最短1秒で検温できると謳う、オムロンヘルスケア けんおんくんミミ MC-510。ネット上では「正確に計測できる」「すばやく測れる」などと評判ですが、実際のところ口コミどおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の2つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のDr.エジソンやちゃいなびなどの非接触体温計とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、非接触体温計選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ビューティ系の編集・ライターとして編集プロダクションで7年間従事。マイベスト入社後は薬事法管理者の資格を活かし、医薬品や介護用品をはじめレディースインナーや寝具にいたるまで、1000商品以上に及ぶヘルスケア系の商材の検証に携わっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
オムロンヘルスケア けんおんくんミミ MC-510は、正確に検温できるものがほしい人におすすめです。実際に耳で体温を5回測定したところ、脇で測るアナログ体温計との差は平均0.18℃とごくわずかでした。比較したなかには1℃以上ズレたものもあったのに対し、「正確に計測できる」との評判どおりです。
耳のなかで左右に動かすことで測定中の最も高い温度を記憶できる、「ぴったりセンシング機能」を搭載しているのも便利。測定中に動いてしまう小さな子どもにも使いやすいでしょう。鼓膜を認識するまでピッと音が鳴らないため、正確な数値を測定しやすいといえます。
しかし、耳に入れてからしばらくスキャンする時間が必要な点はネック。実際に使ったモニターには何度もエラーが出てしまう人もいて、「操作方法が難しい」と指摘が複数寄せられました。比較した大半の商品がスムーズに測定できたのに対し、使い方に慣れが必要なのが惜しいところです。「最短1秒で測定」という謳い文句とは、やや異なります。
付属のプローブカバーで衛生的に使えることや、収納ケースつきで持ち運びに便利なのは利点。とはいえ、上位商品にはよりスムーズかつ正確に測定できたものもありました。ぜひほかの商品もチェックしてみてくださいね。
実際にオムロンヘルスケア けんおんくんミミ MC-510と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ非接触体温計と、正確性・使い勝手それぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
オムロンヘルスケア けんおんくんミミ MC-510の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそも非接触体温計とは、額やこめかみ、耳のなかで体温を測れる体温計のこと。人の体から出ている遠赤外線をセンサーで検出し、温度を測定する仕組みです。脇や口で測定する接触体温計は測定方法によって約10秒〜10分かかるのに対し、非接触体温計は最短1秒で測定できます。
今回ご紹介するオムロンヘルスケア けんおんくんミミ MC-510は、血圧計や体重計といった健康機器の開発・販売を行うオムロンが販売する商品です。耳で計測するタイプの体温計で、最短1秒で測定可能。小さい子どもの検温におすすめと謳っています。
本体のサイズは幅45×高さ94×奥行58mmで、重量は50gとコンパクトかつ軽量です。外出先にも持っていきやすい大きさで、携帯・保管に便利な収納ケースも付属します。小さめのバッグやリュックのポケットなどにもスマートに収納できますよ。
電源には、リチウム電池CR2032を使用します。急な電池切れのために、予備を用意しておくとよいでしょう。
非接触体温計は、額から放射される遠赤外線量から皮膚表面温度を測定し、舌下もしくは脇の温度に換算して値が表示される仕組みです。測定する場所は額・こめかみ式と、鼓膜の温度を測る耳式の2パターンがあります。
額・こめかみ式は肌に直接触れないため使用後に消毒をする手間がかからず、イベント・病院・店舗などで複数人の検温をすばやく行いたいシーンで活躍します。耳式は外気温の影響を受けにくく、数値が安定しやすいのが利点。検温の対象やシーンにあわせて、使いやすいタイプを選びましょう。
非接触体温計で測定する場所は皮膚の表面のため外気に影響されやすく、測定するシチュエーションによってはズレが生じやすい傾向があります。実際に脇で測る接触体温計との誤差を調べたところ、1℃以上ズレた商品もありました。
数値がズレやすくなる原因には、運動後や入浴後などで測定箇所が熱をもっていることや、体温計と測定箇所に対して垂直に保たれていないこと、また測定箇所と体温計が離れすぎていることなどが挙げられます。
測定結果を安定させるためには室温に30分ほど体をなじませ、測定部が肌に対して垂直であるかを確認してから測定するとよいでしょう。
今回はオムロンヘルスケア けんおんくんミミ MC-510を含む、非接触体温計全25商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、正確性の検証です。
モニターがアナログ体温計で測定し体温を確認したあとに、非接触体温計で5回測定を実施。最大値と最小値を除いた平均値とアナログ体温計が示した値の差が少なかったものを高評価として、正確に測定できる商品かをチェックしました。
使用したアナログ体温計:オンスクエア「水銀フリー体温計 IX-101L」
比較したところ、耳式のものは精度が高い傾向がありました。こちらは体温を測定する「プローブ」と呼ばれる部分を耳のなかに入れて左右に動かし、測定中のもっとも高い温度を記憶できるぴったりセンシング機能を搭載しています。鼓膜を認識するまでピッと音が鳴らないため、正確な数値を測定しやすいでしょう。
小さな子どもや赤ちゃんなど、測定中にじっとできない場合にも心強いアイテムです。
<個人の測定結果>
次に、使い勝手の検証です。モニター5人が実際に非接触体温計を使用して、測定がスムーズに行えたか・操作は簡単か・ボタンは押しやすいかをチェック。ササッと体温を測定できる商品か確認しました。
結果、モニター5人中満足と回答したのは1人のみで、使い勝手はいまひとつ。耳に入れてからしばらくスキャンする時間が必要なうえ、測定タイミングがつかみにくく何度もエラーが出た人が続出しました。「最短1秒で測定」という謳い文句や「すばやく測れる」との口コミどおりにはいきません。
ボタンは本体上部にある1つのみとわかりやすいものの、押すタイミングが難しいとの指摘も。比較したほかの商品に搭載されていたバックライトやメモリー機能もなく、機能面が充実しているとはいえません。熱の経過は記録されないので、メモで記しておくとよいでしょう。
<使い勝手についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
オムロンヘルスケア けんおんくんミミ MC-510は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで購入できます。取扱店舗によって値段やポイント還元率・送料などが異なるので、普段お使いのサイトで比較してみてくださいね。
最後に、使い勝手がよいとモニターから好評だった商品をご紹介します。
Dr.エジソンのさっと測れる2Way体温計は、耳式・額の2種類の測定方法を兼ね備えた商品。耳式で測定をしたところ、脇で測った体温との差が平均0.17℃とごくわずかでした。操作が簡単かつスムーズに測定できるので、朝の忙しい時間帯でも活躍するでしょう。
ちゃいなびのデジタル体温計も、接触体温計とほぼ変わらない正確性を記録した商品です。耳式と非接触の2種類の測定方法があり、耳式で測定する場合は電源を入れてから耳に挿入しボタンを押すだけで使えます。ボタンが1つなので操作にも迷いません。
測定部位 | 額、耳 |
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医療機器番号 | 302AFBZX00062000 |
良い
気になる
全長 | 9.6cm |
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ボタン位置 | 外側 |
温度計機能 | 不明 |
生産国 | 中国 |
重量 | 52g |
アプリ連動 | |
自動オフ機能 | |
付属収納ケースあり |
Dr.エジソン さっと測れる2Way体温計をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
測定部位 | 額、耳 |
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医療機器番号 | 302AFBZX00009000 |
良い
気になる
全長 | 15.5cm |
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ボタン位置 | 外側 |
温度計機能 | |
生産国 | 中国 |
重量 | 102.3g |
アプリ連動 | |
自動オフ機能 | |
付属収納ケースあり |
ちゃいなび デジタル体温計をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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