投信工房の口コミ・評判は？NISA講座での買い付けはできる？使い方・実績など徹底調査！

投信工房は、利用手数料がかからずローコストで利用できる点が最大の魅力です。

ロボアドバイザーを利用する際の手数料は、利用手数料と信託報酬の2つ。利用手数料はロボアドバイザーで顧客の資金を運用するための手数料、信託報酬は投資信託を運用するための手数料です。投信工房は提案のみ行う助言型。利用手数料が発生する一任型と比べて割安に利用できます。

100万円を1年運用する前提で試算したところ、投信工房でかかるコストは1,518円でした。一任型のウェルスナビが12,300円だったことを考えると、かなりリーズナブルといえるでしょう。

提案される商品がインデックス型中心であることも、コストの低さに貢献しています。インデックス型は、日経平均株価・当初株価指数といった特定指数と同じ値動きをするように設計されたもの。調査・分析などをもとに銘柄を選定するアクティブ型と比べてコストが少なく済みます。

投信工房は、運用手数料がかからないうえ信託報酬も安いため、コストを抑えて分散投資したい人にとって魅力的な選択肢となるでしょう。

＜100万円を1年運用した場合のコスト＞

1. 安定志向のポートフォリオ：1,518円（運用手数料0.00%＋信託報酬0.1518%）
2. 積極志向のポートフォリオ：1,518円（運用手数料0.00%＋信託報酬0.1518%）

投信工房は提案のみ行う助言型ロボアドバイザーですが、運用の手間を減らすための工夫が凝らされています。一括で投資信託を売買可能なため、1つずつ注文を出すサービスに比べてスムーズ。予め指定した日にポートフォリオの比率を調整するリバランス機能つきで、銘柄の入れ替えを検討するべきときに通知が来るのもメリットです。

そのため、購入する商品を決めて一度リバランスの設定をすればほったらかし投資が可能。比較した助言型サービスのなかで、リバランス機能・入れ替え通知・一括購入or売却・自動積立ができるものは少なめでした。投信工房は一任型を同じような使い方ができるため、予算を抑えつつ楽に投資を行いたい人は要チェックですよ。

なお、はじめに商品を決める際は、8つの質問に答えることで6〜9商品が提案されるシステムです。提案をそのまま受けても、投資配分を好きにカスタマイズしてもOK。全自動で選ばれる一任型と異なり、自分らしいポートフォリオにできます。

100円と少額から積立できるのも魅力です。比較したなかには最低積立投資金額が10,000円のサービスが多く、少額から積み立てられるのはごくわずかでした。頻度は、毎日・毎週・毎月に設定可能。投信工房なら、毎日コーヒー代として使っていた300円を投資に回すといった気軽な運用ができて便利ですよ。

さらに、投信工房にはお得なポイントシステムがあり、保有額に対して毎月最大1.00%の松井証券ポイントが還元されます。貯まったポイントは、商品・Amazonギフトカード、PayPayポイント・dポイントに交換可能。サービス自体にポイント還元があるものは少なかったため、投資でのポイ活を考えている人にとって有力な候補となるでしょう。

運用成績のシミュレーション結果も、優秀な成績でした。

投信工房は商品の提案が主な助言型サービスのため、実際の購入は自分で判断する必要があります。提案を受けた商品を購入する場合、数量・金額を自分で入力して売買手続きを進めなくてはいけません。売買の方法がわからない完全な投資初心者には不向きといえます。

税金最適化機能がない点も要注意。確定申告時に支払う税金を少なくしたい人は、自分で資産を売却して税調整をする必要があります。比較したなかで税金最適化に対応していたサービスはわずかで、そのすべてが一任型でした。

自動リバランス機能もなし。助言型では基本搭載していません。投信工房は予約設定によるリバランス機能があるぶんメリットといえますが、一任型であれば状況に応じて自動対応が基本となります。売買からリバランス・税金最適化対策まですべてお任せしたいなら、一任型を検討するとよいでしょう。