大きなディスプレイとGPS内蔵が特徴のスマートバンド、Xiaomi(シャオミ) Smart Band 7 Pro。「画面が大きく視認性がよい」など高評価の口コミが多い一方で、「GPS利用だとバッテリー消費が速い」など気になる評判もあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のHUAWEIやXiaomi Smart Band 7などのスマートバンドとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スマートバンド選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Xiaomi Smart Band 7 Proは、装着感のよい大画面モデルをお探しの人におすすめです。実際に5人のモニターが着用したところ、「画面は大きいが重さは感じない」などと好印象。比較したなかには大画面だと邪魔に感じる商品もあったなか、フィット感のあるつけ心地と20.5gの軽量設計で快適に装着できました。バンドの調整幅も細かく、手首に合わせやすいですよ。
画面は、下位モデル「Xiaomi Smart Band 7」より大きい1.64インチ。通知の文字サイズも10pt以上と大きく、口コミにあるように視認性は良好です。比較した多くの商品は7pt程度だったのに対し、小さな文字が苦手な人も使いやすいでしょう。ただし、一部漢字が中国語フォントだったり、ホームボタンがなかったりと、やや違和感を覚える部分もあります。
機能面は充実のヘルスケア機能に加え、116種類のワークアウトと多様な計測が可能です。測定値の誤差も少なく、特に睡眠については時刻・目覚めた回数をほぼ正確に記録しました。歩数計や血中酸素レベルも専門機器と比べて大きな誤差はなく、日々のおおよその傾向を把握しやすいですよ。
ただし、ワークアウトの自動検出対象は、下位モデル「Xiaomi Smart Band 7」より少なめです。ランニングとウォーキングの2種類しかなく、アプリの性能も物足りません。上位商品は測定結果からの改善アドバイスなどがあったのに対し、数値の解説もなくアプリの情報量の少なさが目立ちました。
バッテリー持ちは十分です。比較した多くの商品と同様、常時点灯機能を使わず日々の軽いフィットネス程度なら3日以上は使用できました。スマートバンドとしては珍しいGPS機能を備えていますが、常用すると口コミにあったようにバッテリー消費は増えるでしょう。交換バンドは公式で4種類・非純正が26種類と少なめながら、盤面は150種類以上と豊富でした。
公式サイトの値段は税込9,980円(※執筆時点)とお手頃。充実の機能と視認性のよい大画面、装着感のよさが魅力の商品です。GPS内蔵モデルをお探しの人は、候補となるでしょう。高性能なアプリでアドバイスを得ながらワークアウトを継続したい人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
実際にXiaomi Smart Band 7 Proと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイスマートバンドと、機能性・測定値の正確性・使い勝手・装着感・バッテリーの持ち・ファッション性それぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Xiaomi Smart Band 7 Proの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそもスマートバンドとは、スマホの機能拡張として腕につける情報端末のこと。混同されやすいスマートウォッチよりも低価格帯で、通知・健康管理・時刻表示・運動記録などベーシックな機能が搭載されています。
2022年10月に発売されたXiaomi Smart Band 7 Proは、スマートバンドとしては珍しいGPSを搭載した商品。画面上にランニングコースが表示できるため、スマホを持ち運ばずにランニングを計測できます。
1.64インチの有機ELディスプレイは、下位モデルのXiaomi Smart Band 7よりも約50%大きな表示面積。「ONもOFFもあなたの健康に寄り添う」という謳い文句どおり、豊富なウォッチフェイスや防水性、長持ちバッテリーなど、日常的に使いやすい要素が盛り込まれています。
販売元のXiaomi(シャオミ)は、中国の電子機器メーカー。スマートバンドやスマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンなどのウェアラブル機器を多く手掛けています。
GPSが搭載されているため、いつでも身軽にスムーズなランニング計測が可能。あらかじめ10種類の強度別ランニングコースが登録されており、バンドの振動や画面の点灯により、心拍数や速度の目標達成をサポートする機能も備わっています。
アレクサ(Alexa)音声アシスタントにも対応しているため、自宅をスマートホーム化している人は声による遠隔操作も可能に。もちろん、天気やアラームなどの基本機能も声で操作できますよ。スペックの詳細は以下のとおりです。
<スペック詳細>
カラーはアイボリー・オリーブ・オレンジ・ブルー・ブラック・ピンクの6種類。スペシャルカラーとして、シリコン製ながらレザーのような見た目のパイングリーンと、ムーングレーも用意されています。150種類以上のバンドフェイスと合わせて、オンオフどちらでも使いやすいデザインです。
なお、付属品として専用充電ケーブルが同梱されています。使用するアプリ「Mi Fitness」では、バンドのデータを同期して統計情報を確認可能。「競争」機能を使えば毎日のエクササイズ目標を設定したり、友人を招待して競ったり共有したりするなど、モチベーションアップも期待できますよ。
今回はXiaomi Smart Band 7 Proを含む、スマートバンド全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、機能性の検証です。
各種健康データの測定・分析に加え、付加機能やスマホとの連携が充実しているかどうかを基準に、チェックポイントを設定し評価しました。
睡眠モニタリングのほか、血中酸素レベルやストレス計など多様な種類を揃えている一方で、アプリの情報量は少なめ。比較したなかにはスコア向上のための提案が詳細に提示されるものもあったため、数値の根拠や改善点などがややわかりにくいのがネックです。
ワークアウトは116種類。比較した半数以上の商品が100種類以下だったのに対し、トップクラスのラインナップです。アプリはルートやマップ機能があり、地図上でペースを色で直感的に示すなど機能も充実しています。
ただし、自動検出対象はランニングとウォーキングの2種類と、同社の下位モデル「Xiaomi Smart Band 7」よりも少なめでした。
次は、測定値の正確性・使い勝手の検証です。
歩数・心拍数・血中酸素濃度・睡眠トラッキングの各数値について、専門機器の測定値とスマートバンドの測定値を実際に比較します。専門機器の測定値に近かったものを高評価としました。
また、操作性に関わる項目をリストアップし、スマホのように簡単な操作性と文字の読みやすさを基準に使い勝手を評価しています。
歩数の誤差は平均±5%程度と、一般的な歩数計と同等レベルにとどまりました。血中酸素レベルも±2%と精度は高めで、心拍数も正確といっていいほど誤差は見られません。専門機器との誤差が少ないため、継続して記録すれば、特に睡眠サイクルの傾向は把握しやすいでしょう。
一方で、通知タイトルの文字サイズがが10pt以上と大きく見やすいのはメリット。比較した商品には7pt程度のものが多く、文字が見にくく感じられる傾向がありました。
「視認性がよい」という口コミどおり画面サイズも大きいため、通知が来た際に情報を瞬時に把握しやすいでしょう。なお、詳細なチェック内容は以下のとおりです。
続いて、装着感・ファッション性の検証です。
スマートバンドに興味があり、日常的に腕時計などを装着しているモニター5人が実際に装着し、つけ心地のよさやサイズ感などをチェックしました。
さらに、本体カラー・デザインや盤面デザイン、交換バンドの豊富さなどを確認し、選択肢が多いものほどファッション性が高いとして評価しています。
ストラップなしの本体重量は20.5gですが、重量感についてはモニター全員が満足と回答しました。「画面は大きいほうだと思うが、まったく重さは感じない」という意見があがっています。
また、バンドの調整用の穴の幅が狭く、たくさん空いている点もモニターから好評でした。「調整幅も細かく、ちょうどよいキツさに調整できた」などの感想があり、手首に合わせた良好なフィット感といえます。
<バンドの付けやすさ・邪魔に感じるかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
本体はグラファイトグレー・ライトゴールドの2種類あり、公式サイトでは交換バンドを4色販売していました。購入時には6種類のカラバリのほか、レザー調のシリコン製ストラップも選べます。
ウォッチフェイスは150種類と豊富なため、バンドよりも気軽に替えられるでしょう。画面が大きいと盤面デザインがよく見えるため、ファッションの一部としても楽しめますよ。
最後は、バッテリーの持ちの検証です。
一般的な使用を想定し、10~19時でデスクワークする人が3日間実際に装着。スマホとペアリングした状態で各種機能の自動測定はオンにし、1日1回10分程度のウォーキングを行って過ごした際の、バッテリーの持ちを確認しました。
ただし、口コミには「GPS利用だとバッテリー消費が速い」という評判も散見されました。今回は一般的な使用を想定して検証を行いましたが、GPSをオンにした状態や長時間の自動測定を頻繁に行う場合は、こまめにバッテリーを確認してくださいね。
2022/10 発売
連続稼動時間 | 標準:12日間/ヘビーユーズ:6日間 |
---|---|
本体高さ | 44.7mm |
本体幅 | 28.8mm |
本体厚さ | 11.0mm |
本体重量 | 20.5g |
ワークアウトの種類数 | 110種類 |
良い
気になる
OS | 独自OS |
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タイプ | スマートバンド型 |
搭載センサー | 加速度センサー、ジャイロスコープ、心拍数センサー(血中酸素センサーを含む)、周囲光センサー |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | シリコン |
充電方法 | 専用ケーブル(磁気充電ポート) |
防水性 | |
防塵性 | |
GPS内蔵 | |
音楽再生 | |
音楽保存 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
タッチ操作 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 |
最後に、機能性の高さや使い勝手が魅力の商品をご紹介します。
HUAWEIのBand 8は、充実したヘルスケア機能・運動記録機能を備え、その精度の高い商品。特に血中酸素濃度や心拍数の測定精度は、専門機器との誤差1%未満に抑えています。アプリの使い勝手もよく、データを詳細に確認できるほか改善アドバイスもあり、健康管理に役立ちますよ。
Proの下位モデルながらワークアウトの自動検知が4種類と多い、Xiaomi Smart Band 7をチェック。ヘルスケアの測定項目も充実しており、専門機器との誤差も少なめでした。縦に長い大画面モデルで、リストバンドのようなサイズ感も魅力です。細身のデザインが好きな人におすすめですよ。
連続稼動時間 | 14日間(336時間) |
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本体高さ | 43.45mm |
本体幅 | 24.54mm |
本体厚さ | 8.99mm |
本体重量 | 14.0g |
ワークアウトの種類数 | 100種類 |
良い
気になる
OS | HarmonyOS |
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タイプ | スマートバンド型 |
搭載センサー | 6軸慣性センサー、光学式心拍センサー |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | シリコン、TPU |
充電方法 | 専用ケーブル(磁気充電ポート) |
防水性 | |
防塵性 | |
GPS内蔵 | |
音楽再生 | |
音楽保存 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
タッチ操作 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 |
連続稼動時間 | 約14日間(通常使用)/約9日間(ヘビーユース) |
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本体高さ | 46.5mm |
本体幅 | 20.7mm |
本体厚さ | 12.25mm |
本体重量 | 13.5g |
ワークアウトの種類数 | 110種類 |
良い
気になる
OS | 独自OS |
---|---|
タイプ | スマートバンド型 |
搭載センサー | 心拍センサー |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | 熱可塑性ポリウレタン |
充電方法 | 専用ケーブル(磁気充電ポート) |
防水性 | |
防塵性 | |
GPS内蔵 | |
音楽再生 | |
音楽保存 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
タッチ操作 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 |
Xiaomi Smart Band 7をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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