I-ne SALONIA グロッシーケアドライヤー SAL23210PKを検証レビュー！ドライヤーの選び方も紹介

検証では濡れた毛束の水分を3.80g飛ばし、上位の速乾ドライヤーには及ばないものの、おおむね良好。素早くロングヘアを乾かすには力不足ですが、ショートヘアやボブヘア程度の長さなら満足できるでしょう。1万円以下という手に入れやすい価格も魅力。ただし、騒音値は61.93dBと大きめなので、深夜や早朝は使用を避けたほうがよさそうです。

実際に乾かしたときの毛束の表面温度は46.20℃と、髪の質感や強度が失われる目安の60℃を下回る結果に。さらに、ドライヤー後の静電気をある程度抑えられ、摩擦ダメージもおおむね起きにくいといえます。

また、ドライヤー後の髪の指通りは悪くなかったものの、まとまり感はいまひとつです。自然乾燥よりも広がるという結果だったため、普段から髪が広がりがちで、まとまり感を重視したい人には向きません。

一方、コンパクトに折りたためるので、省スペースに収納できるのは魅力。重量は519gと重すぎず、長時間でなければ腕が疲れることはなさそうです。加えてケアモードを搭載し、温度は3段階・風量は2段階で調節可能。温冷自動切換え機能はないドライヤーですが、手頃な価格とダメージレスを重視するなら候補になるでしょう。