ダイワファンドラップオンラインの評判は？運用実績はいい？実際に調査して本当のよい点・気になる点を解説！
資産運用の知識がほとんどなくても利用できる、ダイワファンドラップオンライン。「実際の店舗に行って相談できるので安心感がある」と評判がよい一方で、「手数料が高い」という気になる口コミも存在し、利用するか迷っている人も多いのではないでしょうか？
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証しました。
- 手間の少なさ
- コスト
- 運用成績のシミュレーション
さらに、ウェルスナビやTHEO+docomoなど人気のロボアドバイザーとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。契約～解約手順も調査したので、ロボアドバイザー・AI投資選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
大学卒業後に銀行員として勤務、法人顧客の経営支援・融資商品の提案や、個人向け資産運用相談を担当。 2020年にマイベストに入社、自身の銀行員時代の経験を活かし、カードローン・クレジットカード・生命保険・損害保険・株式投資などの金融サービスやキャッシュレス決済を専門に解説コンテンツの制作を統括する。 また、Yahoo!ファイナンスで借入や投資への疑問や基礎知識に関する連載も担当している。
すべての検証は
マイベストが行っています
【結論】運用にかかる手間の少なさが魅力。コストの割高感は無視できない
良い
- ・最低投資金額・最低積立金額が1万円なので少額からスタートできる
気になる
- ・運用手数料が1.100%と高めの結果だった
- ・信託報酬が0.1100〜0.3400%発生する
ダイワファンドラップオンラインは、初心者でもチャレンジしやすいロボアドバイザーを探している人におすすめです。商品の提案・注文・運用を任せられる一任型で、購入を申し込んだら自動で運用を開始します。ポートフォリオのメンテナンスも不要で、自分でやることは質問への回答・申し込みだけ。比較したなかでも手間の少なさが高評価でした。
投資額は1万円から1円単位で設定可能。少額でも毎月コツコツ積み立てたい人向きです。「実際の店舗に行って相談でき安心感がある」との口コミどおり、不明点があれば電話で相談できるほか、全国の大和証券の店頭でも相談可能。サポート体制が整っており、投資初心者には心強いでしょう。
運用成績のシミュレーションでは、安定志向のポートフォリオでは年4.42%、積極志向では9.54%の利回りが期待できる結果に。シミュレーションどおりに推移するとは限りませんが、運用手腕に期待してもよいでしょう。
一方、「手数料が高い」との口コミどおりコストは高め。固定の運用手数料1.10%に信託報酬として0.11～0.34%が上乗せされます。比較した一任型のロボアドバイザーのなかでも高めの水準であり、手数料負けの可能性が。利益が出ても手数料で目減りするため、効率がよいとはいえません。
手間がかからず、知識のない初心者でもチャレンジしやすい点は大きな魅力。ただ、せっかくリターンが出ても手数料がかさむと資産は増えにくいため、慎重に検討する必要があります。コストを抑えたい人はほかのロボアドバイザ―もチェックしてみてください。
＜おすすめな人＞
- 手間暇をかけずに資産運用をしたい人
＜おすすめできない人＞
- 運用手数料を極力抑えたい人
ダイワファンドラップオンラインのデメリットが気になる人におすすめのサービスを紹介
実際にダイワファンドラップオンラインと比較検証を行ったサービスの中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
ダイワファンドラップオンラインよりも高い評価を獲得したサービスも！ぜひこちらも検討してみてくださいね。
ダイワファンドラップオンラインとは？
ダイワファンドラップオンラインとは、大和証券が提供している投資サービス「ダイワファンドラップ」のコースの1つです。オンラインコースの特徴は、始めるハードルが低いところ。最低申し込み金額は1万円からで、いきなり大口契約をするのは抵抗がある人も気軽に始められるでしょう。
ダイワファンドラップの全コースの概要は、以下のとおり。各コースとも専用投資信託を用いた国際分散投資を行います。
＜ダイワファンドラップ＞
- 投資金額：300万円以上1万円単位
- リスク水準：「安定」から「積極」まで、計5種類
- 対象ファンド：資産クラスごとに計10本の投資信託
- 付帯サービス：定期受取/寄附
- 投資金額：3,000万円以上 1万円単位
- リスク水準：「より安定」から「より積極」まで、計7種類
- 対象ファンド：計42本の投資信託/投資対象ファンドから資産クラスごとに最大3銘柄選択可能
- 付帯サービス：定期受取/相続時受取人指定/贈与サポート/寄附
＜安心つながる ラップ＞
- 投資金額：3,000万円以上 1万円単位
- リスク水準：「資産保全重視」から「積極」までの計6種類
- 対象ファンド：資産クラスごとに計12本の投資信託
- 付帯サービス：定期受取/相続時受取人指定/贈与サポート/寄附/財産承継サポート/家族への運用情報共有
- 投資金額：1万円以上1円単位
- リスク水準：「より安定」から「より積極」まで、計7種類
- 対象ファンド：資産クラスごとに1本、計9本のインデックス投資信託
- 付帯サービス：定期積立
各コースに付帯するサービスの内容は以下にまとめました。
＜付帯サービスの内容＞
- 定期積立サービス：毎月自動的に積立投資を行う
- 定期受取サービス：契約資産から一定額を定期的に換金して受け取れる
- 相続時受取人指定サービス：相続発生時、返還資産をあらかじめ指定した家族に送金する
- 贈与サポートサービス：契約資産の一部を換金し、あらかじめ指定した家族の預金口座へ振込
- 寄附サービス：運用成果の一部を指定した団体へ寄付
ロボアドバイザーのメリットってなに？一任型と助言型の違いは？
ロボアドバイザーは一任型（投資一任型）と助言型の2種類。一任型は、システムが投資判断から売買までをすべて行うため、投資初心者や忙しい人に向いています。しかし、手数料が高めなのは難点。本コンテンツでご紹介するダイワファンドラップオンラインも、この一任型です。
一方、助言型は無料で利用でき、AIが最適なポートフォリオや商品を提案します。実際の売買は自分で行い提案内容に従う必要もありません。銘柄の入れ替え・投資配分の調整といったメンテナンスも自分で行うため、投資経験者におすすめです。
検証してわかったよい点・気になる点をもとに向いている人を詳しく解説！
今回はダイワファンドラップオンラインを含む人気のロボアドバイザー・AI投資を実際に利用して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
- 手間の少なさ
- コスト
- 運用成績のシミュレーション
ダイワファンドラップオンラインのよい点は3つ！
ダイワファンドラップオンラインをリサーチした結果、3つものメリットがあるとわかりました。1つずつ解説するので、利用を考えている人はぜひ最後までチェックしてくださいね。
なお、各検証は下記の条件で行いました。
＜ロボアドバイザー想定利用者＞
- 年齢：30歳
- 年収：300〜500万円
- 金融資産：300万円以下
- スタート資金：10万円
- 毎月の積立金額：1万円
- 投資経験：なし（初心者）
- 資金の出処：余裕資金
- 投資目的：老後に向けた備え
質問に回答・入金したら放置でOK。運用の手間が少ない
商品の購入からポートフォリオのメンテナンスまで任せられる一任型であり、手間の少なさの検証で高評価を得ました。
質問に答えるだけでリスク許容度が診断され、おすすめの商品が1つ提案されます。購入を申し込んだら自動で運用が始まるため、自分ですることは何もなし。
助言型にはない自動リバランス機能が備わっている点も、一任型ならではの強み。自動リバランスとは、AIが市況に合わせて資産構成を調整する機能です。チャートを見て銘柄を入れ替える作業がいらないので、忙しい人や投資初心者に向いています。
シミュレーションの運用実績は平均的
安定志向のポートフォリオでは年4.42%、積極志向では9.54%の利回りが期待できるという計算結果に。安定志向の利回りは全体平均の4.58%にはおよびませんが、近い水準であり、印象は悪くありません。
数値はあくまで試算結果のため、実際の運用成績とは乖離しています。とはいえ、比較したなかにはマイナスを出したサービスもあったことを思うと、運用手腕に期待してもよいでしょう。
1万円から投資可能。電話・対面でのサポートも心強い
投資金額は1万円から1円単位で設定できるため、毎月少額ずつ積み立てたい人にぴったり。同じ一任型のロボアドバイザーには、投資可能額が10万円からのものも。まとまった元本がなくとも、投資に挑戦できるのはうれしいですね。
不明点があれば電話で相談できるほか、全国の大和証券の店頭でも相談ができるなど、サポート体制も充実。対面のサポートがあることは、初心者にとってかなり心強いでしょう。
ダイワファンドラップオンラインの気になった点は1つ！
サポート体制が心強いダイワファンドラップオンラインですが、気になる点も1つありました。契約する前に自分の資産運用に向いているかをしっかり確認しておきましょう。
コストは高め。手数料負けに注意
＜コストの算出結果＞ ※100万円を1年間運用する場合
- コストが最安の場合：12,100円（運用手数料1.10%＋信託報酬0.11%）
- コストが最高の場合：14,400円（運用手数料1.10%＋信託報酬0.34%）
信託報酬の下限は安めですが、上限は高めの設定。トータルで見ると割高な手数料体系だといえるでしょう。ローコストな運用をしたい人には向きません。
なお、比較した助言型のロボアドバイザーは、利用手数料がかからないものがほとんど。なかには一任型と遜色ないほど自動機能が充実したサービスもありました。手数料を抑えたい人は、助言型も視野に入れてはいかがでしょう。
ダイワファンドラップオンラインの詳細情報
大和証券ダイワファンドラップオンライン
| ロボアドバイザーのタイプ | 一任型 |
|---|---|
| 最低投資金額 | 10,000円 |
| 最低積立投資金額 | 10,000円 |
- リスク許容度の段階
- 7段階
良い
- ・最低投資金額・最低積立金額が1万円なので少額からスタートできる
気になる
- ・運用手数料が1.100%と高めの結果だった
- ・信託報酬が0.1100〜0.3400%発生する
| 運用手数料 | 1.100% |
|---|---|
| 信託報酬 | 0.11〜0.34%程度 |
| 入出金手数料 | 入金：本人負担 出金：無料 |
| 申込手数料 | 無料 |
| 解約手数料 | 無料 |
| 優遇サービス | |
| 投資対象 | 国内株式、米国株式、先進国株式、先進国株式（為替ヘッジあり）、新興国株式、国内債券、米国債券、先進国債券、先進国債券（為替ヘッジあり）、新興国債券、世界REIT |
| 連携しているポイント | 不明 |
| 現金化までの営業日 | 7営業日以降 |
| 自動リバランス機能 | |
| 税金最適化機能 | |
| 成長投資枠で取引可能 | |
| つみたて投資枠で取引可能 | |
| 特定口座取引 | |
| 口座開設が必要な金融機関 | 大和証券 |
ダイワファンドラップオンライン以外のおすすめのロボアドバイザー・AI投資は？
リサーチした結果、ダイワファンドラップオンラインの気になる点をカバーできるロボアドバイザー・AI投資を見つけたのでご紹介します。
THEO+docomoはコストも手間もカットできる
運用資産の半分以上を株式が占めており、運用成績のシミュレーション結果も優秀です。積極志向のポートフォリオでの利回りの試算結果は年15.53%と、比較した各サービスの平均以上。あくまで計算上の数値ですが、運用手腕に期待が持てそうです。
毎月dポイントがもらえるのも魅力的。ドコモ回線の利用者は、もらえるポイントが1.5倍に増えるのでどんどん貯まっていくでしょう。加えて、税金の最適化や自動リバランス機能も備わっており、一任型として申し分のないスペックでした。
ウェルスナビも長期割で手数料がお得に
6つの質問に答えるだけで、ポートフォリオの提案から買いつけ・リバランスまで一任できます。一任型のなかでは珍しく、新NISAに完全対応している点も見逃せません。
自動リバランスに加え、比較したなかでは珍しい税金最適化機能も搭載。リターンがマイナスになった銘柄を売却して損益相殺し、税負担を軽減するよう自動調整されます。
運用実績も優秀。2021/3/19〜2024/3/19における3年間の年率トータルリターンを試算したところ、安定志向の運用では13.67%、積極志向では17.32%の運用益が出る計算に。どれを選ぶか迷ったら、まず検討してほしいロボアドバイザーといえます。
ダイワファンドラップオンラインのQ&A
申し込みの手順は？
＜申し込みの手順＞
2.ダイワファンドラップオンラインを選択
3.診断メニューに進み、新規契約の申し込み手続き
申込みできるのは買付余力金額の範囲内なので、先に入金手続きをしてから申し込む必要あり
資産状況はどこで見られる？
資産状況は公式サイトから確認できます。手順は以下のとおりです。
＜資産状況の確認手順＞
1.オンライントレードにログイン
2.ダイワファンドラップオンラインを選択
3.各種照会から「資産状況」や「損益推移」を確認
解約方法は？
なお、ダイワファンドラップオンラインを契約してから3か月経たないと解約できないので注意しましょう。
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