コンパクトながら乾かすほどに髪がツヤめき、「サロン級の仕上がり」と謳うMTG ReFa(リファ) BEAUTECH DRYER S+。ネット上では「風量が強くて髪が早く乾く」と評判です。しかし「音が大きく感じる」との口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のドライヤーとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ドライヤー選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒で国内メーカーの美容職に入社し、3年半従事。年間6,000人以上をカウンセリングし、お客さま一人ひとりにあった美容法を提案していた。その後マイベストへ入社し、メイク・スキンケア全般の記事を執筆。コスメコンシェルジュ・化粧品成分上級スペシャリスト・顔タイプアドバイザー1級を所有。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
実際に水に濡らした毛束にあてると、風速12.9m/sのパワフルな風によって水分をしっかり飛ばせました。自動で温風・冷風を切り替えるセンシングプログラム機能を搭載しているのもうれしいポイント。比較したなかには、乾かしたあとの毛束の表面温度が45℃以上に達したものも多かったなか、平均42.37℃に抑えられました。
髪に熱ダメージを与えにくいうえに、ワンプッシュで冷風を出すクールボタンもついています。体感に合わせて使い分けられて便利です。モードはスカルプ・モイストの2種類があり、弱風・強風に調節可能。ボタンには機能名が記載されているので、操作に迷うこともないでしょう。
乾かしたあとの指通りも良好でした。比較した一部商品のような引っかかりは感じにくく、サラサラとした仕上がりに期待できます。価格は39,600円(※2024年12月時点・公式サイト参照)。スタイリッシュなデザインで見栄えするので、ギフトや自分へのご褒美としてもぴったりです。
しかし、稼動音は小さいとはいえず、口コミで指摘されていたとおりでした。自然乾燥時より毛束に広がりが出たのも惜しいところ。マイナスイオンもあまり付着しなかったため、ヘアミルクなどを併用するのがベターです。髪の広がりに悩む人や静音性を重視する人は、ほかの商品も合わせて検討してはいかがでしょうか。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にMTG ReFa BEAUTECH DRYER S+と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイのドライヤーと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
MTG ReFa BEAUTECH DRYER S+の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
パナソニック
髪が乾きにくい人に!速乾性とダメージの受けにくさを両立
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
ダメージを抑えつつ高い速乾性も発揮。指通りのよい髪に
ReFa(リファ) は、2009年に日本で生まれた美容機器ブランド。なかでも今回ご紹介するBEAUTECH DRYER S+は、2024年10月16日に発売されたヘアドライヤーです。パワフルな風を実現するために新型モーターを搭載したうえで、風を広く届ける構造に設計されています。
独自の融合技術であるハイドロイオンも見逃せません。内部には空気中の分子をイオン化するイオナイザーを搭載しています。吹き出し口のフィルターが遠赤外線を放出するセラミックでコーティングを施すため、「髪が喜ぶハイドロイオンを毛先まで届ける」と謳っています。
クールボタンを搭載しており、ワンタッチで冷風に切り替えられるのもポイント。ブローの最後に冷風を使うことでキューティクルを引き締め、ツヤめく髪に導く効果が期待できます。カラーは検証で使用したホワイトのほかにも、ブラックをラインナップ。好みに合わせて選べます。
今回は、MTG ReFa BEAUTECH DRYER S+を含む、人気のドライヤーを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
平均風速は12.90m/sと、比較した商品内では4~20m/sまで幅広かったなか十分な強さでした。パワフルな風を届けられるので、乾かすのに時間がかかりがちなロングヘアや毛量の多い人にもよい候補となりますよ。
髪へ熱ダメージを与えにくいのもうれしいポイント。実際に毛束を乾かし終えたあとの表面温度を測ったところ、平均42.37℃と低く抑えられていました。
比較したなかには毛束の表面温度が45~70℃に達したものもありましたが、こちらはたんぱく質が変性し始める60℃を大きく下回る結果に。熱ダメージによる髪のパサつき・枝毛・切れ毛などを防ぎやすいでしょう。
手櫛を通したときに引っかかりは感じにくく、仮に引っかかってもすぐにほどけるレベルです。サラサラの髪を目指す人に向いています。
ベストなタイミングで温風・冷風を自動的に切り替えるセンシングプログラム機能を備えているのも特徴。比較した商品の半数以上が温風・冷風を自動で切り替えられなかったなか、本商品であればドライヤーにお任せできます。
ワンタッチで冷風に切り替えるクールボタンがあり、体感に合わせてサッと使い分けることも可能。ノズルは1種類ですが、機能は充実しているので、髪をいたわりながら乾かせるでしょう。
専用ケースは付属していませんが、専用ホルダーが別売りされています。ドライヤーとリンクするような曲線が描かれたおしゃれなデザインで、魅せる収納ができるので、インテリアにこだわりがある人はぜひチェックしてくださいね。
また、髪のまとまりにくさもネック。乾かしたあとの毛束の幅は、自然乾燥のときと比べて平均125.50%でした。比較したRaFa製品は100~125%程度のものが多く、まとまり感が出にくい傾向が。髪の広がりが気になる人は、ヘアミルク・ヘアオイルとの併用がおすすめです。
比較した全商品の平均値が約57dB(※2024年12月時点)だったため、突出して音が大きかったわけではありませんが、深夜・早朝など家族が寝ている時間帯での使用は配慮が必要かもしれません。
搭載モード | センシング、スカルプ、モイスト |
---|---|
温冷自動切り替え機能 |
良い
気になる
幅(実測値) | 22.5cm |
---|---|
奥行(実測値) | 4.2cm |
高さ(実測値) | 26.0cm |
電源コードの長さ(実測値) | 170cm |
風速(実測値) | 12.90m/s |
騒音レベル(実測値) | 61.3dB |
遠赤外線機能 | |
スカルプ機能 | |
折りたたみ可能 | |
海外対応 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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ここでは、MTG ReFa BEAUTECH DRYER S+の気になった点をカバーできる商品をご紹介します。まとまり感のよさや静音性を重視するなら、チェックしてくださいね。
素早く乾かせて髪にダメージも与えにくいものがよいなら、Panasonic Beauty イオニティのEH-NE7L-Pがぴったり。実際に試すと、風速は平均14.73m/sと強く、120秒で毛束の水分を約4.8gも飛ばせました。高い速乾性を発揮したので、毛量が多い人やロングヘアの人でも素早く乾かしやすいでしょう。
また、毛束の表面温度は平均36.8℃と低く、熱ダメージが気になりにくいのも利点。静電気量も抑えられていたので、摩擦によるダメージ軽減にも期待できます。乾かしたあとの髪にはまとまり感があり、指通りも良好でした。
稼動音は平均54.40dBと、時間帯を気にせず使いやすいレベルです。風量・温度はそれぞれ2段階に調整が可能。使い終わったら折りたためるので、収納にも困りにくいです。価格は1万円以下なので、コスパのよさを求める人にもよいでしょう。
シャープのプラズマクラスター ドレープフロードライヤー IB-WX901-Cは、ノズルがかなり短くシャワーヘッドのような形状です。重さの負担を感じにくいので、乾かすのに時間がかかりがちなロングヘアの人はとくに使いやすいでしょう。肝心の速乾性も高く、濡らした毛束に120秒間あてると約4.0gの水分を飛ばしました。
髪の表面温度は平均30.1℃だったので、熱によって髪にダメージを与える心配は少なめ。静電気の発生を抑えるプラズマクラスターを搭載しており、摩擦ダメージの軽減にも期待できます。稼動音は平均58.57dBに抑えられていたので、部屋を隔てて使うのであれば時間帯を問わずに使いやすいでしょう。
機能も充実しています。髪との距離に応じて温度を調節する「センシングモード」・風量や温度を抑えた「ジェントルモード」があり、髪をいたわりたい人にぴったり。アプリと連携して使えるのも特筆すべきポイントです。風の温度や秒数を細かくカスタマイズできるので、自分好みの設定で使っていけますよ。
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