3,000円以下とお手軽な価格で購入できるスマートバンド、Xiaomi Redmi Smart Band 2。ネット上では「電池の持ちがよい」と評判です。しかし、なかには「睡眠トラッキングが正確ではない」「フィット感がいまひとつ」という口コミもあるため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のスマートバンドとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スマートバンド選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Xiaomi Redmi Smart Band 2は、低価格でスマートバンドを試してみたい人におすすめです。税込2,990円(※2024年8月時点・公式サイト参照)とお手頃なのが最大の魅力。比較した2万円前後の商品ほど多機能ではありませんが、ヘルスケア機能は充実しています。睡眠・歩数・ストレス計・月経周期トラッキングなど、多彩な項目を測定できました。
「睡眠トラッキングが正確ではない」との口コミに反し、睡眠時間もおおむね正確です。ただし、比較した多くの商品と同様にレム睡眠・深い睡眠の回数などは誤差が目立ちました。歩数や心拍数も専門機器とは大きくズレています。上位商品のような詳細なデータの分析機能もなく、本格的な健康管理には不向きです。
ワークアウトは全31種類。項目数は少ないものの、アプリでルート・マップ・心拍数などの詳細を確認できます。比較した商品には非対応のものも多かった、活動消費カロリーが足りているかの確認も行えました。全アプリの通知・着信拒否の設定もでき、スマートバンドに求める最小限の機能は揃っています。
1.47インチと大画面ながら、本体が14.9gと軽量なのも魅力です。実際に装着したモニターからは、「なにもつけていないように軽い」と好評でした。「フィット感がいまひとつ」との口コミに反し、バンドのラバーが柔らかくつけ心地も良好。5日余裕で持つほどバッテリ―も長持ちで、「電池の持ちがよい」という口コミがあるのにも頷けます。
値段が安いため、気軽にスマートバンドを使ってみたい人には便利な商品です。しかし、バンドの穴に突起を刺すのに手間取ったり、健康・運動管理に役立てるにはデータの情報量・正確性に欠けたりと気になる部分もありました。つけ替えできるバンドの種類も少ないので、予算を上げられる人はほかの商品も検討してみてください。
実際にXiaomi Redmi Smart Band 2と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのスマートバンドと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Xiaomi Redmi Smart Band 2の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
今回ご紹介するRedmi Smart Band 2は、腕に装着して使うウェアラブル端末です。中国の総合家電メーカーであるXiaomiが手掛けるサブブランド、Redmiから販売されています。2023年2月7日発売された初心者向けのエントリーモデルで、税込2,990円(※2024年8月時点・公式サイト参照)とお手頃価格で購入できます。
ワークアウトは、ランニングやヨガ・ハイキングなどの30種類以上に対応。睡眠や血中酸素レベル・心拍数のモニタリングも可能です。
水深50mまで耐えられる防水設計のため、手洗いや水仕事も装着したまま行えます。なお、詳細なスペックは以下を参照してください。
Xiaomi Smart Band 8は、Redmi Smart Band 2より高性能なモデル。2つの機種の大きな違いは画面性能で、Redmiは1.47インチ・Xiaomiは1.62インチです。視認性を左右する解像度や輝度もXiaomiのほうが優れています。
測定できるワークアウトも異なる点です。Xiaomiは150種類以上と非常に多く、運動を自動で検出する機能も搭載されています。選べるウォッチフェイスも200種類と豊富で、ファッション感覚でつけ替えたい人も楽しめますよ。
そもそもRedmiは、Xiaomiの廉価版シリーズです。性能はXiaomiには及びませんが、価格は「Xiaomi Smart Band 8」が税込5,990円なのに対し、「Redmi Smart Band 2」は税込2,990円とお手頃(※2024年8月時点・公式サイト参照)。機能性を重視したい人はXiaomi、予算を抑えたい人はRedmiを選ぶとよいでしょう。
今回はXiaomi Redmi Smart Band 2を含む、スマートバンドを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証の内容は以下のとおりです。
睡眠の質を改善したい人には不向きです。比較したなかには、よりよい睡眠を得るためのアドバイスが表示される商品もありましたが、本商品は改善策の提案がありません。専用アプリに測定データの見方は表示されるものの、データを活かした睡眠管理をしたい人には物足りないでしょう。
測定値の誤差は許容範囲内でした。実際の測定値を専門機器の数値と比べたところ、入眠時間は2分・起床時間は4分程度・睡眠時間の合計は‐1%以内のズレに収まっています。
比較した多くの商品と同様にレム睡眠・深い睡眠・目覚めの回数は誤差が目立ちましたが、睡眠時間はおおむね正確に把握できますよ。「睡眠トラッキングが正確ではない」との口コミに反し、ざっくりと自分の睡眠を把握するには十分な精度といえます。
アプリに表示される情報量も少なめです。歩数は棒グラフで何時にどれだけ歩いたか、心拍数は有酸素・無酸素・最大酸素量などが表示されますが、どちらも詳細な情報はありません。ストレス計は測定データを活かすには、専門的な知識が必要でした。
消費カロリーは活動消費量が足りているかが表示されるので、直感的に確認できます。血中酸素レベルは測り方・基準値の確認に加え、平均値・最小値・最大値の表示が可能。数値の見方はわかりやすい仕様でした。
総合的に見て、本格的な健康管理に役立てたい人には不向きです。比較した商品にはデータに基づいて分析・改善提案を行えるものもあったので、用途に合わせて選びましょう。
また、GPSが搭載されていないので、スマホがないとルートの追跡ができません。スマホを持たない身軽な状態で運動したい人には不向きです。
画面の明るさの自動調整ができないのもネックです。比較した自動調整機能つきの商品とは異なり、時間帯によっては画面が見えにくい場合があるでしょう。自動の点灯・消灯機能はあるものの、常時点灯機能も非搭載でした。
本商品には、日本正規版とグローバル版が用意されています。グローバル版は日本語非対応のため、購入前に日本語版の商品かをチェックしてくださいね。
右フリック操作で前の画面に戻る、画面遷移時にホーム画面をループするといった操作は可能ですが、ボタンのカスタムにも対応していません。物理ボタンがないのも惜しいところです。比較したなかにはスマホ感覚で操作できる商品もあったのに対し、こちらは慣れるまでは操作がしにくいでしょう。
HUAWEI Band 9やXiaomi Smart Band 8などの上位モデルと比べると、レスポンスにわずかなラグを感じます。しかし、日常的に使う分には問題ない反応速度でした。
バンドの長さは、135~215mmの間で調整が可能。「フィット感がいまひとつ」との口コミもありましたが、腕の太さに合わせやすい点は魅力です。しかし、華奢な人だとバンドの穴の数が足りない可能性もあるでしょう。
片手では長さの調整が難しく、「装着時に落下の不安がある」という指摘もありました。
<装着感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ファッション性の評価も伸び悩みました。本体カラーはブラックしか選べません。バンドの種類も公式6種類・非公式26種類と少なめでした。比較した商品には非公式も含めると300種類以上から選べるものもあり、気軽につけ替えたい人にはやや不向きです。
ウォッチフェイスのデザインは109種類と十分でした。ウォッチフェイスだけでも雰囲気が大きく変わるので、その日の気分や服装に合わせたアレンジを楽しんでみてください。
睡眠・歩数・ストレスなど、基本的なヘルスケア機能はそろっています。比較したなかには消費カロリーの数値しかわからない商品が多かったのに対し、本商品は活動消費カロリーが足りているかの確認も可能。月経周期トラッキングも搭載しており、生理周期の把握にも役立ちます。
比較したほとんどの商品同様、心電図・体温・転倒検知・緊急通報機能はありませんが、エントリーモデルとしては測定できる項目が多い点が魅力です。詳細な検証結果は以下を参照してください。
ワークアウトアプリの機能は豊富です。比較したなかには最低限のデータしか見られない商品もありましたが、こちらはルート・マップ・心拍数・心拍ゾーン・ペースなどさまざまなデータを確認できます。地図上ではペースが色で表示され、直感的にわかりますよ。
バンドではルートは見られませんが、心拍ゾーンなどの各数値をチェックできます。詳細なデータが表示されるので、目標を決めて運動に取り組みたい人にぴったり。運動の習慣化に役立ちます。
なお、比較した多くの商品と同様に音声アシスタントは非搭載です。マルチタスクやカレンダーアプリにも対応していません。とはいえ、通知が確認できれば十分という人なら問題ないでしょう。なお、詳細な検証結果は以下のとおりです。
バンドのラバーが柔らかいのも特徴的。「フィット感がいまひとつ」との口コミに反して、つけ心地も良好でした。ディスプレイも小さく、キーボードでのタイピングやスマホの操作時も邪魔になりにくいですよ。
コメントは一部抜粋
比較したなかには3日ほどでバッテリーが切れてしまう商品もったのに対し、こちらはかなり長持ち。「電池の持ちがよい」との口コミどおり、充電の頻度を減らせます。
なお、バッテリー容量は210mAhで、120分ほどで充電できますよ。
2023/02 発売
連続稼動時間 | 14日間 |
---|---|
本体高さ | 42.81mm |
本体幅 | 25.42mm |
本体厚さ | 9.99mm |
本体重量 | 14.9g |
ワークアウトの種類数 | 31種類 |
良い
気になる
OS | 独自OS |
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タイプ | スマートバンド型 |
搭載センサー | 加速度センサー、光学式心拍センサー、SpO2センサー |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | 熱可塑性ポリウレタン |
充電方法 | 専用ケーブル(磁気充電ポート) |
防水性 | |
防塵性 | |
GPS内蔵 | |
音楽再生 | |
音楽保存 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
タッチ操作 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 |
ここでは機能性重視の人におすすめの商品をご紹介します。Xiaomi Redmi Smart Band 2の気になった点をカバーできるので、ぜひチェックしてみてください。
測定精度も高く、歩数・血中酸素は専門機器と比べてもほぼズレがありません。心拍数も−約1%の誤差に収まるほど正確なので、健康管理に役立てたい人にぴったりです。バッテリーは3日以上持つため、電池切れの心配も少ないでしょう。
バンドはしなやかなシリコン製で、つけ心地は良好でした。腕の太さに合わせて調節しやすく、つけ外しもスムーズに行えます。本体は14gと軽量かつ薄型のため、作業の邪魔になりにくいでしょう。
本体カラーは5色あり、ウォッチフェイスは600種類以上用意されています。交換用バンドも公式4種類・非公式200種類以上と豊富です。その日の気分やファッションに合わせてカスタマイズも楽しめますよ。
Xiaomi Redmi Smart Band 2は、Xiaomi Japan公式オンラインストアにて販売されています。
バンドカラーは、オリーブ・ピンク・アイボリー・グリーン・ブラック・ブルーの6色が用意されているので、お好みで選んでみてください。
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