簡単に組み立てられると評判の、カインズ バーベキューコンロ L BKL-8432BR。インターネット上では「後片づけしやすい」と評判です。しかし、「火力の調整がしづらい」との口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のバーベキューコンロとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、バーベキューコンロ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
カインズ バーベキューコンロ L BKL-8432BRは、ネジ不要で組み立てやすいのは魅力ですが、スムーズに調理したい人には物足りない商品です。脚の高さを2段階で調節でき好みのスタイルで楽しめるのはよいものの、それ以外に便利な機能はありません。比較したなかにはラック棚・トング置き場・串差し穴などを備えたものもありましたが、こちらは効率的に調理しやすいとはいえないでしょう。
火の扱いやすさの評価も伸び悩みました。本体には風通しをよくする工夫が施されており、着火しやすいのはメリット。しかし、上位商品のように火床を引き出したり、焼き網の高さを調節したりできないため、炭の補充や火加減のコントロールがしにくいでしょう。「火力の調整がしづらい」との口コミにも頷けます。
「後片づけしやすい」という口コミに反して、灰を片づけにくいのもネックです。比較した商品の約8割は火床だけを取り外して楽に処理できましたが、こちらは火床を取り外せないため本体ごと灰捨て場まで運ぶ必要があります。本体に取っ手がついているとはいえ、サイズが大きく6.0kgの重さがあり、持ち運びにくいと感じる人もいるでしょう。
一方、組み立てやすいのは魅力。ネジが不要で脚を本体に差し込むだけと簡単です。比較した商品内には20個以上の部品を使用するものもあったなか、本品はパーツ数も15個と多くはありません。「簡単に組み立てられる」と謳うとおり、初心者でも直感的にセットできるでしょう。
執筆時点の値段は税込4,480円(※公式サイト参照)。比較したなかではリーズナブルな価格帯ですが、調理中の火の管理から調理後の灰の片づけまでをスムーズに行えるとはいえず、バーベキュー初心者にはあまり向きません。より手軽に失敗なく楽しみたい人は、ほかの商品も検討してみてください。
実際にカインズ バーベキューコンロ L BKL-8432BRと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイバーベキューコンロと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
カインズ バーベキューコンロ L BKL-8432BRのデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
ニューウェルブランズ・ジャパン
独自のファン機能で簡単着火!手軽にバーベキューしたいならコレ
ロゴスコーポレーション
炭の補充が両側から簡単にでき、さまざまな料理が楽しめる
ロゴスコーポレーション
火床が取り外し可能で灰が片付けやすく、ラック棚も便利だった
そもそもバーベキューコンロとは、炭火でさまざまな料理を作れるアイテムのこと。1台あればどんな季節でも屋外で食事を楽しめます。バーベキューは火の扱いが難しいイメージもありますが、火を起こしやすくする機能や火力調節しやすくする機能を備えた商品なら、初心者でも扱いやすいでしょう。
今回ご紹介するカインズ バーベキューコンロ L BKL-8432BRは、組み立てや水洗い後の水抜きが簡単と謳う商品。約30cm・70cmの2段階で高さ調節できるため、ロータイプとしても使えます。
販売元は、大手ホームセンターでおなじみのカインズ(CAINZ)。くらしに役立つオリジナル商品や日用雑貨を中心に、さまざまなジャンルのアイテムを展開しています。
燃料タイプは炭で、本体とロストルの素材はスチールです。本体重量は約6.0kg、展開時サイズは幅990×奥行470×高さ460/710mm。収納時のサイズは幅840×奥行320×高さ140mmです。
適用人数は8~10人で、大勢でのバーベキューにも対応。2枚の焼き網と鉄板が付属しており、焼きそばなどの細かな食材を使う料理も作れます。木炭量の目安は8~12kgです。
本体側面についている水抜き穴で簡単に排水できて掃除しやすいつくり。ガタつきを調節できるアジャスターつきの脚が2本入っています。
<付属品>
カインズ バーベキューコンロは、検証で使用したLサイズを含めた全3種類のサイズを展開しています。使いたいシーンや人数に合わせて選んでくださいね。いずれも約30cm・70cmの2段階で高さ調節が可能です。
<サイズ展開>
ほかにも、カインズでは蓋つきの丸型ミニバーベキューコンロや使い捨てタイプの簡単コンロなど、さまざまなバーベキューコンロを取り扱っています。用途に合わせて選んでみてくださいね。
今回は、カインズ バーベキューコンロ L BKL-8432BRを含む、バーベキューコンロ全24商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、火の扱いやすさの検証です。
商品の火床を引き出せるか・ロストルや通気口・ファン機能の有無などをチェック。着火・火力調整のしやすさを確かめました。
火の扱いやすさはいまひとつです。
格子状のロストル(炭の下に敷いて風を送れる網)と通気口がコンロの全面についていて、空気を効率よく取り込んで短時間で着火しやすいのがメリット。しかし、炭を置く火床を引き出せず、網を持ち上げないと炭を補充できない点が気になりました。
火床の深さが浅く、大きい炭を入れにくいのも気がかり。加えて焼き網の高さ調節機能もないため、網と火床の隙間から炭を補充できない点も評価の足を引っ張りました。
比較した商品内には、火床の引き出し・焼き網の高さ調節といった便利な機能が備わっているものも。本品はどちらも搭載されておらず、口コミどおり火加減を調整しにくいといえます。手軽に楽しみたい人や食材の仕上がりにこだわりたい人には不向きでしょう。
次に、灰の片づけやすさの検証です。火床が取り外せるかどうかや取っ手の有無を確かめ、手軽かつ安全に灰が捨てやすいかをチェックしました。
商品を確認したところ、スムーズに灰を片づけやすいとはいえません。本体に取っ手がついているものの、火床が取り外せないため本体ごと灰捨て場まで運ぶ必要があります。サイズが大きいため持ち上げるのも手軽とはいえず、力に自信がない人は片づけに苦労するでしょう。
比較した商品内では、火床だけを取り外して簡単に灰を捨てられるものが約8割を占めました。なかには火床に取っ手がついて、やけどやケガのリスクが少なく運びやすかった商品も。対して本品は、「後片づけしやすい」という口コミとは異なり、後片づけに少々時間がかかりそうです。
続いて、組み立てやすさの検証です。組立方法やパーツの数、ネジが必要かをチェックし、子どもでも簡単に組み立てられるかどうかを調査しました。
本商品は脚を本体に差し込むタイプで、組み立てやすさは高評価を獲得。比較したなかでごく一部だった置くだけ式や折りたたみ式よりは手間がかかるものの、ネジを使わずに簡単に組み立てられます。パーツの数も焼き網を含めて15個と多くはありません。なかには20個以上のパーツを使用するものもありましたが、本品は「組み立てやすい」と謳うとおりでしょう。
最後に、機能性の検証です。商品に、ラック棚・トング置き場・串刺し穴や収納ケースなどがついているかをチェック。いろんな料理が作れて持ち運びやすいかを確かめました。
すると、機能性は低評価に。上位商品には持ち運びに便利な収納ケースや、ラック棚・トング置き場・串差し穴などスムーズに調理するための機能を備えたものもあったのに対し、本品は脚の高さ調節以外の機能が備わっていませんでした。
使用するシーンに応じた高さに焼き台を合わせられるものの、手の込んだ料理をしたい人には物足りない可能性が。焼く・炒めるだけのシンプルな調理だけで十分という人向けです。
組み立て方法 | 組み立て式 |
---|---|
タイプ | スタンダードタイプ |
本体素材 | スチール(鋼) |
重量 | 6.0kg |
脚の高さ調節機能 | |
火床の引き出し可能 |
良い
気になる
焼き面の形状 | 長方形 |
---|---|
展開時幅 | 99cm |
展開時奥行 | 47cm |
展開時高さ | 46,71cm |
収納時幅 | 84cm |
収納時奥行 | 32cm |
収納時高さ | 14cm |
焼き網付き | |
鉄板付き | |
収納袋付き | |
卓上対応 | |
火床保護カバー付き | 不明 |
ロストル付き | |
通気口付き |
カインズ バーベキューコンロ L BKL-8432BRは、公式サイトで税込4,480円(執筆時点)にて購入できます。送料は配送地域によって異なるため、確認してみてくださいね。
また、お近くのカインズ店舗でも購入可能です。公式サイトから店舗在庫の確認や店舗取り置きもできるため、店舗で確実に購入したい人は事前にチェックしましょう。
カインズの店舗では不要になったバーベキューコンロの無料引き取りサービスも実施しています。カインズの店舗またはオンラインショップで購入した商品が対象で、購入時のレシートまたは納品書・明細書が必要です。事前に無料引き取り可能かどうかを最寄りの店舗に問い合わせてみてくださいね。
ほかに、Amazon・Yahoo!ショッピングなど大手ECサイトにも取扱店舗がありました。使い慣れたサイトがある人は検索してみてください。
最後に、火の扱いやすさの検証で高評価だった商品をご紹介します。
Coleman クールスパイダープロ/L ファンは、独自のファン機能つきで手早く着火しやすい商品です。火床のサイズが大きく焼き網の高さを3段階で調節できるため、調理中の火の管理も簡単。火床は取り外し可能で、灰も簡単に捨てられますよ。手軽に使いたい人にぴったりです。
火加減を細かく調節しやすいものなら、尾上製作所のONOE イクシードBBQコンロをチェック。焼き網の高さを4段階で調節でき、炭の補充や焼き加減の調節がスムーズです。火床は取り外せるうえに取っ手つきで、灰の片づけも簡単。ネジ不要で組み立てられるのも魅力です。
組み立て方法 | 組み立て式 |
---|---|
タイプ | スタンダードタイプ |
本体素材 | ステンレス |
重量 | 7.7kg |
脚の高さ調節機能 | |
火床の引き出し可能 |
良い
気になる
焼き面の形状 | 長方形 |
---|---|
展開時幅 | 80cm |
展開時奥行 | 52cm |
展開時高さ | 40cm |
収納時幅 | 75cm |
収納時奥行 | 37cm |
収納時高さ | 18cm |
焼き網付き | |
鉄板付き | |
収納袋付き | |
卓上対応 | |
火床保護カバー付き | 不明 |
ロストル付き | |
通気口付き |
コールマン クールスパイダープロ/L ファンをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
組み立て方法 | 組み立て式 |
---|---|
ブランド | ONOE |
燃料 | 炭 |
焼き面幅 | 不明 |
焼き面の面積 | 不明 |
焼き面奥行 | 不明 |
焼き面の形状 | 長方形 |
タイプ | スタンダードタイプ |
本体素材 | ステンレス |
展開時幅 | 80.5cm |
展開時奥行 | 32cm |
収納時サイズ | 80.5×32×18.5cm |
展開時高さ | 30,58,70cm |
収納時幅 | 80.5cm |
展開時サイズ | 80.5×32×30・58・70cm |
収納時奥行 | 32cm |
収納時高さ | 18.5cm |
重量 | 6kg |
耐荷重 | 不明 |
焼き網付き | |
鉄板付き | |
収納袋付き | |
卓上対応 | 不明 |
火床保護カバー付き | 不明 |
脚の高さ調節機能 | |
焼き網の高さ調節機能 | 4段階 |
火床の引き出し可能 | |
ロストル付き | |
通気口付き | |
ファン機能 | |
取っ手付き | |
使い捨てタイプ | |
パーツの分解可能 | |
風よけパネル付き |
尾上製作所 ONOE イクシードBBQコンロ EX-650-HLをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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