体温・温度・室温が計測できる、HuBDIC 非接触スキャン式体温計 HFS-800。ネット上では「操作が簡単」と評判です。しかし、「正確に測れない」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の2つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の非接触体温計とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、非接触体温計選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ビューティ系の編集・ライターとして編集プロダクションで7年間従事。マイベスト入社後は薬事法管理者の資格を活かし、医薬品や介護用品をはじめレディースインナーや寝具にいたるまで、1000商品以上に及ぶヘルスケア系の商材の検証に携わっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
HuBDIC 非接触スキャン式体温計 HFS-800は額式のなかでは正確性が高いものの、使い方が難しいのがネックです。こめかみから額をスライドさせて測定を行う珍しいタイプのためか、実際に使用したモニターからは口コミに反して「操作がわかりにくい」という声が見受けられました。比較した商品には直感的に操作できるものが多かったのに対し、説明書を読んでもややわかりくい仕様です。
脇式との誤差も気になります。5人のモニターが実際に測定したところ、脇式と平均0.26℃の誤差が出る結果に。比較した商品にはわずか0.17℃しか誤差が出なかったものがあったなか、こちらは「正確に測れない」という口コミを否定できません。額式としては精度が高かったものの、外気温に影響されにくい耳式の商品のほうが正確性に優れていました。
体温が38℃以上のときに知らせる発熱お知らせライトつきで、急な発熱を見逃しません。また体温だけでなく気温や表面温度も測定できるため、室温管理やミルク・離乳食の温度の確認にも使用可能。小さな子どもがいる家庭では重宝するでしょう。とはいえ、より正確に測りたいなら、ほかの商品も検討してみてください。
実際にHuBDIC 非接触スキャン式体温計 HFS-800と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ非接触体温計と、正確性・使い勝手それぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
HuBDIC 非接触スキャン式体温計 HFS-800の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそも非接触体温計とは、額やこめかみ、耳の中で体温を測る体温計のことを指します。脇や口で測定する接触体温計は測定方法によって約10秒〜10分かかるのに対し、非接触体温計は最短1秒で測定可能。忙しい朝や、じっとしていられない小さな子どもにうってつけのアイテムです。
今回ご紹介するHuBDIC 非接触スキャン式体温計 HFS-800もそのひとつ。額からこめかみまでをスキャンすることで、「より正確に検温できる」と謳っています。測定時間は約3秒程度。ミュート機能があるので、子どもが発熱した場合には起こさずに検温ができますよ。
販売元は、温湿度計や体温計など、健康をサポートする商品を展開するHuBDIC(ヒュービディック)です。
サイズは幅30×奥行30×高さ135mmで、重量は電池を除き約50g。コンパクトかつ軽量で、スマートに持ち運びが可能です。電源には単4乾電池を2本使用します。急な電池切れに備えて、予備を用意しておくとよいでしょう。
体温計&温度計モード機能搭載で、体温だけでなく室温やミルク・離乳食の温度確認も可能。体温が38℃以上のときに赤色ライトが点灯する発熱お知らせライトもあり、急な発熱にも気づきやすいですよ。
非接触体温計は、額から放射される遠赤外線量から皮膚表面温度を測定し、舌下もしくは脇の温度に換算して値が表示される仕組みです。
測定場所は、額・こめかみ式と耳式の2パターン。額・こめかみ式は肌に直接触れずに測定できるため、検温後の消毒が必要ないのが利点です。イベントや店舗で大人数の検温をする場合など、スムーズな測定をする場合に役立ちます。
一方で耳式は、外気温の影響を受けにくく数値が安定しやすのがメリット。落ち着いて測れる環境であれば、耳式のほうが温度のブレが少なく済みますよ。
非接触体温計で測定する場所は皮膚の表面のため、脇や口内に比べて外気に影響されやすく測定するシチュエーションによってズレが生じやすい傾向があります。実際に今回の検証では、脇で測るアナログ式と比べて1℃以上ズレた商品もありました。
そのほかズレが発生しやすい原因には、運動後や入浴後などが原因で測定箇所が熱をもっていることや、体温計と測定箇所に対して垂直に保たれていないこと、測定箇所と体温計が離れすぎていることなどが挙げられます。
できるだけ正確に検温するには、室温に30分ほど体をなじませ、測定部が肌に対して垂直であるかを確認してから測定するとよいですよ。
今回はHuBDIC 非接触スキャン式体温計 HFS-800を含む、非接触体温計全25商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、正確性の検証です。
モニターがアナログ体温計で測定し体温を確認したあとに、非接触体温計で5回測定を実施。最大値と最小値を除いた平均値とアナログ体温計が示した値の差が少なかったものを高評価として、正確に測定できる商品かをチェックしました。
使用したアナログ体温計:オンスクエア「水銀フリー体温計 IX-101L」
額で測定したところ、脇で測る体温計と平均0.26℃の誤差が出ました。額からこめかみまでをスキャンして計測しますが、「より正確に測定できる」という謳い文句どおりとはいえません。
比較した商品の平均は誤差約0.37℃(※執筆時点)。モニター5人のうち4人は平均よりも正確に測れたものの、0.92℃の誤差が出たモニターもいたため、「正確に測れない」という口コミも否定できません。
しかし、比較した額式には平均0.85℃の誤差があった商品もあることをふまえると、額対応の商品のなかでは精度は高めだといえます。耳式のほうが正確に測定できる傾向がありましたが、額式の商品で探している人には候補になるでしょう。
<個人の測定結果>
次に、使い勝手の検証です。モニター5人が実際に非接触体温計を使用して、測定がスムーズに行えたか・操作は簡単か・ボタンは押しやすいかをチェック。ササッと体温を測定できる商品か確認しました。
「操作は簡単」という口コミに反し、使い勝手の評価は伸び悩む結果に。長押ししながら額からこめかみに動かして測定する方法がほかの商品と大きく異なるため、「測定方法がわかりにくい」と戸惑いの声が挙がりました。モニター5人のうち、使い勝手について満足と回答したのは3人です。
説明書も文章のみの説明で操作シーンが想像しにくく、「説明書を見ながら操作してもわかりにくい」との意見もあがっています。比較した商品には直感で操作できるものが多かったのに対し、こちらは説明書の確認をしないと操作が難しいと感じるでしょう。
<使い勝手についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
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HuBDIC 非接触スキャン式体温計 HFS-800は公式サイトのほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで購入できます。なお、公式サイトの値段は税込6,900円(※執筆時点)です。
同サイトでは、額式でメモリー機能があるものや、耳式の非接触体温計も販売されています。ほしい機能がある人は調べてみてくださいね。
最後に、正確性の高さが高評価だった商品をご紹介します。
Dr.エジソンのさっと測れる2Way体温計は、耳式・額の2種類の測定方法を兼ね備えている商品。耳式で測定したところ、脇で測定した温度と比べ平均0.17℃しか誤差が出ませんでした。結果は50回分記録でき、ミュート・バックライトなど便利な機能も搭載しています。
額式で探しているなら、KAEIのRAMEDICO 非接触体温計をチェック。測定結果に誤差が出やすい傾向があった額式の商品のなかでも正確性が高く、脇の測定値と比べ平均0.17℃しか誤差が出ませんでした。エラーも出ず、ボタン1つで操作が完結する点もモニターから好印象でした。
測定部位 | 額、耳 |
---|---|
医療機器番号 | 302AFBZX00062000 |
良い
気になる
全長 | 9.6cm |
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ボタン位置 | 外側 |
温度計機能 | 不明 |
生産国 | 中国 |
重量 | 52g |
アプリ連動 | |
自動オフ機能 | |
付属収納ケースあり |
Dr.エジソン さっと測れる2Way体温計をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
測定部位 | 額 |
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医療機器番号 | 303AGBZX00039000 |
良い
気になる
全長 | 14.9cm |
---|---|
ボタン位置 | 内側 |
温度計機能 | |
生産国 | 不明 |
重量 | 138g |
アプリ連動 | |
自動オフ機能 | |
付属収納ケースあり |
KAEI RAMEDICO 非接触体温計 KA100をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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