オール熱源対応の、鉄工房 フライパン HB-2973 26cm。インターネット上では「取っ手が木で熱くならない」と評判ですが、「鉄製なので重たい」との口コミもあり、実際のところどおりなのか気になりますよね。
そこで今回は、鉄工房 フライパン HB-2973を含む鉄フライパン全25商品を実際に使って、料理の仕上がり・軽さ・柄の握りやすさ・熱ムラの少なさ・手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
鉄工房 フライパン HB-2973は、鉄フライパン初心者におすすめです。手入れのしやすさをチェックしたところ、軽くこするだけで汚れが落ちました。比較したほかの商品は、汚れがこびりつき落ちづらいものも。そのうえ、空焚きや油ならしは不要なので手軽に使えます。IHやガスなど、オール熱源対応なのも利点です。
重量は約779gと、比較した全商品の平均1,215g(執筆時点)に対し軽量。口コミに反する結果です。片手で扱える重さのため、フライパンをあおる動作も手に負担はかかりにくいでしょう。
柄には天然木を使用しており、握りやすさも良好です。比較したほかの商品は、鉄が剥き出しで握ると痛みを感じたものもあるなか、太めで握りやすく高評価を得ました。熱も伝わりにくいため、口コミどおり熱くなりません。
料理の仕上がりも上々で、もやしを炒めると、シャキッと感が強くしっかりと歯ごたえがありました。鶏肉のソテーは表面がカリッと焼け、試食した5名のモニターから「食感・風味がよい」と好評。中までやや硬く、ジューシーさは少々物足りなかったものの、おいしい料理が作れますよ。
熱ムラも少なく均一に火が入るので、焼き色もいれいにつけられそうです。価格もほかの高評価のフライパンに比べるとリーズナブルといえます。扱いやすく手入れも楽と、はじめての鉄フライパンにうってつけの本品。ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか?
鉄工房 フライパン HB-2973は、強火で一気に調理でき食材の旨みを逃しにくいのが魅力の商品。取っ手に天然木を使用し、熱を伝わりづらくしているのも特徴です。
販売元はキッチン用品やアウトドア用品を幅広く展開する、パール金属。消費者の声をもとにつくられた、便利なグッズを数多く販売しています。
IH・ガス火のほか、シーズヒーター・ハロゲンヒーター・エンクロヒーター・ラジエントヒーターとすべての熱源に対応。表面にはシリコーン樹脂塗装がしてあるため、はじめて使用する際も空焼きは不要です。
サイズは、全長45×幅26.5×高さ11.5cm、容量は約2.2L。鍋の深さは5.4cmです。台湾で生産されています。
サイズは、今回ご紹介する26cmのほかに、20cm・24cmを展開。使用目的や好みに合わせて好きな大きさを選べます。
また、同シリーズの炒め鍋や玉子焼鍋もありますよ。気になる人はぜひチェックしてみてください。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、料理の仕上がりの検証です。
実際に鶏もも肉のソテーともやし炒めをつくり、旨みを感じられるか・歯応えはほどよいかを5名のモニターがチェックしました。
鶏もも肉を実際に焼いてみると、表面にカリッとした香ばしい焼き目がつき高評価に。しっかりと中まで火が通っているうえ、味も浸透していました。仕上がりはとてもよく、モニター5名中4名が「おいしい」と回答しています。
一方、なかには「やや硬い」とコメントしたモニターもいました。比較した商品のなかには、皮はパリッと、中はしっとりジューシーに仕上がったものも。やや硬めの焼き上がりになるため、調理する際は火加減に気をつけるとよいでしょう。
<鶏もも肉の仕上がりについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
もやしの仕上がりはまずまずです。シャキシャキ感が強いぶん、なかには「好みではない」と答えたモニターもおり、「おいしい」と回答したのは5名中2名にとどまりました。
とはいえ、比較したほかの商品は水っぽさが残ったものもあるなか、べちゃっとなりにくいのはメリット。食感をきちんと残したい人にはよいでしょう。
<もやし炒めの仕上がりについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、軽さ・柄の握りやすさの検証です。
商品の重さを測り、重いことが前提の鉄フライパンのなかでも軽量なものを高評価としました。また、実際に柄を握り、持ちやすいかをチェックしています。
重量は、約779g。比較した全商品の平均は1,215g(執筆時点)と1kgを超えたなか、軽量です。口コミに反し、片手で扱える重さのため、フライパンをあおっても手に負担はかかりにくいでしょう。
内径は26cmと、3~4人分にぴったりのサイズです。おかずを一気につくり、ストックしておきたい人にも向いています。
取っ手には天然木を使用。やや太めで握りやすく、評価を伸ばしました。比較したほかの商品は、鉄がむきだしで調理中手が痛くなるものも。
不快感なく握れるので、料理が楽しくなりそうですね。そのうえ、口コミどおり熱が伝わりにくいのもメリットです。
ただし、つるっとしているためやや滑りやすい点はネック。手が濡れているときは、とくに慎重に扱ってくださいね。
次は、熱ムラの少なさの検証です。IHコンロでフライパンを1分間熱し、その後の状態をサーモカメラで撮影。
結果、熱は均等に伝わっていました。比較したなかには、熱源の上のみが赤色に変化したものもあったのに対し、こちらはムラなく熱が広がっています。餃子など、焼き目をきれいにつけたいときにうってつけです。
最後は、手入れのしやすさの検証です。鶏肉ともやしを焼いた後のフライパンを実際に洗い、手間取らないかをチェック。
すると、汚れがくっつきにくいうえ、軽くこするだけで簡単に落とせました。比較した商品のなかには、強くこすっても汚れが落ちなかったものもあったのに対し、手入れはしやすいといえます。
加えて、空焼き・油ならしが不要なのも利点です。はじめて鉄フライパンに挑戦する人でも、使いやすいでしょう。
鉄フライパンを洗う際は、洗剤は使わずあたたかいうちにお湯で洗いましょう。
洗った後は水分を拭き取り、中火で加熱。水分を飛ばします。さびを防ぐため、油を塗って保管してくださいね。
鉄工房 フライパン HB-2973は、ホームセンターや雑貨店のほか、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。
ECサイトで購入する際は送料が掛かることが多いので、しっかり確認するようにしましょう。
最後に、鶏肉が中までジューシーに焼け、料理の仕上がりが高評価だった商品をご紹介します。
料理の味をランクアップさせたい人には、フォームレディのambai オムレツパンがおすすめです。鶏肉は、一口噛むごとに肉汁が口の中に広がるジューシーな仕上がりに。もやしは水っぽさはなく、シャキシャキとしていました。表面に細かい凹凸があるため、汚れがつきにくく手入れも楽です。
握りやすさを重視するなら、リバーライトの極JAPAN フライパンもチェック。滑りにくく手によくなじむ木製の柄が魅力です。リングがついているので、かけて収納できますよ。焼いた鶏肉は、外はカリッと中はジューシーでした。噛むと肉の旨みが口の中に広がり、特別感を味わえます。
空焼き不要 | |
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油ならし不要 | |
重量 | 670g |
取っ手に丸みあり |
付属品 | |
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板厚 | 1.2mm |
全長 | 39.9cm |
深さ | 4.4cm |
ambai オムレツパン 240をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
空焼き不要 | |
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油ならし不要 | |
重量 | 950g |
取っ手に丸みあり |
付属品 | |
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板厚 | 1.6mm |
全長 | 45.7cm |
深さ | 5cm |
リバーライト 極JAPAN フライパンをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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