コンパクトで使いやすいと評判の、アクア ハンディ掃除機 AQC-HH700。しかしネット上には口コミが少なく、「吸引力は高いのか」「音は静かなのか」など実際の評判が気になって、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、アクア ハンディ掃除機 AQC-HH700を含むハンディ掃除機41商品を実際に使用して、吸引力の高さ・操作性のよさ・ゴミ捨ての楽さ・静音性の高さを比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
結論からいうとアクア AQC-HH700は、ハンディ掃除機としては珍しいブロワー機能を備えているのが魅力です。ブロワーノズルに付け替えれば、吸引では取り切れない深いところのゴミも吹き出して掃除できます。
実際にゴミを吸引したところ、フローリング・カーペット・畳どの床材でも優れた吸引力を発揮。パワーは今回検証した商品のなかでもトップクラスで、畳の目に詰まった小麦粉や砂も吸引できました。稼働音はそれなりに大きいものの、日中に使うのであれば不快には感じないでしょう。
操作性については、本体がやや大ぶりなので小回りはききにくい印象でした。実際長く持ち続けていると腕が疲れてしまったので、掃除はサっと済ませるのがおすすめです。ミニ回転ノズルや3wayノズルなどアタッチメントが豊富なので、すき間や布地の上などさまざまな場所で使えますよ。
一方で、ダストケースの構造が複雑なのは惜しい点。ワンタッチでのゴミ捨てができず、水洗いにも対応していません。ブロワー機能がなくても問題ないなら、ほかの商品を検討してはいかがでしょうか。
AQUA(アクア)は、中国の大手家電メーカー・ハイアール傘下のブランド。今回紹介するAQC-HH700は、同社初のハンディ掃除機として2022年7月に発売されました。
コンパクトながら、500円玉も吸い込むほどのパワーが魅力。空気を吹き出すブロワー機能がついているので、窓サッシやキーボードのすき間などのゴミも吹き出して掃除できます。付属のポンプアタッチメントを取り付ければ、浮き輪などの空気入れにも使えますよ。
このほか、ペットの毛などもしっかりと絡めとるミニ回転ノズルや、用途に合わせて使い分けができる3wayノズルなども付属。コンパクトながら、家中さまざまな場所を掃除できます。充電スタンドがついていて、すっきりと立てて収納できるのもうれしいポイントです。
【仕様】
今回はアクア ハンディ掃除機 AQC-HH700を含むハンディ掃除機全41商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、ハンディ掃除機を選ぶうえで最も重要な吸引力を検証します。
フローリング・カーペット・畳それぞれに一定量のゴミを撒き、最も吸引力が高いモードで1往復させ、ゴミの吸引具合をチェックしました。
吸引力は高評価を獲得。掃除が難しいとされるカーペットや畳のゴミもほとんどなくなり、床材を問わず高い吸引力を発揮しました。
フローリング掃除は、ほぼ完璧といえるレベルです。粒子の細かい砂や小麦粉も残さず吸い取れており、ザラつきもまったく感じませんでした。
繊維にゴミが絡みやすいカーペットの上でも優れた吸引力を発揮。わずかにお菓子のクズが残りましたが、それ以外のゴミはきれいに吸い取れています。
畳の上でも高い吸引力をキープ。畳の目に入り込んだ小麦粉や青砂まで、しっかりと除去しました。
ハンディ掃除機は操作性も重要ですよね。今回は実際にソファの隙間・机の上・窓のサッシ・棚の上を掃除して、快適に使えるかどうかチェックしました。ゴミ捨ての楽さについても評価しています。
音の静かさも気になるポイントです。騒音計を使用して、各製品を最も吸引力が強いモードで稼働させたときの音を計測しました。
本体が大きく小回りが利かないため、操作性の評価は伸び悩みました。スキマ・ソフト・ブラシと1つで3通りの使い方ができる「3wayノズル」は付属していますが、長時間の使用には向きません。
一方で、コードがなく持ち運びしやすい充電式なのは魅力。連続運転時間は標準モードで約13分・強モードで約8分と、ちょっとした掃除には十分な稼働時間です。約3時間で満充電と待機時間はやや長いので、常にスタンドで充電させておくとよいでしょう。
ソファの掃除では、本体が大きいため長い時間使っていると腕に疲れを感じました。
ファブリック生地のソファやカーペットを掃除するときは、毛ゴミなどをしっかりと絡めとるミニ回転ブラシがおすすめ。座面のすき間など細かい部分には、3wayノズルの中のスキマノズルが便利ですよ。
机の上を掃除するときも、やはり腕が疲れてしまいました。本体を持ち上げて使うときは、手みじかに済ませるようにしましょう。大切な家具や家電をやさしく掃除したいときは、3wayノズルの中のソフトノズルがおすすめです。
本体が大ぶりなので、棚の上など腕を上げて掃除する場所では使いづらく感じました。背の高い家具の掃除に使うときは、踏み台を用意するなどの工夫が必要です。
窓サッシの掃除にはスキマノズルが便利。空気を吹き出せるブロワーノズルに付け替えれば、ノズルでは吸引できない深いところのゴミも飛ばして取り除けますよ。
動作音は気になるほどではありません。本体から1m離れた場所で音を計測したところ、結果は77.4dBでした。全体平均*の79.7dBとほぼ同じ水準です。
2022年11月執筆時点
環境省の資料によると、70dB台後半は飛行機の中と同じぐらいとのこと。夜間などは使用を控えた方がベターですが、日中の使用なら不快に感じるほどではないでしょう。
ゴミの捨てやすさについては、評価が伸び悩みました。ゴミを捨てるときは中にセットされているフィルターを取り除く必要があります。ワンタッチでダストケースが開くタイプではなく、手が汚れてしまう可能性がある点も気になりました。
ダストケースが水洗いできないのもネック。中にゴミが残った場合、棒などを使って掻き出すしかありません。
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アクア ハンディ掃除機 AQC-HH700がゴミ捨てがワンタッチではなかったため、最後にほかのおすすめ商品をご紹介します。
JIMOのmoosooは、直接ゴミに触れることなくワンタッチでゴミを捨てられます。軽量で持ちやすい形状なので、ソファや棚の上などどんな場所でもストレスなく使えました。吸引力の検証でも吸い残しもほとんどなく、コンパクトながらパワーのある1台です。
シャークのEVOPOWER EXも、本体背面にあるボタンを押すだけでゴミを捨てられるのが魅力。掃除が難しいカーペット上のゴミも1往復で吸い取り、細かいゴミまでしっかりと除去しました。エコモードなら最大35分も運転できるので、ちょこっと掃除から本格的な掃除まで幅広く使えそうですね。
電源コードあり | |
---|---|
タイプ | ハンディ |
コードレス対応 | |
集じん方式 | サイクロン式 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 21分 |
ヘッド種類 | すき間ノズル、ブラシノズル |
充電時間(公称値) | 5.5時間 |
騒音値(実測値) | 83.5dB |
コードの長さ | 不明 |
集じん容積 | 不明 |
消費電力 | 120W |
吸込仕事率 | 不明 |
HEPAフィルター付き | 不明 |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
ゴミセンサー付き | 不明 |
付属品 | 充電スタンド、カーチャージャー、隙間ノズル、専用充電器 |
本体重量 | 0.50kg |
本体幅(公称値) | 130mm |
本体奥行(公称値) | 420mm |
本体高さ(公称値) | 190mm |
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総重量 | 0.75kg |
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標準モードの連続使用時間(公称値) | エコモード:約35分/標準モード:約20分/ブーストモード:約8分 |
集じん方式 | 紙パックレス式 |
---|---|
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
付属品 | すき間ノズル、布団・ファブリック用ヘッド、充電コード、収納スタンド |
本体幅(公称値) | 6.2cm |
本体奥行(公称値) | 6.9cm |
本体高さ(公称値) | 39cm |
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