スマートかつスタイリッシュなデザインが売りのスマートバンド、Xiaomi Smart Band 8。「機能が充実している」「バッテリー持ちがよい」など評判です。一方で「ベルトがやや使いにくい」という口コミも存在するため、購入するか迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のスマートバンドとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説します。ポイントや送料を考慮した価格比較も行ったので、スマートバンド選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Xiaomi Smart Band 8は、健康・運動管理の機能が豊富で、デザイン性の高い商品がほしい人にぴったり。対応ワークアウト数は151種類と比較したなかでも充実しています。ランニング・サイクリングなど6種類のワークアウトは自動検知に対応し、平均歩幅・運動強度を記録可能。自転車通勤といった日常の行動も、運動実績として記録できるでしょう。
「機能が充実している」との口コミどおり、ヘルスケア機能も幅広く用意。比較したほとんどの商品にあった、睡眠・血中酸素濃度・消費カロリー・心拍数・ストレスなど基本的なモニタリング機能を押さえています。専用アプリでは運動関連の用語説明がやや物足りなかったものの、トレーニングの基礎知識がある人には十分でしょう。
測定値の正確性にも優れています。専門機器と数値を比べると、血中酸素濃度・心拍数・歩数計の誤差は1%未満でした。レム睡眠や深い睡眠といった睡眠トラッキングの数値は誤差が大きかったとはいえ、総合的に見ると高精度。ただ、データをもとにした分析・改善提案まで確認できる上位商品にはやや差をつけられました。
ファッション性も非常に高い評価を獲得。盤面の種類は200種類以上、リストバンドは非純正品を含め170種類以上です。好みや服装に合わせてカスタマイズできますよ。「ベルトがやや使いにくい」との口コミに反し、細かくサイズ調整ができて装着感も良好でした。縦長の画面で操作には慣れが必要ですが、タッチパネルなので直感的に使えます。
常時点灯モードや明るさを落とせるナイトモードなど、画面の機能も充実。「バッテリー持ちがよい」との口コミどおり、7日間も充電なしで使えました。税込5,990円(※執筆時点・公式サイト参照)と低価格ながら、機能豊富でバッテリー性能も優秀。しかし、より大画面で視認性のよいものがほしい人は、ほかの商品も検討しましょう。
実際にXiaomi Smart Band 8と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイスマートバンドと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Xiaomi Smart Band 8の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそもスマートバンドとは、腕に装着するウェアラブル端末(情報端末)を指します。スマホに届く通知を手早く確認できるほか、体に関するデータを数値化して記録・蓄積できるアイテム。基本機能を押さえた小型・細身のものが多く、大画面かつ多機能なスマートウォッチに比べて価格が安い傾向があります。
今回ご紹介するXiaomi Smart Band 8は、デザイン性と機能性にこだわった商品。日本発売日は2024年2月27日です。前モデル「Xiaomi Smart Band 7 Pro」との主な違いは、60Hzのリフレッシュシート。タッチやスワイプが滑らかと謳っています。自動明るさ調整機能つきで、手首を上げるだけで理想的な明るさに調整可能です。
販売元のXiaomiは、スマートフォンで知られる中国の電子機器メーカー。機能性と価格の安さを両立する商品を展開しています。ウェアラブル端末は、スマートバンドからスマートウォッチまでファッション性にこだわったモデルを販売していますよ。
150種類以上のワークアウト・スポーツモードを搭載。幅広い種類の競技やフィットネスに対応できます。新機能のランニングビーンモードも注目したいポイントです。別売りのクリップでシューズに装着すれば、歩幅や衝撃力などを確認可能。本格的なランニングトレーニングができると謳っています。
健康管理に役立つ各種モニタリング機能も用意。24時間の心拍数・血中酸素飽和度を計測し、異常があればアラートで知らせる仕組みです。月経周期の予測や睡眠レポートなども行えるため、生活改善のヒントになるでしょう。
メーカーの謳う連続稼動時間は、通常使用モードで最大16日間・常時オンモードで最大6日間。急速充電に対応しており、約1時間でフル充電できる仕様です。また、メッセージ通知・サイレントモード・スケジュールなど各種機能は、スマホと同期できると謳っています。
<スペック>
本体サイズは幅2.25×奥行1.099×高さ4.8cmで、重量は27g。画面サイズは1.62インチです。バンドストラップに加え、専用充電ケーブルや取扱説明書も付属。本体のカラーは、ゴールド・グラファイトブラックの2種類で、文字盤のデザインは200種類以上から好みに合わせて設定できます。
加えて、5ATM(水深50m)の防水性能を搭載。メーカーによると、海やプールで泳ぐ際も装着したままで使えます。付属のストラップには、耐水性が高いと謳うTPU素材を採用。汗をかくスポーツ時も快適に身につけられるでしょう。
ストラップは、別売りのものにも変更可能です。取り外しやつけ替えが簡単と謳う「クイックリリース構造」を採用。クラシックなレザーや、黒×白の個性的なダブルラップ、レザー×メタルのチェーンなど、幅広い種類を用意していますよ。ジュエリーのようにつけられるペンダントタイプにも注目です。
Xiaomi Smart Band 8のシリーズでは、スタンダードモデルである本品のほか、リーズナブルなエントリーモデルの「Active」、ハイエンドモデルの「Pro」も展開しています。いずれも1万円未満で購入可能(※執筆時点)。ほしい機能や見た目の好みをふまえてチェックしてみてくださいね。
2024年1月発売の「Active」は、軽量でコンパクトな本体が特徴。重量は14.9gで、今回ご紹介するSmart Band 8より約12g軽い設計です。文字盤は高さ6mm×厚さ9.99mmと小さめ。リーズナブルながら心拍数モニタリングや血中酸素トラッキングといった健康サポート機能も押さえています。
2024年2月から新発売の「Pro」は、大画面で視認性にこだわったモデル。Activeと同じ9.99mmの薄さで22.5gと軽量ながら、1.74インチの有機ELディスプレイを備えています。GPS搭載で、正確な位置情報をトラッキングできるのも特徴。扱いやすさと機能性の両立を目指した商品です。
<シリーズ商品>
価格は執筆時点・公式サイト参照
今回はXiaomi Smart Band 8を含む、スマートバンド全21商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、機能性の検証です。
運動量・睡眠・ストレスなど、各種健康データを測定・分析できる機能を搭載しているかチェック。同時に、付加機能の有無やスマホとの連携機能の充実度を確認しています。
「機能が充実している」との口コミどおり、ヘルスケア機能が充実。チェックした機能のうち半分程度を備えていました。なかでも、血液中にどれくらい酸素が含まれているかを示す血中酸素濃度は、平均・最大値・最小値まで詳しく表示できて便利です。
比較したなかでも、血中酸素濃度が測定できる商品は、睡眠中の呼吸の傾向を把握できて睡眠習慣を見直しやすい傾向がありました。加えて、搭載しているワークアウトは151種類と豊富。比較した全商品の平均約68種類(※執筆時点)を大幅に上回りました。
画面の明るさは自動調整可能で、常時点灯にも対応。指定した時間に画面の明るさを落とすナイトモードも備えていますよ。
ランニング・サイクリングを含む6種類のワークアウトは、自動検出が可能。運動の種類を自動的に感知して記録できるので、通勤や買い物など何気ない日常生活も運動の実績になるでしょう。消費カロリー・心拍数・平均歩幅・運動強度など、各種データを細かく記録できます。
ただ、専用アプリに運動に関する用語の説明が少なく、データにもとづく分析・提案がないのは惜しい点。トレーニング初心者には少しわかりにくいかもしれません。
次は、測定値の正確性・使い勝手を検証しました。
歩数・心拍数・血中酸素濃度・睡眠トラッキングの各項目を、スマートバンド・専門機器で同時に計測。測定した数値を比較して、専門機器にどれだけ近いかチェックしています。加えて、スマホのように操作できるか、画面上の文字が読みやすいかを確認し、使い勝手を評価しました。
測定した数値を専門機器と比べたところ、血中酸素濃度・心拍数の誤差は平均1%未満でした。血中酸素濃度の誤差が1%未満の商品は比較したうち2割程度。歩数計の誤差も1%未満で、高精度といえます。誤差が5%以上の下位商品に対し、運動記録を正確に記録できるでしょう。
一方で、睡眠トラッキングは正確性がイマイチ。入眠時間・起床時間に加えて、レム睡眠や深い睡眠の時間や、レム睡眠の回数に大きな誤差が見られました。機能性の検証では血中酸素濃度で睡眠時の呼吸傾向を掴みやすい点が評価されただけに、惜しい結果です。
上位商品にはほとんどの測定で誤差が少なかったものもあったなか、正確な睡眠リズムは測定しにくいでしょう。ただ、レム睡眠や深い睡眠に関しては、比較した大半の商品に誤差が見られ、専門機器と近い値で記録できる商品は少なめでした。
使い勝手は悪くない評価でした。物理ボタンはないものの、タッチパネルを搭載。比較した大半の商品が対応する右フリックも可能で、スマホのように直感的に操作できます。画面が縦長で操作には慣れが必要ですが、普段からスマホを使用している人ならスムーズに操作できるでしょう。
ただ、通知タイトルの文字サイズは6ptと小さめ。比較したなかでも、画面が1.5インチ前後の商品は文字サイズが大きく見やすい傾向がありました。本品は1.62インチと大画面ながら、文字サイズが8pt以上のモデルに見やすさは及ばず。詳しい検証結果は以下のとおりです。
続いて、装着感・ファッション性の検証です。
実際に5名のモニターが装着して、バンドの着脱・フィット感・調整幅などをチェック。ファッション性は本体カラー・デザインのほか、盤面デザインの種類や販売されている純正・非純正の交換バンドの数を評価しています。
バンドのつけやすさは良好で、モニター5名中4名が「満足」と回答。「ベルトがやや使いにくい」との口コミに反し「片手で簡単に装着できた」など好評でした。「手が滑ると跳ね返り、少し扱いにくい」との指摘もありましたが、慣れればサッと装着できそうです。
比較したなかでも、本品のようにバンドの調整穴が多めの商品は、手首に合わせてサイズ調整しやすい傾向がありました。しかし、一部のモニターからは「一番キツくしても少し緩さを感じた」との声も。手首が細い人は、ぴったりフィットさせにくいかもしれません。
<バンドのつけやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
邪魔に感じないか確認したところ、モニター全員が「満足」と評価。画面は細長く丸みを帯びた形状で、「物に引っ掛かったり擦れたりしにくい」との意見が寄せられました。「PC作業時も引っ掛からず快適」との声もあり、デスクワーク中に身につけたい人にもおすすめです。
なお、比較した大半の商品が邪魔になりにくいと好評で、作業時や運動時のつけやすさに配慮した商品が多めでした。本体重量は27gと重めですがフィット感があり、モニターからは「ほぼ重さを感じない」との意見が多数寄せられました。
<邪魔に感じるかについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
デザイン性の高さを売りにしているだけあり、ファッション性は比較したなかでもトップクラスの評価でした。盤面の種類は205種類と豊富。比較したなかには盤面の種類が1種類しかないモデルもあったなか、気分やシーンに合わせて細かく変更できるので飽きずに使えるでしょう。
交換バンドの数も、純正5種類・非純正167種類以上とかなりの充実度。100種類未満の商品が比較したほとんどを占めるなか、ファッション性へのこだわりがうかがえます。
比較したなかでも、バンドの種類が豊富な商品は服装に合わせて選びやすい利点が。スポーツシーンやオフィスなど、場面ごとに複数本を使い分けるのもよいでしょう。周りとかぶらない商品がほしい人にも候補となります。
最後に、バッテリー持ちの検証です。
スマホとペアリングした状態で実際に使用し、バッテリーが何日持つかチェックしました。なお、睡眠・血中酸素濃度・ストレスなどの自動測定はすべてオンにし、画面の常時点灯はオフに設定。1日1回10分ほどのウォーキングをワークアウトとして記録しています。
「バッテリー持ちがよい」という口コミどおり、7日間ほどバッテリーが持続し高評価に。比較したほとんどの商品が3~4日程度で切れたなか、2~3日充電しなくても、外出先でバッテリー切れする心配は少ないといえます。
なお、比較した全商品が3日以上のバッテリー持ちで高評価を獲得(※執筆時点)。しかし、常時点灯機能をオンにするとバッテリーが2日以上持たない商品が多い傾向が見られました。
本品は、常時点灯モードでも1週間以上のバッテリー持ち。メーカーでは常時点灯モードで最大6時間バッテリーが持つと謳っていますが、使い方によっては6時間を超えても充電が切れないことがわかりました。
2023/09 発売
連続稼動時間 | 384時間 |
---|---|
本体高さ | 48.0mm |
本体幅 | 22.5mm |
本体厚さ | 10.99mm |
本体重量 | 27.0g |
ワークアウトの種類数 | 151種類 |
良い
気になる
OS | 独自OS |
---|---|
タイプ | スマートバンド型 |
搭載センサー | 高精度6軸センサー、PPG心拍数センサー、環境光センサー |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | TPU(熱可塑性ポリウレタン) |
充電方法 | マグネット充電 |
防水性 | |
防塵性 | |
GPS内蔵 | |
音楽再生 | |
音楽保存 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
タッチ操作 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
3,944円
(最安)
販売価格:3,980円
ポイント:36円相当
送料別
3,964円
(+20円)
販売価格:4,000円
ポイント:36円相当
送料別
5,990円
(+2,046円)
販売価格:5,990円
ポイント:0円相当
送料別
(56件)
最後に、機能がより充実していた商品をご紹介します。
1万円以内で検討している人には、HUAWEI Band 8がおすすめです。7,000円台(※執筆時点・公式サイト参照)と手頃ながら、ヘルスケア機能が非常に充実していました。血中酸素濃度と心拍数の測定精度が高いうえ、体のデータにもとづく改善提案を確認できる機能つき。健康管理に役立てられるでしょう。
キャッシュレス決済を利用したいなら、Fitbit charge 6をチェック。比較した大半の商品になかった、GoogleウォレットによるSuicaに対応可能です。少しの外出であれば身軽に移動できるでしょう。高精度なストレス測定機能を備え、ヘルスケア機能の充実度は高め。専用アプリで健康・運動用語の解説がある点も魅力です。
連続稼動時間 | 14日間(336時間) |
---|---|
本体高さ | 43.45mm |
本体幅 | 24.54mm |
本体厚さ | 8.99mm |
本体重量 | 14.0g |
ワークアウトの種類数 | 100種類 |
良い
気になる
OS | HarmonyOS |
---|---|
タイプ | スマートバンド型 |
搭載センサー | 6軸慣性センサー、光学式心拍センサー |
電子決済の種類 | |
ベルト素材 | シリコン、TPU |
充電方法 | 専用ケーブル(磁気充電ポート) |
防水性 | |
防塵性 | |
GPS内蔵 | |
音楽再生 | |
音楽保存 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
タッチ操作 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 |
連続稼動時間 | 7日間(168時間) |
---|---|
本体高さ | 36.73mm |
本体幅 | 23.09mm |
本体厚さ | 11.2mm |
本体重量 | 30.0g |
ワークアウトの種類数 | 40種類 |
良い
気になる
OS | Fitbit OS |
---|---|
タイプ | スマートバンド型 |
搭載センサー | 加速度センサー、光学式心拍センサー、赤色および赤外線センサー(血中酸素モニター用)、温度センサー、環境光センサー、多目的電気センサー、皮膚電気活動センサー |
電子決済の種類 | Suica |
ベルト素材 | シリコン |
充電方法 | 充電ケーブル |
防水性 | |
防塵性 | |
GPS内蔵 | |
音楽再生 | |
音楽保存 | |
専用アプリ | |
通知機能 | |
タッチ操作 | |
メール返信 | |
SMS返信 | |
LINE返信 | |
ベルト交換 | |
通話機能 | |
地図表示 | |
カメラ操作 | |
スマホ探知機能 | |
音声アシスタント | |
SOS発信 | |
転倒検出 | |
アプリストア対応 | |
カスタマイズ可能 |
Fitbit charge 6をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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