最後に今回紹介したHONEST 毛玉取り器と同様に、取り回しやすく仕上がりもきれいだった商品をご紹介します。
さまざまな衣類に対応できるものを選びたいなら、TORRAS 毛玉取りがおすすめ。回転スピードを3段階で調整でき、薄手のニットのときは低速にするなど使い分けができます。検証では実際に毛玉をほぼすべて取り、きれいな見た目に仕上げました。滑りにくい持ち手で、フィット感も良好です。
動作音を少しでも抑えたいなら、ヒーローグリーン HK-750もおすすめ。HONEST 毛玉取り器とフォルムが似ていますが、動作音は72.3dBと比較的静かでした。こちらも手で包み込むように持てるので、快適に使用できますよ。仕上がりもよく、小さい毛玉まで残さず取り除けました。
タイプ | 電動 |
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電源タイプ | 充電式 |
アタッチメント付き | |
高さ調節段階数 | 1段階 |
良い
気になる
本体素材 | ステンレス鋼 |
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幅 | 6.5cm |
奥行 | 7.3cm |
高さ | 17.8cm |
刃の直径 | 50mm |
消費電力 | 5.0W |
掃除用ブラシあり | |
海外使用可能 | 不明 |
フローティングブレード |
TORRAS 毛玉取りをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 電動 |
---|---|
電源タイプ | 充電式 |
アタッチメント付き | |
高さ調節段階数 |
本体素材 | 不明 |
---|---|
幅 | 不明 |
奥行 | 不明 |
高さ | 不明 |
刃の直径 | 不明 |
消費電力 | 不明 |
掃除用ブラシあり | |
海外使用可能 | 不明 |
フローティングブレード |
KEYARTZ 毛玉取り器 HK-750をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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