明るい画面で機能性も十分と人気のスマートバンド、Xiaomi Smart Band 9。「バッテリー持ちがよい」「軽くて違和感なくつけられる」と評判です。しかし、「腕につけるときにもたつく」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のスマートバンドとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、スマートバンド選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Xiaomi Smart Band 9は、バッテリー持ちのよいスマートバンドがほしい人におすすめです。普段使いを想定した検証では、7日間は余裕で使えるほどのバッテリー性能を発揮。公称値では比較した前モデルのSmart Band 8より5日長い、21日間も持つとされています。頻繁に充電しなくて済むため、つい充電を忘れてしまうという人にも便利ですよ。
1.62インチの大画面・最大1200nitの高輝度で、画面が明るく見やすいのも長所。比較したなかでは数少ない自動輝度調整機能も搭載しており、周囲の明るさに合わせて視認性を高められます。画面が縦長かつ重量も15.8gと軽いので、モニターから「動きを妨げにくく、疲れにくい」と好評。バンドの穴が小さく装着に手間取った人もいましたが、穴の数が多く調節はしやすいでしょう。
本体では着信やアプリの通知を受け取れ、通知のオンオフも個別に変更可能。スマホを開けない場面でも大事な連絡を把握できます。ワークアウトは比較したなかでもトップクラスで多い159種類あり、ランニング・サイクリングなどは自動検知にも対応。本体と専用アプリ「Mi Fitness」でルート・心拍数・ペースなどを確認・記録でき、トレーニングやダイエットにも役立ちます。
ヘルスケア機能も充実しており、ストレスレベルやカロリーの過不足を詳しく確認できました。睡眠モニタリング・歩数・心拍数・血中酸素レベルの測定精度も非常に高く、健康管理にも使いやすいでしょう。睡眠モニタリングでは前モデル・Smart Band 8にはない提案機能もあり、睡眠に悩んでいる人にぴったり。専門用語は解説つきで、はじめての人でもわかりやすいですよ。
バンドや文字盤のデザインも種類豊富にあり、アクセサリー感覚でつけられるのも魅力。一方、物理ボタンがないためワンタッチでホーム画面には戻れません。比較したほとんどの商品と同様に、音楽アプリやキャッシュレス決済にも非対応です。バッテリー持ちのよさと機能性は申し分ないものの、トレーニング中の身軽さにもこだわりたい人は、ほかの商品を検討してみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にXiaomi Smart Band 9と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのスマートバンドと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Xiaomi Smart Band 9の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイのアイテムを見つけてみてくださいね!
スマートバンドとは、手首に装着するウェアラブル端末。スマートフォンと連携して通知を受け取れるほか、健康管理や運動記録にも役立つアイテムです。
今回は、2024年8月に発売された、Xiaomi Smart Band 9をご紹介します。大容量バッテリーを搭載し、標準モードで最大21日間の駆動が可能とされるスマートバンドです。
画面には、最大輝度1,200nitsのAMOLEDディスプレイを搭載。高精度の環境光センサーによりディスプレイの明るさが自動調整され、日中の屋外での視認性を高めています。
販売元は、中国の総合家電メーカー・Xiaomi(シャオミ)です。スマートフォンをはじめ、ロボット掃除機やイヤホンなどの家電製品を高性能・低価格で手がけています。
モニタリング機能には、心拍数・血中酸素濃度・ストレスレベル・睡眠サイクル・睡眠ステージを搭載。心拍数や血中酸素濃度の異常を検知すると、アラートや振動で知らせます。生理周期の記録・予測を行う月経周期リマインドや、深呼吸エクササイズも搭載されていますよ。
スポーツモードは150以上あり、最大酸素摂取量・回復時間・トレーニング結果・負荷などを高度なアルゴリズムでサポート。「屋外でのサイクリングでも室内での汗をかくトレーニングでも、正確なトラッキングが可能」と謳われています。5ATMの防水性能(※)があり、水泳などにも対応可能です。
熱いシャワー、温泉、サウナ、または激しい水上スポーツの際には使用に適していません。
本体カラーは検証で使用したグレイシャーシルバーのほか、ミッドナイトブラック・アークティックブルー・ミスティックローズの4種類。マットな質感のメタルフレームには高級感が漂います。ストラップは、レザー・キューバンチェーン・編み込みなど計7種類がラインアップ。クイックリリース機構を採用しており、前モデルのストラップも引き続き使用可能です。
スクリーンの種類も200種類以上あり、組み合わせによってスポーティーにもエレガントにも装着できますよ。そのほかのスペックは、以下のとおりです。
前モデル・Smart Band 8からは、性能面で大きな変化がありました。まずは、バッテリー容量が190mAhから233mAhへとアップしたこと。これにより、バッテリー持ちが通常使用で16日から21日まで持続するようになりました。輝度は600nitから1200nitと倍の値になり、屋外での視認性も高めています。
またモニタリングモジュールは前モデルから大きくアップグレードし、精度の向上も期待できます。睡眠モニタリングには、データに基づいたアドバイスが提供されるようになり、睡眠の質の向上にも役立つでしょう。
本体は、メタリック仕上げから側面マット仕上げに。エッジ加工が施され、より高級感がアップしています。カラーもグラファイトブラックとゴールドの2色展開から4色展開に増えました。基本スペック・デザイン性ともに進化しているので、より精度の高いモデルを使いたい人はSmart Band 9をチェックしましょう。
今回はXiaomi Smart Band 9を含む、人気のスマートバンドを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
大きな魅力はバッテリー性能の高さ。実際にスマホとペアリングし、自動測定機能をオン・1日1回ワークアウトを記録しながら3日間使用したところ、7日間は余裕で持つほどのバッテリー持ちを発揮しました。
比較したほかのスマートバンドも3~4日以上持つバッテリー性能がありましたが、本商品はそのなかでもとくに長めです。前モデルのSmart Band 8よりバッテリー容量がアップしているので、バッテリー充電の手間をできるだけ減らしたい人にもよいでしょう。
公称値では21日持つとされており、充電をする手間が大幅に省けますよ。
画面サイズが1.62インチと大きく、ディスプレイ性能が高いのもメリットです。前モデルで600nitだった最大輝度は1200nitsまで向上し、明るい屋外でも見やすい仕様に。比較したなかでは少なかった自動輝度調整機能もあり、周囲の明るさに合わせて画面の明るさが自動調整されます。
通知タイトルの文字サイズも8ptとほどよい大きさ。比較したなかには7pt以下の小さく見づらい商品から、10.5~11ptのかなり大きめな商品もありました。こちらは画面内に多くの文字を表示できるうえ、ひと目で情報を把握しやすいでしょう。
通知の機能も、基本的なものは備わっていました。すべてのアプリで通知を受け取れ、個別で通知のオンオフも可能。着信通知やカレンダーアプリにも対応しているので、大事な着信や予定をしっかり確認できます。
比較した多くの商品と同様に、簡易返信ができないのは惜しいところ。音声アシスタントもないためスマホ代わりに使えるとまではいえませんが、スマートバンドとしてはとくに不便を感じることは少ないでしょう。
スポーツモードも充実しています。ワークアウトは159種類と比較したなかでもトップクラスの多さ。そのうち、ウォーキング・ランニング・サイクリング・縄跳び・エリプティカルローイングなどは自動検知に対応しており、運動のたびに測定を開始する手間を省けます。
専用アプリ「Mi Fitness」では、ルート・マップ・心拍数・心拍ゾーン・ペースなどを確認可能。地図上ではペースが色分けされて表示されるので直感的に見やすく、自分にあった強度でトレーニングを続けられますよ。本体でも心拍ゾーン含む各数値情報を記録でき、本格的にダイエットや筋トレする人にも役立つでしょう。
本体のみではGPS機能が使えませんが、スマホと連携すればランニングやサイクリングなどのルート記録にも対応可能。5ATM規格の防水設計のため水泳に使えるのもうれしいポイントです。
ヘルスケア機能も基本的な項目は網羅していました。ストレスモニタリングでは、時間毎のグラフや絵文字でレベルが見やすく表記され、重度・中程度・軽度・リラックスできているかまで確認可能。データソースの表記や用語の説明もついています。深呼吸エクササイズ機能もあるため、くつろぎたいときにも使いやすいですよ。
消費カロリーはもちろん、活動消費が足りているかわかりやすく表示されるのも比較した多くの商品にはない利点です。ダイエット目的の人や健康的な生活を心がけたい人にも活躍するでしょう。月経周期トラッキングもあり、生理周期の予測が立てられるのも便利ですよ。
基本的な健康管理機能はそろっており、日常生活で健康が気になる人にもおすすめです。
睡眠モニタリングの精度も高評価です。専門機器とのズレは、入眠時間で5分・起床時間で6分とわずかにとどまりました。レム睡眠・深い睡眠・目覚めの回数には誤差があったものの、許容範囲といえるレベル。デバイスの使用方法やQ&Aも確認できるので、操作も迷いにくいでしょう。
Mi Fitnessアプリを使えば、睡眠スケジュール・睡眠の継続性・仮眠・就寝前の運動などを記録可能。睡眠中の心拍数や、血中酸素の情報も詳細に確認できます。また「スリープアニマル」データ分析機能では、睡眠時間・ストレスレベル・運動などのデータに基づいて睡眠パターンを分析。睡眠データに基づいて、昼間の休息に関するアドバイスなども受けられます。
比較した前モデル・Smart Band 8では、アドバイスや提案までは受けられませんでした。本商品なら睡眠の質をより効果的にサポートでき、睡眠に悩みや不安がある人にぴったりですよ。
運動時の測定値もかなり正確といえる結果に。専門機器と比較したときの測定結果の誤差は以下のとおりでした。
とくに歩数の精度は比較した商品でも誤差が大きいものが多かったなか、本商品は99.7%と高精度。画面には1日の歩数と距離・時間ごとの歩数が棒グラフで表示されるため、何時にどれだけ歩いたかがわかります。
血中酸素レベルも、測り方から基準値までしっかりと表示されました。平均や最大・最小値まですべて把握できますよ。
心拍数は、時間ごとのグラフやウォームアップ・インテンシブ・有酸素・無酸素・最大酸素摂取量に分かれて確認できます。用語の説明もつき、慣れていない人でもデータの意味を理解しながら運動を行えるでしょう。正確なデータを取りながら、運動習慣の改善に役立てたい人にもおすすめです。
違和感なく使えるかどうかのポイントとなる、装着感の評価も良好でした。本体の重量は15.8gと軽く、画面も腕に収まりやすい細長タイプ。バンドも薄めで、使用した10人のモニターからは「長くつけていても手首は疲れなさそう」「作業中もぶつかりにくく、違和感なくつけられた」との声があがりました。
比較したなかには画面やバンドに厚みがあり、デスク作業時に引っかかりやすい商品もありましたが、これなら邪魔になりにくいでしょう。「腕につけるときにもたつく」との口コミどおり、調節穴が小さく装着に手間取った人がいたものの、穴の数が多いため自分の手首に合わせやすいのも利点です。
<装着感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
ファッション性の評価は、トップクラスで優秀でした。本体カラーは4種類から選べ、公式バンドはテイストの違う7種類がラインアップ。おしゃれなチェーンタイプや上品な雰囲気のレザータイプ、汗に強くスポーツ時に使いやすいTPUタイプなどシーンや好みにあわせて変えられます。
非公式バンドを含めると300種類以上あるため、お気に入りのものが見つかるでしょう。前モデルのストラップも引き続き使えますよ。文字盤のデザインも239種類あり、バンドと組み合わせてアクセサリー感覚でつけられるのも魅力です。
比較したなかには、公式・非公式バンドともにほとんど流通していない商品も。それに対して本商品なら、ファッションとして楽しみたい人にも満足できるでしょう。
本体は4色・バンドは7種類とバリエーションも多く、ウォッチフェイスは239種類あるため、その日の気分で自分好みでカスタマイズできますよ。
Smart Band 9には物理ボタンやナビゲーションバーがなく、やや操作に手間取る可能性があるのがネック。比較した多くの商品にはボタンが搭載されていたのに対し、ワンタッチではホーム画面へ移動できません。
右フリックで戻る・画面ループができ、おおむねスマホと同じようには使えるものの、トレーニング中など素早く操作したい場合には注意しましょう。
また、音楽アプリやキャッシュレス決済には対応していません。おサイフケータイを使いたい人や、単独で音楽再生を楽しみたい人には不向きな印象です。
比較したほとんどの商品も対応していなかったため、本商品に限ったデメリットではないものの、屋外でのランニングなどを身軽に行いにくい点は覚えておきましょう。
キャッシュ機能や単独で音楽を再生したい人はスマートバンドよりもスマートウォッチがおすすめですよ。
2024/08/14 発売
連続稼動時間 | 21日間(504時間) |
---|---|
本体高さ | 46.53mm |
本体幅 | 21.63mm |
本体厚さ | 10.95mm |
本体重量 | 15.8g |
ワークアウトの種類数 | 159種類 |
良い
気になる
OS | 独自OS |
---|---|
タイプ | スマートバンド型 |
搭載センサー | 加速度センサー、ジャイロスコープ、光学式心拍センサー、環境光センサー、SpO2センサー |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | TPU(熱可塑性ポリウレタン) |
充電方法 | マグネット充電 |
防水性 | |
防塵性 | |
GPS内蔵 | |
音楽再生 | |
音楽保存 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
タッチ操作 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
5,326円
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販売価格:5,480円
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ここからは、Xiaomi Smart Band 9以外のおすすめ商品をご紹介します。
HUAWEI Band 9は軽量コンパクトでフィット感が高く、比較したなかでも装着感がとくに優れた商品です。実際に使用したモニターからも「邪魔になりにくい」と好評で、つけっぱなしのまま過ごしたい人にもぴったりといえます。
機能性の評価も申し分なく、ヘルスケア機能は睡眠・歩数・血中酸素・消費カロリー・心拍数など種類豊富に対応していました。血中酸素濃度の測定では高精度で記録できたうえ、睡眠モニタリングではアドバイスも受けられるので、健康管理に役立てたい人にも重宝するでしょう。
ワークアウト機能も100種類と充実。専用アプリからは詳しい記録や専門用語の解説も確認でき、トレーニングに慣れていない人でも使いやすいですよ。
タッチとボタン両方の操作に対応しており、スマホと同じ感覚で操作できたのも魅力です。ディスプレイや非公式バンドの種類も多く、好みにあわせてデザインできます。
屋外での使用が多い人には、Fitbitのcharge 6もおすすめです。比較したなかでは珍しいSuicaでのキャッシュレス決済に対応し、財布を持たずに移動や買い物ができます。音楽を聴きたい人にうれしい、YouTube Musicも利用できますよ。
Google系アプリとの連携も充実しており、Googleマップを確認しながらのランニングも可能。ワークアウトは40種類と少なめでしたが、専用アプリは用語の解説が豊富で、知識がなくても活用しやすいのが魅力です。
ヘルスケア機能の種類も多く、心拍数・消費カロリー・歩数・ストレス・血中酸素濃度などを測定できます。画面は縦長で、使用中も邪魔に感じにくいでしょう。
Xiaomi Smart Band 9は、公式サイトのほかAmazonや楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。価格は税込5,480円です(※2024年10月時点・公式サイト参照)。利用しやすいショップをチェックしてくださいね。
そのほか、ヨドバシカメラなどの家電量販店でも取り扱いを確認できました。実物を手に取って見たい人は、お近くの店舗に在庫があるか問い合わせてみましょう。
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