新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
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目次
良い
気になる
バイオプログラミング レプロナイザー 27D Plusは、速乾性は高くないものの、予算があって仕上がり重視の人には候補になる1台。乾燥後の髪のまとまり感は申し分なく、実際に濡らした毛束を乾かすと、毛先の幅は自然乾燥時の約77%にボリュームダウンしました。比較した全商品の平均約83%(※)より優秀で、髪の広がりが気になる人や翌朝のセットを楽にしたい人にもおすすめできます。
乾燥後の指通りも非常に高い評価を獲得。髪の引っかかり具合を確認すると、満足の基準や全体平均(※)より優れた結果を記録し、「指通りがなめらかでサラサラになる」との口コミどおりでした。乾いた状態の髪にも使用可能で、うねりや毛先のパサつきが気になるときの仕上げにも活躍。稼動音も55dB以下とうるさく感じにくいレベルです。
熱ダメージによる髪のパサつきなどの心配が少ないのも利点。乾燥後の髪の表面温度は、全体平均の46.53℃(※)を下回る平均44.87℃にとどまりました。ただマイナスイオンはあまり付着しておらず、髪同士の摩擦が起こりやすいのは気がかり。ブラッシングしてから乾かすなど工夫してください。
速乾性の評価もあと一歩です。濡れた毛束にドライヤーを当てると、2分で飛ばせた毛束の水分は平均3.33g。全体平均の3.34g(※)と同程度ですが、満足の基準とした4gには届きませんでした。多毛やロングヘアの人は、乾かすのに少し時間がかかるでしょう。機能もシンプルで、温度2段階・風量3段階以外にプラスαのモードはありません。
重量は実測値で798gと重いうえ、ヘッドも130mmと長め。「少し重くて手が疲れる」との口コミ同様、長く使うと負担がかかる可能性があります。サイズが大きいうえに折りたためないので、持ち運びもしにくいでしょう。値段は10万円超えとかなり高いのも気になります。仕上がりのよさや重厚感あるデザインは魅力ですが、購入コストを抑えたい人はほかの商品を検討してください。
全体平均は2024年10月時点での数値です
パナソニック
髪が乾きにくい人に!速乾性とダメージの受けにくさを両立
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
ダメージを抑えつつ高い速乾性も発揮。指通りのよい髪に
今回ご紹介するバイオプログラミング レプロナイザー 27D Plusは、レプロナイザーシリーズの最上位モデルにあたるドライヤー。リュミエリーナ社が開発した独自技術のバイオプログラミング技術を搭載しており、「髪のための美容機器」と謳っています。国内のみならず海外での使用も可能です。
バイオプログラミングは、株式会社リュミエリーナが展開する美容ブランド。主力製品として、ドライヤーやヘアアイロンなどの美容機器を豊富に販売中です。ほとんどの美容機器にバイオプログラミング技術を搭載しており、注目を集めています。
バイオプログラミングのレプロナイザーシリーズでは、全5種類のモデルを展開しています(※2024年10月時点)。ラインナップは以下のとおりです。
<レプロナイザーシリーズ>
製品名の数字は独自の「美の方程式」に基づいて計算されたもので、バイオプログラミングの技術レベルを表しています。たとえば2024年10月時点のラインナップでは、107D Plusが最も高いレベルのバイオプログラミング技術を搭載し、より美髪に導く効果が期待できる設計です。
しかし技術レベルが上がるほど値段も高くなるため、価格と性能のバランスを考えて検討するのがおすすめ。107D Plusの場合、167,200円(※2024年10月時点・公式サイト参照)とかなり高額です。今回ご紹介する27D Plusも高価ですが、以下で解説しているよい点・気になる点をぜひ参考にしてみてください。
人気のドライヤーを比較検証したところ、バイオプログラミング レプロナイザー 27D Plusには3つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
指通りも非常によく、毛髪多目的計で引っかかりの数値を確認すると、17.22Jの力が加わっていました。満足の基準20J以下や全体平均約21J(※2024年10月時点)を下回り、乾燥後は手ぐしがスッと通ります。「指通りがなめらかでサラサラになる」との口コミどおり、うるサラな仕上がりが期待できるでしょう。
「髪のための美容機器」との謳い文句にも納得の仕上がりで、翌朝のセットも楽に済ませられそうです。乾いた状態の髪にも使えるので、うねりや毛先のパサつきが気になるときの仕上げにも重宝しますよ。
一部の商品には、髪のたんぱく質の変性が始まるとされる60℃以上になったものもありましたが、こちらは熱ダメージによる髪のパサつきや枝毛・切れ毛は防ぎやすいでしょう。集中的に髪に風を当てるブローにも使いやすいといえます。
バイオプログラミング レプロナイザー 27D Plusにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
風速は3回調べた際の平均が12.90m/sと、全体平均と同レベル。満足の基準とした10m/sは超えましたが、速乾性にはあまり貢献していないといえます。ロングヘアや毛量が多い人は乾かすのに少し時間がかかりそうです。
毛束にあまりマイナスイオンが付着していなかったため、髪同士の摩擦が起こりやすいといえます。ブラッシングしてから乾かすなど、摩擦を抑えられるよう工夫するとよいでしょう。
機能はかなりシンプルです。温度はHOT・COOLの2段階、風量は弱・中・強の3段階から選択可能。ただ温冷の自動切り換えには非対応でした。ノズルも1つのみなので、セット専用ノズルが付属していた商品と並ぶと少し物足りない結果です。
比較したなかには頭皮を乾かすのに適したスカルプモードなどを搭載している商品があったのに対し、プラスαのモードはありません。高価格の商品ほど機能性が高い傾向がありましたが、本品は乾燥後のまとまり感や指通りを重視する人向けといえます。
電源コード込みの重さは798gとずっしりしており、全体平均の約554g(※2024年10月時点)よりかなり重め。持ち手から吹き出し口までも130mmとやや長く、多毛やロングヘアなど長時間使う人は途中で手が疲れる可能性があるでしょう。「少し重くて手が疲れる」との口コミにも頷ける結果です。
サイズは横幅242.4×奥行72.7×高さ330mmとかなり大きく、収納や持ち運びのしやすさも低評価に。比較した半数ほどの商品は折りたたみ可能なのに対し、折りたたみができないのもネックです。収納スペースを事前に考えておくことをおすすめします。
コード止めは付属するものの、専用ケース・スタンドは付属しません。スタンドのみ別売りされているので、必要なら別途購入してくださいね。
搭載モード | |
---|---|
温冷自動切り替え機能 |
良い
気になる
幅(実測値) | 24.34cm |
---|---|
奥行(実測値) | 7.27cm |
高さ(実測値) | 33.0cm |
電源コードの長さ(実測値) | 260cm |
風速(実測値) | 12.90m/s |
騒音レベル(実測値) | 54.8dB |
遠赤外線機能 | |
スカルプ機能 | |
折りたたみ可能 | |
海外対応 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここでは、バイオプログラミング レプロナイザー 27D Plusの気になる点を補う商品をご紹介します。
毛束の表面温度を平均40℃以下に抑え、熱によるダメージも受けにくいといえます。マイナスイオンも十分付着していたため、摩擦によるダメージも少ないでしょう。髪のまとまりも非常によく、指通りもスムーズに仕上がりました。
稼動音は平均54.40dBと比較的静かで、うるさく感じにくいのも魅力。温冷の自動切り換え機能はないものの、風量と温度はそれぞれ2段階で調整可能です。機能はシンプルですが、速乾性や髪へのダメージが気になる人はぜひ検討してみてください。
プラズマクラスター搭載で、静電気の発生を抑える効果にも期待大。毛束の表面温度を平均30.1℃程度に抑えていたため、熱ダメージを受けにくいのも魅力です。肝心の速乾性も高く、毛束の水分を2分で約4.0g飛ばしました。
仕上がりも良好で、広がりやすいロングヘアでもボリュームダウンできそうです。稼動音も平均58.57dBとうるさくは感じにくいレベル。価格は4万円台と安くはありませんが、機能性や仕上がりのよさを求める人には有力候補になるでしょう。
レプロナイザー 27D Plusには独自のバイオプログラミング技術を搭載していることもあり、使い方が気になる人も多いのではないでしょうか。使用方法はとても簡単で、根元まで風が当たるよう、髪に指を通しながら乾かせばOKです。
(参照:バイオプログラミング公式サイト)
<特典>
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ほかにも、ゲオあれこれレンタルやsharerisなどレンタルサービスでの取り扱いも確認できました。14泊15日で9,000円前後(※2024年10月時点)から借りられるので、まずは試しみたいという人はレンタルサービスの利用を検討するとよいでしょう。
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