マイベスト
除湿機おすすめ商品比較サービス
マイベスト
除湿機おすすめ商品比較サービス
  • アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証 1
  • アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証 2
  • アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証 3
  • アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証 4
  • アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証 5

アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

上下に動く自動ルーバーで衣類をムラなく乾燥すると謳う、アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65。「しっかり乾く」「手入れが簡単」と評判です。しかし「音がうるさい」「除湿力がイマイチ」など気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?


今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。

  • 衣類乾燥力の高さ
  • 除湿力の高さ
  • お手入れのしやすさ
  • 節電のしやすさ
  • 静かさ
  • 持ち運びやすさ


さらに、人気のパナソニックや三菱電機の除湿機とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、除湿機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。

2025年05月30日更新
田丸大暉(Hiroki Tamaru)
ガイド
家電製品アドバイザー・家電製品エンジニア・元家電メーカー販売員/マイベスト 白物家電担当
田丸大暉(Hiroki Tamaru)

ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。

田丸大暉(Hiroki Tamaru)のプロフィール
…続きを読む

すべての検証は
マイベストが行っています

自社施設

目次

はじめに結論!肝心の衣類乾燥力と除湿力が弱い。音は静かだが、キャスターがなく持ち運びにくい

アイリスオーヤマ
衣類乾燥除湿機IJC-H65

9,240円

衣類乾燥除湿機

おすすめスコア

3.82
39位 / 150商品中
  • 衣類乾燥力の高さ

    3.57
  • |
  • 除湿力の高さ

    3.64
  • |
  • 排水のしやすさ

    4.50
  • |
  • 節電のしやすさ

    4.75
  • |
  • 静かさ

    4.84
  • |
  • 持ち運びやすさ

    3.86
高さ53.5cm
除湿方式コンプレッサー式
タンク容量約2.5L
定格除湿能力(50Hz)5.5L(50Hz)、6.5L(60Hz)
除湿可能面積(鉄筋)50Hz:23m2/60Hz:26m2
ルーバー(羽)あり

良い

  • 強モードで49dB・弱モードで36dBと運転音が小さく、寝室でも使いやすい

気になる

  • 湿度70%以上から50%を切るまでに25分かかり、除湿力はいまひとつ
  • 運転開始から5時間経過しても衣類に湿り気が残り、衣類乾燥力も伸び悩んだ
  • 重量9.7kgとやや軽いが、キャスターがついていないためスリムなわりに持ち運びづらい印象

アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65は、広範囲に風が当たる自動ルーバーつきながら、衣類乾燥力はいまひとつ。実際に衣類を5時間部屋干しすると、パーカーやチノパンなど厚手の衣類はほぼ乾きませんでした。比較したほかの商品には厚手の衣類もしっかり乾かしたものがあったなか、「しっかり乾く」という口コミには頷けない結果です。


除湿力も低評価に。湿度73.61%で運転開始して1分ごとに湿度を測定すると、15分後も湿度は62.24%までしか下がりませんでした。比較したなかには10分以内に50%を切るレベルまで除湿できていた商品もあったことを考えると、こちらは「除湿力がイマイチ」という口コミどおり除湿スピードは遅めです。


持ち運びやすさも評価が伸び悩みました。ハンドルつきで重量は9.8kgと比較したなかでは軽量ですが、移動時に便利なキャスターがない点がネック。比較した大半の商品は本体の左右に手を掛けるくぼみがあり抱えやすかったのに対し、本品にはありません。頻繁に部屋間を移動させたい人には、扱いにくいでしょう。


一方、「手入れが簡単」という口コミ同様、お手入れのしやすさは優秀です。タンクにはフタ・取っ手がついており、タンクを外して移動する際も水がこぼれにくいのがメリット。比較したほとんどの商品と同じく、手入れが必要なフィルターは1つのみで手で外せる仕様でした。


節電のしやすさも高評価を獲得。5時間運転したときの消費電力を計ると、除湿時0.15kWh・乾燥時0.87kWhと、比較した全体平均の除湿時0.29kWh・乾燥時1.50kWh(※執筆時点)より少なく抑えられました。1時間あたりの電気代も除湿時約4.6円・乾燥時約5.3円と、ともに全体平均の約9円(※執筆時点)を下回っています。


「音がうるさい」という口コミに反し、静かさも優秀。除湿器から50cm離れて音量を計ると、強モード49.50dB・弱モードで36.97dBでした。音量の目安は50dBで書店内レベル、40dBで図書館内レベル(参照:環境省なので、静音性は高いといえます。とはいえ、肝心の衣類乾燥力や除湿力にこだわりたいなら、ほかの商品を検討してください。

mybestが選ぶおすすめはこちら!各検証No.1アイテムをご紹介

実際にアイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ除湿機と、衣類乾燥力の高さ・除湿力の高さ・お手入れのしやすさ・節電のしやすさ・静かさ・持ち運びやすさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!

アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65のデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
ベストバイ 除湿機

三菱電機

美空感空清脱臭除湿機MJ-PHDV24YX
4.81
(1/150商品)
空清脱臭除湿機

衣類も部屋もパワフルに乾燥!夏の除湿に最適な1台

排水のしやすさ No.1

パナソニック

衣類乾燥除湿機F-YHVX200-W
4.75
(3/150商品)
衣類乾燥除湿機

チノパンが完全に乾いた!圧倒的な除湿力の高さも魅力

排水のしやすさ No.1

三菱電機

衣類乾燥除湿機MJ-PV250VX-W
4.68
(4/150商品)
衣類乾燥除湿機

タンクの容量が大きい。大量の洗濯物を乾かすファミリー向き

排水のしやすさ No.1
節電のしやすさ No.1

シャープ

衣類乾燥除湿機CV-T190
4.67
(5/150商品)
衣類乾燥除湿機

新構造で排水が簡単!除湿性能も高い

排水のしやすさ No.1
静かさ No.1

LG Electronics Japan

LG PuriCare 衣類乾燥除湿機DD197QEE0
4.63
(7/150商品)
PuriCare 衣類乾燥除湿機

衣類乾燥・靴やタンスの乾燥・除湿もこなすマルチな1台

アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65とは?

アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65とは?

今回ご紹介するアイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65は、風向きを変えられる自動ルーバーを搭載したモデル。広範囲の送風により、高さのある衣類もムラなく乾燥できると謳っています。


販売元のアイリスオーヤマは、家電から日用品まで幅広く手掛ける国内メーカーです。除湿器の種類も幅広く、本品を含むコンプレッサー式のほか、乾燥剤とヒーターを通して除湿するデシカント式や、コンプレッサーとデシカントを組み合わせたハイブリッド式も展開しています。

室温を上げにくいコンプレッサー式。タンクはフタつきで運びやすい設計

室温を上げにくいコンプレッサー式。タンクはフタつきで運びやすい設計
出典:amazon.co.jp
除湿方式は、暖かく湿った空気を冷やすことで除湿するコンプレッサー式。ヒーターを使用しないため室温が上がりにくく、デシカント式やハイブリッド式に比べて夏場も快適に使いやすい種類です。

定格除湿能力は50Hzの地域は1日あたり5.5L、60Hzの地域は6.5L。なお定格除湿能力とは、室温27℃・相対湿度60%を維持したときの1日あたりの除湿量を表します。


衣類乾燥時に使える自動ルーバーは、上下90度の範囲まで動く仕様です。加えて、広角・上方向・下方向の3段階に風向きを調整可能。高い位置にぶら下げた衣類や低い場所に干した衣類も、乾かしやすいつくりですよ。


約2.5Lほど溜められるタンクはフタつきで、移動中もこぼれにくい設計。市販のホースを取りつければ、タンクの容量を気にせず連続的に排水できます。スペックの詳細は以下のとおりです。

  1. 価格|公式情報なし
  2. 発売日|公式情報なし
  3. 除湿方式|コンプレッサー式
  4. 定格除湿能力|5.5L/日(50Hz)・6.5L/日(60Hz)
  5. タンク容量|約2.5L
  6. 除湿可能面積(鉄筋)|50Hz:23m2(14畳)/60Hz:26m2(16畳)
  7. 除湿可能面積(木造)|50Hz:12m2(7畳)/60Hz:13m2(8畳)
  8. 消費電力(除湿)|約162W
  9. 消費電力(衣類乾燥)|約162W
  10. 衣類乾燥機能|〇
  11. 内部乾燥機能|〇


カラー展開は2色。設置のしやすさを重視したスリムタイプ

カラー展開は2色。設置のしやすさを重視したスリムタイプ
出典:amazon.co.jp

カラー展開は、ブルー・シャンパンゴールドの2色。全体は白を基調としており、持ち手・側面にそれぞれのカラーがアクセントとして入っています。好みやインテリアに合わせて選ぶとよいでしょう。


本体サイズは幅31.9×奥行20.4×高さ53.5cmで、重量は9.7kgスリムタイプで置き場所をとらないと謳っています。本体上部には、移動の際に持てるハンドルがついていますよ。

衣類乾燥に除湿器を使うメリットとは?

衣類乾燥に除湿器を使うメリットとは?

除湿器で衣類乾燥するメリットは4つあります。まずは、エアコンや洗濯機に比べて自由に持ち運べる点です。なかには、運びやすさを考慮してキャスターや持ち手がついた商品も。どこでも使用できるので、来客時など別室に洗濯物を移す場合も便利です。


衣類の種類にかかわらず乾燥しやすいのも魅力。ドラム式洗濯機の乾燥機能は、デリケートな衣類には対応できないのが一般的です。一方で除湿器は、セーターや刺繍つきの衣類にも対応できます。


加えて、部屋干しのニオイ対策にも有効です。生乾き臭の原因であるモラクセラ菌の繁殖を防ぐには、5時間以内に乾かしきることが大切といわれています。除湿器は乾いた風を衣類に当てることで速く乾かせるため、気になるニオイが発生しにくいといえるでしょう。


肌寒い日に使いやすいのも利点。エアコンの除湿機能は除湿と同時に室温も下げるのに対し、除湿器は室温を少し上げるのが特徴です。梅雨時期は室温が低めの日もありますが、除湿器なら快適に使用できますよ。

各メーカーの特徴をご紹介!

各メーカーの特徴をご紹介!

検証の結果、除湿機はメーカーごとに性能の特徴が見られました。例えば、パナソニックは衣類乾燥力に優れ、短時間でカラッと乾く傾向が。ほかのメーカーが最上位モデルとして位置づける、ハイブリッド式をメインで採用しています。


コロナは除湿力・衣類乾燥力ともにハイレベルで、静音性や節電のしやすさにも優れたバランスのよいメーカー。三菱電機はセンサーで濡れている箇所を検知する機能つきで、少量の洗濯物の乾燥に適していました。重視するポイントをふまえて、自分に合うメーカーを選ぶとよいでしょう。

実際に使ってみてわかったアイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65の本当の実力!

今回は、アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65を含む除湿機全18商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。


具体的な検証内容は以下のとおりです。


  1. 衣類乾燥力の高さ
  2. 除湿力の高さ
  3. お手入れのしやすさ
  4. 節電のしやすさ
  5. 静かさ
  6. 持ち運びやすさ

衣類乾燥力・除湿力はイマイチ。スピード重視の人には向かない

衣類乾燥力・除湿力はイマイチ。スピード重視の人には向かない

最初は、衣類乾燥力の高さ・除湿力の高さの検証です。


室温25±1℃・湿度73.2±5%に設定した恒温恒湿室(約2畳)を使用。水に濡らして脱水をかけた種類の異なる衣類を2枚ずつ用意し、生乾き臭の原因のモラクセラ菌が増殖しだすといわれる5時間を目安に部屋干ししました。部屋干し開始から1時間ごとに決めた箇所の水分量を測り、少ないものほど高評価としています。


さらに同じ環境で、自動で温度・湿度を記録できる温湿度ロガーを設置しました。各商品を除湿用の最も強いモードで1時間運転。1分ごとに温度と湿度を測って記録し、素早く除湿できた商品を高評価としました。

厚手の衣類は乾燥に時間がかかる。Tシャツも乾ききらなかった

厚手の衣類は乾燥に時間がかかる。Tシャツも乾ききらなかった

衣類乾燥力は低評価です。上の画像からもわかるように、5時間部屋干ししてもパーカー・チノパンといった厚手の衣類には15%以上水分が残っていました。「しっかり乾く」という口コミに反し、5時間では十分乾かせない結果です。


ワイシャツは完全に乾いていたものの、Tシャツは袖・身頃に水分が残っていました。洗濯機を毎日回す人や、スピーディに乾かしたい人は満足できない可能性があります。


比較した除湿能力が8L以上の商品は、衣類の水分に負けずにしっかり乾かせる傾向がありました。なかでも人気の「パナソニック F-YHVX200」は20Lの圧倒的な除湿能力で、優れた衣類乾燥力を発揮しています。


対して本品は定格除湿能力が5.5~6.6Lのためか、乾燥に時間がかかるのが難点。5時間以上経過すると生乾き臭を発生させるモラクセラ菌が増殖しやすいため、衣類によってはニオイが気になることもあるでしょう。検証結果の詳細は以下のとおりです。


検証結果(衣類に残った水分量)
  1. パーカーのフード内:22.45%
  2. パーカーのフード裏:25.00%
  3. パーカーのポケット内:25.45%
  4. パーカーの身頃:13.30%
  5. チノパンのポケット:13.85%
  6. チノパンのウエスト:22.40%
  7. チノパンの裾:10.20%
  8. Tシャツの襟:0%
  9. Tシャツの袖:7.1%
  10. Tシャツの身頃:6.95%
  11. ワイシャツの襟:0%
  12. ワイシャツの袖口:0%
  13. ワイシャツの身頃:0%

除湿スピードは遅め。湿度50%を切るまでに25分かかる

除湿スピードは遅め。湿度50%を切るまでに25分かかる

除湿力もいまひとつです。稼働から15分後の湿度は73.61%から62.24%までしか下がっておらず、高評価基準とした55%には届かず。比較した多くの商品の湿度が40%台まで下がっていたことを考えても、除湿スピードは遅めです。「除湿力がイマイチ」という口コミにも納得の結果といえます。


また、湿度が50%を切ったのは稼働から25分後でした。比較したなかには10分以内に50%を切るレベルまで除湿できていた商品も。こちらは狭い部屋でも除湿力に満足できない場合があるでしょう。


比較したなかでもコンプレッサー式の商品は、室温が20℃未満の寒い環境だと除湿力が低下しやすい傾向に。本品は25℃の環境でも除湿力がいまひとつだったため、寒い季節はより物足りなさを感じる可能性があります。


1年を通して快適に使いたい人は、室温にかかわらず高い除湿力を維持しやすいハイブリッド式の商品も検討してみてください。

排水も掃除もしやすい設計。持ち運びやすさはもう一歩

排水も掃除もしやすい設計。持ち運びやすさはもう一歩

続いて、お手入れのしやすさ・持ち運びやすさを検証しました。


お手入れのしやすさは、タンクの容量が大きく頻繁に排水する必要がないか、排水を行う際にこぼすリスクを下げられるようタンクにフタがついているか、タンクのフタに注ぎ口があり簡単に排水ができるかなどをチェックしました。


持ち運びやすさは、キャスターはあるか・本体の重量は軽いか・本体に取っ手はついているかをチェックポイントとしています。

タンクはフタ&取っ手つきで便利。掃除の手間が少ないのもGOOD

タンクはフタ&取っ手つきで便利。掃除の手間が少ないのもGOOD

お手入れのしやすさは良好です。タンクにはフタ・取っ手つきで排水時に移動しやすい設計。手入れが必要なフィルターは1か所しかないうえ手で外せるので、「手入れが簡単」という口コミどおりスムーズにメンテナンスできるでしょう。なお比較した商品の大半が、掃除すべきフィルターは1か所かつ手で外せる仕様でした。


タンク容量は2.5Lと比較したなかでは少なめ。4.5L以上の「パナソニック F-YHVX200」や「三菱電機 MJ-PV250VX」より排水頻度は高くなりやすいものの、総合的に見て手入れは簡単といえます。


  1. 水タンクの容量|約2.5L
  2. タンクのふた|◯
  3. タンクの取っ手|◯
  4. 手入れするフィルターの数|1か所

ハンドルつきで軽量。キャスターがないのが惜しい

ハンドルつきで軽量。キャスターがないのが惜しい

持ち運びやすさの評価は伸び悩む結果に。比較した商品の半分以上がキャスターつきだったのに対し、本品はハンドルのみのため、頻繁に部屋間を移動させたい人は扱いにくさを感じる可能性があります。


加えて、本体にくぼみがなく抱えにくいのも惜しいポイントです。比較したほかの商品には本体の左右にくぼみがあり、手を掛けて運べる設計のものもありました。


ただ重量は実測値で9.8kgと、比較したなかで軽量だったのは利点。17kg以上だった「パナソニック F-YHVX200」や「三菱電機 MJ-PV250VX」に比べ、2階へ持ち運ぶ場合も負担を感じにくいでしょう。詳細は以下のとおりです。


  1. キャスター| ×
  2. 本体重量|9.8kg
  3. 取っ手の種類|ハンドル

消費電力を少なく抑えられる。自動の除湿モードも搭載

消費電力を少なく抑えられる。自動の除湿モードも搭載

次は、節電のしやすさの検証です。


衣類乾燥力や除湿力を検証した際に、ワットモニターを接続。浴室乾燥機を3時間稼動させたときの電気代の1/3未満である0.24kWhを上限に、各商品を5時間運転したときの消費電力が少ないものほど高評価としました。


また、除湿運転時の積算消費電力や衣類乾燥運転時の積算消費電力、除湿の自動モードはあるかなどもチェックしています。

節電のしやすさは十分。積算消費電力は除湿時が0.15kWh、乾燥時が0.87kWhでした。比較した結果、積算消費電力の全体平均は除湿時が0.29kWh、乾燥時が1.50kWh(※執筆時点)。平均値をふまえても本品は優秀で、特に乾燥時は比較したなかでも電力の消費が低いことがわかります。


またほかの商品と同じく、除湿の自動モードや乾燥完了時の自動停止機能も搭載。必要以上の電力を消費する心配は少ないでしょう。


実際に1時間あたりの電気代を算出すると、除湿時は約4.6円・乾燥時は約5.3円でした。比較した全商品の平均は除湿時・乾燥時ともに約9円(※執筆時点)だったのに対し、少なく抑えられています。


人気の「パナソニック F-YHVX200」はパワフルなぶん、除湿時0.39kWh・乾燥時1.9kWhと本品より多くの電力を消費。節電のしやすさでは、本品に評価が劣る結果でした。電気代を少なく抑えたい人には候補となるでしょう。


  1. 除湿時の積算消費電力|0.15kWh
  2. 乾燥時の積算消費電力|0.87kWh
  3. 除湿自動モード|◯ 
  4. 乾燥完了時自動停止|◯ 
  5. オフタイマー最短|2時間
  6. オフタイマー最長|6時間

強モードでも50dB以下と優秀。騒音は気になりにくい

強モードでも50dB以下と優秀。騒音は気になりにくい
最後は、静かさの検証です。

除湿機から50cm離れた場所に騒音計を配置して稼動させました。強モードは45dB・弱モードは40dBを上限に、静かなものほど高評価としました。

検証の結果、静かさは非常に高い評価を獲得。強モード時の運転音は49.50dBを記録し、比較した全商品の平均約52.56dB(※執筆時点)を下回りました環境省によると、約50dBの音量の目安は書店の店内レベル(参照:環境省)。それをふまえても、静音性が高いといえます。


弱モードの運転音も36.97dBと、全体平均の約42dB以下(※執筆時点)。「音がうるさい」という口コミがありましたが、約40dBは図書館内が目安になるほど静音(参照:環境省)です。弱モードなら、騒音はほぼ気にならないでしょう。


比較したなかでもコンプレッサー式やハイブリッド式の商品は、エアコンの室外機レベルの機構を搭載しており、運転音が大きい傾向がありました。本品はコンプレッサー式ながら静音性が高め。部屋干しする場所と寝室が近い場合でも使いやすいでしょう。

アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65の詳細情報

アイリスオーヤマ
衣類乾燥除湿機IJC-H65

おすすめスコア
3.82
除湿機39位/150商品
衣類乾燥力の高さ
3.57
除湿力の高さ
3.64
排水のしやすさ
4.50
節電のしやすさ
4.75
静かさ
4.84
持ち運びやすさ
3.86
衣類乾燥除湿機 1
衣類乾燥除湿機 2
衣類乾燥除湿機 3
衣類乾燥除湿機 4
衣類乾燥除湿機 5
衣類乾燥除湿機 6
衣類乾燥除湿機 7
衣類乾燥除湿機 8
衣類乾燥除湿機 9
最安価格
9,240円
低価格
最安価格
9,240円
低価格
高さ53.5cm
除湿方式コンプレッサー式
タンク容量約2.5L
定格除湿能力(50Hz)5.5L(50Hz)、6.5L(60Hz)
除湿可能面積(鉄筋)50Hz:23m2/60Hz:26m2
ルーバー(羽)あり
重量
9.7kg
1時間あたりの電気代の目安(除湿)
約4.7円
1時間あたりの電気代の目安(衣類乾燥)
約5.4円
フィルターの掃除頻度
2週間に1回
キャスター付き
内部乾燥機能

良い

  • 強モードで49dB・弱モードで36dBと運転音が小さく、寝室でも使いやすい

気になる

  • 湿度70%以上から50%を切るまでに25分かかり、除湿力はいまひとつ
  • 運転開始から5時間経過しても衣類に湿り気が残り、衣類乾燥力も伸び悩んだ
  • 重量9.7kgとやや軽いが、キャスターがついていないためスリムなわりに持ち運びづらい印象
31.9cm
奥行20.4cm
コードの長さ1.8m
除湿可能面積(木造)50Hz:12m2/60Hz:13m2
消費電力(除湿)約162W
消費電力(衣類乾燥)約162W
衣類乾燥時間110分
最大運転音49.5dB
最小運転音37.0dB
フィルターあり
フィルター取り外し可能不明
除菌機能
消臭機能
空気清浄機能
衣類乾燥機能
スポット乾燥機能
冷風機能
イオン機能
自動ストップ機能
連続排水機能
タイマー機能
温度センサー機能
湿度センサー機能
チャイルドロック機能
全部見る

アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65の価格比較

※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。

  1. 1

    18,098円

    (最安)

    販売価格:18,264円

    ポイント:166円相当

    送料別

  2. 1

    18,098円

    (最安)

    販売価格:18,264円

    ポイント:166円相当

    送料別

  3. 3

    19,728円

    (+1,630円)

    販売価格:19,908円

    ポイント:180円相当

    送料別

  4. 4

    20,203円

    (+2,105円)

    販売価格:20,388円

    ポイント:185円相当

    送料別

  5. 4

    20,203円

    (+2,105円)

    販売価格:20,388円

    ポイント:185円相当

    送料別

部屋干しで乾きやすくするポイントは?

部屋干しで乾きやすくするポイントは?
部屋干しする際は、洗濯物の配置を意識すると乾きやすくなります。ズボンやロングコートのように丈が長めの洗濯物は端に、フェイスタオルなど短いものを中央に干せば、風通しがよくなり速く乾きますよ。

また、洗濯物同士の間隔は5cm以上空けるのがおすすめ。通気性がよりアップし、生乾き臭の発生を防げるでしょう。除湿器を活用しつつ風通しのよい干し方を心掛け、衣類をスピーディに乾かしましょう。

アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65はどこで売っている?

アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65はどこで売っている?
出典:amazon.co.jp

アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJC-H65は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで販売されています。販売元により値段が異なるので、送料と合わせた価格を比較してお得に購入しましょう。


なお、アイリスオーヤマの取扱店舗は執筆時点で公表されていません。本品を購入したい人は、ECサイトをチェックしてくださいね。

衣類乾燥力・除湿力を重視するなら、こちらがおすすめ

最後に、衣類乾燥力・除湿力ともに高評価を得た商品をご紹介します。


三菱電機の空清脱臭除湿機 (美空感)MJ-PHDV24WX-Wは、衣類乾燥力・除湿力だけでなく排水しやすさ・静かさなども高評価を獲得。やや重いものの、キャスターつきでスムーズに移動できます。ジメジメ感が苦手な人・冬場の結露に悩んでいる人は、ぜひ検討してみてください。


衣類を素早く乾かしたいなら、パナソニックの衣類乾燥除湿機 F-YHVX200がおすすめ。厚手のチノパンまで完全に乾かし、ハイブリッド式らしい衣類乾燥力を見せつけました。短時間で乾ききるので、生乾き臭も発生しにくいでしょう。75.44%の湿度がわずか9分で50%を切り、除湿力も申し分ありません。

三菱電機
美空感空清脱臭除湿機MJ-PHDV24WX-W

おすすめスコア
4.77
衣類乾燥力の高さ
4.92
除湿力の高さ
4.95
排水のしやすさ
4.63
節電のしやすさ
4.40
静かさ
4.34
持ち運びやすさ
4.20
空清脱臭除湿機 1
空清脱臭除湿機 2
空清脱臭除湿機 3
空清脱臭除湿機 4
空清脱臭除湿機 5
空清脱臭除湿機 6
空清脱臭除湿機 7
空清脱臭除湿機 8
空清脱臭除湿機 9
最安価格
Amazonで売れています!
99,888円
在庫わずか
最安価格
Amazonで売れています!
99,888円
在庫わずか
高さ65.0cm
除湿方式コンプレッサー式
タンク容量5.5L
定格除湿能力(50Hz)24L
除湿可能面積(鉄筋)61畳
ルーバー(羽)あり
重量
19.6kg
1時間あたりの電気代の目安(除湿)
約11.2円
1時間あたりの電気代の目安(衣類乾燥)
約10.2円
フィルターの掃除頻度
2週間に1回程度
キャスター付き
内部乾燥機能

良い

  • 優れた衣類乾燥力で乾きにくい部分もよく乾く
  • 除湿力が高く湿気を素早く取り除ける
  • 排水が簡単で手入れがしやすい

気になる

  • 本体重量が19.6kgと重い
41.0cm
奥行28.5cm
コードの長さ1.8m
除湿可能面積(木造)30畳
消費電力(除湿)415W
消費電力(衣類乾燥)415W
衣類乾燥時間約97分(2kg)
最大運転音50.9dB
最小運転音40.1dB
フィルターあり
フィルター取り外し可能
除菌機能
消臭機能
空気清浄機能
衣類乾燥機能
スポット乾燥機能不明
冷風機能
イオン機能
自動ストップ機能
連続排水機能
タイマー機能
温度センサー機能
湿度センサー機能
チャイルドロック機能
全部見る
空清脱臭除湿機

三菱電機 空清脱臭除湿機 (美空感) MJ-PHDV24WXの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!

パナソニック
衣類乾燥除湿機F-YHVX200-W

おすすめスコア
4.75
衣類乾燥力の高さ
4.67
除湿力の高さ
5.00
排水のしやすさ
5.00
節電のしやすさ
4.50
静かさ
4.59
持ち運びやすさ
4.20
最安価格
Amazonで売れています!
95,890円
在庫わずか
高さ66.2cm
除湿方式ハイブリッド式
タンク容量5.0L
定格除湿能力(50Hz)15L
除湿可能面積(鉄筋)38畳
ルーバー(羽)あり
重量
17.4kg
1時間あたりの電気代の目安(除湿)
約12.1円
1時間あたりの電気代の目安(衣類乾燥)
約11.8円
フィルターの掃除頻度
2週間に1回
キャスター付き
内部乾燥機能

良い

  • 衣類乾燥力が高く、厚手の衣類もしっかり乾いた
  • 湿度70%以上の部屋では運転開始後9分で50%を切り、除湿能力も高い
  • パワフルなのに、弱モードで約41.3dB・強モードで約49.1dBと音が静か

気になる

  • ハイパワーなぶん、今回比較した商品のなかでは電気代がやや高め
37.8cm
奥行29.6cm
コードの長さ2.1m
除湿可能面積(木造)19畳
消費電力(除湿)約390W
消費電力(衣類乾燥)約380W
衣類乾燥時間72分
最大運転音49.1dB
最小運転音41.3dB
フィルターあり
フィルター取り外し可能
除菌機能
消臭機能
空気清浄機能
衣類乾燥機能
スポット乾燥機能
冷風機能
イオン機能
自動ストップ機能
連続排水機能
タイマー機能
温度センサー機能
湿度センサー機能
チャイルドロック機能
全部見る
衣類乾燥除湿機

パナソニック 衣類乾燥除湿機 F-YHVX200-Wをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。
参考になりましたか?

この商品が出てくる記事

除湿機

45商品

徹底比較

人気
除湿機関連のおすすめ人気ランキング

新着
除湿機関連のおすすめ人気ランキング

人気
除湿機関連の商品レビュー

人気のマイべマガジン

人気
家電関連のfavlist

マイベスト

実際に商品を購入して自社の施設で比較検証したり、
専門家を中心としたクリエイターが自らの愛用品やおすすめ商品を紹介して、あなたの“選ぶ”をお手伝いします

Copyright mybest All Rights Reserved.