髪をいたわる低温ケアモードを搭載したドライヤー、パナソニック イオニティ EH-NE7L。ネット上でも「風量が多い」「軽くて使いやすい」と評判ですが、「風が強いのでセットには不向き」という口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
速乾性
熱ダメージの受けにくさ
摩擦ダメージの起きにくさ
髪のまとまりやすさ
髪の指通りのよさ
静音性
機能の豊富さ
収納のしやすさ
操作のしやすさ
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のドライヤーとも比較。比較したからこそ分かった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行ったので、ドライヤー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
パナソニック イオニティ EH-NE7Lは、ドライ時間の短縮・ダメージレス・仕上がりのよさをすべて叶えるドライヤーがほしい人におすすめです。風速(実測値)は平均14.73m/sと非常にパワフル。実際に濡らした毛束の水分を120秒で約4.8gも飛ばせ、比較したなかでもトップクラスの速乾性を発揮しました。ロングヘアや毛量が多い人もスピーディに乾かせるでしょう。
熱や摩擦によるダメージが抑えやすいところも利点。乾かした直後の毛束の表面温度は平均40℃と低く、マイナスイオンも平均-172vと多く付着していました。比較した商品にはマイナスイオンがほとんど確認できないものもあったなか、髪をいたわりながら乾かせるでしょう。自然乾燥に比べて毛先まですとんとまとまっており、サラサラとした指通りのよさも感じられました。
本体は実測で527gと重すぎず、手に持ったときの負担も少なめ。ヘッドが少し長めですが、扱いにくさを感じるほどではありません。持ち手のボタンもスライド式で誤操作が起こりにくく、折りたためるので収納や持ち運びもしやすい設計です。使用中の音も平均54.4dBと静かだったので、夜遅い時間帯でも気兼ねなく使えますよ。
ただし、モードはTURBO(温風)・CARE(低温風)・COLD(冷風)の3つのみとシンプル。同社のナノケアシリーズの一部で搭載していた温冷自動切替機能やスカルプモードはありません。加えて、すべてのモードが大風量なのでヘアセットに向きづらいのも惜しいところ。機能性を重視する人より、ドライに特化した商品がほしい人向きといえます。
とはいえ、ECサイトで6,000円前後(※2024年9月時点)と手に取りやすい価格も魅力。かわいらしい3色のラインナップところんとしたフォルムも特徴的です。髪のダメージを抑えつつ素早く乾かせて、仕上がりも好感触なドライヤーがほしい人は、ぜひ第一候補にしてみてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
生活家電や美容家電を手がける大手電機メーカー、パナソニック。同社が展開するドライヤーのなかでもイオニティシリーズは、マイナスイオンの搭載と手頃な価格を強みとしています。
今回ご紹介するイオニティ EH-NE7Lは、大風量を売りにしたモデルです。従来品「EH-NE7J」に比べて、約25%の時短乾燥が見込める設計に。内蔵の速乾ノズルから縦型の強風・弱風を同時に送り出すことで、「濡れた毛束をほぐして長い髪や多い髪もスピーディに乾かす」と謳っています。
サイズは高さ21.8×幅18.4×奥行8.5cm。ころんとしたマットな質感で、日常使いしやすいシンプルなデザインにもこだわっています。
パナソニックのドライヤーといえば、「ナノケア」シリーズも人気ですよね。イオニティとの一番の違いは、搭載されているイオンです。
イオニティに搭載されている「マイナスイオン」は、髪の表面をコートして静電気を抑制する働きが期待できます。これに対してナノケアに搭載されている「ナノイー」は、髪に浸透することで水分を与え、髪をまとまりやすくするのが特徴です。
したがって、さらさら派の人にはイオニティ・しっとり派の人にはナノケアがおすすめ。イオニティシリーズのほうが全体的に安価で機能も限られていますが、風量はナノケアより大きいモデルもあります。好みの仕上がりや予算に応じて選んでくださいね。
今回はパナソニック イオニティ EH-NE7Lを含む、人気のドライヤーを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
検証の結果、パナソニック イオニティ EH-NE7Lには6つのよい点がありました。購入を検討している人は、ぜひチェックしてくださいね。
速乾性は比較した商品のなかでもトップクラスの評価を獲得。実際に濡らした毛束に使用したところ、120秒で毛束の水分を約4.8gも飛ばせました。風速(実測値)は平均14.73m/sと非常にパワフルで、ロングヘアや毛量が多い人もスピーディに乾かせるでしょう。
比較したところ、本商品を含めてイオニティシリーズは、ナノケアシリーズよりも速乾性が高い傾向がありました。スピード重視の人におすすめしたいドライヤーです。
風が広く当たる感覚があったので、髪全体をしっかり乾かしやすいですよ。
熱ダメージの受けにくさの検証も高評価。乾かしたあとの毛束の表面温度は平均36.8℃と低く、髪のタンパク質が変性し始める60℃以下にとどめられていました。速乾にもかかわらず、熱によるダメージを軽減する効果も期待できるでしょう。
毛束の表面に付着したマイナスイオン量も平均-172vと多め。比較したなかにはほとんどマイナスイオンが確認できなかった商品もあったのに対し、摩擦によるダメージも防ぎやすいといえます。髪をいたわりながら乾かしたい人におすすめですよ。
仕上がりのよさも良好です。乾かしたあとの毛束の幅を測ると、自然乾燥のときと比べて平均で30%近く落ち着きました。毛先まですとんとまとまっており、髪が広がりやすい人にもぴったりです。
あわせて毛髪多目的計でくし通りをチェックすると、引っかかりが少なくサラサラとした指通りのよさを感じられました。比較したなかには引っかかりが多く、髪が絡まりやすい商品も。対してこちらは多少引っかかってもすぐにほどけるので、スタイリングやアレンジもしやすいでしょう。
使用中の音が気になりにくいのもよい点です。吸い込み口から4m離れた位置で測定してみると、騒音レベルは平均54.4dBと比較的静かでした。
比較したなかには平均60dB超えとかなり音が大きい商品もあったのに対し、本商品は使っている本人も周りもそれほど気にならない大きさです。夜遅い時間でも使いやすいでしょう。
操作性も悪くありません。持ち手から吹き出し口までは長めですが、重量は実測で527gと重すぎず、じっくり乾かしても手が疲れにくいでしょう。「軽くて使いやすい」という口コミにも納得できます。
比較したほかのイオニティ・ナノケアシリーズの商品と同じく、持ち手にはスライド式のボタンのみなので誤操作が起こりにくいのもメリット。コードの長さは1.7mと特別長くはありませんが、洗面台やドレッサーで使うぶんにはとくに困らないといえます。
持ち手部分を折りたためばコンパクトになり、洗面台の引き出しに収納しやすい点も魅力。比較したなかには折りたためず、収納場所を選ぶ商品もありました。こちらはバッグに入れてもかさばりにくく、持ち運びにも重宝するでしょう。
なお、比較したなかには専用の収納ケースやスタンドが販売されている商品も。対して本商品を含むパナソニック製品には収納用の付属品はなく、コード止めもついていないので、必要な場合は市販のものを購入してくださいね。
ダメージを抑えつつスピーディに乾かせるパナソニック イオニティ EH-NE7Lですが、1つ気になる点も。購入を検討している人は、ぜひチェックしてください。
モードはTURBO(温風)・CARE(低温風)・COLD(冷風)の3つのみで、機能は非常にシンプル。比較したナノケアシリーズの「EH-NA9G」「EH-NA0J」が搭載しているような、スカルプモードや温冷自動切替機能といった付加機能はありません。
弱めの風量設定がなく、ヘアセットには使いづらいのも気になるところ。3つのモードはいずれも大風量なので、「風が強いのでセットには不向き」との口コミどおりといえます。
とはいえ、髪を早く乾かすことが目的であればとくに使いづらさは感じないでしょう。熱ダメージを軽減したい人は、低温風を出すケアモードや冷風モードをうまく活用してくださいね。
搭載モード | |
---|---|
温冷自動切り替え機能 |
良い
気になる
幅(実測値) | 18.4cm |
---|---|
奥行(実測値) | 8.5cm |
高さ(実測値) | 27.0cm |
電源コードの長さ(実測値) | 170cm |
風速(実測値) | 14.73m/s |
騒音レベル(実測値) | 54.4dB |
遠赤外線機能 | |
スカルプ機能 | |
折りたたみ可能 | |
海外対応 |
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ここでは、パナソニック イオニティ EH-NE7L以外のおすすめドライヤーをご紹介します。
機能性を重視するなら、シャープのIB-WX901がおすすめです。風量や温度を抑えた「ジェントルモード」や、髪との距離に合わせて温度を調節する「センシングモード」など、髪をいたわる多彩な機能を搭載。アプリと連携すれば、風の温度や秒数も細かくカスタマイズできます。
実際に乾かしてみると、髪全体がしっとりしてすとんとまとまりました。検証では120秒で毛束の水分を約4.0g飛ばし、速乾性の評価も申し分なし。プラズマクラスターによる効果で、静電気の発生を抑える効果も期待できます。
ヘッドが短いため手が疲れにくく、音も約59dBとさほど大きくありません。折りたたみ不可なので持ち運びには向きませんが、3万円以上(※2024年9月時点)出す価値のあるドライヤーです。
パナソニックのEH-NA9Gはナノケアシリーズのベーシックモデルで、スカルプモードや温冷リズムモードなど機能が充実。顔にも当てられるスキンモードも搭載しています。
仕上がりはサラサラとして指通りがよかったため、絡まりやすい細い髪の人にもぴったり。熱や摩擦によるダメージも軽減できました。速乾性の検証結果も悪くなく、髪が少ない人や短い人ならドライ時の短縮が見込めるでしょう。
稼動音は約55dBと比較的静かで、実測で590gと重すぎないのもポイント。折りたたむとコンパクトになるので、持ち運びや収納場所も困りません。1万円台(※2024年9月時点)と多機能なわりに手が出しやすい価格なので、ぜひ検討してみてくださいね。
パナソニック イオニティ EH-NE7Lは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで販売中。価格はショップによって変わりますが、6,000円前後で購入できます(※2024年9月時点)。
このほか、ヨドバシカメラ・ビッグカメラ・ヤマダ電機といった家電量販店でも取り扱っています。店舗によって在庫は異なるので、事前に問い合わせておくと安心ですよ。
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